劇場公開日 2021年10月8日

  • 予告編を見る

「あ~佐渡~え〜の続きはおのれ次第」ONODA 一万夜を越えて momoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5あ~佐渡~え〜の続きはおのれ次第

2021年10月24日
Androidアプリから投稿

やられた!
悔しいな。なんで日本人の監督はコミック原作やミステリー小説などの小説原作の映画化ばっかり作ってんだろ。
だからと言ってアメリカ人の監督が撮影したらこうは行かない。
フランス人の若手監督が撮ってくれたからこんなに素晴らしいものが出来上がったんだな。
日本人目線でどこに出しても恥ずかしくない仕上がり。
ひたすら感謝だ!
津田寛治の目の演技が良い。
テレビで見せるコミカルな演技とは全く違う。
小野田さんそのものに見えてくる。
そして、仲野太賀の旅行家は勘弁して下さい!
この映画どうやってキャスティングしたんですか?
知ってる人がいたら教えて。
もう彼にしかだせないよこの味は。
人懐っこく小野田さんの心を溶かすこの演技!津田寛治と仲野太賀のシーンは鳥肌が立ちました。
若き日の戦士たちの姿を描く大半の数々のエピソードは全てこの瞬間のためにあったのか!
ラジオを聞いた後の作戦会議のシーンとか海でおよぐシーンとか素晴らしいシーンもあったし、ちゃんとしてるよこの映画。
作ってくれてありがとうという感謝しかない。
戦争を知らない子供たちの私。
そして、戦争を知らない子供たちという歌さえ知らない平成生まれの人達、色んな人が知るべきことをなるべく毒がなく、素直に描いてくれたなと思いました。
佐渡~え〜の歌、上官の真似じゃダメなんだよな。
自分の頭で考えて行動してそして一万夜を超えて生き残る!
この映画を観た者も、佐渡~え〜の続きは自分で作って行って欲しい。

momo