前科者のレビュー・感想・評価
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どの目線で観たらいいのか覚悟がいります
惚れるなよと言われても
漫画原作なのも知らず、WOWOWのドラマも知らずに行きましたが、すんなり作品世界を楽しめました。
架純ちゃんの表情というか、演技力に「惚れるなよ」と言われても惚れちゃいます。
架純ちゃん演じる佳代の、中学時代の彼氏役が磯村勇斗なんですが、この二人『ひよっこ』で結婚した配役だったから狙いすぎだなと思いました。
ほかに配役では、リリー・フランキーがツボ。
重い、絶望・悲しみの中の光を感じる映画
被害者・加害者、取り巻く人たち、傍観する人たち
世の中生活していく中、色々な立場に臨むと望まざるにかかわらず遭遇してしまう。
劇中殺されてしまう、殺されかけた人たちが出てくる。
死という人生最大の悲しみが突然訪れた人たちの辛さ・悲しさ、それに巻き込まれた人たちの人生の急変
二十代の保護司がいるのかと有村さんの設定に疑問だったのだが、実際にいらっしゃるようで、若さの未熟さを若いということで乗り切る保護司さん、佳代さんみどりさんのような関係も成立するのかなと思いました。
保護観察中の再犯率が世の中での生き辛さから起こるのなら、こんな規則は規則と守りながら、怒って笑って泣いて真剣に向き合い寄り添ってくれる方が一人でもいてくれるなら世の中捨てたもんじゃないと頑張れると思いました。
工藤さんが佳代さんとラーメンでお祝いする工藤さんの再生のスタートがあると思え良かったです。
ストーリー的に誇張もあるだろうが、それに近いことも起こっている。
親身に相談を聞いてくれなかった、上位機関への報告連絡を忘れてた、守秘義務が漏れていた。工藤兄弟はその連鎖で母親が殺されてしまった。
どうしてR12かなと思っていましたが、会話・映像の端々で見受けられました。
若葉さんさん演じる工藤守の人生が、生きていくために俺を買ってくれる人もいるの言葉、復讐にしか生きることを見いだせなくなっていた人生再開した兄弟が一緒に生きていこうとしたときは既に弟は人を殺め復讐を進めていた。兄工藤誠に葛藤はあっただろうに仮釈放反故の弟守に寄り添う道を選ぶ。
森田さんの演じるこれからを頑張ろうとしている兄工藤誠、若葉さん演じる壊れていしまって復讐に残りをかけた弟工藤守、お二人とも良い演技で重い・辛い・悲しいです。
有村架純の有村架純による有村架純のための
有村架純の声が完全に心理カウンセラー
コミックを読み、TVドラマを見て、そして劇場版を
予習すると冒頭で笑えます。
ベテラン演技派森田剛
正解は無い
辛いときは辛いと言ってください。私に伝わるように叫んでください。
物語は、日常社会にある、いたって"ふつう"の話。いつの時代も犯罪者はいるし、その犯罪者が社会に戻ってくるときもある。そんな前科者は、どうしようもない奴も多いだろうが、なかにはそうでもない奴もいる。そしてそんな彼らに寄り添う人もいる。
そんな社会の片隅に追いやられた"ふつう"が、出てくる役者の好演で、まるで身近な出来事のように迫ってきた。イモくさい有村架純の醸す誠実さ、ヤンキーが板についてる石橋静河のぶっきらぼうな優しさ、おどおどした森田剛の惨めさ、ほか脇を固める役者陣のクオリティ。なんだか世間は、"弱さ"が重なり合って、それが厚みと深みと温かみを増すことで、支え合って成り立っているんだなあと思わされた。なにより、"国家公務員だが報酬はない"という保護司の社会的役割の意義をかみしめながら。
また別の楽しみもあって、「ひよっこ」の二人と、「ぐるりのこと」の二人が、こういう関係で再会してしまったと空想もしてしまう。
帰ってから、アマゾンプライム。ドラマ版6話鑑賞。
石橋演じるみどりと、有村演じる阿川の、友情にも似た信頼関係が熟成していくのがたまらない。そして、劇場版には出てこなかった古川琴音の存在の確かさに目を見張った。本日どっぷりと「前科者」の世界。
「大切なのは"ふつう"だと思います。"ふつう"は人それぞれですけど。」と阿川は言った。いま、自分は彼らの憧れる"ふつう"なのだろうかと自問している。
テレビドラマと是非セットで
観た人の心に残る映画であって欲しい...
WOWOWでドラマ番を観て、公開2日目の公開記念舞台挨拶中継の回を観ました。
ドラマ版からは佳代が保護司として最初に担当した保護対象者斉藤みどり(石橋静河)が続投、すっかり更生して今では佳代の心の支えになっている。
全体を通してとても重たいストーリーです。これほどサスペンス感がある作品になっているとは予想外でした。
今回の映画では、ドラマ版ではハッキリと表現されなかった佳代が保護司を志すエピソードが映像化され佳代と滝本との悲しい過去が明らかにされます。
この映画は、劇中飛び交う台詞がとても良かった。公園、ラーメン屋、駐車場、その中でも特に最後の病室での佳代の台詞は心に刺さります。岸監督は、この映画にはモンスターが多く出演していたと言っていましたが、まさにその通りです。有村架純さん、森田剛さんはじめ俳優の方々が素晴らしい演技で観ている人が劇中に引きずり込まれるような感覚です。
舞台挨拶で、有村架純さんが、この映画は観た人の心に残る映画であって欲しい...と言って いましたが、その通りの素晴らしい作品になっています。
この作品をみる意味。
深く、悲しいお話。
自分ではどうしようもない、抗えない道筋。
お話の内容はとても重めだけどずっと釘付けになっていました。
若葉さんの演技も圧巻。朝ドラでは爽やか青年だったのにあの変化。
舞台挨拶で『モンスター(森田)にはモンスター(若葉)を』というエピソードが。
なるほど、納得。
森田さんの演技にも。
森田さん泣きの演技、泣くと鼻も出てしまうタイプの方。すかさず拭く俳優さんが殆んどの中、拭かない。
ずーーーっと、垂れてる。これは。。。
アイドルでなく俳優としてやっていくんだという決意、覚悟を感じました。
唯一ラブシーンがあるのですが唐突で不可解。
最後になっても分からなかった。
重めだけれど後味は決して悪くない、稀有な作品でした。
森田剛の演技力
ドラマよりは派手な話でリアリティは薄いが面白い
2022年劇場鑑賞26本目。舞台挨拶中継付。
映画をやると聞いて録画してあったWOWOWのドラマを観ました。面倒だなと思っていましたが面白く一気に視聴。
石橋静河はあまり好きじやない女優だったのですが(演じる役柄全部暗い性格)この役やっている彼女は好きです。ドラマ版を観ていないと彼女と主人公の関係姓がさっぱりだと思うのですが、そこはWOWOW加入者の約得だと思って下さい。
ドラマも結構保護観察対象者一人につき50分くらいの割当の割に派手な展開になっていくのですが、映画はそれよりド派手な展開になってさすがにやりすぎじゃないのとは思いましたが、保護司が関われるギリギリのラインで物語に介入してくるので丁度いいと想いました。
後、プラモ好きの男役で出てきた山田裕貴が別人みたいだな、すごいな、と思っていたら別人でした(笑)
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