劇場公開日 2022年7月1日

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わたしは最悪。のレビュー・感想・評価

全164件中、1~20件目を表示

3.5「何者かになる」を追い続けることは「最悪」か?

2024年7月19日
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すっかん

3.0彼女から別れを切り出されるシーンがリアル。。

2022年8月2日
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鑑賞方法:映画館

彼女から別れを切り出されるシーンが昔の苦い記憶を思い出させて胸が締め付けられた。そう、女性は理屈じゃないのよアクセル。。なかなか納得いかんと思うが。(しかしちょっと待てよ、、あの時も実は新しい男がいたということか。。)

アクセルが癌になるシーン、真に迫っていた。
あんな感じで急にくるものなのだろう。

思いのほか長い。いや長く感じたが正しいか。

触れるか触れないかの繊細なボディタッチ、煙の交換など、あー言うのがエロくて興奮するよね。目的をとにかく達すればいいというもんじゃない!

一言で表せられたり、何かわかりやすい教訓を簡単に得られることを期待して観ない方がいい。

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momokichi

3.0抵抗感はあったが突き離せない、未熟さに気付くまでの道程

2022年7月10日
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ニコ

4.0この映像、彼女の決断に、ずっと心を委ねていたくなる

2022年7月5日
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幕開けから新鮮な勢いを感じる。綴られるのは主人公ユリヤがいかに心変わりの速い人物かってこと。「他にもっとふさわしいものがあるのでは?」と考えだすともう止まらない。自分の気持ちに素直であるがゆえに、その行動はとても迅速。まさに突風が吹くかのように過去を捨て、新たなものを掴もうとする。トリアー監督の視座はそんなユリヤのことを一切批判もしないし、むしろ研ぎ澄まされた映像で彼女のあらゆる心の機微を祝福しているかのよう。性に関するオープンな会話にしても、吐き出した煙の交換にしても、悪趣味や下品に傾くことのないトリアー的視点が機能。決して蔑んだり、道徳的になったり、「ほれ見たことか」と上から目線で抑えつけようともしないし、静止したオスロの街を駆け抜ける際の高揚感、疾走感なんて観る者をナチュラルに惹きつける至高の場面だ。ユリヤの人生、決断、それを映し撮るトリアーの映像にずっと心を委ねていたい一作である。

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牛津厚信

4.5カンヌ国際映画祭で女優賞受賞、アカデミー賞で脚本賞と国際長編映画賞のノミネートは伊達じゃない、大人の恋愛映画。

2022年7月1日
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本作は、脚本と主演女優に大きな特徴のある作品です。
まず脚本は「序章」「12章」「終章」から構成されています。
序章で、「医大は成績優秀者に相応しい進路だ」と考える主人公ユリヤ。でも想像と違うと、医大を辞め心理学へ。そして心理学もピンと来ないと写真家に、と自分探しをします。
そして、パーティーでマンガ家と出会います。
それ以降の各章にはタイトルが付いていて、分かりやすい構成になっています。
(途中、ユリヤが時間を止めるシーンが1回出てきますが、これは「ユリヤの空想」を表現したものです)
2022年の第75回カンヌ国際映画祭で是枝裕和監督作「ベイビー・ブローカー」で主演したソン・ガンホが男優賞を受賞しましたが、前年の第74回カンヌ国際映画祭でユリヤ役のレナーテ・レインスベが初主演で受賞しています。様々な顔を見せるユリヤを見ていれば、これは納得がいきます。
そして本作はノルウェー語なので、アカデミー賞では「国際長編映画賞」に該当し、まさに日本の「ドライブ・マイ・カー」と賞レースを競っていたのです。

本作の邦題「わたしは最悪。」について、2つの意味で考察が必要だと思います。

1つ目は、「邦題のセンスがないのでは?」ということ。
これについては、原題のノルウェー語では「Verdens verste menneske」となっていて直訳すると「世界で一番悪い人間」という意味になります。
ただ、これは正直なところ分かりにくいと思います。
英語版では「The Worst Person in the World」と、そのままです。
そこで邦題は、このノルウェーでの慣用句を分かりやすく「わたしは最悪。」と訳しただけなのです。

2つ目は、「そもそもどういう意味なのか?」ということ。
これは、ユリヤが「ある段階」で頭に浮かぶセリフだと私は解釈しています。
その「ある段階」は、人によって異なるかもしれませんが。

ひょっとしたら1回目では作品の良さが伝わりきらないのかもしれません。そこで、もし機会があれば2回は見てみてほしいです。有名な賞を受賞したからと言って、誰にでも合う作品なんて無いのだと思います。
でも、この作品は、「別の機会に見て、良さが実感できたりする名作」なのだと私は考えています。
やや大人な映画なので「R15+」なのも納得ですが、大人になったからこそ分かる作品と言えます。

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細野真宏

4.0人生の選択について考えさせられる

2022年6月30日
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悲しい

楽しい

オスロで暮らす聡明で美しい女性主人公ユリヤによる人生の選択、恋愛(+結婚するかどうか)の選択をめぐる物語なので、英題の「The Worst Person in the World」は大げさだが、これもまた、自分の目に映る範囲だけを“世界”と認識する「セカイ系」の一種と考えるなら、彼女の目線での自虐的なタイトルということになるだろうか。

フィクションゆえに誇張されている面ももちろんあるが、自分のキャリアの選択はこれでいいのか、今のパートナーとずっと一緒でいいのかなど、誰もが一度や二度は覚えがある悩み、劇中に「自分探し」というワードも出てくるし、そんな普遍的な題材に共感する人も多いだろう。また、年齢の離れた相手と交際した経験がある人なら、ユリヤとコミック作家アクセルとの関係にきっと自身の記憶を重ねてしまうはず。

基本はリアリズムの描写で語られるが、予告編でも示されているように、マネキンチャレンジのように静止した街の中をユリヤが駆けていくシーンと、マジックマッシュルームを食べて幻覚を見る場面で、リアルから逸脱したファンタスティックな視覚効果が使われているのも印象的だ。

余談めくが、ちょうど3年前の2019年6月に北欧を旅行しオスロにも2日ほど滞在した。市内には「テネット」のロケにも使われた美しい外観のオペラハウスや、ノーベル平和賞授賞式会場として知られるオスロ市庁舎にも近いベイエリアなど、見栄えのいいロケーションも多々あるが、そうした観光名所を敢えて避け、欧州の都市のそこかしこにありそうな“素顔の街並み”を背景に撮影しているのは、デンマーク出身ながらノルウェーのオスロで育ち、同国で作品を発表し続けてきたヨアキム・トリアー監督ならではだろう。

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高森 郁哉

4.0自分以外の世界が止まって見える

2022年6月21日
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鑑賞方法:試写会

“理想の人生”と“厳しい現実”の間で揺れながら、自分の気持ちに正直に生きていくことを選択していく女性の失敗と成長を描いた、ロマンティック・コメディタッチの恋愛ドラマである。

ヨアキム・トリアー監督は、遊び心溢れる独創的な映像と音楽で主人公ユリヤの心情を映し出す。彼女が芸術の都オスロを眺めながらひとり帰途につくシーンや、それまでの自分から解放されたかのような表情で街の中を駆けてゆくシーンが印象的だ。ユリヤを演じたレナーテ・レインスベは、まるでユリヤが自分の中のいくつかの人格と対話するかのように、子供のような無邪気さと愚かさ、さらに大人のずるさと賢さが混在する年代の感情の揺れ動きを、繊細かつ大胆な演技で表現している。

日常の中で時おり抱くある違和感。自分は何者なのか、なぜここにいるのか―。部屋の電気のスイッチを「パチン」と押した瞬間、抑えていた感情が彼女の中で弾ける。外へ飛び出すと、自分以外の世界が止まって見える。そんな街の中をゆっくりと駆けだしていくユリヤの表情が笑顔に変わっていく姿に世界が共感したのだろう。

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和田隆

3.5A Portrayal of the Sadness of Romance

2022年5月31日
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鑑賞方法:試写会

Nobody really knows how or why love makes the world go round. The Worst Person is a story of how unexpected occurrences and unfulfilled desires bring forth betrayal to a committed relationship. What ensues is a new life clouded in the past of broken promises. Broken up into eleven parts, the film is easily digestible. Like Romania's Loony Porn, it's an up-to-date essay on Instagram woke zeitgeist.

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Dan Knighton

4.0最悪なのに気づけるならよい

2024年12月31日
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ユリヤは頭も良くてユーモアもあって行動力もあって自分に正直で迷って色んなものが好きでも嫌いでもある。
普通じゃないようで、普通なのだ。
ワガママに迷って悩んで人を巻き込んでって当たり前。
誰だってそうだ。
それでいいと自分でも思ってそうだけど、やっぱりそんな自分は最悪だとも同時に思うわけ。
ごく普通の魅力的な女性の話だと思った。

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本まぐろトロ子

3.0過去を振り返る12章

2024年12月28日
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emme

3.0男性の立場からすると・・・

2024年12月10日
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鑑賞方法:VOD

ノルウェー・フランス・スウェーデン・デンマーク合作の映画。
主人公ユリヤの30歳の恋愛遍歴などを映し出していた。
一見自由な風に見えるけど色々としがらみがあってしんどそう。
自分が何をしたいのか何を求めているのかを
見つけるのが一筋縄ではいかないですね。
残念だけど映画としては面白かったけど
ユリヤには全然共感できなかった。
女性は共感できるのかもしれませんが
男性の立場からすれば振り回されている感がしんどいな。

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tom

4.5すごくすき

2024年12月5日
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鑑賞方法:VOD

人間味があってすごくすき。
前の彼が、最後赤ちゃんをあやしてるのも、彼の家に暮らしているのもすごく愛しいきもちになった。

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namakemono

2.5全然おモロくない

2024年11月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

女と男の好きなまま恋愛する事情ドラマ。
こんなにも素直に自由に子供を作らず恋愛主義に生きれたら幸せだろうな。

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ノブ様

4.0バランス

2024年11月17日
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風景と演技と明るさのバランスがとても良かった。やりすぎか…?と思う寸前でやめるバランス感覚もとても良かった。

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齋藤直紀

3.5感想メモ

2024年11月16日
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ヒラめ

4.0女優の見せる薄ら笑いの表情

2024年11月14日
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そして悲劇の中から無理に笑顔を作るところ、この役の所在ない感じを上手く出してる。
さりげなくさりげあるエピソードなど、脚本も出色。
いい映画を観た

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Ferma

4.0構えて見たけど大丈夫でした

2024年11月12日
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トリアー家とは相容れない私。でも何だかやけに評判良いのよね。アマプラだしイヤなら見るのやめればいいし、と自分に言い聞かせて見始めました。もちろん懐疑的に。でも何分経ってもあの家系特有の厚ぼったいめんどくさい鼻につく「こちらはアートやっておりますので」臭がしてこない。なんならグレタ・ガーウィグかと思うほどの軽やかさ。この年代の女性の描き方も見事。若い女の子は、男の子もなのかな?理由もなく別れるよね。理由もなく仕事も辞める。もっといいものがあるかもしれないと思うからなんだろうね。耐え難いほどの問題がないならそのまま続けたほうが良いよと年寄りは思うのだけど、その年寄りの冒険しなさこそが若者が嫌うものなんだもんね仕方ないよね。アクセルはそこを見誤ってた。本人がどんなに大丈夫と言おうともやっぱり年齢差カップルは年下から離れていくんだよ。だって彼らには次があるんだもん。置いていかれる年寄り側は本当に憐れ。いやー素晴らしかった、トリアーさん疑ってスミマセンでした。

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三毛猫泣太郎

4.0不思議な読後感、でも、絵も色も素晴らしい

2024年11月4日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

知的

不思議な読後感、でも、絵も色も素晴らしい

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さかな

3.0何を持って最悪というのだろう

2024年9月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

題名からしてもっとコメディっぽい作品かなと思ったら一人の女性のシリアスな生き方の話。
プロローグからわかるように飽きやすく一つのことに集中できないコロコロ変わる主人公。
裏を返せば替わることの決断力があるということかも。

映画は作品を通して何を言いたかったのかあまり理解できず観た自分が最悪と思ったがレビューや作品批評など読むとそう思った自分が最悪だった。

妊娠しているのにたばこをパカスカ数のは最悪だし、12章でシャワーを浴びるシーンが印象的だった。

エピローグで窓から見えたのは元カレが新しい彼女との間に子供を授かっていて楽しげに歩いていた。

「赤ちゃん、いらん言うてたんとちゃうんか!」と叫んで終って欲しかった。

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♪エルトン シン

4.0The worst person in the world

2024年8月30日
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悲しい

興奮

I get that you feel stuck.
But is this the solution? The best solution?

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Wave 🌊