TANG タングのレビュー・感想・評価
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二宮...健???
さっき見たのが三木監督作品の「コンビニエンス・ストーリー」。そして、次に見たのが三木監督作品の「TANG タング」。同名でも、正反対な監督2人ですけど笑
という訳で、やってきました、三木孝浩監督monthの2本目です。最近、見たい映画があまりなくて、「今夜、世界からこの恋が消えても」から2本しか挟んでいませんので、時の経ちが早く感じます笑 もう2週間も前か。本作は、ジャニーズ屈指のヒットメーカー(?)、二宮和也主演の映画ということでチェック。それこそ、同監督の「夏への扉」こそ良かったものの、あまりこういうSFものは好きじゃないんですよねぇ。ということで、そこまで期待していませんでしたが、想像以上に心癒されましたわ...。
まぁ、正直なところ「コンビニエンス・ストーリー」とは真逆で、ミスキャスティングな気がします。もちろん、二宮和也の好演は光っているし、満島ひかりや市川実日子もめちゃくちゃいい。SixTONESの京本大我のナルシストっぷりもなかなか上手くて、前半30分はかなりの満足度。
しかしながら、途中から「おろっ?」と思う人が多くて、ちょっと違和感。予告でも薄々感じてはいたけれど、やはり気になる。それは、かまいたち・小手伸也・武田鉄矢。かまいたちは、トップクラスで好きな芸人なんだけど、明らかに浮いている。なんか、三木監督っぽくないなぁと。こういう使い方、しないんだけど。小手伸也も...なんか違う。武田鉄矢は...もっと違う。演出のせいなのかなんなのか、2人ともすっげぇ薄っぺらく見える。魅力ゼロのキャラクター。愛せない。
しかしながら、その分TANGの魅力はこれほどまでかと思うくらいに詰まっている。こんなにも、愛おしくて応援したくなるキャラクターってのはそうそういない。ストーリーに物足りなさを感じる一方で、TANGの言動や行動に心癒され、満たされました。★3.5のうちの4分の3はTANGにあげたい。この映画のいいところは間違いなく、このロボットの活躍です。
個人的には、福岡に来たというのが嬉しかったですねぇ笑 うっすらと見えた福岡タワーは、まさにサプライズ。ほとんど面影はないですけど、そこだけは確認できました。あと、中国の...どこだっけ。あそこの映像も綺麗で美しかったですね。ほかのロボットのビジュアルや、過去の振り返りの映像のぼやけ方もいい感じ。細かい所にこだわりをもって作っている。本作の三木′sポイントはそこですね。
まあ、だけど三木監督の映画では一番ハマらなかったかも...。結構子ども向けのような作りで、割と退屈。原作があるから仕方ないかもしれないけど、ストーリーにほとんど捻りがないのが残念。癒されたから良し!か!
あと、二宮和也が演じるのが健というのは、たまたまですか?わざとですか?笑笑
心が通じ合えば、ロボットでも「最高の友」である
観終わった後、ある意味、観客の心の豊かさを試されている気持ちになりました。
決断ができないダメ夫の健(二宮 和也)が、妻から見放され、偶然出会ったタングというロボットと旅に出る物語です。
冒頭で話した「心の豊かさが試されている」理由について説明します。
まず、ロボットのタングは、人間のような表情を出す事はできません。タングのセリフや行動で、タングの心情を読み取る事になります。
タングがコーヒーを持って来る場面があります。ここがツボにはまります。ここでタングの心を読み取る事ができれば、没入できるでしょう。
次に健の心の変化です。健はある悩みを抱えています。タングに対する態度も徐々に変わってきます。この辺りの心の変化が読み取れれば、感動へと導く事ができると思います。
夜景や風景もとても美しく、心が洗われます。
妻も心の変化が表れます。
近年、映像の美麗さを売りにした洋画に対して、「映画は心で観るんだよ」と三木監督が投げかけたお手本のような作品だと思います。
ロボットを通して、人間のやさしさを鮮やかに描き出す!
三木孝浩という監督は、人を美しく描くことにおいて天才だと思う。
TANGというロボットを映しながら、そこに人間の内面のやさしさをも映し出してしまう。
カメラのとらえる光は、"この世界は美しい"と言わんばかりにまばゆく、そして光輝く。
中国の描写は美化し過ぎな面もあり、お笑いタレントのキャストはかなり安っぽい。
しかし、すべてが完璧にはいかないと考えると、そこは大きな問題ではないだろう。
これからも、三木監督には脚本やキャストなどで奇をてらったりせず、 純粋に人の心を描いていってほしい。
ロボットかと思えば人間を描き、デジタルかと思えばアナログ。この映画はそんな映画だ。
ぜひ、劇場でご覧ください!
【”トモダチ・・、とオンボロロボットは直ぐに現実から逃げる僕の顔を見て言った。”オンボロ同士の小さなビルドゥングスロマン映画。中盤まで粗い展開だが、終盤一気に涙が滲んで来ます・・。】
ー 近未来の世界が今作の舞台である。
空には、ドローンが荷物を持って飛んでおり、街並みも整っている。
だが、健(二宮和也)の家では、奧さん絵美(満島ひかり)が、険しい顔で健に詰め寄っている。
”何時まで、逃げてんのよ!”
どうも、彼は何かが原因で、ぐうたらな男になってしまったようだ・・。ー
◆感想
・中盤までは、三木監督らしからぬ凡庸な展開である。
研修医だった健が、父が倒れた際に何もできずにオロオロするシーンが、フラッシュバックの様に映し出される。これが、彼がぐうたらな男になった原因のようだ。
- だが、余りに類型的な設定である。奥さんが遣りての弁護士らしい事も、台詞で分かるだけである。-
・そこに現れたヘンテコで、ボロッチイロボット。記憶が無いようだが、自分をTANGと呼んでいる。
- 後に、TANGの名前が、船の名前の一部である事が映し出されるが・・。-
・奥さんに家から叩き出された、健とTANG。健はTANGの製造メーカーを訪ねるがそこのナルシスティックな男から、TANGの情報を全世界に流して、何故か二人は中国の深圳へ。そこで待っていたロボットの女博士(奈緒)。だが、彼らは”怪しい黒い服の男達”に追われて・・。
- この中盤までの、流れが粗い。TANGが黒服の男達に連れ去られても、ハラハラしない。何故かと言えば、先が見えてしまったからである。-
・実は、黒服の男達(小手伸也、かまいたちの二人・・。)はある研究機関の男達で、昔研究機関で起こった馬場教授(武田鉄矢)による事件を追っていた事が明らかになる。
- で、馬場教授が隠れていた南国の島に到着する、TANGと健。だが、何故かTANGは馬場教授がにこやかに近づいても、震えるばかり・・。-
■今作が、面白くなるのは、TANGと健が無事に家に戻ってからの展開を描いた終盤である。
序盤から中盤は時間を掛けてTANGが昔起こした兵器として使用される訓練を行っていた時にロボットには考えられない芽生えた”心”と健が、研修医時代のトラウマを二人の交流を通じて克服していく姿が描かれる。
そして、彼らが家に帰った際に、絵美は正に家を出ようとしていたのだが・・。
・TANGとの旅でトラウマを克服した健が、TANGに喋っていた事が、奥さんの前で”テープレコーダー”のようにTANGが再生するシーンは良かったなあ。”又、医者を目指すよ。ロボットではなくて人間を直す医者を・・。”
その言葉を聞いた絵美の両眼から溢れ出た涙。
そして、TANGは言う。”二つの音が聴こえるよ・・。”
”何時、言おうか迷っていたの・・。”序盤の彼女の苛苛の一つの原因でもあったのだね。
<今作は、ダメダメ男と、オンボロロボットの交流を描いた、小さなビルドゥングスロマン映画である。中盤まではどうなるかと思ったよ。全くもう。
けれども、終盤の展開で気持ち良く映画館を後にした作品である。>
一家に一台TANG!と思える愛らしさでした。
感情の変化に合わせてTANGの歩き方が変わってて、終わりに近づくにつれて愛おしく感じられました。好奇心とか喜怒哀楽に素直に生きる大切さみたいなものをTANGから学んだ気がする。ニノの泣きの演技は単純な悲しみとか悔しさじゃなくて、複雑さを含めて表現されているのが繊細でもらい泣き(うるっと)した。ほとんどCGとのことでしたが、俳優の皆さんの想像力に委ねられる撮影だったと思うと凄みが増します。
タングかわいい!
物語にはたいした期待をせず、京本大我を見に行きました!!
求めすぎなければ全然十分面白いです!
かまいたち好きなので、たまに出てくる二人の場違い感も楽しめた。
合う人には合う、合わない人には合わないのかな?
何故こうなっちゃうんだろ
原作未読で映画見ました
映画見終わった直後の感じでは星3.5くらい
役者さんの演技の質がバラバラだったり、色々と過不足なものも多く、ファミリー映画にも大人が見て感動出来るドラマにも振り切れて無い印象
ストーリーもいかにもで、なんとなく既視感あるし
で、あまりにも気になったので原作のあらすじをネットで調べたらコレが凄く面白そう
主人公とTANGの関係からして全然違う
もっと原作に近ければ面白い映画になったと思うのに何故こんなふうに変えちゃったんだろ
「公開日」
今年87本目。
公開日夜の回。miletが一番好きな歌手なので「Always You」最高でした。AI、ロボット物だと昨年の「ロン僕のポンコツ・ボット」「アイの歌声を聴かせて」が秀逸すぎて邦画の「すばらしき世界」と合わせて昨年のBest3です。
この2作が凄かったので今作も純粋なロボット物で期待して行きましたが良かったです。
かまいたちいいじゃない。
京本大我がPHP9月号にインタビュー記事載っていたので旬でいいなあと。
ダメ夫のリハビリ
研修医時代に自らの判断ミスで父を亡くし、それ以降自分の夢も妻との幸せな生活も諦め、職にも就かず引きこもってるダメ男の健。ある日、彼の家の庭に、記憶を失ったAIロボットのタングが迷い込んできた。健はその旧式でサビサビのタングを捨てようとしたが、健に懐いて追っかけ戻ってきた。実は、タングの心臓部には重要な記憶が眠っていることがわかり、タングを奪いにくる奴らとの戦い、そしてタングの学習姿勢により、健のやる気が芽生えると言うリハビリ物語。
ストーリーとしてはそこそこだが、二宮和也をはじめ役者が良い。
奈緒も登場時間は短かかったが、良かった。
健の妻役の満島ひかりも悪くはなかったが、あんなに痩せてたっけ?病的に細く顎が尖って顔にシワが目立ってた。
タングの意味はなんだろう、と観てたら、トラックの横に書かれていたTANIGAWAの IとAWAが消えかかっていてTANGとは、なんだ!でした。
まあまあ
三木監督の2022年夏の作品第二弾ということで観てきましたが、皆さん書かれている通り、夏休みの子供向けの映画だと思いました。
ストーリももっと派手な大冒険を期待していたのですが、子供が見ても分かる内容でだけあって凝った内容では無く、かなりあっさりした感じでした。
ただ、大人が見てもつまらないという内容ではなく、そこそこ楽しめました。
TANGの目はよく語る
ニノは、やっぱり上手いね。やはりこういう感じで終わるのか、と冷めた気持ちで終盤を迎えたが、あやうく涙がこぼれそうなくらいに気持ちを持っていかれてしまった。
無職って言っても、おぼっちゃまで医師の免許を持っていて、妻はやり手の弁護士。この設定じゃ乗れないよね。あっちこっち移動するから、旅行気分にはなれるけど。
TANGの感情が、光と音を主体として表現されるんだけど、これがよく伝わる。ブリキのオモチャの質感で、かわいいしぐさ
をするTANGを見て、SF的なツッコミをするのは、野暮ってもんでしょ。
ややチグハグな感じ
普通に楽しめるといえば楽しめる。かわいいし、少し友情みたいなものに感動するし。
ただまぁいつのまにタングにそんなに心許したのか、、奥さんにも捨てられ寂しかったのか、笑?
奥さんも優しすぎるし、、他のメンバーもキャラがよくわからんって感じでした。。かまいたちはね、途中でコント挟んでるだけだったしね、笑。世界観が訳分からん感じになってましたね。
タングがとても可愛い。ほのぼのした気持ちに。
CGと実写の融合、ファンタジーのストーリーと実は違和感なく作品を作るのはハードルの高い作品。正直細かい設定の雑さ、武田鉄矢やかまいたちの存在が違和感だあることは否めないが、それを越えて楽しい作品として成立させたのは主演の二宮和也と満島ひかりなら卓越した演技力とタングの造形の可愛らしさでした。
夏休みに家族で楽しい気持ちになれる作品に仕上がっていると思います。
二宮和也がこの荒唐無稽な世界に物語を紡いでいたのは間違いないと思います。
浮き彫り
演者の演技が上手いから
際立つ脚本の粗と場面展開の雑さと
"かまいたち"の歪さ。
もったいないし
オチも倒すとかそういうことじゃない方向の方が
夏休みに子供たちにも見せれるえいがにできたんじゃないかなぁ?
もったいない
ポンコツなのは…どっち
旧型ロボット…タング
可愛いくて
…愛くるしくて
……抱きしめたい!
嵐の活動休止からの最初の映画
ロボットタングと旅する
ファンタジーもの
タングは…ポンコツ…ロボットなの?
ポンコツだったのはニノ(ケン)だったのでは…
泣かせるところも多かったけど
storyに('_'?)のところもあって
ちょっと惜しい!
気持ち
子供たちにはとてもおすすめの🎬です
人間とロボットの友情を描いた感動物語
公開初日に鑑賞。記憶をなくしたロボットと人生を迷うダメ男が繰り広げる冒険ファンタジー。人間とロボットの友情を描いた感動物語で思わず胸が熱くなり涙が込み上げてきました。
二宮和成を中心とした個性的なキャトもかなり魅力的ですが、それ以上にタングが可愛くて最高のロボットです。
2022-131
雑にして陳腐。これは酷い。
いくら、そういう設定であるとしても、主人公がポンコツ過ぎて、共感も感謝移入もできないのは致命的だろう。いったい、どんなトラウマを抱えているのかと思いきや、一度パニックに陥っただけで、それを理由に引きこもっているということに、まず呆れてしまう。いくらなんでも、メンタルが弱すぎるのではないか?さらに、ロボットの修理と人間の手術とを重ね合わせて、いちかばちかの当てずっぽうの処置で、自らのヘタレぶりを克服するというのは何事か?こんな医者には、絶対に診てもらいたくないと強く思ってしまった。
ロボットにも魅力がなく、とても愛着が湧くような代物ではない。主人公が、どうして中国や宮古島に行ってまで修理をしようとしているのかが理解できないし、ロボットが主人公になつく理由も分からない。感情を持ったAIという設定も、その凄さが実感として納得できない。
陰謀に立ち向かうというプロットにしても、手強い敵が出てこないため、ハラハラドキドキの欠片も感じられない。ただでさえ間延びした展開なのに、お笑い芸人のダラダラしたやり取りが、さらに間の抜けた印象を増幅させてしまっている。
とにかく、納得のいかない設定と、取って付けたような展開ばかりで、「おいおい、そこは、そうじゃないだろう」と、心の中でツッコミ続けている自分に気付く。ロボットが記憶を取り戻す場面や、夫婦がよりを戻す場面は、本来であれば感動的なクライマックスになったのであろうが、まったく心が動かないし、かえってシラケてしまった。
CGも雑だし、近未来の描写もセンスがないし、見るべきものが、驚くほど何もない映画だった。
全161件中、121~140件目を表示