TANG タングのレビュー・感想・評価
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愛想つかされるおじさんが再起をかけたところで、である。
凄く面白くなりそうな気配はしてたけど、それが化けなかった感じ…。津々浦々行ったけどギミックには効いてないし、微笑ましいの一辺倒だったなと思う。
そもそも入口が、奥さんのすねかじりなニートってなかなかきつい。過去にあるから、といって責められるのを超えていて、なんだかなぁっていうのが最初。TANGと出会って変わっていくのはもちろん想像がつくものの、中途半端にゴールが透けているからか、物足りない。特にビジュアルにも感動することはなかったし、面白くなりそうな気配をくすぶらせているだけだった。
ただ、それでも面白くなりそうと期待させてくれる所は三木孝浩監督の手腕だと思う。TANGのキャラクターがもたらす純粋さは作品におけるミューズであり、イラスト風のカットで伝えてくることで、作品のトーンの暗さを抑えることに成功している。ただ、全編通して思い出せるほどのシーンが少ないのが残念。
主演は二宮和也さん。ゲーマーってことくらいで、抜けた感じがハマるのも分からなくはないけど、それが逆に安売りにも思えてしまうのが残念。豪華なキャストを抑えていながら、そこに付加価値を感じられないのが惜しい。
コメディタッチのフレンドリーなSFってことなのだろうけど、ちょっと中身が寂しい。ただ、TANGに湧き上がる愛着が作品のギアになっていたことは間違いない。
たぶん 監督のせいだと思う。
演技だってもちろんキャストのみなさんは当然 問題ない訳です。
美術さんも頑張ってる。
世界感は好き。
なのに なのになのに。
なんでしょうかこのあっさりストーリーと演者の方々の号泣っぷりがチグハグで。
ここまで置いてかれ感を感じるのって久しぶり。
去年 6歳girlと見に行こうか迷った挙句 行かなくて正解だったなーー。
ターゲットは子ども向け的に平べったいセリフ
なんだけれども
話の主題はオトナ向け。
ところどころに反戦盛り込みつつの(これがまた薄っぺらい)
中途半端!
涙で顔がびしょ濡れのニノが なんか気の毒になった。
アニメーション映画っぽい
所々辻褄の合わない場面などがあったのが気になったが、タングという愛くるしいキャラと場面の転換などがディズニーやユニバーサルのアニメーション映画のようで、とてもストーリーが簡潔でわかりやすい映画だなと思った。
ラストはタングの、録音を聞かせる(→満島ひかり)、妊娠を伝える(→ニノ)という純粋な優しさに感動した。
個人的には実写だったからこそタングの可愛さが出ていたんじゃないかなと思った。
ダメ男とポンコツロボットの交流。 全体的にほのぼのとした話ではある...
ダメ男とポンコツロボットの交流。
全体的にほのぼのとした話ではあるが、TANGを狙う組織が登場してからきな臭い雰囲気になる。
結果的にはそこまで深刻な内容でなくてよかった。
雑感とし二宮和也が弱過ぎる件、そしてTANGの歩き方がかわいい。
さらに、一度冷えた夫婦仲はそんな簡単に修復するとは思えない。
以上
とんでもない思惑に巻き込まれる健とタング
劇場の予告編で観ただけでアマゾンプライムにて初視聴したけどなかなかの感動作品だったよ。
二宮和也扮する春日井健は、父親の死に目に研修医として立ち合ったにもかかわらず何も出来なかった事から先に進めないプー太郎のダメ亭主だった。そんな春日井健宅に何故か汚いポンコツロボットが潜り込んでいた。ロボットは自分の名前をタングと言った。
単なるおちゃらけ的な展開かと思いきやとんでもない思惑に巻き込まれる健とタング。友情物語だけでなく、夫婦愛とか AI に関する是非論とかテーマとしても盛りだくさんだったね。タングのポンコツさがユニークで可愛らしさを見事に演出されていたね。
ポンコツ同士の2人だけど…
ニノのポンコツなダメ男役もいい感じで話が進む
記憶をなくした迷子ロボットのタングの描かれ方がすごく好き
コーヒーを零しながらも、健のために運んでいる姿はキュンです😍
原作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は知らずに鑑賞
大冒険ストーリーかと思いきや
謎の追っ手が迫ってくる…というのは思っていたストーリーでは無かったけど…
ラストには涙を誘う場面があり
思わずほっこりさせられた☺️
子供は楽しく見れそうかも。童心のままなら楽しめたかな。笑
今までロボットやサイボーグが登場する作品はたくさん鑑賞してきましたが、自分は洋画でいうなら「アイ・ロボット」や「A.I.」、邦画でいうなら「僕の彼女はサイボーグ」のような大人が見てスリルがあったりハラハラしたりする作品が好きで、TANGは幼い子向けかなーと思いました。
なんとなく実写映画版の怪物くんを思い浮かべました。BGMや展開でそれっぽい雰囲気は出すけど実際大人目線で見ると全然ハラハラしない、みたいな。笑
ただディズニーアニメ(実写も含む)のように年齢に縛られず鑑賞できる作品というのは良い作品だと思います。
そして大人になってもこういった作品を純粋に楽しめる方はたくさんいらっしゃると思います。
個人的に童心に帰れず刺さらなかっただけなので、小さなお子さんがいらっしゃる御家族でほっこりとした気分でみるのはおすすめかと。
後は二宮さんのお芝居が好きな方にとってはジャンル問わず楽しめるかもしれません。
2023 56本目
TANGに愛着が沸きました
正直途中までは、微妙と思って観てましたが
なんだかんだ面白かったです。
ファミリームービーだけど人を選ぶ
映画かな
もっとスリルなどがあればより
楽しめたと思います
タングが最高にいじらしくてメチャ可愛い!!
箱をふたつ重ねたような四角い顔と体、駱駝色の手足にマジックハンド、
お腹のフラップにマジックテープ。
本当に見た目が最高に愛らしいタング。
「記憶を無くした迷子のロボット」のタング。
「妻に愛想を尽かされるダメ男」の健。
子供向きかも知れません。
ファミリーで安心して観れる映画です。
舞台はAI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事にアンドロイドが
従事する近未来。
法定弁護士として働らく妻の絵美と対照的に、仕事も家事もせずに
家で過ごす健。
ある日、自宅の庭で壊れかけのロボットを見掛ける。
ロボットは自分を「タング」と名乗る。
なんと、健とロボットのタングを修理するための
地球を半周する旅がはじまる。
人間の心を持つロボットのタング。
《思いやりや、優しさ、大好き・・・》などの感情を持ちます。
更に自分で考える能力を持つ。
原作は意外と最近で、2015年に出版された作品。
イギリスの女性作家のデボラ・インストール。
(ハリーポッターの作者と同じイギリス人女性)
「ロボット・イン・ザ・ガーデン」
その後、続々とシリーズ化してます。
やはり児童文学のジャンルですね。
タングはエネルギーがバイオオイルかなんかで、
外見はブリキのオモチャ。
中を開けて見ても、コイル線で繋いだメチャ簡単な様式。
心臓部にニューロチップが搭載されていて、そこが最高に進化した
ロボット。
どういう手違いなのか、心(思いやり)を持っている。
そのユーロチップの争奪戦としてタングは狙われるのです。
ひょこひょこ歩く姿、会話の素直な受け答え、
なんと言っても健を信じ切ってて疑わない心。
ここがツボ、泣かせます。
悪役もお笑い芸人の【かまいたち】の2人とか、
小手伸也そして武田鉄矢・・
ちっとも怖くないですよ!!
馬場教授(武田鉄矢)はちょっとマッドな科学者だけど・・・。
健が研修医として父親の蘇生時に慌てて適切な処置を下せなかった過去。
もう2度と同じ失敗は繰り返さない!!
タングと健。
健は最後にタングへの愛を炸裂させて、タングを守ります。
健とタング。
2人の再生の物語でもあります。
「パディントン」にはちょっと負けるけれど、可愛らしさ満載です。
癒されること間違いなしです。
(タングの声も二宮和也が担当しています)
どうして、こうなるのか
本編鑑賞後、どうにも腑に落ちない感覚が強く残り、原作の小説を読みました。
読み終わってみると「この素晴らしい原作から、どこをどうすればこんな作品が出来てしまうのか」としか思えません。原作から残ったのはTANGのキャラクターだけで、後は別物です。
興行的にもコケたようですが、本当に勿体ないです。
小さい子供とも楽しめる映画です
低学年の子供が見たいと言ったので一緒に見ましたが、普通に楽しめました。
主人公とロボットの友情をいいなと感じたそうです、宿題の作文に映画に行ったこととして感想書いてました。
親の私は主人公と奥さんの関係が興味深かったかな。
(テーマは意外とそこなのでは?、などと深読みしたりしました。)
ラストの奥さんとの関係もよかったな~と思いました。
旦那と奥さんだけで別の映画作れそうなんですけどね~。
逆にロボット無だと重いかな。
私の世代でロボットといえばロボコンですかね。
ロボットも時代と共に可愛くおしゃれになったな~とか、余計なことも思いました。
小さい子供と安心して楽しめる映画です。
ダメポン!
実は8月にチケットを買っておきながら時間があったためパチンコに興じてしまった(結果は負け)。すっかり鑑賞を諦めてしまっていたのに、仕事中、劇団四季の公演で帰り客を何組かお乗せした。皆さん、むちゃくちゃ感動したらしく、激推ししていた。「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。どんな内容かと尋ねたら、なんとこの『TANG』と同一原作だとか・・・こりゃ、見るっきゃない!と覚悟を決めたしだい。劇団四季のミュージカルでの「人間は嘘をつく」とか「二人で記憶を作ろう」とかの名台詞がプロモーションビデオだけでも感動できる・・・
映画は子どもでも楽しめることを考慮に入れた作品だったせいか、反戦要素も中途半端だし、武田鉄矢は結局悪役なの?とわけわからん展開に。それでも福岡の未来都市や中国深センにおける3Dマッピングの華麗さには驚いたし、白組のVFX部分はとにかく凄い。それにTANGのお茶目な行動も笑える(かまいたちよりも面白い)。
TANGのヒョコヒョコ歩く姿は子どもみたいで可愛いけど、劇団四季のミュージカルでは黒衣二人が動かしてるのでひょうきんさは映画の方が勝っていそう。まぁ、とにかくミュージカルを生で観たい!
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