前科者のレビュー・感想・評価
全241件中、221~240件目を表示
観た人の心に残る映画であって欲しい...
WOWOWでドラマ番を観て、公開2日目の公開記念舞台挨拶中継の回を観ました。
ドラマ版からは佳代が保護司として最初に担当した保護対象者斉藤みどり(石橋静河)が続投、すっかり更生して今では佳代の心の支えになっている。
全体を通してとても重たいストーリーです。これほどサスペンス感がある作品になっているとは予想外でした。
今回の映画では、ドラマ版ではハッキリと表現されなかった佳代が保護司を志すエピソードが映像化され佳代と滝本との悲しい過去が明らかにされます。
この映画は、劇中飛び交う台詞がとても良かった。公園、ラーメン屋、駐車場、その中でも特に最後の病室での佳代の台詞は心に刺さります。岸監督は、この映画にはモンスターが多く出演していたと言っていましたが、まさにその通りです。有村架純さん、森田剛さんはじめ俳優の方々が素晴らしい演技で観ている人が劇中に引きずり込まれるような感覚です。
舞台挨拶で、有村架純さんが、この映画は観た人の心に残る映画であって欲しい...と言って いましたが、その通りの素晴らしい作品になっています。
この作品をみる意味。
深く、悲しいお話。
自分ではどうしようもない、抗えない道筋。
お話の内容はとても重めだけどずっと釘付けになっていました。
若葉さんの演技も圧巻。朝ドラでは爽やか青年だったのにあの変化。
舞台挨拶で『モンスター(森田)にはモンスター(若葉)を』というエピソードが。
なるほど、納得。
森田さんの演技にも。
森田さん泣きの演技、泣くと鼻も出てしまうタイプの方。すかさず拭く俳優さんが殆んどの中、拭かない。
ずーーーっと、垂れてる。これは。。。
アイドルでなく俳優としてやっていくんだという決意、覚悟を感じました。
唯一ラブシーンがあるのですが唐突で不可解。
最後になっても分からなかった。
重めだけれど後味は決して悪くない、稀有な作品でした。
森田剛の演技力
ストーリーは若干臭さや、設定に違和感あるが、ヒューマンドラマとサスペンスの両方があり最後まで飽きる事なく観れました。
森田さんの演技、表情から役柄の過去を本当に実体験したかのようで特に惹きつけられました。
ドラマよりは派手な話でリアリティは薄いが面白い
2022年劇場鑑賞26本目。舞台挨拶中継付。
映画をやると聞いて録画してあったWOWOWのドラマを観ました。面倒だなと思っていましたが面白く一気に視聴。
石橋静河はあまり好きじやない女優だったのですが(演じる役柄全部暗い性格)この役やっている彼女は好きです。ドラマ版を観ていないと彼女と主人公の関係姓がさっぱりだと思うのですが、そこはWOWOW加入者の約得だと思って下さい。
ドラマも結構保護観察対象者一人につき50分くらいの割当の割に派手な展開になっていくのですが、映画はそれよりド派手な展開になってさすがにやりすぎじゃないのとは思いましたが、保護司が関われるギリギリのラインで物語に介入してくるので丁度いいと想いました。
後、プラモ好きの男役で出てきた山田裕貴が別人みたいだな、すごいな、と思っていたら別人でした(笑)
保護司
たいへんな仕事ですね!
国家公務員なのに無給って、どういうこと?
みどりとのやりとり面白かったです。
石橋さんだったんですね!
ラーメン、1000円って、高いと最初思ったのですが、ただ単に店長がお釣り渡す演技を忘れたんですね!残念なミスです。
ラスト、意外な終わり方でしたね!
しっかりと感情を持っていかれた
2016年のマイベストテン第2位とした「二重生活」、同じく2017年第7位の「あゝ、荒野」に続く岸善幸監督作品。
そしてこれもまた傑作‼︎
刑務所を出て社会復帰を目指す前科者たちと彼らを見守る保護司のお話。
基本、彼らは社会から受け入れられることはない。それでも更生する可能性を信じて奮闘する人たちがいた。
ホントよくできた映画だった。クライマックスでしっかりと感情を持っていかれた。
クラシック・スタイルとも言える普遍性は昨年のベストワンとした『すばらしき世界』と相通ずるもの。
文句なく今年の日本映画のベストの一本だろう。
有村架純はやっぱりカワイイ
童顔だからというのもあるけど、アラサーなのにセーラー服着た中学生まで出来るんだから、この人の可愛さは次元が違う。
時折、妙なハイテンションになるのは要らない演出だったが・・・
森田剛の好演も光った。不器用だけど純朴な青年を地に足をつけてしっかり演じていた。ラストの鼻水垂らしながらの号泣などはジャニーズ時代ならあり得ないシーン。なかなか迫真の演技だった。
マキタスポーツのコワモテぶりも凶悪犯罪担当の1課の刑事にはピッタリで上手く役に嵌っていた。この人、コワモテなんだけど、安定感があって物語に落ち着きをもたらしてくれるので、この人が出てると何となくホッとする。
ただ、脚本はイマイチかな。
保護司・阿川佳代(有村架純)と被観察者・工藤誠(森田剛)を中心にした話だが、連続殺人を引き起こすのは誠の弟・実(若葉竜也)で、その最終的なターゲットは義父・史雄(リリー・フランキー)。ならば、もう少し、工藤家の内実をじっくり描いたほうが良かったかも。
それに捜査で浮かび上がった内容だけでは観客にその動機を納得させるには少し弱いと思う。単なる快楽殺人のようにも見えてしまう。
有村架純と磯村勇斗のラブシーンも取ってつけたサービスカットのようでストーリー展開上は唐突感が拭えなかった。
合格点!だが全ては有村架純の保護司役「若さ」を受け入れられるかどうかにかかっている。王道の人間ドラマではある。ラーメン「わかい」は皮肉かい?
はじめに有村架純ありきの映画。言っときますが及第点の人間ドラマです。ただし
結論から言うと「吉永小百合」とか「倍賞千恵子」が主演の方が作品として正しい。
興行的には圧倒的に有村架純だろけども・・・なんか「仕事と労働?」だかのドキュメンタリーから方向性が疑問。
「ビリギ・・」でプライドも何もかなぐり捨てて、低偏・値のバ・を演じた「役者根性」
はどうした?ちなみにこの作品「・・ギャル」を偏差値25とすると、この作品は偏差値60位。勿論自分にとってね。
人によるでしょう。森田剛が意外と落ち着いて好演。それは良い。ただし
セクハラ理論から逆算すれば、森田剛あたりのまだまだ精力溢れる男性の
世代の保護司に、独身若い女性の保護司ってあり得ない。あるとすれば「女性対女性」「男性対男性」だろうね。
ちなみに本作の直前に観た「ノイズ」冒頭で爺さんの保護司が、なぜか出所後すぐの殺人犯を、人が良すぎて
孤島に連れてって、いとも簡単にヤラレちゃうんだけれども、それも間抜けなのだけれども・・・
いくら男女平等とはいえ、保護司はある一定の社会経験が無いと危ないから任命されないよ。
独身女性で20代の任命は絶対にないよ。ボランティアだし、ちなみに独身20代の男子もあり得ないと思うよ。
それこそ前科者を導くのには、人生の酸いも甘いも経験している、ある程度年寄りの経済的には
不自由しない人格者がなるもの・・もっとも推薦や面接では人格はわからないから
法務省サイドも自ずからお年寄りレベルの人選になるわけ。
そもそも、森元首相の発言ではないが、女の最大の武器であり、弱点にも時としてなり得る
「有村架純のフェロモン」は絶対なしな・・・とこの映画の監修者に説教垂れたいよ。
勿論、有村架純の好感度、集客力は買うが
「役不足」ならぬ「20年早いよ!この役演じるには!」という作品。
スジは王道中の王道、正義というより、涙腺崩壊を狙っている。
その狙いは良い。「犯罪は周囲が作り上げる」というのはベタすぎてキツい
だが「やむに止むを得ず」憤怒の犯罪・人というのは誰もが大好きな涙腺崩壊パターン。
バカすぎる弟との兄弟愛も絡め涙腺を攻撃してくる。
ただ、最後の最後のターゲットは筋違いもいいとこ。オーバーラン。
最後の一歩手前で完結で良かった気がするが、好演熱演の森田剛に花を持たせたのか?有村架純との抱擁は良いのだが
ちょっと犯行のベクトルがよくわからない。
まあ最後の森田剛の「追い詰められ感」の緊張度は良かった。
人間ドラマでは及第点。ちなみにレイトショーで「ノイズ」とほぼ同様の客の数だったけれども
作風は好対照。どちらが良いかはその人次第でしょ。ただ「ノイズ」が飽きない作品の代わりに客席が静かだったのと
真逆で、本作は3つ隣の席の男性が作品途中からすすり泣くわ、前のジジイ後半30分居眠りイビキ攻撃してくるわで
客席が色んな意味で高感度状態。
良い映画です。有村架純の若さには目をつぶってくださいね。その心構えが大事。
結局のところ私の涙腺はギリギリ陥落ならず。死守しました。
ああ、前科者ではなく、保護司だけを観るのだ‼️❓
人殺しや、ヒトデナシに焦点をあてると、この映画の主題を見失い、良い鑑賞が出来ないと思います。
私も、最初、見失いかけました。
どんなに不幸な環境でも、人殺しやヒトデナシには、なる人とそうで無い人の境界は、遥か彼方なのです。
だから、このヒトゴロシたちよりも、不幸な環境にある私は、ヒトゴロシどころか、人を傷つけないし、共感のかけらすら無い。
でも、保護司の有村架純には、心配や不安こそあれ、尊敬や畏敬の念は底知れずあるわけです。
ああ、心が弱く、不完全な、それでいて捨て身で、隙だらけで、正直で、ひたむきな、有村架純の姿に、慟哭して、涙で🥲、哀しくて、慟哭して、心が洗われました。
心に大きな傷を受けながら、前向きで、心が美しい有村架純を観て、初めて女優さんが好きになりました。
ああ、こんなひたむきで、素晴らしい人が良いな、そんな人が観たければ、また、現在の最高の女優を観たければ、是非。
春の手紙
有村架純様
保護司という難しい職業を、体当たりで演じたあなたの演技力の幅に感心しました。いつも0から作ったと感じる一途さが素敵です。
森田剛様
かなり内向的であり、虚ろな表情のシーンが印象的なんですが、最後の方の病院のシーンは圧巻で、森田剛の代表作になるべき映画。心の襞をあのシーンに集約したんですね!?君は見事に岸監督もうならせた演技だったと思う。
脇を固められた俳優さん達も皆様大好きな俳優さん達で、全てに演技のアンサンブルをたんのうしました。
ドラマ版は未見なのですが、保護司という職業はもっと見直されてしかるべきです。強くそう思います。
☆保護司ではないですが、受刑者への日本での取り組みも知って下さい。
プリズン・サークル(2019日本)ドキュメンタリーです。
弱さが強さに
なぜか小さな頃から後ろめたさを感じながら生きています
最近は見なくなりましたが追われる夢をよく見てました
何か重大な罪を犯して逃げ隠れしながらの生活をしている夢です
安息の地は無く常におどおどしている、そんな夢です
知らない間にとんでもない何かをやってしまったのかも⁉︎
悩むほどではありませんが何なのだろうかと今でも思うのです
常にどこか後ろめたさがある
何なのでしょうかね
自信満々で自分は正しいと決めて他の者を下に見ている人が身近に多いように思います
よく笑ってます、人のことをネタにして
言われている本人の気持ちがどうなのかなんて気付きもしないのでしょうか私には分かりません
彼の言うことも分からなくは無いですが大勢で笑いものにすることはないでしょうに
法に触れなくても十分に他人に傷をつけているのではないでしょうか
今の世の中、法に触れなければ罰することは出来ません
結果としてやられた者が耐えきれずに手を出せばそれが罪となる、何なのですかね、この流れは
そんなことを考えてしまいました
『普通』でない生活を送ってきた人は『普通』がわからない
なお、話の展開上致し方ないことかと思いますが、DVの被害者の居所が加害者にバレる時って、関係者による情報漏洩よりも被害者当人が加害者に(一時の気の迷いで)バラしてしまうことの方が、圧倒的に多いような気がします。と一応。
犯罪を犯した人の更生を人間的な観点から支える『保護司』。そんな世間的には相当ニッチな職業を取り上げた、貴重な作品。
個人的に印象深かったのが、保護司の主人公が保護観察の対象者に向けて『普通』が一番、頑張り過ぎないようにと冒頭で声をかける場面ですね。
この対象者は虐待やいじめを日常的に受けて生きてきてるので、そもそものところで『普通』の意味がわかっていない。
ただ人と会って、美味いラーメンを食べることが『普通』である。そう、幸福な生活を送ってきた人々は当たり前の出来事として思いつく。
ただ、そんな生活を知らず、暴力まみれの生活を送っていればそれが『普通』だと思ってしまう。そこに本当の『普通』の生活を教えてくれる人がいなければ。
題材は良かったですが、警察の描写がねえよの連続だったのと、磯村勇斗氏が全般的にイケメン過ぎて腹が立ったので評点少なめです(理不尽)。
ですが、間違いなく観るべきテーマの映画と思います。
さすがの演技👏
保護司。なんて大変で苦しいお仕事か、、これがボランティアで成り立ってるんですね。驚き。一度犯罪を犯したらおしまい、そんな世の中の雰囲気では、もうどうしようもなくて再犯してしまう、そんなことも起こるような気はしてしまう。どんなに置かれた状況が苦しくても犯罪は犯罪。いろいろ考えさせられますね。
有村架純と森田剛が抜群でした。もうそういう人生を歩んできた人たちに見えるくらい。表情や感情の動き、温かさと弱さと。素晴らしい。
有村架純に保護してもらえるならいいなぁ、、なんて不謹慎なことを考えて終わる、笑。
どれから見ようかな…
先ほどレビューを書いたのに、UPされていなかったので付け足しも込めて書きます。
WOWOW版は見ていません。
漫画は無料になっているのを読んだことがあります。有村架純さん、原作に似せていますね。
エンドロールを見るまで石橋静河さんだと気がつかなかったです。とってもかわいいです。
一番心に残ったのが、森田剛さんが涙を流すシーンです。
弟の実役は山田裕貴さんだと思い込んで見ていました。後で調べたら朝ドラ『おちょやん』に出ていた人でした。倒れるシーンが印象的でした。
他の観客のすすり泣きが聞こえてきましたが、私は目の奥がジーンとするくらいでした。
本日公開の映画はいくつか見たい作品がありますが、一番時間帯が良かったこちらを観賞しました。
悲しいドラマ
更生している最中に弟に巻き込まれてしまう事件。
あー、あと少しだったのに!
暗い悲しい物語だった。
まあまあ面白かったかな。
期待よりは低いが。
森田剛さん、老けたなーと、演技上手いなーと、思いながら観てました。
【"これ以上、被害者も加害者も生んでは駄目!"必死に前科者の男の"想い"を止めようと奮闘する保護司の姿が心に響く作品。善性溢れる有村架純さんと森田剛さんの抑制した演技も素晴らしい作品でもある。】
- 過去に行きずりの男に殺されかけた佳代(有村架純)。佳代の代わりに父親を殺された恋人だった滝本(磯村勇斗)。
彼らは大人になり、佳代は加害者に寄り添う保護司に、滝本は加害者を逮捕する刑事になっている。設定が、巧い。-
◆感想
・特筆すべきは佳代を演じた有村架純さんの善性溢れる演技である。
- "人間だから、状況により罪を犯してしまう。それを止めたい"と無報酬の保護司をコンビニで働きながら務める姿。保護司の方々に尊崇の念を抱く。-
・そんな彼女は、自分を苛めていた職場の同僚を発作的に刺殺し、6年の刑期を終えた工藤誠(森田剛)の保護司になる。彼は、幼児に父親に母親を殺され、虐待を受けていた。そして、泣き虫だった弟、実も・・。
- 誠は、罪を犯した瞬間を覚えておらず、更正している様に見える。森田剛が、抑制した演技で哀しき男を演じている。-
・保護観察満了が、近付いていた工藤だが、ある日忽然と姿を消す。工藤は久し振りに弟、実(若葉竜也)と偶然会っていたのである。
実は自分を社会の底辺に落とすきっかけを作った人間達への復讐を企てていた。
- 工藤誠は、実の行動を止めようとしていたのであろう、と私は解釈したが、狂気に取り付かれた実の行動を止める事が、出来ない。そして、実は遂に且つて母親を殺めた父親(リリー・フランキー)の家に踏み込もうとするが、そこには工藤誠を探していた佳代も居た・・。-
<犯した罪に対する諦念や自責する工藤を森田剛が、好演している。
更に保護司として、髪を振り乱しながら自転車で工藤を探す保護司佳代を、有村架純さんが熱演している作品。
ストーリー展開としては、やや粗い部分もあるが、"前科者"が、再び一般社会に復帰する難しさと、彼らを支援する保護司と言う仕事をボランティアでされている多くの方々に尊崇の念を抱いた作品でもある。
有村架純さんと森田剛さんの今作品の演技は素晴らしいと、私は思います。
"前科"があってもキチンと更正すれば、許容する社会になる事を祈りつつ。
今作の、ラストシーンはそれを暗喩していると思います。>
1番迷惑被ってるのはコンビニの店長。
WOWOWドラマ見なくても十分楽しめます。(一応Amazon primeで見ました)
有村架純やるわ。
『花束みたいなー』からの本作。振り幅がハンパない。
そして見事に演じきってる。
影がある危ない人物やらせたら絶対的な森田剛の演技を見事に受けきって私達に魅せた。
マキタスポーツがハマってる。今まで築かれた刑事像まんまでなかなか良いぞと。
そしてアラン様(磯村くん)ヤバい。
よくぞあそこで我慢できた!(絶対我慢汁が…)
コンビニ新店員?の外人君にも注目。
WOWOWが実権握ってるんだろうけどシリーズ化していいよね⁈
これ地上波でやったら絶対人気出ると思う。
森田剛、、、やるね!
試写会で鑑賞。
心いたたまれなくなる映画。
けど、、、目を背けてはいけない大切なテーマかなと。
にしても、
森田剛の演技、すごかったです!
ヒメアノ〜ルで演じた狂気的な役も
今回の哀愁ただよう役も!
サイコー!
全241件中、221~240件目を表示