TANG タングのレビュー・感想・評価
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まったり系
ロボットと人間との交流を描いた作品は数知れず、その中には「アイアン・ジャイアント」(99)や「ウォーリー」(08)や「ベイマックス」(14)など秀作もたくさんありますよね。人間同士で収拾がつかない問題をロボットが解決してくれたら、という人間の願望の表れなのでしょう(笑)。ということで本作も、春日井健(二宮和也)と絵美(満島ひかり)の若夫婦が、アツアツ恋愛期間が冷めて結婚後最初の危機が訪れているところにロボット現るという設定です。ガラクタのようなTANGに隠された謎解きなど面白そうな展開なのですが、もう一つ緊張感のないまったりとした印象でした。同じ三木孝浩監督作品でも、「アキラとあきら」(22)や「知らないカノジョ」(25)のようなテンション上がる系のドラマの方が個人的には好みかなと思いました。
手術回線 ~ポンコツの旅~
愛想つかされるおじさんが再起をかけたところで、である。
凄く面白くなりそうな気配はしてたけど、それが化けなかった感じ…。津々浦々行ったけどギミックには効いてないし、微笑ましいの一辺倒だったなと思う。
そもそも入口が、奥さんのすねかじりなニートってなかなかきつい。過去にあるから、といって責められるのを超えていて、なんだかなぁっていうのが最初。TANGと出会って変わっていくのはもちろん想像がつくものの、中途半端にゴールが透けているからか、物足りない。特にビジュアルにも感動することはなかったし、面白くなりそうな気配をくすぶらせているだけだった。
ただ、それでも面白くなりそうと期待させてくれる所は三木孝浩監督の手腕だと思う。TANGのキャラクターがもたらす純粋さは作品におけるミューズであり、イラスト風のカットで伝えてくることで、作品のトーンの暗さを抑えることに成功している。ただ、全編通して思い出せるほどのシーンが少ないのが残念。
主演は二宮和也さん。ゲーマーってことくらいで、抜けた感じがハマるのも分からなくはないけど、それが逆に安売りにも思えてしまうのが残念。豪華なキャストを抑えていながら、そこに付加価値を感じられないのが惜しい。
コメディタッチのフレンドリーなSFってことなのだろうけど、ちょっと中身が寂しい。ただ、TANGに湧き上がる愛着が作品のギアになっていたことは間違いない。
たぶん 監督のせいだと思う。
アニメーション映画っぽい
ダメ男とポンコツロボットの交流。 全体的にほのぼのとした話ではある...
とんでもない思惑に巻き込まれる健とタング
ポンコツ同士の2人だけど…
子供は楽しく見れそうかも。童心のままなら楽しめたかな。笑
今までロボットやサイボーグが登場する作品はたくさん鑑賞してきましたが、自分は洋画でいうなら「アイ・ロボット」や「A.I.」、邦画でいうなら「僕の彼女はサイボーグ」のような大人が見てスリルがあったりハラハラしたりする作品が好きで、TANGは幼い子向けかなーと思いました。
なんとなく実写映画版の怪物くんを思い浮かべました。BGMや展開でそれっぽい雰囲気は出すけど実際大人目線で見ると全然ハラハラしない、みたいな。笑
ただディズニーアニメ(実写も含む)のように年齢に縛られず鑑賞できる作品というのは良い作品だと思います。
そして大人になってもこういった作品を純粋に楽しめる方はたくさんいらっしゃると思います。
個人的に童心に帰れず刺さらなかっただけなので、小さなお子さんがいらっしゃる御家族でほっこりとした気分でみるのはおすすめかと。
後は二宮さんのお芝居が好きな方にとってはジャンル問わず楽しめるかもしれません。
タングが最高にいじらしくてメチャ可愛い!!
箱をふたつ重ねたような四角い顔と体、駱駝色の手足にマジックハンド、
お腹のフラップにマジックテープ。
本当に見た目が最高に愛らしいタング。
「記憶を無くした迷子のロボット」のタング。
「妻に愛想を尽かされるダメ男」の健。
子供向きかも知れません。
ファミリーで安心して観れる映画です。
舞台はAI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事にアンドロイドが
従事する近未来。
法定弁護士として働らく妻の絵美と対照的に、仕事も家事もせずに
家で過ごす健。
ある日、自宅の庭で壊れかけのロボットを見掛ける。
ロボットは自分を「タング」と名乗る。
なんと、健とロボットのタングを修理するための
地球を半周する旅がはじまる。
人間の心を持つロボットのタング。
《思いやりや、優しさ、大好き・・・》などの感情を持ちます。
更に自分で考える能力を持つ。
原作は意外と最近で、2015年に出版された作品。
イギリスの女性作家のデボラ・インストール。
(ハリーポッターの作者と同じイギリス人女性)
「ロボット・イン・ザ・ガーデン」
その後、続々とシリーズ化してます。
やはり児童文学のジャンルですね。
タングはエネルギーがバイオオイルかなんかで、
外見はブリキのオモチャ。
中を開けて見ても、コイル線で繋いだメチャ簡単な様式。
心臓部にニューロチップが搭載されていて、そこが最高に進化した
ロボット。
どういう手違いなのか、心(思いやり)を持っている。
そのユーロチップの争奪戦としてタングは狙われるのです。
ひょこひょこ歩く姿、会話の素直な受け答え、
なんと言っても健を信じ切ってて疑わない心。
ここがツボ、泣かせます。
悪役もお笑い芸人の【かまいたち】の2人とか、
小手伸也そして武田鉄矢・・
ちっとも怖くないですよ!!
馬場教授(武田鉄矢)はちょっとマッドな科学者だけど・・・。
健が研修医として父親の蘇生時に慌てて適切な処置を下せなかった過去。
もう2度と同じ失敗は繰り返さない!!
タングと健。
健は最後にタングへの愛を炸裂させて、タングを守ります。
健とタング。
2人の再生の物語でもあります。
「パディントン」にはちょっと負けるけれど、可愛らしさ満載です。
癒されること間違いなしです。
(タングの声も二宮和也が担当しています)
どうして、こうなるのか
小さい子供とも楽しめる映画です
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