異動辞令は音楽隊!のレビュー・感想・評価
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警察音楽隊が舞台のヒューマンドラマ
時に強引でやり過ぎな捜査をしつつも犯人を多数検挙してきたベテラン刑事の成瀬(阿部寛さん)だったが、その手法が問題となり刑事捜査の最前線から警察音楽隊へと異動に。
刑事として犯人検挙にすべてを捧げてきた成瀬を待っていたのは場末の音楽隊だった――
阿部寛さん演じる成瀬は刑事一筋でやってきた仕事人間。
家族との折り合いも悪ければ、刑事以外のことはてんでダメ。
警察官は犯人検挙をすることにこそ意義があると考える彼が
警察音楽隊という不慣れな環境に苦闘し苦悩する姿を
時にコミカルに時にしんみり描きます。
彼が警察音楽隊に何を見いだし、どう成長するのか、に注目です。
犯罪ものかな
昔気質の刑事が自分を見つめ直すキッカケを得て、人生を取り戻す物語。
物語の前半と後半で、物語の雰囲気が変わってくる。ただ音楽隊の活動よりも高齢者を狙った犯罪ものの様相を強く感じられた。そのため犯罪ドラマとしては中途半端な感じがしました。
全編ライトでコメディ要素を多く含む音楽隊での彼の姿を描いた方が良かったんじゃないかと思いました。
面白いじゃないですか
全く期待して無かったけど(←失礼だろ)予想外に良かった。
コンプライアンスもへったくれもない、古いタイプの熱血刑事が、内部告発が元で音楽隊へ異動になるが、追っていた事件の事から離れられないでいるうちに、第2、第3の事件が発生する。
認知症の母親や年頃の娘との関わり方や、いろんな想いを持つ音楽隊の仲間との交流から、徐々に内面に変化が現れるという、王道の展開だが、これがなかなか面白かった。
主人公の今後も気になる。
一点だけ不満を言うならば、あれだけ警察官がいて、目の前の犯人を容易く取り逃すって、何やってんだよ!あり得ないだろ!コントか?と激しくツッコみたい場面があったのが残念過ぎる。
人との関係の大切さに気付かされる。
阿部寛のドラマー姿が似合い過ぎてかっこいい。仕事最優先の優秀な男が、場違いな部署に異動して奮闘するのはよくあるパターンではある。だが、設定の単純さを超えてよくできた作品だ。音楽隊の活躍する姿を通して音楽の持つ力がよく伝わる。刑事はある意味特殊な職業である。悪人を捕まえるという正義感が強くなりすぎて、人を信頼して大切にするという大事なことを見失いがちだ。成瀬も刑事としては優秀でも家庭人としては失格だった。娘からはひどく恨まれている。音楽隊への異動は、うがった見方をすれば上層部が成瀬のあまりに「刑事的な」人間性を心配してのものだったのかもしれない。お約束通り、最初は猛烈に反発していたものの、音楽隊になじむとともに成瀬の中で何かが変わり始める。このあたりは人間ドラマらしくてとても良い。特に清野菜名演じる来島との関係はいい化学反応を起こしている。何より音楽の楽しさを教えてくれて音楽隊に真剣に向き合うことができた。そして関係最悪だった娘とのセッションは、失った時間を取り戻すようで泣ける。
一刑事が救われるという物語ではあるが、警察の内部事情も面白く描いている。刑事課内の捜査方法をめぐる対立や、音楽隊の微妙な立場などが少し誇張されてはいるが興味深かった。
人生ベスト5に入れます。
簡潔に書きたい。結論から言って非常に感動したので、もう一回、映画館で見ます。もう一回見たい映画に久々にあった。
何に感動したのか?
●如何にも現代的だ。コンプライアンス。投書密告による左遷。公務員的だな。
●阿部寛の30年の刑事への想い。左遷による苦悩。泣く様、いたくわかった。
●音楽の素晴らしさをひしひし感じた。音楽は、人の心を動かすなあ。ノリノリで聴きました。
●セッションだ!チームワークだ。
それは、自分を変えることではない。変わるのは人への関わり方。悪いところは誠実にかわる。人への思いやりだ。
●家族愛だ!
普遍的なテーマが散りばめられているんだ。泣かずにはいられない。
希望どおりに行かなくても「”棲”めば都」かも
概ね良い。
老いた認知症の母親と思春期の娘を持つ鬼刑事が「島流し」に遭うお話。
怒ったり泣いたりあるけど、娘とのセッションでは「これで良かったんじゃないか」って思える(個人的にはあそこが一番)。「同僚とのセッション」も理解して丸くなった元刑事の描写もいい。
全体に比して練習風景が少なすぎる気がするが仕方ないか。「投書した同僚」は予想どおりだった。
最後、エンドロールを横に寄せて小スクリーンでもいいから音楽隊存続のシーンを入れて欲しかった。そこは残念。
うん、サカモトは間違ってなかったよ!
ラスト、泣きながらうんうん頷いてました。
ストーリーは、ほぼほぼ想像していた通りでしたが、それでも後半はほとんど泣いてました^^;
最後はスッキリした気分で帰れます。
高杉真宙くん、最初気づかず、なんでこんな役?(失礼)と思ってしまいましたが、ちゃんと見せ場がありましたね(笑)
一見、どん底の心境に陥るような出来事が、自分にとって大きな成長になるチャンスってこと、映画の世界だけじゃなく、実際にもたくさんあるんだろうなぁ。
受験、恋愛、就職、異動…勝ち負けとか、何が良くて何が悪いかなんて、その時々では分からないということ。
そして、きちんと謝ることができる人は、かっこいいんだなと改めて感じることができる素敵な映画でした。
小学四年生の息子と一緒に観にいきましたが、十分伝わったようで、涙しておりました。
それにしても、俳優さんって大変なお仕事ですね。限られた期間でお芝居だけじゃなく楽器の演奏まで…それだけでも感動です。
特に、先月キングダムⅡで、清野菜名ちゃん演じるキョウカイの素晴らしいアクションに惚れ惚れした矢先に、このトランペット!
…ちゃんと休めてるか心配になります(涙)
エンディングのヒゲダンも素敵でしたが、なんだか、同じ役者さん、同じアーティストの曲を他の映画でも聞く間隔が狭いというか…そんな人不足?と言いたくなるくらい同じ人達で回ってる感じが…。
うーん
所謂パワハラ気味な昔気質の刑事が左遷で音楽隊に行って成長するお話なんだけど、いまいち
転換期になる出来事が解らない・・。メインの女性も何故、前半の嫌な奴だった主人公に積極的に構っていくのか解らない。主人公の娘も何故たった一回のセッションでこれまでの確執を無かった風にするのか解らない。ちょっと強引すぎじゃないかな、と思うところが多々あり素直に感動出来なかった。
自分勝手な男が自分勝手に気付いた映画
ツッコミ所は満載ですが、そこは敢えて触れない事にします。
刑事一筋で周りも見ずに違法だろうが何だろうが追い詰める為には何でもするスタンドプレーに走る古いタイプの男が刑事部屋を追い出されて何故か音楽隊に。
そこでも相変わらずだが不満があったのは自分だけでは無かった。音楽隊の皆が何らかの問題を抱えていた。吹奏楽は各楽器の調和だ。音楽を通じて徐々に自分の至らない所を発見し、今までの自分勝手なやり方ではいけなかった、もっとチームで連携しないといけないかった、自分だけではどうにもならない事はチームで解決に気付く。そしてフィナーレに…
まあよくありがちな内容だけどそんなに悪くない。音楽演奏もなかなかだった。
笑いと感動の安定な映画
ミッドナイトスワンの内田英治監督という触れ込みと阿部寛さん主演ということで鑑賞。
ストーリーに驚きなどはないけど
望まぬ部署への移動と、高齢者をターゲットにする強盗事件との2つのストーリーが最終的に絡み合い収まるとところに収まる気持ちいいストーリーがよかった。
突っ込みどころや安易なところはあれどなかなか面白い映画でした。
阿部寛さんの昭和感がよかった。最近こんな役ばかりの気がするが…
ドラムを叩いてる阿部寛はカッコいいです。
異動辞令は人生転機!
人はいかなる状況においても捉え方や考え方次第で、変わることができると、前向きになれる映画でございました。
衝突あれど、親子のセッション、良かったです。親子バンドデビューの可能性もあるし。完熟フレッシュかよ。
追っかけ婆さんの衝撃的な死はいるか?と思ったけれど、アポ電強盗逮捕のチームワークにつながるための痛みだったのか…エンドロールに小沢仁志さん。えっどこに?あぁ、実は超アクロバティックな黒幕爺さんね、と。
主人公は30年現場の最前線と言われるところでバリバリ周りを顧みず生きていたところ、急に正反対のところに配置される。そんな経験ある人は少なくないのではないか。実は私もそんな一人だ。辞令が出たとき、安堵と失望がじわり来たのを覚えている。志半ばで現場を離れる心配と寂しさ、新しい職場に入る期待と不安…しかし、今は自分の人生を充実させて楽しんでいる。会社帰りに映画見て帰れるなんて、起きて会社に行って帰って寝るだけだった1年前には考えられないことだった。このアプリも上映時間を調べるだけのツールに過ぎなかったのに、今ではこんなにだらだらと自分の思いを吐露する余裕まで出てきてしまっている。この場を借りてこんな愚かなレビューにいいね👍️をくださる方々に感謝の念を捧げたい!
出演者の努力を称える映画
良かった点:出演者の演奏が素晴らしかった。特に吹き替え無しで演奏されているのは凄いと思った。かなり上手。皆さんの努力に拍手したい。
悪かった点:憎き強盗グループの実行者達ではなく、首謀者の捕物帖のみが描かれたので、スッキリと終わった気がしなかった。音楽隊の存続もスッキリしないまま終わったので、エンディングが出た時に思わず「ここで終わり?!」と思った。良い話だっただけに何か残念。
タイトル的には期待していなかったのですが、なんのなんの、でした。意...
タイトル的には期待していなかったのですが、なんのなんの、でした。意外にすんなり隊が一つになった感はありましたが。まぁそのあとの展開もあるから、隊に溶け込む事だけを時間的に長くは引っ張れないしね。左遷(異動)後の悲哀がなんだか身に染みる感じがしました。音楽隊の演奏は素晴らしかったです。
刑事と音楽隊
音を出すだけでも大変なのに、とにかくすごい。
役者さんの努力と形にしてしまう力にただただ感服。
突然の音楽隊への辞令
戸惑いや複雑な思いもある。
でも、どんな仕事でも、市民に必要とされ助けとなれることに喜びを感じ、そこにやりがいを見出せるのが警察官。
そして目の前に犯人がいれば絶対に捕まえるという思いは、音楽隊であっても刑事であってもみな同じ。
警察官の真髄は、どの部署であっても変わらない。
だからこそ、警察音楽隊が唯一無二でとても魅力的なのだ。
ーそんなことを感じさせられた映画でした。
帰りは明るい気分になりました♪
阿部さんが異動先でてんやわんやするコメディーだと
思ってましたが、良い意味で期待が裏切られました!
1つの事件を軸にストーリーがすすんでいきます。
阿部さんの変化を丁寧に描いているなーと思いました。
話の筋が見えているところもありますが、阿部さんはじめ、キャストの方がとても良くて、ホロっとしたり、音楽っていいなあとうきうきしたりできる良い作品です。
阿部寛役阿部寛の安定感
ストーリー自体は予定調和な部分があるものの、独居老人連続強盗事件をカギとしたことで盛り上がりと緩急が出た
阿部寛役阿部寛の安定感、磯村勇斗の芸達者ぶり、画を引き締めるメイバイプレーヤー渋川清彦の存在感など、役者陣は楽しめた
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