前科者のレビュー・感想・評価
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森田剛観たくて
久々の邦画。
「ミッドナイト・スワン」以来。
何と言っても森田剛が観たかった‼️
「ヒメアノ〜ル」(いつもヒメノアールと間違える)で魅せられて彼のファンになりました😊
あの狂った殺人鬼😱素晴らしかった‼️
いつか、岡田准一と共演して欲しいものです。
坂本くんも上手いと思うけど、
彼も森田同様舞台が多いみたいで、
元V6での映画を期待したい🙏
しかし今作は、前作の様な森田剛は影を潜め、
只管に静かな前科者でした。
ちょっと残念😰
それでもラストは良かったよ😭
そこを補って余りある有村架純‼️
彼女をテレビとかでちゃんと観た事無かったですが、
ここまで泣かされるとは思いませんでした😭
保護司は何かのドラマ(家裁の人かな❓)で知ってました。
概ね淑女の方が演じる事が多いのに、
有村架純ほどの年端もいかない女子が演じるのは少し疑問符でしたが、
逆にその弱さがグリップになっている事に感嘆👏
コンビニ前での石橋静河のセリフ、
「弱いから良いんだよ」
「隣にいるとホッとする」
惚れたよ♥️😭
常々、他者からアドバイスを求められる事の多い自分で、故にどこか強さを見せていないといけないと背伸びをしているのも自覚してますが、
ありのままの自分を見せられる人の「強さ」をマザマザと知らされました😰
磯村は有村を庇って森田に刺される、
というラストを妄想してましたが、
救われるラストで良かったです😃
ただ、あのキスシーンと
詩集の書き殴りが合致しません🤔
あの時の傷が深かったのは磯村ではなく、
有村だった事も、
磯村は分かっていたのか❓
それでも諦めなかった佳代ちゃん、
惚れてまうやろ😍
★追記
鑑賞のその日に、アマプラで6話一気に観ました。
5.6話は映画と遜色無い‼️
そして、有村、石橋のバディ感パネー‼️
コレはまだまだ続きが観たいです。
★★追記2
ドラマ観たら、
佳代ちゃんとみどりが愛おしくなって、
再度鑑賞✌️
より泣けました😭
とてもよかった
森田剛の暗い佇まいが魅力的だ。もくもくと自動車整備をしている様子がいい。
弟の暮らすスラムみたいな薄暗い物件が、本当に雰囲気悪くて具合悪くなりそうだ。
ストーリーがどこに転がるのか予想がつかなくてとても面白かったのだけど、終盤はラストシーンかなと思うとダラダラ続く場面が何度もある。
刺されて人が死にすぎではないだろうか。弟が一撃必殺で凄腕なのは、精神の病で通常時よりプレッシャーがないからだろうか。特に自転車で移動する人を一発で射殺するのがすごい。
有村架純が3回くらい叫ぶ場面がある。大変な状況だし立場なのだけど、精神が心配だ。
前科者が前向きに社会復帰しようとすると、前科者への差別や事件で無闇に犯人扱いされ、本人が自暴自棄になり、有村架純が抱きしめて彼の濡れ衣を晴らそうとする話を想像していたら、そんな安い話じゃなくてよかった。
………またしても
刺さらないなぁ😅
悪くはないんだけど、なんか嘘くさく感じてしまう……
有村架純は阿川さんというより「コントが始まる」の延長な感じだし、磯村勇斗と唐突なラブシーンもわけわからんし、森田剛の鼻水ぴろろろ〜んが気になってしまってシリアスになり切れないし(;´∀`)
でも悪いことばかりぢゃない。
石橋静河はんは本人と気付かないほど上手く化けてるし、普段の演技のイメージを完全払拭!
大好きな北村有起哉さんは最近多いヤクザもんの対極にあるような役で見応えあり。
マキタスポーツ氏の小太り激走はほっこりキュート💕
順番的にはドラマのあとの映画なのか……
そのうえ映画の方が評価高そうだなー。
先に映画観ちゃってそこまで良いと感じなかった自分にとってドラマ観賞をチャレンジすべきか否か悩むところだわ〜
原作
原作がとても好きなので、観たいと思って鑑賞。
原作とはテイストも重心も異なる作品でした。
有村架純さんが、マリアであり、哲学者であり、堕天使であり……、ある意味スーパーウーマンで……
それはよしとしても。
小さな違和感(砂浜に寝転がると砂がたくさんつくから、寝転がらないんではない?久しぶりに会ったのに、いきなりため口とか、心電図モニターをしている状態で、ペン先で痛いことしたら頻脈になるので、普通は看護婦さんが部屋にとんでくるとか(詰所にも普通は電波がとんでいるので)、点滴の場面では空気が入っていたし、ラストの病室のシーン、普通はあんなに長く話せないと思うし……、等々)詳細の違和感が積み重なって、大きな解離になりストーリーに寄り添えなくなった。原作の浮遊感、何も解決できない感、を期待してました。
『ひょっこ』の二人も、森田さんも素敵なだけに。
ラスト近くにやっと江ノ島が出てきてほっとした。
有村架純のための映画?
前評判が、とても良く、特に有村架純の、演技について、進化が止まらない…など、大絶賛だつたので、見てみた。
まあ、有村の違った側面は見られたかもしれないが、評判ほど私には惹きつけられない演技だった。
かといって、話自体の魅力は全く感じなかった。漫画原作によくある、無理筋な話の展開…薄っぺらいです。
難しいテーマに切り込んだ、勇気ある作品
原作未読、連続ドラマ版も見ていない状態で観賞。
描きたい方向性がはっきりしていて見ごたえのある作品に。
こういったトピックは立場や考え方によって意見が分かれてくる難しいところだと思うので、それをあえて映画のテーマに選んだ勇気に、原作の方含めまず拍手を送りたい。
また、俳優陣も安定感があって良かった。
主演の有村架純さんは、大声で怒鳴りつけるシーンに迫力があって "いつもの"「少しおとなしめの美人」役のイメージから少し抜け出た感じがして思わず嬉しくなったし、森田剛さんからは『俳優』として真剣に役に向き合う気持ちがスクリーンを通して伝わってきたように思う。
出演のお二人以外の役者さんもそれぞれがきっちり作品の雰囲気とストーリーを支えていた。
(個人的には捜査に面談で協力していた年配の内科医役の役者さんがめちゃくちゃうまいと思ったが他に何に出演されている方だろうか・・・。)
警察の捜査や逮捕のシーン、その他もろもろ、それは現実ではあり得ないだろう、と思われる部分はいくつかあったが、映画全体はとても良くまとまっている。
何より、今までぼんやりとしか知らなかった保護司という立場について知るきっかけ、深く考えるきっかけをくれた、それだけでも観る価値はあったと思う。
過去は変えられないけど、未来は変えられる❗️
久々の骨太邦画サスペンス。見応えありました。ドラマ見てないので、少し心配したけど全然問題なし。映画単体で成立してるストーリー。
兎にも角にも、有村架純の演技に引き込まれてあっという間に終わってしまった。「花束」を超えてきた感じ。過去にトラウマを抱えながら、保護司になった阿川(有村架純)。殺人を犯した工藤(森田剛)。刑事になった滝本(磯村勇斗)。この3人がこの作品の要。連続殺人が起こるなか、それぞれの過去と現在が交差する。阿川の保護司として一切ブレない芯の強さと人間くさい部分を演じ分けた有村架純は秀逸。同情したくなるほどひどい育ち方をしてきて、殺人を犯し前科者になった工藤を演じた森田剛もセリフは少ないが暗いオーラを背負った演技が圧巻。こういう役向いてるのかな。「ヒメアノ〜ル」からかなり役者として進化してると思う。刑事の滝本を演じた磯村勇斗も申し分ない存在感。工藤が出所して食べた吉野家の牛丼。阿川が出してくれた牛丼。工藤が死んだ母親と食べた思い出のラーメン。工藤の母親が殺される時に作ってたラーメン。そして、ラストシーンで阿川が工藤に言ったセリフ「ラーメン食べに行きましょう」。更生と食べ物は深い関係性があることを匂わす作品でした。
追記:ロケのコンビニはお馴染み「モンマートまつやま」。よく出ますね〜
2022年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️✨
ラスト、有村架純演じる保護司阿川佳代と、森田剛演じる保護観察中の工藤誠の会見場面に、恥ずかしげもなく、嗚咽してしまった。
挫折感を味わい卑屈になり、人生を中途半端に生きてきた自分は、劣等感と人間不信と、敵意と悪意の塊のように成りかけている…そんな自分に、これでもかと心に刺さり、心が震えた…。
いい映画を見せてもらった…感謝。
森田剛が良い・・☆
ドラマは見ていなくて、連載中の原作を少し読んだ程度の知識で鑑賞。
趣味の合う友人が、良かったとの感想だったので、期待して見に行ったのだが
少し物足りなかったかなぁ・・
有村架純はいつも通りだったので、安心して見れた。
森田剛は、ちゃんとした作品を見たことがなかったのだが、抑えた静かな
演技がすごく良かった。
物語は、有村架純演じる保護司の日々が描かれる。
他の方のコメントにもあるように、全くの無報酬ということは鑑賞するまで、
知らなかった。
・・って言うか、逆に無報酬じゃないと出来ない仕事なのかもしれない。
ここで描かれる保護司のように献身的に支える人ばかりではないかも
しれないが、どんな思いがあれば これだけ寄り添えるのか・・と思う。
有村架純演じる佳代が抱えている過去や森田剛演じる工藤の生い立ちなども
語られていくが、何か足らないような印象を抱いてしまった。
許す心
鑑賞後に思ったことは、やはり「人」を救うのは「人」しかないという事だなと。
出会う人の影響力というのは計り知れない。
どん底にいる時に誰と出会うかでしょう。
殺人犯、親を目の前で殺された子供、殺人犯に親を殺された子供、殺人犯を更生させようとする人。
誰に感情移入するかで、見方が変わるような印象を受けました。
有村架純の底力
有村架純の感情バロメーターの振り切った演技力。
それに対比しての森田剛の静かだけど雰囲気だけで分からず存在感。
それだけでこの映画を観る価値が十分にある。
新米刑事くんだけちょっと演技のベクトル違ってミスリード感みたいな含ませ方してたのが余計だったかな。他の役者にしてほしかった。マキタスポーツは良い。
でも新米刑事くんの言ってたセリフで、
枯れた花、誰が片づけてると思う?アスファルトにこびりついた花びらってブラシで擦っても取れないんだ
みたいなのがあって、そこでもの凄い強烈なメッセージを感じた。
とりあえず有村架純に惚れてしまう映画です。
保護司をテーマにした作品は聞かないが
ほとんど注目される事もなくドキュメントでも扱われない でもこんな若い保護司いるの?独身一人暮らしで犯罪者と向き合うなんて危険?わざと眼鏡をかけたのは実年齢より上の設定でおばさん感をだすため?刑事が同級生の元カレとか万分の確率だし 物語として観るならやはり市原悦子みたいなおばちゃんを起用して実話を元にした様な作品を観たかった?‼️
人間、破壊は一瞬、建設は死闘❗
森田剛くん、有村架純ちゃん、森田の弟役のみのる役の青年。リリー・フランキーのおやじ役。よかったねー。いかに元受刑者の更正がムズイか、でしょうか。社会の仕組みが も少し元受刑者の更生しやすいように仕事や住まいや弱者の福祉が進むといいが。現実は厳しいのかな。
有村架純が良い
訳ありげな新米保護司を有村架純が熱演。有村架純ってこんな役もできたのか!という新鮮な驚きがあり高評価。森田剛の演技も良かったですね。いくらなんでも共感まではできませんでしたが。
人を傷付けて殺人に奔らせるのも、一方でそれを必死に思い留まらせるのも、どちらも人との繋がりなのですね。感動作でした。
というか保護司って無報酬なのか。素人感覚ではあり得ない。真面目に務めようとすれば非常に負担の大きい仕事。これを無報酬でやらせるなんて、建前はともかく、この国は犯罪者の更生を軽視しているのだろう。学校の先生もそうだが、この国は社会に必要な仕事に対し、本人たちのプロ意識に甘えるばかりで、報酬で報いようとしない。
本当に重要な仕事かと議論するならまだ良いが、そういった正面からの議論すら避けて場当たり的な対応に終始することに反吐が出る。
有村架純と森田剛の役者としてのスキルを示したサスペンスの佳作
WOWOWがテレビドラマと連動させた企画。
ドラマは観賞済み。
原作コミックは未読。
物語は完全オリジナル…らしい。
「殺人犯でも更正できると思いますか…」
森田剛演じる仮釈放された受刑者が問う。
「はい」
有村架純演じる担当の保護司が答える。
「あなたの更生に寄り添います」
保護司は相当大変な仕事だと思う。ほとんどの場合、保護観察対象者と直に接するのは保護観察官ではなく保護司だ。非常勤の国家公務員だとはいえ、ボランティアでこの職にあたる。保護観察官を補完するための日本独自の制度らしい。
犯罪のその後を描いた物語はいくつもある。被害者遺族の物語や、元犯罪者の社会復帰の物語など…。
この映画は、保護司の視線を通して犯罪者側の犯罪後を描いているが、協力雇用主(“一条直也”桜木健一)が悪意からではなく「前科者らしい」という言葉を発したくらいで、前科者というレッテルが作用して事件が起きるわけではないので、タイトルが適していないような気はした。原作からとったタイトルを変えられないなら、テレビドラマ版のように副題を付けても良かったかな、と。
更生を誓った工藤誠(森田剛)が、保護観察期間終了を目前に道を過ってしまうのは、極めて特異な状況からだ。
彼の生い立ちも、連続殺人事件の背景も、保護司の手が届かないミステリーの設定であり、リアリティーが薄れていく。
だが、森田剛の成りきりぶりが見事なので、我々は彼の更生を願わずにはいられないのだ。
阿川佳代(有村架純)がなぜ若くして保護司になったのか。その答えは全編をとおして徐々に見えてくる。
女性保護司を偶然見かけたエピソードはドラマ版でも少し語られていた。それが直接的なきっかけとはいえ、彼女を強く保護司の道に進ませた背景には、本編で明らかになる少女時代の事件があった。
終盤でこれを佳代が工藤に話す場面、有村架純の柔らかなトーンの語りと森田剛が嗚咽する表情、二人の演技が胸を打つ。
圧倒的に主演の二人で引っ張っている映画だが、ドラマ版から続投の石橋静河と、マキタスポーツ、木村多江らがスパイスとなって映画の味を整えている。
映画的な見せ場は、工藤逮捕のシークェンスだ。張り込みの刑事たち、更正した工藤の父親(リリー・フランキー)と佳代の会話、忍び寄る兄弟、三竦みの緊迫した場面に子供達のビデオ映像を織り込んだ巧妙な構成だ。
ただ、この悲惨さを伴うアクションシークェンスでは、佳代は単なる目撃者でしかない。彼女が工藤の父親から何を学んだのか、工藤にどのように寄り添うのかということよりも、悲しい運命に操られた兄弟の不幸、はたまた実の親子の断ち切れない絆の存在を示したのか、テーマ性が希薄になってしまった気がして残念だ。
たが、クライマックスはこの後に用意されている。
工藤の復讐を阻止しようと刑事(磯村勇斗)と佳代が工藤のもとへ急ぐサスペンス。
「これ以上、被害者を増やしてはいけない!これ以上、加害者を増やしてはいけない!」佳代が叫ぶ。
そして、佳代は工藤に心から訴え、エールを送るのだ。
さて、犯罪者の更正とはどういうことなのだろうか。犯罪を犯す者には何らかの欠陥があるのだとすると、それは治療で治すことが出きると言う弁護士(木村多江)の解説には説得力があった。その病の深さにもよるとは思うが。
元殺人犯を校正させて社会復帰を支えている団体が、被害者遺族の会と意見交換を行う様子を報道したテレビ番組を観たことがある。
ある遺族の女性がその団体のお陰で立派に社会復帰している元殺人犯に言った。「あなたは過去を反省して更正したかもしれない。でもあの犯人もあなたのように反省できると思いますか」
その女性の夫の命を奪った加害者は、裁判で反省の色を示すどころか非道な態度を示したことが報道されていた。
そう投げかけられた元殺人犯の男性は言葉を失っていた。
どんな病も完治するものと不治のものがあることを思うと、犯罪者の更生(治療)にも完璧はあり得ないだろう。
しかし、結果が得られるかどうかは別として、弁護士=木村多江が語る言葉こそが理解しておかなければならないことかもしれない。
「更正という点において、残虐な殺人者であっても線引きされてはならない」
「…以上!」
答えのない命題はモヤモヤし続けるしかない
不幸な境遇が連鎖する状況は、鑑賞する者にも救いようがない痛みと無力感を与えます。そして、ただそこに自分のこと以上に時間と気持ちを通わせて寄り添うことのできる人への崇敬の念も。
従ってこれらの要素がしっかりと描かれていれば、何か個別の事情をお持ちの方でなければ、感動を誘うし、泣けます。
もちろん、私もそのひとり。
有村さんが若すぎて、『むしろ自らが相手(男性)に対して意図せざる性的暴力の誘発要因になりはしないか』という心配を除けば、いい作品だと思います。
社会に復帰してからの周囲からの色メガネ(差別等)の問題や本人がなかなか溶け込めない場合など、劇中で有村架純さんが言っていたように、法律も福祉も制度的なものには限界があるし、いま、実際の世の中では、一定程度は再犯防止も含めて機能しているのか、状況はどうなっているのか、とても気になります。
余談というには、あまりにも不謹慎な想像かもしれませんが、仮に私が復讐目的で、死刑にはならないように過失を装った殺人を犯し逮捕されたとしたら、そしてまだ復讐の相手が他にも残っているとしたら、たぶん極めて模範的な態度を継続し、少しでも刑期を短くし、仮釈放中もまた極めて模範的に振る舞い、次の復讐の機会を待つと思います。
見かけは立派に〝更生〟できると思います。
社会に放り出されて不安になり、またすぐに犯罪を犯し捕まるという人も少なくないと聞きます。
〝監視〟の程度にもよりますが、人間関係にあまり神経質にならずに済む環境で、決まったルーティンの労働奉仕をやり続けることで贖罪になるのなら、そのほうがいい、なんて考えもあります。
でも、本人がそう望んでも人権尊重の観点からは刑期以上に拘束するわけにもいきません。
答えのない命題では、こうしていつまでもモヤモヤが尽きることがありません。
ツライ
23本目。
保護司って、まあこんな事するんだな位の知識。
でも、無償って。
十字架背負って出るのかと思ったけど、そうではなく知らないと言う罪かな。
でも、係わっている人全てに当て嵌まる訳ではないけど。
保護司という仕事
保護司の視点を元に犯罪者に寄り添う人それぞれの想いの中で繰り広げられる人間ドラマ。
人それぞれ触れられたくない暗部や恥部を持っている中で、刑期を終えようとしてる仮釈放の受刑者と保護司との距離感はとても難しく思う。
受刑者だからといってその部分を全て曝け出しているわけではなく、また人を信用したからこそ起こった犯罪もあり、裏切られることが多い日常の中でキズを見せ合うことの恐怖心はどんな関係性においても計り知れない。
保護司の眼を通して描くこの作品、殺人事件という大きな問題に突き抜けず、社会における彼らの現状、それに向き合う保護司との関係をもう少し浮き彫りにして欲しかったです。
映画なのでどうしても盛り上げる点を挟みたくなる点は解るんですが。
あと少し気になったのは主人公のトラウマを含め描いてるんだけど、どの様に相手と接するのかってことに自問自答を繰り返す彼女だけど、コンビニのバイト中の接客には少し違和感を覚えました。
全241件中、121~140件目を表示