異動辞令は音楽隊!のレビュー・感想・評価
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観終わった後に心が温かくなる映画
警察音楽隊というマニアックところを取り上げているが、知らなくても十分に楽しめた。
自身が音楽に関っていたので警察音楽隊の設定が気になったが見てる分にはそんなの気にするのは野暮だというくらいストーリーとキャストの演技に引き込まれた。
王道のヒューマンドラマでなんとなく分かる展開が逆に気持ちいいし、伏線の回収も丁寧。
エンディングも綺麗にまとめているし是非観てほっこりして頂きたい。
気分良く終われる映画(個人差あり)
映画としてはよくまとまっていて最初に徹底的にクズな主人公を見せてからそこから音楽隊を経て最後には爽やかな風が吹くように心地いい気持ちになって終われる映画だった。
役者さんもみなさん素晴らしい演技で中でもすごいなと思ったのは磯村勇斗さん。
もちろん前々から素晴らしい役者さんだと認識はしていましたが、最後先輩に震えながら自分が告発したと告白するシーンは震えました。
ただ、まとまってはいるものの脚本で「それでいいの?」という箇所も幾つか。
例えば音楽隊をよく観に来ていたおばあさんが事件の被害者になって殺されてしまう所。
それまで主人公にしか因縁がなかった強盗事件を音楽隊全員の因縁に結びつけるのは「成程」と思ったのと同時に、その以前のシーンで音楽隊から強盗に気をつけるようにという呼びかけのチラシをもらっていたことから釈然としない気持ちも残る。
後半問題になる「警察に音楽隊は必要か?」の問いにはっきりNOを突きつけてしまうように思えてならない。
最後音楽隊の存続が決まったのも本来の業務とは関係ない所だったし・・・
そこだけ引っかかった。
やや駆け足に感じるけど、よかったです
映画作品でしばしば感じる「2時間にまとめるために駆け足してない?」というのは、この映画でもありました。
「30年も刑事一筋のガチガチの変人が、たったあれだけで見違えるように人柄が変わったりするだろうか?映像になっていない部分で、もっと色々な経験をしたんじゃないか?」とか、「娘との関係はあんなにガタガタだったのに、たった1回の演奏で修復されるとは思えない。きっともっと時間をかけて丁寧に修復したんだろう」とか、そういう部分です。
あとは、実際の警察とかけ離れていると感じる部分も気になりました。
例えば、捜査会議に本部長が来ているからひと言話してもらうって、普段来ない本部長が今日は来ているということであれば、捜査会議に毎回参加している捜査本部の本部長ではなくて、県警本部の本部長ですよね?
県警本部の本部長は、普通来ないでしょう。
末端の警察官からすると雲の上の人ですもの。
若い人は機動隊などに配属されて年頭視閲式(正月に開催する本部長による部隊視察)に参加すれば、挨拶するために台へ上がったところが遠くから見えるかも知れません。
せいぜいそんなものです。
本部長なんて、採用されて警察学校の入校式などのときにチラッと見る以外は、年に1回見れば多い方です。
それに、人事異動で音楽隊へ飛ばされるのも、春の人事異動か夏の人事異動か、だいたい年に2回くらい人事異動の時期は決まっているので、1人だけ偉い人に呼び出されて「お前は異動だ」っていうのはないでしょう。
さらに、ヒロインの女性が人事に音楽隊の除隊希望を出したっていうの、嫌ならやめられるというものではありません。
警察官を退職して音楽隊を抜けるのならわかるけれど、音楽隊を除隊するといって除隊できるわけがないでしょう。
それができるなら「やりたくて音楽隊をやっているんじゃない」なんて腐る人はいません。
辞令が出たら嫌でもやらなきゃいけないのがお役所仕事です。
でも、全体的にいいお話だったと思います。
音楽隊を応援してくれていたおばあさんが事件の被害に遭って、主人公が現場へ押しかけて行ったとき、つまみ出されたところでなぜ年寄りが狙われなければいけないのかと腹を立てて言ったセリフにはドキッとしました。
刑事一筋で、写真の男を5年でしたっけ?、ずっと追いかけていて、ひどく執着していたのに、元部下が犯人と接触すると言ってきたときには音楽の発表会があると言ったのには、人間的に成長したと思いました。
警察って、世間の常識と警察の常識がズレていて、警察しか知らない人は変な人も結構いるんですよ。
そこに30年もどっぷり浸かっていた人が、30年の執着よりも大切なものを見つけたっていうのは、立派な成長だと思います。
追い詰めた犯人が棒を振り回して反撃してきたときには、抱えた洋太鼓を鉄棒で叩かれたことに対して「俺のドラム」といって腹を立て、太鼓を庇うようにして自分の背を殴られた。
僕が警察で働いていたときには、さすがにもうなかったけれど、パトカー勤務で上司とペアを組んで当直のたびに24時間一緒にいるので、昔の話を聞くんです。
昔の警察官舎では、勤務のない日に先輩の部屋へ飲み会に呼び出される。
で、先輩は寿司の出前をとってくれるけど、寿司桶が空になったところからが本番で、開いた寿司桶に酒を注いで一気飲みだそうですよ。
で、酒だけならいいけれど、中には調子に乗って墨汁やシャンプーを入れて飲ませようとするのがいたので、自分が先輩になったときには「やりすぎだから飲食物以外は入れないように」と注意していたと、当時の上司が言っていました。
体育会系の大学のサークルとどっちがひどいか知れない、閉ざされたメチャクチャな時代が昔はあったらしいです。
(いえ、僕が勤務していた平成20年頃に退職間際の60手前の上司が言っていたことなので、そこからさらに30年や40年前、昭和40年代や50年代の話です。近年はそんなメチャクチャはどこへ行っても罷り通りません)
ただ、警察というのはそういう何処か閉鎖的で社会の常識とズレた独特の社会が形成されがちな場所で、そこで30年も刑事をやってきた人が、物語を通してきちんと成長するっていうのは、お話として素晴らしい、僕の好みです。
ぜひ、次は文庫版を買って読んでみたいと思います。
阿部寛✨最強説✨
やっぱりいつ観ても“阿部寛”は奇跡の仕上がりだゎ😅眼福です🙏
予告で見ていた通りのストーリー展開。でも変にお涙ちょーだいシーンを盛り込んだりしてなかったのが逆に共感✌(ハツさんへのみんなの敬礼はズルい。あれはヤラれるけど)
税金の無駄使いかもしれないが人生には無駄がない
2022年映画館鑑賞47作品目
9月20日(火)イオンシネマ名取
ハッピーマンデー1100円
監督と脚本は『全裸監督』『獣道』『ミッドナイトスワン』『雨に叫べば』の内田英治
独善的で組織のコンプライアンスを無視したスタンドプレーを繰り返す捜査一課の刑事が周囲の反感を買い警察音楽隊に左遷される話
ポンコツメンバーがなんやかんやでまとまって最後はうまくいくという邦画ではよくある王道的展開
ハートフルコメディ
作り話なんて大体がご都合主義なんだからいちいち指摘するのは野暮ってもの
『蜜蜂と遠雷』や『ミュジコフィリア』と違って面白いのはそこに警察組織という要素が加わりコメディに仕上がっているから
やはり映画には娯楽要素が欲しい
古めかしいバス停留所待合所の隣に野菜販売所
その側に座る婆さんという光景が好き
警察音楽隊の事務所もまた黒々と年季が入っている
成瀬が事務所でハンコをリズムカルに押していくシーンが面白かった
主犯逮捕シーンでラスボスがパワフルで強すぎるのがかえって興醒め
寄生獣じゃあるまいし人間離れしすぎてあり得ない
ラグビーのトッププレーヤーみたいに次々と振り切ってやたら逃げ足がはやいとかならスッと受け入れる事ができたのだが
阿部寛と親子役を務めた見上愛という存在を今回の作品で初めて知った
小松菜奈系で阿部寛同様眉毛が逞しいので親子役ハマった
腕時計を剥ぎ取り踏みつける行為は怒りを表現するのに充分だった
モトーラの顔もだいぶ見慣れてきた
引いた映像だとモトーラのスタイルの良さが光る
子供の頃の和太鼓の経験を生かし音楽隊ではパーカッション担当の成瀬司に阿部寛
交通課所属のトランペット奏者で一児の母の来島春子に清野菜名
自動車警邏隊所属のサックス奏者で実はいやいや音楽隊をやっている北村裕司に高杉真宙
自動車警邏隊所属のチューバ奏者で警察音楽隊をこよなく愛する国沢正志に板橋駿谷
県警本部会計課所属のカラーガードリーダー柏木美由紀にモトーラ世理奈
交通機動隊所属で成瀬のパーカッション指導係の広岡達也に渋川清彦
元劇団員で一般職として警察音楽隊隊長兼指揮者になった沢田高広に酒向芳
捜査一課巡査部長の刑事で成瀬とコンビを組んでいた坂本祥太に磯村勇斗
捜査一課の警部補主任で成瀬とよく衝突した井上涼平に六平直政
刑事部捜査一課長の篠田誠に岡部たかし
音楽隊解散を目論む県警本部長の五十嵐和夫に光石研
成瀬の娘でアマチュアバンドを組んでいる成瀬法子に見上愛
成瀬の母で認知症の成瀬幸子に倍賞美津子
警察音楽隊のファンで着物姿の上品な老婦人・村田ハツに長内美那子
アポ電強盗グループの西田優吾に高橋侃
アポ電強盗グループのリーダーに小沢仁志
つまらなくもなく、おもしろくもなく、でも観てられる
不思議な感覚です。
率直な話、おもしろかった!とか 感動した!とか、
なにも特別な感想は無いんです。
なんか、観てたら、よくある流れを一通り見せられて、
普通に終わった。
そんな感じ。
でも、つまらなくはなかった。
2時間超の長さを飽きることなく観ていられたわけです。
なげーなー( ´⌓`) とか思わずに観ていたんですから、
つまらなかったことは無いんです。
でも、取り立てて、何が良かったかと訊かれると困る。
何も思いつかない。
堂々巡りです。
この映画を薦めるか、と問われれば「特に薦めない」かな。
興味があって、暇があったら、観に行けば良いんじゃないでしょうか。
そんな感じ。
抑えた渋い演技の中に、笑みを感じさせる阿部寛
◉鬼刑事の本気と健気と切なさ
予告編で成瀬(阿部寛)の音楽隊への異動が伝えられた時に、上役が吹き出したのに騙されました。エモーショナルなコメディ風の物語だと思ったのです。
でも違った。叩き上げ刑事が行き着いた先の音楽隊で、嫌々ながらドラムの習得に身を委ねる。元々が一途な性格だから、子どもの頃の思い出を蘇らせたりしながら、覚束なくもドラマーの道を歩み出した。やがて恋も生まれてと思ったが、それはなかった。
と言う一本道の筋書きに、アポ電強盗事件が絡んだ物語。部署が変わっても捜査を忘れられない刑事魂の本気と健気な意志が、主犯確保に結実した物語でもあります。そしてもう一つ、父親としては未熟すぎる男の切なさも味わえます。
とは言っても「成瀬刑事」の人物設定や、コンプライアンス一本槍で成瀬を追いやる筋書きの単純さ、定期演奏会を使った囮作戦や、子供みたいな掌返しをした署長など、話の骨格は決して練り込まれてはいなかったと思います。
しかし月並みな言い方ながら、音楽隊のメンバーのごく自然な「等身大感」があり、音楽隊とアポ電強盗の二つのストーリーの合わせ技で、作品に綾が織り込まれた、そんな感じでした。
◉言わずとも溢れる心情
ところで阿部寛さんの演技は、ストーリーの盛り上がりに引きずられることなく、逆に演者としてのテンションは、次第に内側に静かに秘められていくところが、凄いなと思います。簡単には物語の先行きが見えてこない。
そして喜怒哀楽のどのシーンであっても、苦笑いとか諦めの笑いとか、何とはなしの可笑しみが含まれていると思います。
光石研さんも笑顔の中に重厚感をにじませた俳優ですが、あんな軽薄な役回りもやるんですね。小沢仁志さんは知能犯にして腕力もある、悪辣な主犯を演じてさすが。身近で暴れられたら絶対に嫌だなぁと言う妄想が生まれました。
音楽の素晴らしさを再認識
刑事一筋30年の主人公がそのなりふり構わない仕事ぶりから今のコンプライアンスが求められる時代に合わなくなり、音楽隊に移動辞令を出される物語。
主人公が次第に音楽に前向きに取り組んでいく過程が少し動機やきっかけが弱いかなと思いつつ、劇中で出てくる音楽の演奏シーンなどがとても良くて、音楽の素晴らしさ、チームで協働してお互いに支え合っていくことの素晴らしさを再認識できました。
さかなのこと同じく磯村さんが今回もとても良かったです。磯村ファンになりました。
もっと面白くできた気も
こじんまりしているけど、良い気持ちで劇場を後に出来ました。
話をもう少し面白く出来たのでは…って気もするし、
魅力的なキャスト勢揃いなのに、今ひとつ良く撮ってもらえていない…とも思えるけれど。
やっぱり音楽映画は良い
ツッコミ所満載で、都合良すぎる展開、突然心変わりし過ぎだし、全く意外性の無いストーリー。
でも、たまにはこんな映画もいいよね!と思える作品でした。
昭和気質の現場一筋30年の刑事が、パワハラ告発によって音楽隊へ左遷されることから始まる本作は、「多分この辺でトラブルが起きて、でもラストは絶対ハッピーエンド」という予告からの予想を何も裏切ることなく、良くも悪くも王道のエンタメ映画。
普通過ぎてつまらないと思う人もいるかもですが、私はこの予想外のことは起きないと身を任せられる安心感や、へっぽこ音楽隊がだんだんと団結して素敵な音楽を奏でるという展開が大好きなので、しっかり楽しめました。
やっぱり音楽演奏シーンで終わる映画は余韻も含めて好きです。
昭和の脚本…
映画の盛り上がりを作りたいからといって、令和の設定で昭和の型破り刑事エピソードの連続
捕まらないアポ電強盗
音楽隊を廃止しようとする本部長
音楽隊にヤジする観客
仲間内のイザコザ
張り込み中のチンピラ
囮捜査のドタバタ
レビュー良かったけれど、凄くモヤモヤしながら観ていました
安い感じの映画になってました
Choral A
会社の先輩から聞いた感じ、どうもあんまりみたいだったので期待はそこまでせずに鑑賞。
結構面白かったです。ちょくちょく引っかかる場面はありましたが、一人の男の成長譚としての面白が2時間の尺に詰めこまれていました。
良かった点
・演奏シーンの爽快さ
刑事課から左遷された主人公・成瀬をはじめ、多くのものが兼務もしくはそこに異動となる音楽隊、全体的に空気は重く、演奏自体も最初はたいした事ないのですが、全員がふとしたきっかけで少しずつ演奏に取り組みだし、成瀬が大きく心変わりしたのもあり、チームとしての輪が出来上がり、犯罪撲滅運動でのバックでの演奏、定期演奏会での圧巻のパフォーマンスになっていったのだと思います。実際に役者陣も演奏できるレベルまでの上達をしているというのもあり、役者陣の努力が凄まじいです。娘とのセッションのシーンもとても好きで、ゴリゴリにロックを掻き鳴らしながら、両者にあった溝を少しだけ埋めたのも憎い演出だなーと思いました。見上愛さんは実際に演奏されているのも凄いです。
・役者陣の熱演
役者陣の魂と魂がぶつかり合う、濃密な演技合戦も楽しめます。阿部寛さんの前半の堅物っぷりから後半にかけて打ち解けて見せる笑顔が素敵です。この作品でしかお目にかかれないキャラクターなのに愛おしさは今年トップクラスです。とにかく昔に固執していた刑事時代から今を知るようになり視界の広がった音楽隊の成瀬の変化にはグッと心掴まれました。
磯村勇斗さん、今年何本目の出演なんだ?と思いつつも成瀬に振り回される後輩刑事を熱演しています。今作のテーマの一つでもある"コンプライアンス"の存在意義にしっかり言及していたキャラでもあり、ただ単に憎い人物を貶めるものだけではないという新しい価値観をくれた坂本もとい監督の発想には頭が上がりません。
清野菜々さんや高杉真宙さんはじめ実力派が集合した作品の演技に隙なんてありません。悲哀に満ちた表情も嬉々とした表情も全て美しいです。憎まれ役の刑事たちも本当に嫌なやつだったのもまた良いです。
悪かった点
・警察描写が案の定杜撰かつ適当
邦画にありがちな問題なのでツッコむのも野暮なんですが、いくらなんでも警察が無能すぎやしないか?と思いました。この無能さは割と久々でした。基本的に捜査一課が上から目線(成瀬は上からというか傲慢だった)なだけで、何か捜査に進展があったとかそういうのが無くて、最終的には音楽隊の演奏を楽しみにしていたお婆ちゃんが襲われて殺されているところまでいっているので、これは偉そうな態度とっちゃダメだろう…と思ってしまいました。結果的に成瀬の意見が正しかったのですが、上の人間も少しは耳を傾けたら良かったのにな…。
・最後の逮捕シーン
大人になっても成長するという面が強かった人間ドラマの部分とはうって変わって、アポ強盗事件が後半になって捲るように回収されていきますが、正直必要だったかなーと思うくらいトンチキでした。まぁ前半の成瀬の現状を説明するためには必要だったと思うのでこの回収は致し方なしといったところなんですが、犯人の爺ちゃん強すぎじゃないか?と思うくらい強かったです。杖で吹っ飛ばして、投げ飛ばして、椅子でぶん殴ったりと無双状態。最後も若い成人男性3人に取り囲まれてもなお抵抗しようとする姿はややコメディにも思えてしまったのが残念です。黒幕だというのはすぐ分かったのですが、いかんせん動機やらの描写が無いのも物語に歪みを生んでいるように思えました。終盤のバス誘導も序盤のセリフ回収とはいえどねぇ…。ぶっ飛んでるなぁと。
要所要所にツッコミどころが構えていますが、人間ドラマとしてはとても面白く感動できるものに仕上がっており、これをオリジナル脚本で仕上げた内田監督天晴れです。髭男の主題歌もそっと背中を押してくれるようなサウンドと歌でほっこりできました。こういうオリジナル作品もっと増えてほしいなと思いつつ、また実写映画たちの渦に帰ります泣
鑑賞日 9/15
鑑賞時間 10:00〜12:10
座席 C-19
簡単に言えない
今回の主人公のように、本質の舞台から外されたや、最初から狙ってイケるかは分からないが、思い通りの人。
このようの〝公的措置〟は核心だけあればいいかは何ともいえないなとー
市民との潤滑油はいるよなーなど考えさせられた。
PS.映像の構図や画作りは好きでした、冒頭から!
スタッフ、キャストの熱意が伝わる良作
ここ2週間に見た映画の中で感涙したのは、この映画。
熱血漢を演じる阿部寛は、ここ最近良いですね。
ストーリーは、ほぼ予想通りだけど、
感動する映画に気を衒う必要は無いし。
喪失からの再生の話は、心が晴れやかになって良いものです。
出演者が楽器を猛練習して、差し替え無しの演技とは
恐れ入りました。
監督の熱意溢れる脚本といい、この映画の撮影現場は雰囲気がとても良かった事が窺えます。
後半が惜しい
阿部寛はじめ俳優陣はなかなかの好演。特に、阿部寛の娘さんが良かった。
心が暖かくなる映画。
残念なのは、音楽隊が間に合わないとしても、緊急のサイレンを鳴らした先導はあり得ないと思う。いくら映画であっても、リアリティーに欠けるのでは。
とてもよかった
音楽をテーマにしつつドラマの中心が恋愛であるなど、最終的に音楽がどうでもよくなるような映画が大嫌いで、この映画も予告を見た限りその雰囲気がして見ないつもりでいたのだけど、評判がよくて気になって見たところ、音楽の扱いが素晴らしい。音楽と演奏する仲間によって心を解くほぐされていく感じが気持ちいい。
音楽隊に赴任した直後のダレた音楽隊の感じの表現がステレオタイプで雑だ。また、ずっと追いかけていた事件の解決場面があまりにしょぼい。刑事は無能集団で、犯人グループのリーダーを罠に掛けるのも単に呼び出して待ち合わせしてる感じで、しょぼい。
演奏も曲も、阿部寛が上達してく過程も、娘とセッションするのもすごくいい。娘のバンドのドラムに教えを乞うなどしてほしい。
全220件中、81~100件目を表示