オールドのレビュー・感想・評価
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ゴッホより普通にシャマランが好き
「時間の流れが速い」という条件を使って、とにかく多様なアイデアをたっぷりと楽しめた
シチュエーションスリラーとしてシンプルに面白い
シャマランの映画好きなんだよなぁ
スリラーでありながら、少年少女が困難を乗り越えていく爽やかさもあるし
そしてきちんと分かりやすいヴィランを立ててくれるのも潔い
毎度毎度シャマランの映画は変にカッコ付けずに、面白えと思ったことを真っ直ぐにやるところも好きなんよねぇ
あれこれとややこしく考えることなく、ただただ面白れー映画
普通に好き
歳はゆっくり重ねたい
子供の頃、よく思ったものだ
「早く大人になりたいと」
それはきっと自立したいと思っていたのだと思う
子供に比べて自立した大人のほうがはるかに自由だと勘違いしていたからかもしれない
だから家を出て結婚するまではかなり自由に楽しんでいたように思う
今にして思えばただただ自堕落な生活を毎日繰り返していただけだったな
結婚して子供ができると私個人の時間などなくなる
なくなるからこそ見えてくるのは己のやりたいこと
少しでも時間ができれば山へ行き頂を目指す
そんなふうに時を重ね少しづつ人生を学ぶことが歳をとるってことなんだと思います
人はゆっくりと心を育てる動物だから片寄ったり早すぎたりすると他の者とのバランスが難しいのかも
でも、順応するのも早いでしょうね
SFは好きでよく見ます、ありそうでなかった作品
楽しく鑑賞しました
一生が一日で終わる…
映画の設定は予告で公開されているので、映画を観る前から分かっているのですが(予告で公開しすぎ感ありますが)、まさになぜこういう状況に陥ったのか?そして抜け出せないビーチからどうやって生き延びるのか?が焦点です。
いわゆるサバイバルやミステリー物と言いましょうか。そのなぜ・どうやってを解決していく導線や異常なビーチに閉じ込められた人々の心情や体の変化が見どころでした。時間スピードが速いので、終始何か事件が起きているイメージで全くだらけるところもありません。
そして面白いと思ったのは、たった一日の出来事なのに、一家の一生分の人生を見せられた気分になるのです。冒頭では分かり合えていない家族が、このビーチで真の愛情が有る家族になっていく姿があるのでした。
子供たちの変化も面白さに輪をかけてくれています。成長しきっている大人と比べ成長過程である子供達の容姿や心情の変化がものすごくうまく表現されています。演じる俳優を何度も変える必要ありますが、ちゃんと成長した感がある配役になっているので好感持てます。人を愛する事がまだわかっていない子供が、短時間で愛を感じていく様子も面白いですね。
ラストの謎解きも、前半にちりばめられた伏線回収もしっかりしてくれていてすっきりさせてくれました。
難解な映画が多いM・ナイト・シャマラン監督作品としてもわかりやすく見やすい映画でした。監督の入門作品としてもいいかもしれません!
面白い設定
急激に年を取ってしまう、プライベートビーチからどのように脱出するのかなど見応えはありました。
また、ビーチで行われていることなど、よく考えられた脚本だったと思います。
ただ、あんなに急激に成長したら知識は追いつかないよね、など思ったりもしましたが、そこは目をつぶります。
シャマランならでは
シャマランのサバイバルホラー。
全体を奇妙で特異な空気に包んでおり、足元にはいくつもの小さな違和感が散りばめられている作品。
観ていて、やはりうまさを感じます。
孤島での表現にもこだわりを感じ、CGより編集や音響などで表現してました。
特に子役を入れ替えることで急な成長を表現する力技も、シャマランならではの発想ですね。
同時にあれ?ってなる部分も多いのですが、テンポも良く最後まで面白く纏っていたと思います。
108分に閉じ込められた人生の縮図。
まるでスノードームのような映画だった。
外界と隔絶された孤島に、人の一生が閉じ込められている。24時間で子供すら成長・老衰して死に、塵になってしまうビーチ。
そこで起こる全てを、我々はスクリーン越しに目の当たりにする事になる。
まず素晴らしいのが、ショッキングなスリラー演出を安易なCGに頼らず、カメラワークや編集・音楽で魅せている点だ。
直接的に「見せない」事で、そこで何が起きているかを"想像"させて不安を煽り、緊張感を最後まで持続させている。ここが上手くいかなかったらこの作品は成立しなかっただろう。
スリラーにおいて緊張感を持続させる事は何よりも大事な要素。これを絶妙なバランスでしっかり作家性を押し出しつつやり遂げている時点で、シャマラン映画として満点だと思う。
この映画は劇中で老化現象を目の当たりにする登場人物と同じように、見る人それぞれで受け取るテーマやメッセージが異なるだろう。
子供にとっては、まだやりたい事が沢山あるのにあっという間に年老いてしまうのはトラウマ以外の何物でもないし。
円熟した夫婦にとっては、本当に大事な事を見つけるかけがえの無いない時間にもなりうる。
そしてこれを「映画」というメディアが持つ"時間を編集で圧縮さてて見せる"…という特性をフルに活かして描く。
これはまさに映画の構造そのものだ。
映画という物それ自体をメタ的に魅せた映画とも言える。
この二重のメッセージ性が本作に深みを生んでいる。
一つだけ難点を言うのであれば、無理やりハッピーエンドにしたようなあの"オチ"はあまり好みではなかったと言うか、シャマランらしくない感じはした。
ハプニングみたいなオチにすらないような終わり方のが好みではあったが、これだと世間からは不評を買いそうだし止むを得ずオチを付けたのかもと邪推してしまった。
とはいえ。謎が謎を呼ぶ展開に吸い込まれ、驚き、笑い、恐れ、見終わった後に、自分の人生を大切にしよう…と感慨に浸れる。そんな素晴らしいストーリーは非常に魅力的でした。
シャマラン新境地の味わい深い1本、オススメです。
これは良いシャマラン
個人的にアタリハズレの大きい監督だと認識しているM・ナイト・シャマラン監督。
シックスセンスは個人的に衝撃であり、素晴らしい映画監督を発見した思いだった。
その後玉石混交の作品を見ていくうちに彼の味にも馴染みを覚えるようになった昨今。
この映画はアタリな良いシャマラン。
舞台となるビーチの謎はさることながら、そこに至るまでの小さな違和感。
その1個1個は取るに足りない小さな違和感の明確な意図が明らかになる展開は気持ち良くもゾッとする。
良いシャマラン作品
M・ナイト・シャマラン監督・脚本。
モチーフはグラフィックノベルらしいが、シャマラン監督らしいトリックとラストの種明かしに溢れたストーリーになっている。
ホラーな展開はあるものの音で急に驚かせたり、モロなグロシーンなどはないので、怖いの苦手な人も安心して観れると思う。
ラストシーンが美しい(so beautiful)*所々閲覧注意の映画
次々に訪れる家族のあり方の変化が可視化されるシーンが続き、目が釘付けになった。
ラスト付近は、「この映画はホラーだった」と改めて思わせられるような描写で、
結構刺激が強い。
最初は元気で可愛い子供が一気に大人になったら、というIF線のかなり王道の設定だが、
なぜこうまでにホラーで怖いのだろう。そして美しいのだろう。
ラストのラストまで観てるとちゃんと伏線回収してくれるので、気持ち良く、
良い映画である。
細かいストーリーの詰めが甘い気がする
この手のサスペンスは非現実的な状況に、どのくらいの「納得感」を持たせられるかによって、映画に引き込まれるかが決まると思う。
最初と最後の部分に破綻はないけれども、中身を埋める出演者それぞれのストーリーがどことなく唐突であったり、「それは飛躍し過ぎだろう」ということが多い気がした。
ビーチの謎を、登場人物と同じく鑑賞者に突きつける。
不自然に時間が進むビーチ。途中で敢えて見せる人影と光。徐々に分かる原因と、急激な状況変化と身体的変化に思考と精神が耐えられない。
設定と脚本が素晴らしく、こういうサスペンス・ホラーは個人的に大好きな展開。さすがシャマラン監督。演出含めて突っ込みどころもあるにはあるが、ここは気にせず楽しむべき作品。
時間という設定だけで展開をグイグイ突き進められるのが秀逸。"成長"という時間経過の先にあるものは、全生物に定められている。その見せ方も上手い。
予想もしていなかったラストに衝撃。老化に抗えない、生きる者全ての恐怖を是非。
奇怪な現象をカメラに映さず引っ張る割には想像通りの事しか起こってい...
奇怪な現象をカメラに映さず引っ張る割には想像通りの事しか起こっていない。ビーチに人が送り込まれている理由には納得。残酷な仕打ち。
傑作とまでは言えないが、見応え充分!
WOWOWの放送にて。
物語の説得力が今一つではあるが、先が読めない展開は凄い。
…と、思ったら原作(グラフィックノベル)があるらしい。どこまで原作に基づいた筋なのだろうか。
予告編で見せられたビーチがテレビドラマ「LOST」を連想させたので、孤島なのだと勝手に思い込んでいた。ところが、リゾートホテルのプライベートビーチだという。あれ?じゃあ逃げ出せる?いやいや、そういう仕掛けだったか!
恐ろしい早さで人が老化いていく奇妙なビーチ。
子供があっという間に大人になってしまうのだが、知識まで大人にはならないでしょうに…。
製薬会社がこれを治験の短縮化に利用したとしても、申請用の臨床試験データはどうするのか…。
、、、素朴な疑問は多々あるのだが、シャマランの独創性が発揮されていて、全体的には面白かったと思う。
ビーチの秘密はサラリと説明され、大人になってしまった子供たちが脱出法方に気づく。
大事な箇所を観客ではなく登場人物たちが納得することで押し切ってしまうのは、ファンタジー映画の常套手段だが、観てる側は腑に落ちない。
イントロダクション部分が冗長で難点ではある。この際、夫婦間のイザコザなどどうでも良いと思うのだが、終盤に老化した夫婦が最期の言葉を交わすところでこれが効いてくる。
人生の終焉が間近な老夫婦の愛切が漂ういいシーンだ。
最後の大逆転も、この長いイントロが伏線になっている。
医師のセクシーな妻の末路は、ちょっとやり過ぎではなかろうか。これが作品全体の品位を落としているようで残念だ。
ジョーダン・ピールが怒濤の勢いでこのジャンルを席巻している今、シャマランには先駆者として踏ん張ってほしいと、切に願う。
総合点は高いのじゃないかしら
ツッコミどころはまぁ置いといて
オチがあれなのもまぁ置いといて
不覚にも泣いたわ・・・
時間も丁度よくテンポもいい
込み入ってないから気楽に観られる
繰り返し見るという作品ではないけれど、観て損したとは思わない作品
最初の辺りはつまらないですが
それがあってこそ後半が映えるので私は好きです
普通におもしろかった
この映画に求めることではないが、途中浜辺からの脱出を試みて絶壁を登った女の子が落下して死んだシーンはちゃんと見たかった。あとまぁ、急激に歳をとることから矛盾点は多かった。数時間前まで小さい子供がおっさんになった時に子供では知り得ないようなことをいうのはおかしい。あと、内容は結構想像できてしまった。不思議な浜辺ではなく、何かの組織の実験というのは想像できてしまった。ちょっと悲しいが、まぁ内容は普通におもしろい。
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