「ラストにはいろんな選択肢はあった」オールド おっちょさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストにはいろんな選択肢はあった
108分とテレビ向けサイズ
ヌード描写も、死体描写も上手に消してある
とても上品なスリラーでした
時間の経過と共に
だんだんと登場人物が死にゆき
最終的には2人となり
ラストが近くなったころには
随分ストーリーがすっきりしています
この辺もまた上品な作りを感じさせます
人が急激に老いる場所へ連れて行くのに
何の得があるのか
さっぱり検討が付かなかったが
見ていけば
ああ、まあなるほどの理由でした
それに対して
脱出できる選択肢は
劇中で出てきたヒントの中からは
色々考えられたはず
例えば
金属の管を作るために、ランチパックのアルミシートを身体に巻き付ける
とか
又は、マッチを擦りながら洞窟に入ると
何となく奥に進めるなら
タイマツを携え、岩場を進むと
化学反応が起きてバリア代わりになる
とか
他にもあったけど
選択されたラストは
理由が明確じゃなくて
「守られているらしい」でした
まあ映画なんて作り手の自由だから
なんでも良いけど
この違和感というか
消化不良はなんでしょうかね?!
とは言え、中学生くらいの世代が見ると
丁度いい感じに怖がることができる作品でした
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