モンタナの目撃者のレビュー・感想・評価
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森林火災が見せ場のサスペンス!!
マレフィセントのメイクを落とすと、なんとも愛らしいアンジーでした。
アンジェリーナ・ジョリー、11年ぶりのアクションに挑戦!!・・ですが、
「トゥームレーダー」のララ・クラフトと比較すると、アクションはかなり控えめです。
でもご心配無用。
ジョリーは心の傷に悩む心優しい普通の女性を、きめ細かに情感豊かに演じました。
とても魅力的で、ハンナを好きにならずにいられません。
舞台はアラスカの広大な森林地帯。
森林消防隊員のハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)は、風の読み違えから、
森林火災の犠牲者を助けられなかったトラウマに苦しんでいます。
一方で、殺人現場を目撃した少年コナー(フィル・リトル)を保護して、
極悪非道な2人の暗殺者(エイダン・ギレン、ニコラス・ホルト)から
身を守るべき行動を共にします。
更に行手を阻む未曾有の山火事。
更にさらに、カミナリの脅威。
連続するカミナリの稲光りの中、
緊迫感が迫ります。
トラウマに悩むハンナ。
幼くして母親を看取ったコニー。
いつしかハンナとコニーに弱い者同士の絆が生まれるシーンはウルっとしました。
「ウインド・リバー」の感動よ、もう一度。
本作は「ウインド・リバー」の監督・脚本のティラー・シェリダン待望の最新作です。
原作はベストセラー作家のマイケル・コリータ。
彼は脚本にも参加しています。
一番盛り上がりを見せるのは保安官ジャックの身重の妻アリソン。
印象に強く残りました。
森林火災の恐ろしさ、火の手が追っかけてくる映像のド迫力はさすがです。
世界で頻発する森林火災の現実が迫ってきました。
観終えたときに、大仕事をやり終えたような疲れが残りました。
アンジーがやはりハンサムウーマン🥰
男性と対等に仕事ができて、でも過去の失敗を悔いている繊細な部分もある。でも、ロープから落ちて気絶しても起き上がるところや、雷に打たれても立ち上がる姿は逞しく、やはりアンジーはカッコいいハンサムウーマンです。
もう1人、コナーのおばさん、身重でありながら、悪人2人に勇敢に立ち向かった妊婦さんも逞しかった。旦那さんを助けるべく犯人を追っていくときに、小屋を見回し、バイクもある中,馬🐎を選んで乗っていく。すごい選択。
コナー少年が父親から託された証拠が書かれたメモ、最後川に入って火事から身を守ったけれど、大丈夫だったかな?字が消えていなければいいけど、、、と心配になってしまった。
悪人たちが犯罪を誤魔化すために山火事を起こし、最後には火だるまになってしまったが自業自得でしたね。
ミスキャストだとかんじた
山火事消火作業中、判断ミスで人命を失ったことの罪悪感、そのフラッシュバックにさいなまれている主人公ハンナ(アンジェリーナジョリー)。
あらっぽいWildland Firefighter(原野火災消防士)という設定だがエレガントなジョリーはそれがことごとく似合わなかった。
やせすぎ、ケアした肌つや、長髪、それらに目をつぶっても、庶民の気配が皆無なのは致命的だった。
ストーリーはいままでのテイラーシェリダンにも増して、非情で息詰まるものがあった。ゆえに、なおさらミスキャスト感が突出した。
おそらくジョリーがシェリダンの作品に惚れ込んで──といった出演経緯なのだろうが、演技すればするほど畑ちがいの感がつのった。
ジョリーは難民支援に取り組む活動家であり、さいきんではリビウへの訪問がニュースになっていた。
市井に下野する人だが、しかし、俳優としては万能型じゃない。どこでもオーラがでてしまうタイプ。もちろんそれが有効にはたらくときもある。が、本作はむしろ珍しいほどの違和感だった。と思う。
ならばこれを誰がやればよかったのか、考えた。
条件は・・・庶民の気配がだせること。
華奢(きゃしゃ)ではないこと。
あらっぽい気配が出せて似合うこと。
哀しみを背負っていること。
性根に優しさがかいま見えること。
ひとまわり年下に。
フローレンスピュー
ブリーラーソン
カレンギラン
ヘイリーベネット
前作ウインドリバーのエリザベスオルセンでもよかったと思う。
──とはいえ映画はいい。やはりテイラーシェリダンだった。
この映画の見どころは、山火事と、Wildland(原野)での知恵だろう。
山火事では生き延びるための専門知識が生死をきめる。その、サバイバルの知恵が、悪者に対しても有効にはたらくという筋立てになっていた。と思う。
ただミスキャストにくわえて、いままでシェリダンのなかでも作りすぎなところはあった。気がする。
ラストは少年に一緒に暮らそうと言って欲しかった。養子の示唆があってハグしたら均しても0.3ポイントは上がったと思う。
山火事がモンタナの自然をかき消す
モンタナ州が舞台の作品で真っ先に思い浮かぶのは、ブラッド・ピット主演の『リバー・ザン・スルー・イット』だ。大自然の中のフイッシングが印象的だった。本作はモンタナの美しい川は、火事を逃れる手段にしか出てこない。
あるのは何にもない山々。そこで事件が起こる。広すぎる自然に助けはなかなか来ない。
監督はテイラー・シェリダン。あの『ウインド・リバー』で見せた人口密度ゼロに近いサスペンスを、本作でも披露している。アンジェリーナ・ジョリーは相変わらずの健在ぶり。彼女とコンビを組んだ子役もとても可愛い。
難点は、モンタナの大自然が、山火事でかき消されてしまうこと。緊迫感はあるが、人物描写がかなりぼやける。
大自然が舞台における過酷な状況は、やっぱり雪景色が一番かなあ。『ウインド・リバー』のファンとしては、そう実感した。
アンジョリの父に向く役。
小さな目撃者系にハズレ無し。
ジャッカー、ジョンブック、依頼人、など。
こういうベタな手堅さが米映画の強み。
人質妊婦の方の展開の意外性で持った感も。
ところでアンジョリはより父に似てきたと思う時、
この役は寧ろ若き日の父に向くと気付いた。
ニコラス・ホルトの汚れ役は必見
ディザスタームービーに『刑事ジョンブック』的な目撃者ものを掛け合わせた新規性が目を惹く。
しかしながら、追いかけてくる二人の暗殺者の執拗さと迷いのない暴力性に対して、山火事の恐ろしさが単純なため、掛け合わせの妙によるサスペンスの増大は期待を上回るものではなかった。
しかしながら、『シングルマン』の美青年、『マッドマックス 怒りのフューリーロード』でピュアなウォーボーイを演じてきたニコラス・ホルトが、まさかこんな汚れ役を演じるなんて。今後、彼がどんな作品を選んでキャリアを築いていくのか興味が湧いた。
女性の強さ
殺し屋二人が徹底的な悪でありながら人間味溢れた演出がある分、ニコラス・ホルト含めた二人を中心に観ることが出来るし、主演のアンジェリーナ・ジョリー顔負けのアクションを繰り広げる妊婦の奥さんの存在感など、主軸を三通りに分けて楽しめる物語。
典型的な主人公にはならないアンジェリーナ・ジョリーに好感が持てるし、安易に娯楽性のあるパニック、アクション大作の方向に進まない渋味がテイラー・シェリダンの腕の見せ所であるようにも。
あにがちな題材と単調になり兼ねない物語を小難しい事も抜きでシンプルに描いたテイラー・シェリダンの成せる技。
警察官の奥さん✨アリソーーン
かっこよかったぁ
この手の映画は30年以上観てるだろうに
2人の女性の強さに涙が
最初出てきた時はあまり綺麗じゃない妊婦ぅくらいだったのに暖炉の炎にガス管かざして
『間違ってないわ』からキターってなりました
アンジーはアンジーでやはり美しいというか
オーラがある!魅せられる
塔の救出もかっちょいかったー
どうして警察官を死んだ形にしたのか…
あと一捻り何かが足りないが、空き時間に十分楽しめるコンパクトな出来。
山火事と暗殺者をどう絡めて展開してくるのか、脚本が難しそうと思ったがご都合主義になり過ぎず、動機付けも及第点。起承転結も分かりやすく、個人的には良かった。
時折挟まれる''間''が絶妙で上手く、登場人物も短時間での深掘りも出来ていて、非常に感情移入しやすい。
ハンナ役アンジーはさすがの安定感。だがそれ以上にコナー役フィン・リトル君が素晴らしく、つい演技に魅入ってしまった。今後の活躍に期待大。そしてアリソン役メディナ・センゴアが思いの外に大活躍、初見だったが良い演技で魅せてくれた。アンジーの脇が光るとても良いキャスティング。
山火事の演出、炎の怖さ、もう少しキツめに表現してもと思うが、臨場感は良かった。強いて言えば、炎の熱さをイマイチ感じられなかったのが残念。
ラストがあっさりなのは好みが分かれる所。後日譚も描けたと思うが、敢えて100分にまとめたスッキリしたエンディングは個人的に好き。
しっかり作られてるけれど印象に残らない
一応、サスペンスアクションとしてはきちんと形になっていると思います。主演はアンジェリーナジョリーですし、アクションも豊富で山火事のシーンも壮大で見ごたえがあります。主人公のトラウマ克服や少年の成長も描かれていたりとドラマ部分もしっかりあります。でもなんだか印象に残らなかったんですよね。面白かったけど、2回目を観たいか、10年後も覚えているかといわれると微妙です。
原因はすべてが淡泊すぎるからかなと。主人公は過去の山火事で犠牲者を出したことがトラウマになっていますが、恋人や家族、親しい友人が犠牲になったわけではないのでドラマチックさに欠けます。トラウマ設定も大して生かされてなかったように思いますし。命を狙われる少年も重要な秘密を知っているから追われるわけですが、その秘密が何なのか、命を狙う黒幕が誰なのかが深く語られないので全体的に薄味だったように思います。
シェリダンの森はエンタメ深く
『最後の追跡』『ボーダーライン』の脚本で注目を集め、『ウインド・リバー』で監督デビュー。今最も確かな映画作家、テイラー・シェリダン。
その監督第2作目ともなれば、スルーする理由は無い。
手掛けた作品には特徴あり。
西部劇タッチ、国境間の麻薬カルテル、ネイティブ・アメリカンと無法地帯…。
辺境を舞台にし、現代アメリカが抱える暗部を抉り取る、“フロンティア3部作”と括られる社会派アクション・スリラー。
エンタメ性とテーマ性が見事に融合。その手腕や作風はどれも外れ無し!
今回の題材は、森林消防。
モンタナの大自然を脅かす大規模山火事、それに立ち向かう隊員たち。
隠れた傑作『オンリー・ザ・ブレイブ』を彷彿させながらも、シェリダンらしい自然破壊への訴えと決死の隊員たちの姿…と思ったら、
意外にも今回は変化球…いや、直球?
これまでの作品と比べると比較的、エンタメ寄り。
強烈な社会派色のシェリダン節を期待すると肩透かしかもしれないが、そこはアクション・スリラーの名手。今回も面白味は充分。
単純に一つの話として見てもいいが、複数のエピソードと登場人物が織り成すアンサンブル劇として見た方が重層さが増すかもしれない。
森林消防隊員のハンナ。かつては第一線で活躍していたが、今は監視塔勤務。
彼女が抱えるトラウマ…。かつて起きた山火事で、風向きを読み間違い3人の少年を救助出来ず、犠牲に…。今も彼女を苦しめる…。
ある父と息子。何かから逃げる父を息子コナーは不審に思う。
その父が何者かに殺される。しかも、目の前で…。
会計士だった父。“正しい事”の為に“ある秘密”を隠し持っていた。
もし、それが知られたら…。“マズい立場”になる人物や組織が。
狙われる。秘密の抹消だけに留まらず、自身の命も。逃げる。
消せ。“ある組織”から依頼を受け、二人の暗殺者が追う。
目的の為なら人を殺める手段も厭わない冷酷な二人だが、彼らも“上”から圧力を掛けられる身。失敗したら…。
目的は遂行。が、思わぬミスが…。
父は“秘密”を託し、息子を逃がす。
秘密を知り、殺人の目撃者ともなったコナー。独り心細く、森の中を逃げさ迷う…。
相手が子供だからと言って逃がしはしない。執拗に追う。
父と知り合いである地元の警官、イーサン。妊娠中の妻アリソンがいる。
暗殺者は父の足取りを追い、夫妻に行き着く。妻に魔の手が…。
イーサンも殺人事件として暗殺者を追う。
巻き込まれた警官夫妻の運命…。
森をさ迷っていたコナー。
偶然、ハンナと出会う。
経緯や事情を知り、彼を匿う。町に向かう。
暗殺者は暴挙に出る。警察を撹乱し、二人を追い詰める為に、山に火を放つ。
あっという間に火に包まれ、大規模な山火事に…!
暗殺者、陰謀、山火事…。
迫り来る脅威は一つじゃない。
それらから少年を守り切る事が出来るか…?
アンジェリーナ・ジョリー、『ソルト』以来実に11年ぶりとなる本格アクション。
時にトレジャー・ハンター、時に銃弾を曲げる凄腕暗殺者、時に敏腕スパイ…。
当代屈指のアクション・ヒロインとして様々な危機と対してきた彼女にとって、難な事はない…?
否! これまでのような強いヒロインとは違って、心に傷を追う“普通”の女性。
男どもを一蹴するパワフルなアンジーを見たい人にはちと物足りないかもしれないが、葛藤し、ボロボロになりながらも勇気を持って少年を守り、迫り来る数々の脅威に立ち向かう姿には、共感し手に汗握る。
脆さとやはり魅せるタフさで、熱演。
もう一つの魅力は、母性。
『マレフィセント』からかアンジーには“母性”という要素が色濃くなった。
自身も母。養子を迎え、様々な慈善活動やチャリティー、基金、難民や孤児たちの支えや力になっている。まるで、現代のオードリー・ヘプバーン!
彼女が母性を魅せる時、真に強く、美しい。その魅力が存分に活かされた。
かつて少年3人を救えなかったハンナ。しかし今度こそは、この少年を守り切る。
彼女に庇護される少年、コナー。
父を失った身。今度は自分が命を狙われる。
父が命を懸けて託した秘密を持ったまま、誰を信じられるか。
「あなたは信じられる…?」
心を開いていく。
お互い誰かを失い、心に傷を。
そんな二人の交流。“相棒”であり、“擬似母子”のよう。
コナー役のフィン・リトルくんも好演。
アンジー版『グロリア』と言ってしまえばそれまでだが、なかなか魅せるドラマになっている。
二人を取り巻く登場人物らのドラマも絶妙スパイス。
追う暗殺者。中年男と若い男。プロの暗殺者としてターゲットを仕留めてきたが、今回思わぬトラブル発生。暗殺者側のドラマもじっくり描く事で、彼ら自身の窮地や忍び寄る脅威、暴挙などもスリリングに。
暗殺者コンビのエイダン・ギレンとニコラス・ホルトが非情さと憎々しさの巧演。
巻き込まれ型の警官夫妻。ハンナらの助力になるイーサンもさることながら、特筆すべきは妻のアリソン。
暗殺者に襲撃されながらも、妊娠の身で反撃。もう一人のアクション・ヒロイン。メディナ・センゴアが熱演。
お互いの身を案じる夫婦愛のドラマもそれとなく。
森林消防隊員と少年、警官夫妻、暗殺者…各々のサスペンス・アクションとしては、さすが緊迫感と見応えあり。
だけどもう一つの要素、山火事のディザスター・パニックがちと緊迫状況をお膳立てる為の添え物に感じてしまった。
ハンナのトラウマであり、もうちょっとこの山火事の危機も交錯するアクションやドラマと巧みに絡めてくれていたら…。
実際に広大な森を造り、迫力ある山火事の画が撮れただけに、惜しい。
これまでのシェリダンよりちと淡白な感じも。
が、見る物を引き込む稀代のストーリーテラーの手腕はやはり上々。アクション×ドラマ×山火事のエンターテイメント。
テイラー・シェリダンはこれからも、社会派テーマを訴えつつ、ドラマチックなアクション・スリラーの旗手として、その座とジャンルを守り抜く!
画づくりが硬派でいい!
ストーリーとしてはオーソドックスかもしれないけど、硬派な画、登場人物の魅力、キャスティング、語り口、セリフで心を掴まれます。まあ掴まれるとわかってみてますが。特に殺し屋バディの雰囲気がいい。しっかり残虐性を描きつつ、上司の存在感だったり。
想像以上の面白さ
面白かった。山火事での経験がトラウマになった消防士、目の前で父親を惨殺された少年、山中でサバイバルキャンプを営む女性と、保安官であるその夫。登場人物たちの個性がしっかりと描かれているので、とても魅力ある作品に仕上がっていると思う。本来なら出会うことがなかったはずの人たちが偶然一つの出来事に巻き込まれてしまう展開も見事。
バーンサルさ〜ん‼️
発煙筒で山火事が発生する事と、落雷の怖さに驚かされました。バーンサルさんはチンピラか警官役が多いのですが、今回は警官でしたね。彼の奥さんが本作で一番頑張ったんじゃないですか!黒幕がいまいちハッキリしないのが、ちょっとモヤモヤ。あのメモきっと油性ペンで書いたよね!
放火魔が怖いよ‼️❓
モンタナが一番山火事の件数が多いらしい、でも、ストーリーと山火事はあまり関係ないし、山火事の映像がチープ、デス。
それだけなら0点なんですが、殺し屋二人組が超絶に演技が凄いので、迫力がある。
殺し屋が出てるとこだけ観たら、超一流映画。
妊婦さんの活躍も凄い、ダイハードかよ、マジ。
アンジェリーナは主役だけど、あんまり目立たないです、それになんか頼りないです、最後なんかトホホの結末です。
まあ、殺し屋だけでスピンオフしてほしいな名演技だし。
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