ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガードのレビュー・感想・評価
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今週はファンタビに推されるから準本命以下かなぁ。
今年98本目(合計371本目/今月(2022年4月度)8本目)。
何だかんだ言って、ファンタビも時間が合わないので、明日(9日)行く予定です。
今週はこのように超本命のファンタビがあるので、どうしても他作品が押されてしまうのは仕方がないかなぁ、というところです。
他の方も書かれているとおり、良くも悪くもアクションものという域を出ない(カーチェイスも撃ち合いもあるし、「○し屋」という語も出る(が、ベイビーわるきゅーれ、のような展開にはならない))通りですが、逆に言えば最低限は保障されているものの、最低限が保証されているだけなので、どうしても今週はファンタビがある以上、相対的に評価が落ちたり評価が下がるのは仕方がないのでは…と思います。
ただ、ファンタビを全員が全員見に行くのかというとそれも違うでしょうし(前作など、そもそもシリーズものなので、知らない方はあえて回避しそう)、その前提では対抗以上かなというところです。
結局のところ、前作がどうもあるようなのですが(ネットフリックスでさくっと確認)、それを知らなくてもついていけるように配慮はあるものの、極端に人が少ない(この映画が悪いのではなく、本命すぎる映画が来ているという他事考慮にとどまる)という状況で、その観点ではなかなか難しいです。まぁ、ネットフリックス契約者なら無料で前作は見られますので(そして、今作と大きな枠では変わらない)、前作をネットフリックで見て、「あうあわない」の判断には使えるかなと思います。
映画自体としてては特に減点対象にするような内容や、英文法ミス等ないので満点にしています。
ファンタビを選ぶなら2番手、ファンタビを選ばないなら、それでも「とんび」などが今週きますから、この映画がどこまで伸ばせるか…は微妙です(ただ、他の映画のせいで伸びないのは不運に過ぎないし、どうしようもない)。
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▼ (参考/映画の最後に「養子にとってあげよう」という趣旨のセリフ)
・ アメリカと日本では制度は違いますが、日本では成立するかどうか怪しい(養子の制度上、年長者を養子に取ることはできない、という規定があります。民法参照)ので注意です(一方が女性という事情があるので、年齢が不明)。
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アクション映画を見すぎたのだろうか・・・
前作から下ネタもアクションもパワーアップ、サルマ・ハエックがバカみたいに活躍する21世紀の『リーサル・ウェポン3』
前作から4年後。ボディガードのマイケル・ブライスは、ボディガードのライセンスを剥奪されて精神的なダメージを克服出来ず自堕落な生活を送っている。カウンセラーのアドバイスで、イタリアのカプリ島でのんびり過ごしているところを突然銃撃戦に巻き込まれる。間一髪のところでブライスを救ったのは宿敵ダリウス・キンケイドの妻ソニア。ソニアはある組織に拉致されたダリウスを奪還するためにマイケルをスカウトしに来たのだった。否応なしに奪還作戦に参加させられたブライスだったが、このソニアがとんでもないスキルを持った肝っ玉母ちゃんでまたしてもブライスは延々振り回されることに・・・。
かなりオーソドックスなバディものだった前作からさらにスケールアップしたドタバタアクションと下ネタギャグが痛快。あえて喩えるとレネ・ルッソの代わりにサルマ・ハエックが大暴れする『リーサル・ウェポン3』みたいな感じ。ブライスがカウンセリングの一環でボイスメモに毎日感想を残すとか『ツイン・ピークス』みたいなことをやったり、劇中も色んな映画ネタがブチ込まれていて楽しいです。前回も登場していたソニアが今回はバカみたいに大活躍、サルマ・ハエックがラテン魂を全開にしてこれでもかと悪党どもを殺しまくるのがメチャクチャ痛快です。とにかくギャグとアクションが満載で、エンドロールの一番最後までギャグがパンパンです。
何気に今回キャストが豪華でフランク・グリロ、モーガン・フリーマン、アントニオ・バンデラスが参戦。特にアントニオ・バンデラスの起用は恐らく『デスペラード』リスペクトで、サルマ・ハエックとの共演には懐かしさが漂います。前回から続投しているのがヤク中の弁護士セイファートを演じているリチャード・E・グラント。前作の後に出演した『ある女流作家の罪と罰』でオスカー他色んな映画賞で助演男優賞にノミネートされて名優の座についたにも関わらず、本作でも超絶にバカな演技を披露しています。
前回と同じく、サントラの選曲センスも見事。ライオネル・リッチー、ロマンティックス、エイス・オブ・ベイス、チム・マイア等を絶妙なタイミングで使っています。
前回もそうでしたが、今回もカーアクションが壮絶。エンドロールを見るとクロアチアとブルガリアのクルーが大活躍していることが判ります。本作の屋台骨になっているのがブルガリアの映画製作スタジオのNu Boyana Film Studios。前々から気になっていた会社名ですが、ロンドンとポルトガルにも拠点を持つ会社で元々はブルガリア国営企業だったとのことで、そりゃ大規模なセット撮影が出来る施設も持っているはずです。今後も同社が関わっている作品には注目していきたいと思います。
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