「腹グロイチジク」ノイズ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
腹グロイチジク
半年に1回の藤原竜也主演の映画。
「鳩の撃退法」は個人的にはめちゃくちゃ面白くて、2021年ベスト5に入れるほど好きな作品だったのですが、「太陽は動かない」は詰め込みすぎて期待をかなり裏切られた映画でした。当たり外れが激しい藤原竜也主演作ですが、順番的に言えば(?)今回はハズレ回。予告はそこそこ面白そうだが、そこまで期待せずに鑑賞。
結果、そこそこ面白かったです。
割と没頭できるしすごく見やすい。
どうなるんだろうと先の展開も気になり、最後もそういうことだったのかとなって面白い。緊張感は前半はないが、後半になると結構ドキドキ。うん、それなりに楽しい。
藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介の使い方は個性を潰している感じで勿体ない。けど、余貴美子や柄本明、永瀬正敏の役柄はとても良かった。余貴美子あるある、柄本明あるある、永瀬正敏あるあるなキャラクターだけど、やっぱり安定感があってナイス配役。好きだなぁ。
ただ何よりこの映画、脚本がすごく粗い。
見せ方も演出も下手くそ。映画映えはしないし、見逃せない雑さ・ツッコミどころが多すぎる。新感覚サスペンスって言ってたからストーリーにちょっとは期待していたんだけどなぁ。別に退屈はしないんだけどね。問題あり。
これは映画じゃなくて映画館に文句を言いたいんですけど、映写機の焦点が合っていないのか、画面が止まった時に中央がブレッブレになって最初は全然集中できませんでした。こんなことあるのか!?酷いぞ!と終わったらよっぽど言おうかなと思ったけど、中盤から改善されました。ちゃんとしてくださいよ...。
いくつか長ぇなと思うシーンがあったり、これ意味あるのか?と思うシーンがあったりするけども、ベースとしては悪くなかったので3.0で。太陽は動かないよりは面白かったかな?笑
にしても、人多かったな。藤原竜也人気はすごいね。