聖地Xのレビュー・感想・評価
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世界にはまだ、行ってはならない場所がある。
感想
巨木と古井戸がつかさどる呪われた地。
一度足を踏み入れた者は精神に異常を来し、常軌を逸した悪夢に取り憑かれ、忽然と姿を消すという。
人はそこを聖地Xと呼ぶ。
禁断の地に開いた危険すぎる扉の誘惑から、あなたは逃れられるだろうか?
オール韓国ロケ!日韓映画界の才能がタッグを組んで生み出した、世界基準の恐怖
始まりはいい感じだったんですがこれはホラー映画ではありません!笑
コメディでした!蛇拳、エアロビクスは笑いました笑
CMだけ観ると怖そうでしたね笑
物語としてはドッペルゲンガーが出ます!!笑
祈祷師の神と信じれば神、悪魔と思えば悪魔が出てくるとはその通りだと思いました。
神にもなるし悪魔にもなる土地です。
アメリカパイの夫婦の死の真相、コップの水がこぼれる描写、巨木、古井戸は?ってなりました。
※小説『聖地X』
なんか残念
入江監督の作品は「太陽」「22年目の告白」「ビジランテ」「AI崩壊」を観た事有り。
「ビジランテ」が監督のオリジナルで、他は原作やら舞台作品を持って来た物。
「太陽」は、あ~舞台ならねぇって感じの内容と演出。
観た作品全部に共通するのが、(なんか足りない)(でも、なんか邪魔)。
大事な事を雑に扱ってるのに、そこに力入れるんだ?と言う作風。
この作品、なんで韓国を舞台にしてるんだろう?直ぐに行き来が出来ない距離(一号、二号)にしたいのかなぁと思ったが、それなら東京と北海道でも良いし、東京と過疎地でも充分。むしろ、その方が男性部下の私用に女性上司が付き合うのに無理が無い。
三号を作った時、合体させるって言ったのに殺すんだ・・・・・・。一号二号の合体で余った記憶が三号に渡ったので始末するなら、合体時に嘔吐させたりしなかった方が納得出来る。
意味ありげにチラチラと見せた結婚指輪。アレは最後に実は川口春奈も・・・・・のフリかと思ったけど、なんも無かった。
会話とか動作がやはり舞台ならねぇ・・・・って感じ。
最後がよくわからん
予告がホラーぽかったんで鑑賞。
時々クスッとくる軽妙なやりとりとテンポよく話が進むので飽きずにみれました。
ただ最後にシゲルを統合するにあたり、ワザワザ3号機作ったのに3体目は合体させんのか?3 体目は殺さんといかんのか?と理解が追付かないところが若干悶々とさせられた。
面白い作品だと思うが韓国か舞台である必要があったのかな?
まずホラーでは無い。 でもコレはコレで良いんじゃないかな。 いつも...
まずホラーでは無い。
でもコレはコレで良いんじゃないかな。
いつものように岡田くんが悪役ならもっと面白くなったかも。ダメ人間に徹してくれてたらなぁ。
最後はレプリカにやられて終わってほしかった。
韓国映画ではあんまり出てこないであろうロケーションがこの作品の中には多いのでけっこう楽しめた。
深いような深くない話
まずこれはホラーではありません。普段ホラーを一切観ないほうですが、これはホラー苦手の人にも安心で観れる内容です。
実に興味深い話ですが、メッセージ性も厳密性も足りないです。
封じられた井戸とか、大樹とか、こぼれた水とか、意味深な撮り方で何回も何回もそういうのを映るシーンあったが、結局あれは意味ないですね?雰囲気だけの伏線をたくさん敷いて、回収はあまりしていない、登場人物の行動を含めて全体的に色々不自然です。
輝夫が一回目で妹の夫に電話をかけた時、あんな不気味な出来事があるのに、何故すぐ本人かどうか確認しに行かなかっただろう?次の日を待つ必要性が全くありません。
そもそも妹さんは問題の店に行ってから、第二の夫は初めて作られたのに、その前に街中にまだ存在していない「夫」を見かけるはずがないです。もし彼女は何か不可思議の力にその店まで誘導されたとしたら、そういう描写も兄妹と店の関係性についての話もなかったです。単純に物語のロジック性を深く考えていないと思います。
一番筋が通らないと思ったのは、妹さんの記憶が薄くなると同時に作られた第三の夫はいつか消えるという話、そしてそうと思わせる終わり方ですが、そもそも第三の夫は家政婦さんが作られた「人」だから、妹さんと関係なくない?
一番重要な店のミステリーな部分は意外にあっさり解決したが、根本的な原因はオカルトのせいにして、でもそのオカルト現象の背景も深堀りもなかったので、最終的に何を伝えたいかわかりませんでした。そもそも「聖地」と何か関係があります?全部見終わっても「なるほど」と納得できる箇所はなかったです。
見方はお客さんまかせというですけど、ストーリー自体は結構明白な話でほかはオカルトまかせだから、考えさせる材料は本当はあまりないです。
入江監督のリベンジは成ったかな
入江監督は前に劇団イキウメの戯曲《太陽》を映画化してるんだよね。
それは、うまくいってたとは言えない気がしてて『戯曲を映画化するのは、やっぱり難しいんだな』って思ってたの。
でも、黒沢清監督が、同じイキウメの別の戯曲《散歩する侵略者》をうまいこと映画化しちゃったからね。『なんだよ、できんじゃん』って感じだったの。
それで今度は《聖地X》の映画化ってことで、期待しないで観たんだけど、今回は原作・前川知大の良さを消さずに映画化できたんじゃないかな。リベンジは成った感じ。
それでも、戯曲ならではの面白さを再現するのは難しそうと思ったよ。
最初の方で岡田将生が「風俗!?……どんな種類の?」ってやるんだけど、ここ多分、舞台で観てたら面白いと思う。『そっち?』っていう面白さ。
岡田将生と真木よう子が電話でやり取りするシーンは、舞台だったら上手と下手でやることになると思うんだけど、それを同時に目にしてたら笑うと思うのね。
「(蛇拳が分かるってことは)僕より年上の方ですね」「さあ、それはどうでしょう」とか『いま、そこ関係ないでしょ!』って台詞も入れてきてるし。
でも真木よう子はうまくて、『ここは、舞台でも同じように笑いとるな』ってシーンで笑いとれるの。
ドッペルゲンガーが逃げ回って追いかけっこになるドタバタシーンは、何回かあったけど、やっぱりつまんなかったな。前作《太陽》でも、最高につまらない追いかけっこシーンがあったんだよね。
それと、これ舞台でやったら、二役、三役の面白さがあって『あれ? いま入ったひとがまた出てきた』みたいな面白さがあると思うんだけど、それは映像だと出せないね。
でもその分、二役が同時に画面に出れるし、融合するシーンや胸に穴の空いてるシーンはリアルに描けて、そこは良かったな。
話は「なくなることによって、それが何であるか分かる」っていう《散歩する侵略者》と似たところがあったの。川口春奈がどんなに大切か、川口春奈に関する記憶が無くなったことで分かるのね。
相手にとって自分がどんなに大切か、川口春奈は理解して、それで決断をするっていうところが、ちょっと深さがあって良かった。前川知大の良さが活きてた。
そんなこんなで、観てて楽しかったし、また入江監督にイキウメ作品を映画化して欲しいと思ったよ。
追いかけっこのドタバタシーンは、どうやっても面白くならないと思うけど、こだわりがありそうだから、そこもトコトンやって欲しいな。
全然めちゃくちゃ面白いですやん。
亡き父が残した韓国に暮らす自称作家ニートの兄と父親の遺産を旦那に使い込まれて離婚協議中の妹が、妹の旦那のドッペルゲンガーと出会い不思議な体験をする話。
予告はJホラーだけど、どちらかというと今年入江監督がやってたドラマ「ネメシス」の雰囲気に近い。あれをもっと変な話にしたのが今作かなと。
ホラーじゃなくてガッカリした人もいるだろうけど、曰く付き屋敷のJホラーかと思えばドッペルゲンガーが現れて世にも奇妙な物語になり、ドッペルゲンガー同士を合わせないようにするくだりはコメディになったり、不思議な現象の謎を解くミステリーになったり、その先に犯罪モノの香りがしたり。ジャンルがコロコロ変わってずっと面白い。
ドッペルゲンガーの題材は見た事あるけどそいつらが合体するところは見たことないし、「言霊」ではなく「人の思い込み」によって不思議な現象が起きるという設定が斬新で面白かった。
あとは細かい演出がとても良くて、何度も倒されて水がこぼれるコップや、鏡に映ると怖い顔をしている岡田将生(本筋の話よりここが1番怖い、結局何も触れられずに終わったし笑)や、毎日違う色の服を着て登場する妹などなど。
途中に出てくる「電気羊はアンドロイドの夢を見るか?」は、いずれ消える運命にある片割れのドッペルゲンガーにレプリカントの悲しき運命を重ね合わせた演出だろうし、妹が旦那と思われる男をスーパーで見かけた時にオレンジを手にしてたのがちょっと『パラサイト』(妹が桃盗むとこ)意識してるのかな?と思ったり。
岡田将生は顔が良いのを逆手にとった変な性格の役が多くて好き(笑)
結局印象に残ったのは…
滋がどんだけサイテーな奴か。
軽そうに見えるけど実はピュアな奴、などでは決してない。
実は分身部分が抱えていた秘かな思いが明らかになると感動的、なんて深い背景もまったくない。
軽そうに見えるけど、本当に軽くて上っ面なお調子者。
嫁の相続した資産の一部(なんと500万円‼️)を掠めて、風俗通い?なにそれ❗️
2人目のアレも合体させて復讐しちゃえば良かったのに😤
というわけで、ホラーとか地縛霊との壮絶な戦いではありません。
【初期、黒沢清監督作品の幾つかを彷彿させる奇妙な作品。入江監督、"イキウメ"が好きなんですね。チャレンジャーだなあ。コミカル要素も絡めたオカルト映画。】
- 最初はドッペルゲンガー(黒沢清監督に同名作品あり。)を扱った不条理映画かな、と思いながら鑑賞。-
◆感想
・要(川口春奈)は、夫の滋(薬丸翔)の浮気により500万円を使い込まれた事に立腹し、韓国で両親が遺した別荘で"作家になる"と言いつつ、悠々自適の生活を送る兄輝夫(岡田将生)の家に突然やって来て。
- 要が韓国の街中で見た滋の姿。彼はフラフラとあるオープン前の和食店に入って行く。だが、トイレから出て来たのは、店長江口(緒形直人)だった。が、その後に出て来た滋。パスポートも無いし、記憶も定かではない。その内に東京にも滋が居る事が分かり・・。そして、和食店の前に有った"アメリカン・パイ"の店の夫婦の不自然な死や、その後に入った店も尽く潰れていた事実。-
◼️韓国の祈祷士の、"ここは、彼らの土地"である、と言う言葉。
そして、徐々に明らかになる"思い込みや記憶により、人物が増殖する土地"だと言う事。
<作品の発想自体は面白く、日韓の俳優さん達も熱演。特に日本の俳優陣の豪華な事!
但し、前衛的な舞台の映画化と言う事も関係しているのであろうが、この作品は、一般受けするのかなあ。
一番の謎は、何故入江監督が、この舞台作品を映画化しようと思ったのかである。>
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