劇場公開日 2021年10月8日

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「自分自身が司令官であれ」ONODA 一万夜を越えて あささんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自分自身が司令官であれ

2021年10月8日
iPhoneアプリから投稿

フランス人監督が手がけたとのこと、ジャングルの自然を美しく映し出し静謐ながらも独特の世界観を持つ作品。
小野田がなぜ終戦を信じずジャングルに潜伏し続けたのか?彼の細かい心情や背景を描きだしていると長尺になるのも仕方がない。

最後のシーン、小野田の顔がしばらく映し出されるが、彼はなにを思い感じていたのだろうか。
彼もまた孤独とジャングルという大自然を相手に、戦い続けた勇敢な兵士の一人なんだろう。

なんといっても本作はキャストがみんな素晴らしい。
小野田寛郎の青年期を演じた遠藤雄弥から後半は中年期を演じる津田寛治へとバトンタッチされるが、二人の目がよく似ていて全く違和感なく見ることができる。また、バックパッカーの青年を演じた仲野太賀は相変わらずいい表情をしているし、谷口演じたイッセー尾形はさすがの存在感、空気が変わるし声が素晴らしい!

唯一残念なのはセリフが聞き取りにくかったこと。何を言っているか分からないところが所々あった。海外では字幕が入るからそこは気にならないのかな?

あさ
しろくろぱんださんのコメント
2021年10月8日

でも。聞こえなかったところが気になりますね。

しろくろぱんだ
しろくろぱんださんのコメント
2021年10月8日

あささん。
ありがとうございます。
確かに所々、台詞が聞きとり難いところがありました。自然さを出すために呟くような台詞なのかと思いました。

しろくろぱんだ