「ポスターだけで引き込まれる謎の吸引力」オールド SGさんの映画レビュー(感想・評価)
ポスターだけで引き込まれる謎の吸引力
何よりまず着想、設定が面白い。
M・ナイト・シャマラン監督最新作は、これまたありそうでなかった?新しい恐怖とスリルに満ちている。
おそらく張られてるだろう伏線を意識しながら、目まぐるしく展開するストーリーに一気にのめり込む。
>>特別に招待された3家族が自然保護区のビーチに足を踏み入れた時から、すでにそこに佇んでいた謎の鼻血ラッパー、何処からか流れ着いた若い女性の水死体…。
おいおい、こんなの遊んでられねぇわ。
ドライバーに電話!あれっ?電波が繋がらない。
すいませーん、ウチの子たち見ませんでしたか?
ママ、僕はここだよ!パパ、私よ!
へっ…?あなたたち…?
さっきまで幼かった姉と弟は、わずか数十分の間に中高生ぐらいの見た目に変わっていた。
うそーん!何じゃ、こりゃあー!
引き返してドライバー呼んで来る!
あいたたた…頭が締め付けられる〜!
ダメだ、引き返そうとしたら頭が圧迫されて気を失った。
えっ?もしかして俺たち戻れないの?
お姉ちゃん…水着が小さくなってオッパイがハミ出そうだから着替えてらっしゃい。
それより何で子供たちあんなになっちゃったの…?
(当然こんな軽いテンションではないが笑)
シャマラン作品は正直当たり外れもあるが、摩訶不思議な現象、謎解きサスペンス、密室ミステリー劇などあらゆる要素を含んだエンターテイメントとして飽きさせない仕上がり。
たまに覗かせるヒューマンな部分も相変わらず絶妙。
プロットの粗探しとか深読みはし過ぎず、ビーチにいる気分でシンプルに楽しむことをオススメする。
"クヨクヨ考えてるうちに人生なんてあっという間に終わってしまう、だから今を精一杯生きよう"
なーんてそんな教訓めいたことは後付けでしかない。