TANG タングのレビュー・感想・評価
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テンポ早めだけどエンドロールまで見てほしい
ロボットなはずなのに人間物語のような愛情深い作品だなと感じました。
淡々とテンポが早く展開が進むので寝ずに最後まで見れると思うし幅広い年齢層が鑑賞できると思いました。
エンドロールまでちゃんと見てほしいです!
コレでいい感じだよ。素直に見れば良作。オススメ。感動❗️飽きさせない。【ただし、深みは全然ない】
一年くらい前か?「ロン 僕のポンコツ・ボット」とテーマ展開が丸かぶり。
ただこの作品のイギリスだか西欧の小説 と「ロン」どちらが元祖かはわからない。
「ロン 僕のポンコツ・ボット」が好作品であったのと同様
本作も「オトナの屁理屈、深みの追求しなければ極めて良い作品だ。」
確かに、深み は無いが、その分「誰でもこの作品の主張が理解できる」ということ、表裏一体。
ただ「ロン」が気の毒に公開直後週末なのに「ガラガラ」だったのに対し
本作は「元 嵐 の二宮くんが主役」故にそこそこ盛況である。
ただ写真がテーマだった「浅田屋」と比べると確実に集客力が落ちている。
まあ二宮くんもいい歳だし、嵐も過去の話になりつつある前兆は仕方がない。
松潤とか、ガラスの学歴頼みの桜井さんよりは、遥かに演技が上手いから
コレからが「俳優 二宮くん」としての正念場だろう。
しかし 三木監督、2人いるけど、こっちの三木監督、多作で器用だ。
この作品も「深くは無いが、感情移入しやすく」ターゲット観客を確実に陥落させている
中国の深圳(イヤイヤ大都市、経済特区なんだろけど、こんなマイナーな都市よく出したね!)
福岡、宮古島の描写
深圳、福岡=VFXだかの特殊効果の都市描写の煌びやかさ
宮古島=基本自然の撮影(一部特殊効果ありか?)
のそれぞれの描写が素晴らしい。
典型的なドラマ展開(最初は無関心、見捨てる→だんだん情がうつって来て、最後土壇場クライマックス)
というのはオーソドックスすぎる展開。
(情を持つロボット)タングもかわゆい。
ただ父親の死に医師として臨んだ描写の表現は稚拙。お粗末。
その分満島ひかり(未だに、吉田修一 妻夫木君の「悪人」の性悪な福岡の少女のイメージが・・鉄鍋餃子)
との再出発の爽快さがカバーしている。
良い作品だ。観て損はない
ただ「医師でプー太郎は非現実的、ただし、研修医と小児科医は過酷な現状ではある」
武田鉄矢と小手伸也 どちらも正論でないの???どちらが悪かは決めつけられないでしょ。
という大きな疑問が?
ドローンで宅配、ロボットが接客は近未来というより現在に近い。
ただし「ロボットが学習効果で感情を持つ」にはあと50年以上必要だろね。
「かまいたち」ご苦労様。いいいんじゃないの「そのまま」のキャラで・・自然体で
笑いはプロ だけど、俳優としては素人な訳だから・・
コーヒー難民
弁護士の妻と暮らすニート夫が家を追い出され、ポンコツロボットと共に旅をする話。
医師免許は持っているらしいけれど就職の面接にもいかず主夫業もしないポンコツ旦那が、ある日裏庭に迷い込んで来たポンコツロボットを追い払う様に妻に言われて巻き起こっていくストーリー。
表は住宅街なのに裏庭!?に始まって、ちょっと大袈裟なロボットだったりホログラムなネオンだったりにちょっと大袈裟でお子様向け感を感じたし、TANGもかなり子供っぽい設定だし…ていうか、相当早い段階で自我を持った凄いAIなんじゃ?と気付きそうだけどw
優しい物語で愉しめはしたけれど、主人公にしても嫁さんにしてもTANGにしても、抱えているものは結構雑なフリで早めに臭わせるし、それぞれの機微もかなり急展開だしで、TANGのキャラクターが良くてなんとかなった感じかな。
自分を包む愛に気付けば世界は変わる
監督の『三木孝浩』は原作ありモノ、
とりわけ少女漫画を底本にした映画化については
そつなくこなす、所謂「職人」の印象。
直近ではやや異種な、《夏への扉 -キミのいる未来へ-》のように
SFの名作を元にした一本もあり。
とは言え、カテゴリーとしては{恋愛映画}がほぼほぼで
本作のように少し捻った関係性を描くのは《くちびるに歌を(2015年)》以来と
久方ではなからろうか。
あ、次作の《アキラとあきら》も、男女の恋愛ものじゃあなかったか(笑)。
しかし総覧すれば、各作の出来は玉石混交、
良作と駄作の振れ幅が激しい側面もこれあり。
で、まぁ今回、やや不作に振れているかな、との概観。
原作の『Deborah Install』による《A Robot in the Garden》は
イギリスが舞台と聞いている。
それを、日本に移植したらしいが、どうも冒頭のシーンから
何とも言えぬ違和感がある。
宅配用のドローンや自動運転車が行き交う近未来の設定は許容。
アンドロイドが人間と共存、いやどちらかと言えばサーバントして在ることについても。
しかし、西洋的なスタイルをまるっと移植したような、
主人公夫妻の生活環境には決定的に違和感あり。
家宅そのものと、出会いの場となる「庭」についても同様。
もっとも、件の「庭」は、
その設定が必須である理由が、最後のシークエンスで明らかになりはするが。
自分を見失ってしまった青年『健(二宮和也)』が
記憶を失ってしまったロボット『TANG』と出会って以降は
巻き込まれ型のロードムービー。
謎の組織が現れたり、『TANG』の生みの親との邂逅があったりと
文字通り奮闘の後、主人公(達)は過去の頚木から解放され再生する。
とは言え、そこまでの過程を構成するパーツが既視感満載で
2015年との比較的最近の出版年から、過去作の影響をどうにも覚えてしまうきらい。
また『二宮』クンの演技も、何時もながらの自然さが無く、
やや『健』の内面を捉え切れていない表現。
とりわけ、前半~中半部については、
それらのウィークポイントが強く出て、
イマイチ物語り世界に没入できない。
ところが、終盤の一連のシークエンスが極めて秀逸。
演技のキレも復活し、幾つかの伏線も綺麗に回収され、
バラ撒かれていたピースが収まる場所にピタリと嵌る。
愛情の存在が心の中を温かくし、
ひたすらな多幸感に包まれる。
ただこれはおそらく、脚本ではなく、
原作の手柄と思えるのだな、未読だけど。
とは言えこれはやはり、イギリスの風景の中で見たかった一本。
とりわけ主人公を、若い頃の『マイケル・J・フォックス』が演じていたら、
素晴らしい作品になったろう、叶わぬ希望ではあるが。
ロボットはかすがい
落ちこぼれニートとポンコツロボットのドラマでそれなりに面白いんだけど、現場の方の感覚がなんかズレているような作品でした。映像や美術はハリウッド映画の借り物感たっぷりでCGも安手だし、何よりも脇役や悪役の設定がすごくチープで、役者のレベルも低すぎます。悪役二人が関西弁のコメディリリーフと言うのはすごい違和感があるし、深圳のロボット学者も学者らしい活躍もなく、出てきた意味がわかりません。舞台があちこち変わるので見た目は派手だけど、展開はご都合主義でシラケます。全体的にそこそこの出来なんだけど、ディテールが気になってイマイチでした。それでも、最後に家に帰ってからのシーンは盛り上がるし、タングはかわいいけどね。『ウォーリー』みたいだけど。役者では二宮和也のニート感振りはいいとして、ファンの人には悪いけど演技が一本調子かな。一方、満島ひかりの演技は引き込まれるものがあり、出番が少ない割には彼女が一番うまかったです。
二宮...健???
さっき見たのが三木監督作品の「コンビニエンス・ストーリー」。そして、次に見たのが三木監督作品の「TANG タング」。同名でも、正反対な監督2人ですけど笑
という訳で、やってきました、三木孝浩監督monthの2本目です。最近、見たい映画があまりなくて、「今夜、世界からこの恋が消えても」から2本しか挟んでいませんので、時の経ちが早く感じます笑 もう2週間も前か。本作は、ジャニーズ屈指のヒットメーカー(?)、二宮和也主演の映画ということでチェック。それこそ、同監督の「夏への扉」こそ良かったものの、あまりこういうSFものは好きじゃないんですよねぇ。ということで、そこまで期待していませんでしたが、想像以上に心癒されましたわ...。
まぁ、正直なところ「コンビニエンス・ストーリー」とは真逆で、ミスキャスティングな気がします。もちろん、二宮和也の好演は光っているし、満島ひかりや市川実日子もめちゃくちゃいい。SixTONESの京本大我のナルシストっぷりもなかなか上手くて、前半30分はかなりの満足度。
しかしながら、途中から「おろっ?」と思う人が多くて、ちょっと違和感。予告でも薄々感じてはいたけれど、やはり気になる。それは、かまいたち・小手伸也・武田鉄矢。かまいたちは、トップクラスで好きな芸人なんだけど、明らかに浮いている。なんか、三木監督っぽくないなぁと。こういう使い方、しないんだけど。小手伸也も...なんか違う。武田鉄矢は...もっと違う。演出のせいなのかなんなのか、2人ともすっげぇ薄っぺらく見える。魅力ゼロのキャラクター。愛せない。
しかしながら、その分TANGの魅力はこれほどまでかと思うくらいに詰まっている。こんなにも、愛おしくて応援したくなるキャラクターってのはそうそういない。ストーリーに物足りなさを感じる一方で、TANGの言動や行動に心癒され、満たされました。★3.5のうちの4分の3はTANGにあげたい。この映画のいいところは間違いなく、このロボットの活躍です。
個人的には、福岡に来たというのが嬉しかったですねぇ笑 うっすらと見えた福岡タワーは、まさにサプライズ。ほとんど面影はないですけど、そこだけは確認できました。あと、中国の...どこだっけ。あそこの映像も綺麗で美しかったですね。ほかのロボットのビジュアルや、過去の振り返りの映像のぼやけ方もいい感じ。細かい所にこだわりをもって作っている。本作の三木′sポイントはそこですね。
まあ、だけど三木監督の映画では一番ハマらなかったかも...。結構子ども向けのような作りで、割と退屈。原作があるから仕方ないかもしれないけど、ストーリーにほとんど捻りがないのが残念。癒されたから良し!か!
あと、二宮和也が演じるのが健というのは、たまたまですか?わざとですか?笑笑
心が通じ合えば、ロボットでも「最高の友」である
観終わった後、ある意味、観客の心の豊かさを試されている気持ちになりました。
決断ができないダメ夫の健(二宮 和也)が、妻から見放され、偶然出会ったタングというロボットと旅に出る物語です。
冒頭で話した「心の豊かさが試されている」理由について説明します。
まず、ロボットのタングは、人間のような表情を出す事はできません。タングのセリフや行動で、タングの心情を読み取る事になります。
タングがコーヒーを持って来る場面があります。ここがツボにはまります。ここでタングの心を読み取る事ができれば、没入できるでしょう。
次に健の心の変化です。健はある悩みを抱えています。タングに対する態度も徐々に変わってきます。この辺りの心の変化が読み取れれば、感動へと導く事ができると思います。
夜景や風景もとても美しく、心が洗われます。
妻も心の変化が表れます。
近年、映像の美麗さを売りにした洋画に対して、「映画は心で観るんだよ」と三木監督が投げかけたお手本のような作品だと思います。
ロボットを通して、人間のやさしさを鮮やかに描き出す!
【”トモダチ・・、とオンボロロボットは直ぐに現実から逃げる僕の顔を見て言った。”オンボロ同士の小さなビルドゥングスロマン映画。中盤まで粗い展開だが、終盤一気に涙が滲んで来ます・・。】
ー 近未来の世界が今作の舞台である。
空には、ドローンが荷物を持って飛んでおり、街並みも整っている。
だが、健(二宮和也)の家では、奧さん絵美(満島ひかり)が、険しい顔で健に詰め寄っている。
”何時まで、逃げてんのよ!”
どうも、彼は何かが原因で、ぐうたらな男になってしまったようだ・・。ー
◆感想
・中盤までは、三木監督らしからぬ凡庸な展開である。
研修医だった健が、父が倒れた際に何もできずにオロオロするシーンが、フラッシュバックの様に映し出される。これが、彼がぐうたらな男になった原因のようだ。
- だが、余りに類型的な設定である。奥さんが遣りての弁護士らしい事も、台詞で分かるだけである。-
・そこに現れたヘンテコで、ボロッチイロボット。記憶が無いようだが、自分をTANGと呼んでいる。
- 後に、TANGの名前が、船の名前の一部である事が映し出されるが・・。-
・奥さんに家から叩き出された、健とTANG。健はTANGの製造メーカーを訪ねるがそこのナルシスティックな男から、TANGの情報を全世界に流して、何故か二人は中国の深圳へ。そこで待っていたロボットの女博士(奈緒)。だが、彼らは”怪しい黒い服の男達”に追われて・・。
- この中盤までの、流れが粗い。TANGが黒服の男達に連れ去られても、ハラハラしない。何故かと言えば、先が見えてしまったからである。-
・実は、黒服の男達(小手伸也、かまいたちの二人・・。)はある研究機関の男達で、昔研究機関で起こった馬場教授(武田鉄矢)による事件を追っていた事が明らかになる。
- で、馬場教授が隠れていた南国の島に到着する、TANGと健。だが、何故かTANGは馬場教授がにこやかに近づいても、震えるばかり・・。-
■今作が、面白くなるのは、TANGと健が無事に家に戻ってからの展開を描いた終盤である。
序盤から中盤は時間を掛けてTANGが昔起こした兵器として使用される訓練を行っていた時にロボットには考えられない芽生えた”心”と健が、研修医時代のトラウマを二人の交流を通じて克服していく姿が描かれる。
そして、彼らが家に帰った際に、絵美は正に家を出ようとしていたのだが・・。
・TANGとの旅でトラウマを克服した健が、TANGに喋っていた事が、奥さんの前で”テープレコーダー”のようにTANGが再生するシーンは良かったなあ。”又、医者を目指すよ。ロボットではなくて人間を直す医者を・・。”
その言葉を聞いた絵美の両眼から溢れ出た涙。
そして、TANGは言う。”二つの音が聴こえるよ・・。”
”何時、言おうか迷っていたの・・。”序盤の彼女の苛苛の一つの原因でもあったのだね。
<今作は、ダメダメ男と、オンボロロボットの交流を描いた、小さなビルドゥングスロマン映画である。中盤まではどうなるかと思ったよ。全くもう。
けれども、終盤の展開で気持ち良く映画館を後にした作品である。>
一家に一台TANG!と思える愛らしさでした。
感情の変化に合わせてTANGの歩き方が変わってて、終わりに近づくにつれて愛おしく感じられました。好奇心とか喜怒哀楽に素直に生きる大切さみたいなものをTANGから学んだ気がする。ニノの泣きの演技は単純な悲しみとか悔しさじゃなくて、複雑さを含めて表現されているのが繊細でもらい泣き(うるっと)した。ほとんどCGとのことでしたが、俳優の皆さんの想像力に委ねられる撮影だったと思うと凄みが増します。
タングかわいい!
何故こうなっちゃうんだろ
「公開日」
ダメ夫のリハビリ
研修医時代に自らの判断ミスで父を亡くし、それ以降自分の夢も妻との幸せな生活も諦め、職にも就かず引きこもってるダメ男の健。ある日、彼の家の庭に、記憶を失ったAIロボットのタングが迷い込んできた。健はその旧式でサビサビのタングを捨てようとしたが、健に懐いて追っかけ戻ってきた。実は、タングの心臓部には重要な記憶が眠っていることがわかり、タングを奪いにくる奴らとの戦い、そしてタングの学習姿勢により、健のやる気が芽生えると言うリハビリ物語。
ストーリーとしてはそこそこだが、二宮和也をはじめ役者が良い。
奈緒も登場時間は短かかったが、良かった。
健の妻役の満島ひかりも悪くはなかったが、あんなに痩せてたっけ?病的に細く顎が尖って顔にシワが目立ってた。
タングの意味はなんだろう、と観てたら、トラックの横に書かれていたTANIGAWAの IとAWAが消えかかっていてTANGとは、なんだ!でした。
まあまあ
TANGの目はよく語る
ややチグハグな感じ
タングがとても可愛い。ほのぼのした気持ちに。
CGと実写の融合、ファンタジーのストーリーと実は違和感なく作品を作るのはハードルの高い作品。正直細かい設定の雑さ、武田鉄矢やかまいたちの存在が違和感だあることは否めないが、それを越えて楽しい作品として成立させたのは主演の二宮和也と満島ひかりなら卓越した演技力とタングの造形の可愛らしさでした。
夏休みに家族で楽しい気持ちになれる作品に仕上がっていると思います。
二宮和也がこの荒唐無稽な世界に物語を紡いでいたのは間違いないと思います。
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