スパイラル ソウ オールリセットのレビュー・感想・評価
全134件中、1~20件目を表示
ようやく「ソウ」の新章が登場! これまでのシリーズを見ていなかった人も本作から新たに楽しめる。
もう17年も経ったのか、と時間の流れる速さに驚くと共に、若干の後悔の面も。
2004年に登場した「ソウ」ですが、当時はホラー、スリラー系はあまり好みではなく、見ることをパスしてしまったのでした。
ただ、アメリカを筆頭に世界中でブームとなり、「ソウ2」「ソウ3」「ソウ4」「ソウ5」「ソウ6」「ソウ ザ・ファイナル 3D」「ジグソウ:ソウ・レガシー」のように続編がどんどん作られ続け、その度に話題になるので、仕方なく何本か見てみました。ただ正直、最初の「ソウ」を見ていなかったからか、一言でいうと「よく分からないし、やっぱりグロい」といった感想しか出なく、興味を持てないまま今に至る、といった感じでした。
そんな思い出のある因縁の作品が新章として蘇るとなれば、今度こそ最初を見ないわけにはいきません。そして、当時よりはグロさにも耐性が付いてきたので見てみましたが、最初は、やっぱりイマイチ理解できません。しかも、割とグロいです。
ただ、本作はストーリー展開を分かりやすくしてくれたようで、何が起こっているのかを徐々にキチンと把握することができてくるのです。
そうなると、グロさよりもサスペンス映画の意味合いが強くなり、物語に入り込んでいけます。
過去の8作品シリーズと関係する登場人物を「オールリセット」により一新したことで、ようやく本作から「ソウ」の世界観に入り込むことができました。
この「スパイラル」シリーズがどのように発展していくのかはまだ読めませんが、大まかな軸のようなものは本作で出来上がっているので、次もまた見たくなっています。
本作の舞台は主に警察署で、主人公の警官ジークをクリス・ロック、ジークの父親をサミュエル・L・ジャクソンが演じています。
グロさは「R15+」なので指標では「孤狼の血」と同じ。
全米で2週連続1位となったのも納得の、93分でテンポ良く見られる新章の始まりです。
違う違う、ソウじゃ、そうじゃない!
早い話がジグソウの模倣犯の作品です。
ホラー大好きオヤジとしては、どぎついグロ表現には大満足。楽しませてもらったのですが、作品としては・・・
う~ん、決して面白くない訳じゃないです。むしろ、刑事物として見れば結構好みの作品です。
ただ、今までの「ソウ」とは違いますね。 相変わらず、派手な装置で残虐な行為を見せつけるわけですが、どっちかと言えば、なぜそんな事する?だから何?そりゃ無理だろ?の応酬だった気がします。
だからかな。次の作品は、過去に戻っての作品だよね。
まぁ、本作品の犯人には、カリスマ性も無かったし。
オールリセットのタイトルどおり、全く違うものとして見ればそれなりに楽しめた1本でした。
冒頭の舌切りでつかみはOK
ソウシリーズが好きなので鑑賞。冒頭の舌切りは目を背けるほど痛い。これぞソウって感じで引き込まれた。つかみはOK。
登場するゲームはどれもグロいが舌切りほどのインパクトは無かった。
最後の父さんのゲームは1番インパクトが薄い。血抜きはソウシリーズでも見たことあるしラストにしては薄かったな。
それとせっかくゲーム成功しても結局死んじゃってるから、ルール意味ない気がしてかわいそう。ゲームというよりただの殺戮って感じ。
気になった点は2つある。
1つめはジークがうるさいこと。最初から最後まで喚き散らしてうざい。ガキみたいな我の強い性格も好きになれなかった。
2つめ警察内部絡みの掘り下げが弱いこと。過去にあったごたごたの内容がイマイチよく分からなかった。
またジークと父との関係性も仲良いのか悪いのかピンと来ず。ラストの父を助けるか助けないかの葛藤にあまりハラハラしなかった。
鑑賞動機:夏のソウ祭りやってみよう(ふう、やっと終わった)10割。
とりあえず直接関係ない人物での制作ということで、何とか(私が)持ち堪えた。そもそも、ジャクソンにロックって何でそんな大物キャスティングしたのかわからないけど。ソウじゃなくてもよかった気はする。まあまあ楽しんだけど、続編はなくていいです。
いい加減このタイトルの呪縛から解き放たれるべき
これまでのシリーズの流れ的に、もうみんな大好きジグソウ先生の信念も哲学も跡形もなく消え去ってるんだろうなっていうことはわかりきっていたのです。それを承知の上で、タイトルパクったソウシリーズとは関係ない映画として観ました。そしたらめちゃくちゃおもしろかった(笑)観る側の姿勢を試される映画なのか?これは…。
もちろん、ソウシリーズとして観たらゲーム内容やゲームの目的に不満はあります。しかし、観る側としても、もういい加減「1」「2」の頃の輝かしいソウを期待するのは無駄であることに気づかないといけない。「6」「ファイナル」辺りから、あぁ、いつの間にか別のシリーズが始まってたんだなぁ。くらいの気持ちでいないと、本作を観るにあたって勿体ない時間の過ごし方をすることになってしまいます。だってこれ、サスペンス・スリラーとしてかなり面白い作品だと思うんですよ。
猟奇殺人犯を追う警察官の過去や現在の人間関係を中心に進むストーリーはすごく分かりやすく、特に後半はテンポも良くスリリングな展開を楽しめました。各ゲーム内容もシンプルでグロくて良かったです。あとラストの犯人のジェスチャー!最高に痺れました。
これだけの脚本が書けるのに、タイトルのせいで観客に余計な先入観を持たせてしまっている気がします。あと、ゲームをクリアした場合、その後のフォローはあったのかが気になった(ゲーム内容が殺す気満々だったので…)のと、犯人が割と分かりやすかったところが残念。
次は「ソウX」ですか。せっかく新シリーズ開幕!したと思ったら……「1」「2」の間の話ですか。「スパイラル」カワイソすぎん?
被害者はすべて警察官。ジグソウを凌駕する猟奇犯、現る。
原題
Spiral: From the Book of Saw
感想
衝撃体験を塗り替えるソリッドショッキングスリラー!
全てをリセットし、アップデートした完全なる新章!
サミュエル・L・ジャクソンが出演してたのは嬉しかったです!お決まりのマザーファッカーも聴けてよかったです笑
主演のクリス・ロックも良かったんじゃないでしょうか。
今作は派手なグロ描写ってよりも痛々しい描写が多かったです。
個人的には最初の列車に轢かれて肉片が弾け飛ぶが好きでガラス片がなんかリアルで一番嫌でした。
ソウシリーズのオマージュなのか手錠をかけられてのノコギリを手にするのはグッときました笑
犯人が分かりやすかったのと動機が軽いなって…
犯人はジグソウに及ばないですし全く凌駕できてません。仕掛けは興味深いものもありましたが…
救われないラストは好きでした。
※受けて立つぜ?クソ野郎
モチーフは気持ち悪いが、内容は面白い
私はあの有名なソウは見ていない。
そしてこれはあのソウの、模倣犯を描いている。
許せないのが父を殺した警官、そして世の中に多くはびこる同じ悪徳警官たち。
これが犯人の動機だ。
途中で犯人自身も殺されたような設定になることで、誰が犯人かわからなくなるところが推理映画として面白いところだ。
猟奇的に殺人を行うのは、苦しみを与えたいという彼の欲求だろうか。
それが見るものをおぞましい世界へと誘う。
「さあ今からゲームをしよう」
体の一部を自ら切り取るか、もしくは死を選ぶか…
選択させているのは、彼らが犯した犯罪のなかで、彼らの葛藤というのか選択の余地があったことを意味するのだろうか? それとも単なる恐怖を与えるからだろうか?
面白いように次々に警察官が犯人によって捉えられるのは、そもそも一切合切協力し合おうとする意志のないものばかりだったからだろう。これも設定ではあるのだが…
気持ちのいい映画ではない。
むしろ虫酸が走るほどだ。
最後に犯人が逃亡したような終わり方は、それに拍車をかけている。
見たいジャンルではないが、見ると、犯人の動機と復讐のために、彼が軽蔑してやまない警官になるという死ぬほど強烈な苦渋の選択をしたことこそ、彼が捉えた警官たちにさせた「選択」に重い意味がかぶさってくる。
だからビンタされるんだよ😵💫🫷💨
映画のタイトルが言霊になってこの作品もはや無かった事にされているのがヤバくてソウとソウ2の間の話が作られてアマンダとか出たりする新作が控えていて完全に黒歴史になってしまい草🌱
しかもサミュエルを無駄遣いしやがってこいつは👹
そりゃあ面白く無さ過ぎてA級戦犯のクリスロックは(主役でもあるが制作に関わってるんだよな)アカデミーの会場でウィルスミスにスパイラルソウが面白く無さすぎるから怒り爆発大激怒してフルスイングでビンタ笑
!(本当の原因は嫁をバカにしたとかだけど、こんな駄作に加担してるんだからビンタくらいされて当然だぜ)
過去最強に退屈でラストのオチも弱いしリブートして新しく作ったクセにブーメラン喰らって無かった事にされるって複雑な構造でめんどくさいわ笑
あと恒例の人形もビリーみたいに不気味な感じが一切無くて普通ならフィギュアとかになったりしてファンが買ったりするマーケット戦略とかあるのにフィギュアにすら未だにならない壊滅的にダサくてカッコ悪いセンスゼロの見た目でドン引きです!(オリジナルのビリーは今でも定期的にファギアが発売されてます)
つうかリセットされるようなリブートとか作るなって話です!
この作品結局無かった事になって次回作がにジグソウが復活するソー10でスパイラルの続編が無い時点で完全に失敗だったのが証明された訳でこんなふざけた作品だったら当然ですね💩
下駄を履かせました。
冒頭「フォレストガンプ」話があるけど、ガンプがジェニーと結ばれるのはジェニーがHIVに感染する前だと思う。少なくともジェニーは感染を知っていながらガンプとするような人ではありません。
主演のクリス・ロックはクリス・タッカーと親戚かな。高い声でのしゃべくりといい、風貌といい、キャラがかぶってる。でもファミリーネームは違うしな。
内容的には殺される犠牲者にある共通点があり、犯人は私怨で殺人を行ってることがわかる。
中盤でゲームをせずに唐突に死んだ若手刑事が不自然で、早々に犯人はわかってしまう。結局よくあるサスペンスドラマにソウシリーズの箔をつけて下駄をはかせて作品にした感じ。
けして劇場まで足を運んで見るような作品ではないけれど配信で何も考えずに見るには重宝する作品。
やっぱりエグい!
面白かった。
たぶん誰もがコイツ怪しいなと言う奴が結局犯人だったけど、
ただの行き当たりばったりのホラーじゃなくて、
主人公の過去から綿密に物語が練られてて
怖いけど面白く見れました。
ソウシリーズから続く新たな物語の主人公にコメディアンわ持って来た意図は分からなかったけど、
クリスロックのやたら無駄な言い回しはアドリブなのかな?クリスロック節が効いてて良かったです。
【”悪徳警官達を粛清するために・・。”『ソウ』シリーズの新たな展開はあるのかな・・。】
■地下鉄の線路上。舌を固定され、宙吊りの悪徳警官ボス。
猛スピードの電車が迫り、やがて男の体は四散する。
それは猟奇犯が仕掛けた、ゲームの始まりだった。
ターゲットは“全て警察官”。不気味な渦巻模様と青い箱が、捜査にあたるジーク(クリス・ロック)と相棒・ウィリアム(マックス・ミンゲラ)を挑発し、新たな警官殺しが始まる。
◆感想
・大御所サミュエル・L・ジャクソンも参画し、面白くなる感じは確かにする。
・だが、余りに早く犯人像が分かってしまう展開や、動機の軽さがやや気になったかな・・。
<今作のフライヤーには、スリラー映画の最高峰ソウシリーズ<新章誕生>とあるのだが、次作は公開されるのかなあ・・。
因みにサミュエル・L・ジャクソンは“ソウフリーク”だそうだが、分かる気がする・・。タラちゃんの「ヘイトフルエイト」などでの血塗れ役を楽しそうに演じている姿を見てしまうとねえ・・。>
SAWだけど中途半端!
SAWシリーズを全て鑑賞していますが、これもやっぱりイマイチの出来でした。何も深く考えなければそこそこ楽しめると思いますが…
まず気になったのが主人公(クリス ロック)のコメディ感満載の演技。ダークでシリアスなSAWの雰囲気と相性が最悪でした。
犯人の分かりやすさも気になりました。ウィリアムの時だけ“ゲーム”場面が映されない事と、わざわざ死体の皮膚を剥いで身元を分からなくし、タトゥーで判別など「まさかこんな分かりやすい犯人、オチにもってこないよね?」と至極ガッカリ。
今回は警察への復讐心が動機と分かりゲームの参加者は「絶対助からない」と予測出来る点も微妙でした。
そもそも腐敗した警察を正したいなら、こんな回りくどいやり方で装置など用意せずただ単に殺せば良いだけでは?
ツッコミ所が多いのはいつもの事ですがクリス ロックの演技のせいで緊迫感が薄く、特に目立ちました。
今回気になった箇所は…
最初の犠牲者が電車が来る前にタイミングよく起きる。
大掛かりな装置すぎて1人で設置は無理(特に警察署はもはやギャグ)
アンジーが閉じ込められたけど、何故か勝手に扉がしまる。
凶悪犯を追ってるにも関わらず絶対に応援を呼ばない。みんな単独で建物に突入する。
贈り物のヒントの解決が早過ぎる。IQいくつだよ。テンポが速すぎて取り残された感。
犯人は正義感の塊みたいな主人公が連続殺人鬼の仲間になると本気で思ったのだろうか。大学を首席で卒業した頭とは到底思えない。
終盤ジークが最後の1発で的を狙ったけど、射撃の腕が良すぎて笑う。
となんだかモヤモヤがたくさん残る作品になりました。
良い点としては仕掛けの面白さや、そこまで酷い作品ではなかったので、まあまあ楽しめたという感じです。
ダーレン・リン・バウズマン監督
悪徳警官に裁きを下していくジグソウの模倣犯が出現。署内で煙たがられる正義漢ジークがその時丁度相棒となった新人とその難事件に挑んでいく...
ダーレン・リン・バウズマン監督は「ソウ2」~「ソウ4」に始まり「11:11:11」「デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森」「ホーンテッド・サイト」と、神と人...教祖と信者...親と子...の関係性に焦点を当て、その両者を結ぶ信仰とその有様を当初の印象からの反転を以て半ば揶揄するカタチで問う作風をメインとしており、今作の主人公ジークにも公私共に父親の存在が大きく影を落としている姿が見て取れる。
今作が他作品の例に洩れぬならば、彼の父に対する信仰が覆える未来が見据えられていることになり、それを為し得る存在こそが犯人ということになる。それが可能となるのは彼と同様の動機を持ち得る存在なわけだが、その対象となる人物が唯一独りだけしか浮かび上がってこないにも関わらず、その人物はというとそれをひけらかしながらも明らかにそれを直接的に描くことを避け“られ”ておりおいおいおいまさかまさか・・・嘘だと言ってくれええええええorz
ターゲットが悪徳警官と当初から判明してしまっていることに加え、連続殺人事件の中で1つの事件だけ犯人と警察の両者共にアプローチが異なることもハチャメチャだし、その都度挿まれる主人公の回想シーンが彼の与り知らぬ所まで描かれてしまっており彼にとっての真実の形成ではなく作品の都合上創り上げたい真実の形成になってしまっているのもイイカゲンすぎる。
ジグソウを引き合いに出すほどゲーム性は伴っていないし、またこの作風と動機から行けば伴っていたとしても意味を為さないしで、謎解き要素を意図して排除しているようにすら感じるがいったいどういった狙いがあったのだろうか。
オリジナルの「ソウ」を引き継いだ監督であることと、ダーレン・リン・バウズマン監督の作家性とを鑑みれば、リブートのしかも2番手に抜擢されてのこの作品の在り様は得心が行くっちゃ行く。しかしその条件が揃ってこそ為し得たはずの作品にも関わらず、両者の親和性が壊滅的だったのはなんたる皮肉だろうか。
「ソウ」シリーズとしてではなく全くの別作品として描いた方が、最悪パチもんとして、さらに最悪邦題やジャケットで勝手に「ソウ」にあやかった方が話題になったんじゃないかとも思える(さすがにそれはないだろうが)出来栄えはちょっと悲しくなってしまった。
「背徳の囁き」(1990)...「プレデター2」(1990)...「セブン」(1995)...「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」(2000)...「ブラックサイト」(2008)...「マローダーズ 襲撃者」(2016)...「ミュージアム」(2016)...「ハングマン」(2017)...「ライリー・ノース 復讐の女神」(2018)...「サスペクト 薄氷の狂気」(2019)...
全134件中、1~20件目を表示