ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガードのレビュー・感想・評価
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R・レイノルズのやりたい放題が新境地へ。
前作『ヒットマンズ・ボディガード』もライアン・レイノルズのトボケた神経症的キャラを活かした映画だったが、アクション大作としては新味が薄いとは感じていた。しかし今回の二作目は、キャラを野に放って、好き放題させたかのようなライアン・レイノルズ祭り状態。『デッドプール』や『スーパーコンボ』ともキャラ被りしているとは思うものの、ストーリーや細かい整合性よりもライアン・レイノルズ的キャラが最優先されていて、全編躁状態のような異様なノリがある。
サミュエル・L・ジャクソンも、今回はがっつり出番のはるサルマ・ハエックも、レイノルズに負けじとテンションのボルテージを上げまくっていて、ハリウッド大作でこれほどナラティブ軽視&キャラクタードリヴンな映画も珍しい。一歩間違えば悪ふざけが過ぎて空中分解しそうに思うアプローチだが、結果的にはジャンル:ライアン・レイノルズ映画と呼びたいくらい、純度の高さを感じるバカコメディになっている。やっぱり自分をジャンルにまで昇華させられるって凄いですよ。ナンセンス極まりないけど三作目も期待してます!
お気楽なドンパチ喜劇には不遇の時代
派手な銃撃戦、カーチェイス、大爆発に笑いもたっぷりでお気楽に展開する、ハリウッドお得意の活劇コメディではある。2017年の「ヒットマンズ・ボディガード」は評価はそこそこでも興収で世界的に大成功し、続編製作も当然の流れだった。
さて本作、優秀な警護人マイケル(ライアン・レイノルズ)が過去の失敗で精神を病み、仕事を離れイタリアでバカンスを楽しもうとするところから始まる。前作で警護した殺し屋ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)がマフィアに拉致され、ダリウスの妻(サルマ・ハエック)が無理矢理マイケルに夫救出を手伝わせる。さらに、ギリシャの富豪(アントニオ・バンデラス)がEUによる祖国への経済制裁を逆恨みし、クロアチアのインフラを壊滅させたハイテク兵器でテロを企てて…。
…とまあ、こんな感じで欧州のあちこちで銃撃戦や大爆発が起きるのだが、マイケルが被弾や車の事故などでボロボロになりながらも軽傷どまりだったり、ダリウスと妻が新婚気分のままだったりと、お気楽ムードは一貫している。2018年製作発表、2019年撮影開始、当初は2020年夏公開予定だったというから、もちろん製作段階では今のウクライナ情勢など予見できるはずもない。
しかし、2020年春以降のコロナの世界的流行、そして今年2月末に始まったロシアによるウクライナ侵攻と、この2年ほどで世界は“平時”から遠ざかっていく一方だ。今この時間もロシアと欧州に挟まれたウクライナの地で戦闘が続き、大勢が死傷し、EU諸国が難民を受け入れ、経済制裁、情報戦、サイバー戦が繰り広げられているさなか、「欧州でのドンパチをコミカルに描く娯楽映画を観る」という行為に何か後ろめたいものを感じてしまうのは評者だけではないはず。もちろん作品に罪はない。少しでも早く、本作のようなエンタメを屈託なく笑って楽しめる日常が戻ることを切に願う。
静かで美しいイタリアの街並みに人間爆弾が暴走するライアン・レイノルズ主演映画らしいアクションコメディ!
本作は、2017年の映画「ヒットマンズ・ボディガード」の続編だが、冒頭のシーンで前作の設定がほぼ分かるなど、本作からでも十分に楽しめる。
超一流のボディガード・マイケル(ライアン・レイノルズ)と、最強の殺し屋・ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)とのヤバい化学反応が炸裂するのは相変わらず。
主人公マイケルの輝かしいボディガードのキャリアに傷がつき、メンタル崩壊寸前の状況から始まるという、期待を裏切らないコメディ的な展開から終始、ライアン・レイノルズの表情と言葉のタイミングや間は見逃せない。
殺し屋ダリウスの妻ソニアも参入し、マイケルとソニアのコンビ模様も見どころの一つとなるなど、予想不可能な事態に追い込まれていく。
本作の設定は、ギリシャが財政破綻問題をEUから助けてもらう代わりに抑圧される、という現実でも起こった社会情勢。
現実世界では、ギリシャが何とか耐え財政問題は沈下した。ところが、本作ではギリシャの有力者がEUにキレる、というまさかの展開。
そして、回りまわってマイケルは謎のサイバーテロから世界を救う役目を負わされてしまう。
とにかくあらゆる展開がぶっ飛んでいて、「フリー・ガイ」や「デッドプール」並みにライアン・レイノルズの面白さが満載となっている。
もちろん結末も想定外で、全米1位の、このシリーズが埋もれているのは勿体ないと感じる。
コメディ
残虐テイスト多めのコメディアクションです。
殺し屋の妻ソニアの狂気っぷりがいい具合にアクセントになっています。かなりギャーっとうるさいので、苦手な人はいるかも。
ラストのオチは読めましたが、楽しめました。
しかし、豪華俳優陣ですが、興行的に大丈夫だったのでしょうか。
スタッフロール後、ギャリーとヨハンにちゃんと配慮しているところは意外性がありツボりました。
シリーズ安定の楽しさ!!
前作同様、楽しい気分にさせてくれる映画でした。ソニアも二人と同等の強力なキャラでした。脚本もノリノリで、人生を楽しく過ごすヒントが込められていると思います。
スター勢揃い
2024年2月1日
映画 #ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード (2020年)鑑賞
傍若無人な殺し屋を警護をするハメになり災難に見舞われる一流ボディガードの続編。今作は殺し屋の妻が登場
#サミュエル・L・ジャクソン は今作出演時に既に70オーバー。40過ぎで脚光を浴びてからは引っ張りだこなのが凄い
後半の戦闘シーンは目を見張るものがある
名優揃い、まさかのモーガン・フリーマン出演で驚いた
コメディ仕立てなのはとてもいいが、
夫婦の愛の営みシーンがアホほどあってかなりくどいかな
(ただの下ネタは個人的に好きではないので、ここで減点した)
主人公の動機がやや弱いまま後半に入っていくが
夫婦+ボディガードという関係性が変化していくのは良い
戦闘シーンの描写がいい
ちゃんとくだらないやりとりの中にも伏線が張られていて
催涙スプレーでの反撃、防弾チョッキは拍手喝采もの
爆発で完結も爽快で良い。
比較的短いのでサクッと見れる良作
続編と知らずに見ました
ソニアが主人公だなと。完全に暴れ倒して他は添え物にすら思えました。有名どころがたくさん出てきますが、ソニア中心に見ると面白い。ただのバタバタ劇なら印象に残らないけど、ソニアのお陰で記憶に残る映画の一つに。
豪華出演陣によるB級映画
粗さが目立つがB級上位のつくり。
いろいろ気合いが入っているが
いまひとつの出来。
役的にライアンレイノルズが
合っていないような。
豪華なメンツが揃っているから
かろうじて見ていられる。
コメディアクションなのでこれでいっか。
こういうが大好き
アクションコメディなんだけど、前作同様ぶっ飛んでてほんと楽しめました
今作ではメインの2人にサルマ・ハエックをプラスしてさらに面白さアップでした
ワルのボスのアントニオ・バンデラスがちょっとしょぼかったように思えたのが残念でした
なーんも考えずひたすら楽しく観れる作品でした
このシリーズ続いてほしいです
若干コメディ調
ライアンレイノルズ扮するボディガードマイケルブライスは、サミュエル L ジャクソン扮する殺し屋ダリウスキンケイドが原因でトリプルAの資格を剥奪された。EUがギリシャに経済制裁を課すと決めた事から騒動が始まった。
前作は観ていないが何か精神的に病んでいるヒーローで若干コメディ調だったし、銃乱射でやりたい放題だったね。それに主役よりもサミュエル L ジャクソンの方が大活躍だったね。
理屈はいらない
フリー・ガイのライアン・レイノルズのまんまでしたね。事故に会うとか痛い目に会うところが。何度か使いまわしか?と感じました。
バタバタしたコメディとして鑑賞すればそれなり楽しめるでしょう。
設定が雑?そんな細かいことはどうでもいい。という感じでの鑑賞をお勧めします。
なお、ライアン・レイノルズが事件に巻き込まれて?ボディガードをさせられる件がありますが、いや、そんなに強いのだから不要じゃね?と思いました。
最狂夫婦と無資格警護人
休暇中に因縁の相手を警護することになってしまったボディーガードの災難なミッション。
ストーリーや展開等そこまで面白くはないけど、クスッと笑えるしテンポもいいから飽きずに見れたし、オチも良かった。
それにキャストが豪華。バンデラス超かっこいい。
アクションコメディ続編
2023
40本目
ボディガードと最強の殺し屋とその妻のバディ物。
まあアクションは派手だし、コメディ感も満載。
ドンパチ物ではあるが、気楽に見られる作品。
オープンニングから5分で前作の繋がりがわかる作品なのでこれが初観で充分楽しめるのではないか。
まあ、俳優が豪華だ。
まだ続きありそうかな。
ライアン・レイノルズ、おとぼけキャラが炸裂!!
ライセンスを取り消されたボディガードのマイケル
(ライアン・レイノルズ)のところに、
殺し屋ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)と、
彼の妻ソニア(サルマ・ハエック)が現れて、
マフィアに捕まったダリウスを助けるため手を組むことになるが、
ソニアに振り回されて四苦八苦。
ヨーロッパ中を逃げ回る羽目になる。
もちろん詰まらなくはないです。
だけれど思わずプッと吹き出すとか、ニヤリと膝を打つ・・・
そういう場面があまりなかったですね。
よくよく考えてみると、サミュエル・L・ジャクソンのキャラクターが
いつもの彼でなくてコミカルでしたね。
大体に新婚旅行の初夜に逃げ出す花婿の役ですよ。
その理由が、男の大事な場所に銃弾が跳ねてきて怪我して、
それで子作りに難点がある設定。
子供を欲しがってる妻ソニアの期待に応えられないで悩む!!
サミュエル史上最弱の男。
この設定、可笑しいといえば可笑しい。
恐妻家のサミュエル。
ぶっ飛んでてサイコで、だけど夫を愛してる妻ソニア。
逆に言えばライアン・レイノルズに見せ場が少なかったです。
7000万ドルの製作費に豪華俳優を多数起用。
マイケルの師匠のモーガン・フリーマン。
ラスボスのアントニオ・バンデラス。
ライアン・レイノルズってハリウッド一番の出演料と聞きます。
一説には一本2700万ドル!!
嫌だ、この映画の殆どは役者の出演料じゃないですか?!
コロナ禍で撮影も苦戦、公開も少なく。
多難な映画だったんですね。
やっぱり、脚本が何より重要ですね。
もう少し、文句無しに笑える台詞を聞きたかったです。
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