ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネスのレビュー・感想・評価
全175件中、61~80件目を表示
映像や俳優はいいです
面白いとは思うんですが、前作だけじゃなくてアベンジャーズ、さらにはスカーレットウィッチ関連の知識がないと置いてけぼりになるじゃないのかなあって感じです。
アベンジャーズは見てたんですが、スカーレットウィッチは未鑑賞だったので世界のためにアベンジャーズとして戦ったワンダがなんでこんなことになってるの?みたいな感じでした。
ストレンジは相変わらず傲慢で、民間人に暴力を振るったり、別の世界の自分と当然のように殺し合って最低なんですが、これって向こうでは受け入れられてるのかな?アイアンマンは人間性に問題はあっても倫理観はちゃんとしてたと思うんですが。
あとアベンジャーズ同様にヒーロー同士が一生内輪もめしてるのもスカっとしないんですよね。
世界の危機なら少年ジャンプみたいにライバルの共闘とかのが気持ち良く見れるのかなあと
別の宇宙のキャラとはいえ格作品で主役をしていたキャラが惨殺されるのも嫌な気分になる人もでるのかなあっていう。
狂騒曲
MCU劇場鑑賞5作目。スパイダーマンNWHは昨年の試写会で観たので割と久しぶりのMCUです。ワンダヴィジョンも鑑賞済み。
前作もドラッグ級に酔わせてくれる映画でしたが劇場で見ると見ないとじゃ迫力も体験も遥かに違いました。最高に目がバッキバキになりました。
ドクター・ストレンジがマルチバースの扉からやってきた少女アメリカを助けるために様々な宇宙を巡る冒険ものとしても面白くなっていました。
まず初っ端のモンスターパニック。ウルトラマンに出てきそうな巨大目玉の怪獣との多種多様なアクションが楽しかったです。こう見るとストレンジは他のヒーローたちに比べて戦い方が豊富ですし、映像面での迫力も狭いところでも広げたところでもサム・ライミの色が出まくってて最高でした。
他の宇宙のストレンジとの戦いの音符バトルも協和音vs不協和音の切れ味鋭い戦いがCGの美しさとカンバーバッチの表情から伝わる真剣勝負っぷりにテンションはMAXでした。ゾンビストレンジも「死霊のはらわた」などのホラー映画を務めたサム・ライミが出ていますし、ゾンビストレンジも無骨な感じがして非常にかっこいいです。
イルミナティの面々を簡単に殺してしまうのもサム・ライミが良い意味でMCUに思い入れを持っていないのが分かり、ファンサービスをしつつもあっという間に自分のペースへと戻してしまう腕っぷしの良さを見せられました。殺し方もホラー映画で見るような奇天烈な殺し方で、能力の限界を超えてしまい破裂するブラックボルト、細胞をワンダ/スカーレット・ウィッチにグチャグチャにされるミスター・ファンタスティック、自身の盾を跳ね返され胴体真っ二つになるキャプテン・カーター、圧死してしまうキャプテン・マーベル、能力の隙間からホラー仕立てな殺され方をされたプロフェッサーXと、今後のMCUの影響なんかつゆ知らず、無邪気にやりたいことやったサム・ライミすごい。
アメリカ・チャベスが見た違う宇宙のストレンジの危うい選択を長く行動を共にしたストレンジがしっかりと彼女の意思を尊重し、力を自分のために使う事を示唆するのは一種の成長が見られて嬉しかったです。
難点という難点は無いのですが、ワンダはあまりにも救いがないなーと思ってしまいました。ワンダヴィジョンからの彼女はとにかく辛そう。どこかで救いのあるストーリーが展開される事を望みます。あとこれは製作陣が悪いというよりかは某ネズミ王国の策略で、ドラマと映画を毎作毎作繋げてくるのはどうかなーと。ディ○ニー+に入会させたいのは分かるけどあまりにも露骨すぎて入ると入らないの境界線にずっと立っています。その商売はキライ。
今作でもウォンは良いキャラしてますし、グロ描写もマーベルのギリギリをゆく気持ち良さですし、次回への伏線のためにまた違う世界にストレンジは飛びますし、オチは監督とお友達のお遊戯というやりたい放題っぷり。フェーズ4の中でも異彩を放つ作品が誕生してしまいました。
鑑賞日 5/4
鑑賞時間 15:35〜17:50
座席 I-4
三つめの瞳は戦利品?
やっぱり映画が生み出す想像力は、これほどの圧倒的な魅力と吸引力を持ち、もしかしたら凶器にもなり得るな……とか、気取って呟やいていた訳です。
もうマルチバースやメタバースの海に身を投げ出したかった。少しずつ醒めるとは思いますが、しばらくは感激していたいと思います。
私たち観る者は、MCUの箱の中で転がされるサイコロ。しかしそうした弄ばれ感も悪くない。前知識のなかった私は、アメリカ・チャベスの輝く星は、キャプテン・アメリカの形見かも知れないとか、それぐらいしか分からなかったんですが。
◉ニュータイプなゾンビの誕生?
水と鏡を融合させた、ちょっと優雅で恐ろしい魔術や、煌びやかな光の鞭を振るって、敵を縛ったり叩いたり、切り裂いたりするドクターストレンジ。その身のこなしは強靭で、かつしなやかでした。並行世界が多数存在することよりも、渡り鳥のように軽々と旅する男がいることに胸がときめきます。
ディストピアの建物の暗い一室で、ノワールな自分と楽譜で対決した後に、別世界で自分の死骸に入り込むなんて、素敵にもほどがある。
長い多次元宇宙の旅路を越えて行く者は、どこかで己の遺骸に遭遇? 再会?するのですね。
◉母VS娘
予告篇を見て、ワンダが何かやらかすことは分かったのですが、まさか世界を壊しかけるとは思わなかったです。愛は時に人を鬼に変えると言う、物語の常套手段に則って、あんなに嫋やかで優しいワンダが、初めはためらいながら、やがて鉄板の破壊者に変容した。
しかし、取り付く島のない怖い母さんのワンダに対して、あどけない顔したチャベスが勝ってしまうことで、最後に救いを見せてくれた。
◉頑張るマルチバース
こうして私が感動に浸っている間にも、ある世界ではマーベルのあのキャラとあのキャラが死闘を繰り広げているかも知れないです。誰の記憶にも記録にも残らない戦い。
その物語の広がりを、これからも優しく語ってください。ただ、弄びすぎには注意してください。
アナザーオブ、アナザーオブの呪文が唱えられるたび、宇宙は多元化して積み上げられていき、ドクターストレンジは、そうしたステージでの戦闘中に、瞳を一つ隠し持つことになった。カンバー・バッチはイケメンだけに、ちょっと不気味ですが先行きが愉しいです。
ストレンジが死んでれら?いや、多分白雪姫
泣けた・・・もうワンダの悲劇としか言いようがない。彼女に「Are you happy?」なんて聞けるはずもなく、これまでの悲しい出来事を思い出してしまいます。この作品の予習としては一作目の『ドクター・ストレンジ』は言うまでもなく、ディズニー+のTVドラマ『ワンダヴィジョン』や『アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー』も必見となっている気がします。
禁断の書「ダークホールド」に魅入られ、ユニバースを渡り歩く能力を持つアメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)の力を奪おうとドリームウォーカーとなったワンダ・マキシモフ。そもそも、インフィニティ・ウォーで1400万通りの中で唯一サノスに勝てる方法を選んだストレンジ。彼が緑色に輝くタイムストーンをサノスに渡してしまったことから、ワンダは最後のインフィニティーストーンを持つ恋人ビジョンの石を破壊しようとした経緯がある。だから、彼女がストレンジを恨むのもある意味当然なのだ。
ワンダヴィジョンの世界でウエストビューの住民を危険な目に遭わせた負い目もあったが、彼女は双子の息子を守ることに必死。現実には存在しないものの、マルチバースの世界にはいるのかもしれない。こうしてヴィランとして描かれるワンダだけど、元々能力が高すぎるし、アベンジャーズの中でも最強だと噂されるほど。彼女を怒らせてはまずい・・・
さすがに『スパイダーマン』3部作を撮ったサム・ライミ監督。浮遊感を味わえるほど圧倒的な映像表現やグロテスクな怪獣やホラー描写は健在。そしてマルチバースを移動する見たこともない映像の連続に脳を刺激されるのです。ただ、スパイダーマンを思い出したのは前半部分だけ(ノーウェイホームへの言及もあり)で、後半の怒濤のホラー描写は『死霊のはらわた』シリーズそのものといった感じ。特に『キャプテン・スーパーマーケット』を思い出さずにはいられない。あれも時空を超えた異次元世界ですものね。
さらに嬉しかったのは『死霊のはらわた』シリーズの主人公でもあり、スパイダーマンシリーズには必ず登場していたブルース・キャンベルが健在だったこと。ピザ屋(たこ焼きみたいなピザ)のオジさんだったけど、ポストクレジットの映像にも登場して笑わせてくれた(ミッドクレジットのシャーリーズ・セロンも嬉しかったけど)。自分を殴るシーンも『キャプテン・スーパーマーケット』にあったように思う。
そしてユニバース616(?)にはアベンジャーズの代わりにイルミナティなる組織があり、黒人のキャプテン・マーベル、ファンタスティック4のリーダー、ブラックボルト(知らない)、そして『ホワット・イフ...?』のキャプテン・カーターが登場する。さらに驚いたのはX-MENのエグゼビアが登場し、観客も一斉にオオー!と声を上げましたよ。そしてブラックボルトの口封じのシーンはこれもまた『キャプテン・スーパーマーケット』にありましたよね・・・笑った!ストレンジ・ゾンビを操るというのもいいサム・ライミらしい良いアイデアでした。
戦い方もユニークなものばかりで、圧巻はベートーベン、バッハ、ワーグナーなどのクラシック音符対決!サム・ライミ監督よ、アイデア詰め込みすぎ!次作が大変だぞ!
もはやバラエティ番組。あの大御所登場‼️みたいな😅
言いたい事が多すぎる。
「マルチバース」て、
スパイダーマンの時のアレ、
空が割れるやつ(語彙力w)でしょ❓
その所為でみんな勢揃い✌️みたいな。
かと言って、そこまで勢揃いさせる⁉️
中盤、イルミナティ、という単語が😱
これって、あの超能力者のジジイが対決するアレ❓
との予感が漂い、
そしてあのメンバー‼️
なんと、スタートレックも‼️違うだろ👊
どうやら、イルミナティもそのメンバーも、
配信ドラマやTVとかでやってるらしいが、
そこまで網羅しないと楽しめないのか⁉️
優しくないー😭
別のワンダに入り込んだワンダに
追い掛けられるシーンは、正にゾンビ映画。
そしたらその後にホントのゾンビが🤣
カーマタージの攻防とかも、
あの「フューチャー&パスト」のワンシーンに見えたのも、完全な振り❓勝手な勘違い❓
「マルチバース」て縦軸だけじゃなく、
横軸もかよっ‼️
話の筋としても、
ストレンジが何かやってのけた、
とか無いし、
ずっと元カノの未練タラタラだし。
Dr.ストレンジの映画というより、
アメリカチャベスの映画だよねーコレ😳
両親に会えるのがクライマックスかと思ったら、
コレも伏線でずっと残すのねー😭
優しくないー😩
言いたい事が多すぎる。
スッキリしない。
でもよく笑った🤣
一見さんお断りムービー!?
私見てないんですよ、前作の「ドクター・ストレンジ」、さらに本作はDisney+のオリジナルドラマ『ワンダヴィジョン』を見ていないといまいち腑に落ちないみたいですが、そのドラマの存在すら知らない。それに、スパイダーマンに関しては別に好きでも嫌いでもない、むしろそんなに興味がない私にとってはそれこそ蚊帳の外。完全アウェー状態でした。
他のレビュアーさんたちが書いているように、どんどんMCUの敷居が上がってる、、
とはいえ、マルチバースの世界観はお見事でした!もやはSFやファンタジーを超越した不思議な空間で不思議な感覚に陥る。これがちょっとクセになりそう。だから次も見たい!ってなるのよね。これこそ麻薬だわ。
アメリカの両親が同性同士だったことから、ここにも“多様性”が取り入れられている。
自分の死体に入って操るってどんな感覚なんだろう?とか、異次元にいる自分に会うってどんな感覚なんだとか、様々な想像と妄想を掻き立てられるのが本作の持つ魅力の一つ。
「すべての宇宙で君を愛してる」なんて言葉言われてみたいわ♡
事前に『ワンダヴィジョン』の視聴を
もはや「なに」が、「どこまで」がネタバレか判断がつかない状況ですので、初めから「ネタバレ注意」としておきます。
さて、フェーズ4におけるテーマ「マルチバース」が本格化するこの作品ですが、ドクター・ストレンジはMCU劇場公開作品として一つ前の『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム(21)』から引き続きとなることもあり、話の繋がりは解り易いと思います。ただ、Disney+ユーザーでない方にとっては、オリジナルドラマ『ワンダヴィジョン』をご覧になっていないと理解できない部分が少なくありません。第一のハードルです。
そして第二のハードルとして、『ワンダヴィジョン』にもありましたが、旧20世紀フォックスのもつマーベルレガシーのキャラクター登場です。ただ、これに関してはDisneyが自社に取り込んだとはいえ、やや乱暴な扱いがオリジナルもファンである立場としては若干複雑な気もします。さすがにSONYがライセンスをもつスパイダーマンほどの扱いは期待しないまでも、、、と言う気はします。
さらに今作のサム・ライミ版ドクター・ストレンジ、全体的にややホラー味高めの演出で米国ではPG-13(日本はG)となっています。本日も同じ回に、お母さんに連れられた小さい男の子を見かけましたが、あの子は大丈夫だったのだろうか?w
と言うことで、回を重ねるごとにハードルを上げ続けるMCUですが、肝心の中身は?というと、、、
中盤まではやや凡庸な感じ。内容よりもキャラクター力に頼っている感が否めません。後半、対立構造がはっきりしてからはやや強引さも感じつつも、最終的には「取り敢えず及第点」と言った感想です。
ただ、新キャラクターの彼女については、もう少し掘り下げて欲しかった気がするほど魅力的で、今後の作品への登場が期待されます。ノー・ウェイ・ホームではピーターのメンター役だったスティーブン。ピーターが「ああいうこと」になり、今後改めて彼女のメンター役として、大きな存在になることも併せて期待されます。
サムライミの作風はちょっと苦手。70点。
なかなか面白かった。
流石に今回は抑えめに作るだろうと思ったらサムライミ節全開でぶったまげた。
ワンダの悲哀にフォーカスしてるのは凄く良かった。ワンダヴィジョンを観ているかどうかで感想が変わりそうなのも面白い。
ただイルミナティはサプライズ重視で取ってつけたような要素に思えた。
サムライミの起用もホラー要素もMCUに新たな風を吹き込んだとも言えるが、ホラーにしては尺が長く後半疲れてきた。
ホラーかと思えばバカ丸出しのシーンもあり、かと思えば泣かせにきたり。色々な要素が多すぎて感情が追いつかなくて観終わった後しばらく困惑した映画だった。
MCU映画ですか?いいえ、ライミ映画です。
ヒーロー映画と思ったらホラー映画だった、何を言ってるのか(ry
ゾンビ出すわ過去一グロいわ画面転換時の古臭い暗転表現、良い意味で監督の我を出させてくれるマーベルすごいな、ってのが心に残りました。
予告でキャプテンカーター、プロフェッサーX、イルミナティ等サプライズ出すわ出すわで本編どうなるんだと妄想高ぶり観始めると最初から最後まで名シーンのオンパレード。
良い塩梅でマルチバースという世界観を解してくれてとても分かりやすかった。
今回「も」ワンダの不遇っぷりがとてもつらかった。
兄も亡くし恋人も人類のため殺す(未遂だが結局死ぬ)しその恋人を弔おうとしたら研究材料としてバラされる
、妄想を具現化し子供と旦那を生み出すも結局は自分で消すと数え3倍役満。
そして今回のヴィラン化。
ただしヴィラン化といっても1割(?)理性を保っているが見ていてとても痛々しい。
おそらく生きており、今後出番はありそうだけど今回の件でヒーローとして活動する事は想像出来ず。
強いて言うなら宇宙を守るために亡くなり、その功績を称えストレンジがワンダの罪を人類の記憶から抹消するくらいしか思い浮かばないけどこれはNWHの2番煎じ。
ならメフィスト辺りが絡むかと妄想が渋る。
ストレンジの映画なのにワンダばかりの感想になってしまったけど仕方無いよね、気が向いたらストレンジ編書きます。
3D字幕、2D吹替えと観ましたがもう一回くらい観ちゃいそうです。
サム・ライミが贈る母親讃歌映画だった!
マルチバースを次々に突貫していくシーンで、手塚治虫の「火の鳥」を思い出した。
ブルース・キャンベルはサム・ライミのロビタとして永遠に彼のマルチバースに出現してほしい。 It's Not over!!
もっとグログロパートを前半に持ってきたり、ゴリゴリのダニーエルフマンの曲をバックにエンディングのあの映像をオープニングで入れて欲しかった。
もっとエッシャーのグルングルン感もあってもよかったけど、タコのCGに予算を取られてしまったのだろうか...。
鬼子母神が子供の愛によって目覚めた物語!
立ち上がって拍手したいシーンが2度ほどありました。さすがのアベンジャーズもの、と言った感想です。73の宇宙を見た少女が面目躍如の戦いで幕を閉じますが、パラレルワールドを俯瞰できる視聴者にとっては、親しみやすい作品だと思います。とにかくワンダの強さは宇宙最強なのですが、この鬼子母神のような女性は、子供の可愛さに敗れ、少女にも敗れます。そこまで行くにあたっての彼女、宇宙一無敵でした。どのようにして倒せるのかと考えていましたが、結局意外なその切り口で、最後には負けてしまいます。それは最終的にはドクター・ストレンジの勝利でもあるのですが、彼のぎりぎりの戦いに、本当にお疲れ様と言いたいぐらいです。この作品は、いろんなニュアンスが込められていて、とても楽しかったです。マトリックスの世界観や、想念で操る世界が手に取るようにわかり、面白さ100倍です。名台詞にもグッときました。ストレンジの「すべての宇宙で君を愛する」なんて台詞、なかなか言えない言葉です。私の結論は、宇宙は「愛」であり、全ては一体であるような気がしてなりませんでした。
圧倒的な映像と超展開で最高に面白いが、MCU初見だと…
良かった点
・マルチバースを扱ってることもあり、現実とは全くかけ離れた世界の描写を大スクリーンで見てるだけで楽しい
・B級映画のような笑っちゃう展開盛り沢山だが、そこが面白い。ゾンビストレンジは最高だった。
・今までのMCUに加えて、オリジナルシリーズも展開に関わって来て世界観が複雑で奥深くなっている。
微妙な点
・ただでさえ設定も映像もカオスなのに、予習してないと訳わからなくて、MCU初見だと訳わからない。オリジナルドラマまで見る必要があるのはやりすぎな気がする。
・ドラゴンボール並みに各キャラの強さがインフレしてるので、一般人に近いヒーローはどうなるのか不安。
まとめ
世界観が広がりすぎて完全に一見さんお断りになってるので、寂しいけど勢いが落ちる前に完結させてほしい。
なんかやけに怖い演出だなと思ったら
監督サム・ライミかーい!で納得。
ドクターにボコられるピザ屋どっかでみたことあるなと思ったらキャプテンスーパーマーケットだし。
ポリコレの申し子みたいなチャベス嬢を迎えて、マルチバースでスカーレットウィッチと追っかけっこしつつ別バースのヒーローを巻き込んだ挙句に全滅させるなど他所様の宇宙に多大な迷惑をかけた傑作活劇でした(笑)
ワンダビジョン途中で放棄したからまた見てみようと思った。
Disney+の「What if」劇場版です💦北米の方々は内輪揉めが好きなのかな😅
この映画は、まずDisney+のMCUのドラマ「ワンダヴィジョン」と「What if」を先に観た方が良いでしょう。
観ないと話が通じないと言うことではなく、観ておかないとただでさえ面白くないのがさらに楽しめないためです。
その2作品を観ておけば、少なくともそのネタで楽しむ事は出来ます。
さらに言えば本作は「What if」劇場版だと思えば、ドクター・ストレンジの第二弾として楽しみにしていたのに肩透かしを食らった気分の方には気休めになるでしょう。
さて、本作の物語についてですが…
根本的な企画としてマルチバースを題材に「狂気」と言うタイトルを付けた以上、マルチバースの恐ろしさやめまぐるしさを描くべきだと思うのだけど、確かにロケーションツアーとしてのマルチバースごとの変化はあったけれど、ドクター・ストレンジを襲う厄災がマルチバース由来ではなく、闇落ちしたワンダとのウチワの闘いでしか無かったのは企画的に問題だと思う…。
「スパイダーマン」から大々的にマルチバースものの期待値を煽っておきながら、この映画のマルチバースは単なるツアーの小道具でしかなく、これから起きるだろうマルチバースネタの面白さはまったく感じられ無かった。
「スパイダーマン」では折角拡がりを感じたのに、この映画では期待感が完全に萎んでしまい、本当に残念。
この所のMCUはソニーの「スパイダーマンユニバース」が無かったら観る価値がどんどん擦り減っていく感じです。
後から思ったのは、マルチバースはむしろ後から足した要素なのかも知れないと言う事。
この映画は「ワンダヴィジョン」から繋がっているので、企画当初は単純に「魔法使いvs魔法使い」だったのかも知れません。
それが製作プログレスの最中に、スパイダーマンユニバースの「スパイダーバース」や先行してDCドラマでマルチバースものが受け始めたので、後から取り入れたんじゃないか…
だから、この映画でのマルチバースネタは実は無くても作れてしまうドラマ展開になっていましたよね💦
…それとワンダの扱いについて
ワンダと一時的に戦ってもよいとは思いますが、最後は共闘して、マルチバースからやってくる脅威と戦って欲しかったです。
それがとにかくどうしても納得出来なかった……
折角登場した別バースのプロフェッサーXやずっと楽しみにしていたキャプテン・カーター始め、別世界のマーベルヒーロー全員皆殺しにしてしまうし、いくらワンダの強さを見せたかったのだとしても使いどころが明らかに間違っているだろう…
ドクター・ストレンジ自身のドラマについても、彼のモチベーションや目的意識がかなり薄い構成でした。
MCUとしての前作に当たる「スパイダーマン ノーウェイホーム」で、マルチバースの扉を開いたのはストレンジ自身なのだから、もっと自主的にと言うか、アメリカ・チャベスを助けるとかの目的より、まずは自分自身の責任としてマルチバースとの接続によって起きる問題を解決しようとする意識をもっと明確に描くべきだったのではないかと思います。
「スパイダーマン」では、ストレンジを訪ねて魔法をリクエストしてしまったピーターはラストでとても大きな償いをすることになった事に比べ、ストレンジは自分自身が起こした事に対する気持ちがあまりにも希薄過ぎるような描き方ではないかと感じました。
主人公でありながら、物語の軸を完全にワンダとアメリカ・チャベスに持って行かれた感があります。
「ドクター・ストレンジ第二弾」を楽しみにしていた僕は彼自身の物語を観たかった…
アメリカ・チャベスもまだ誕生編と言う感じで、ヒーローとしての魅力を描くところまでは描かれていない。
彼女の活躍を観ることが出来るのはもっと先なんだろう。
この先にあるだろうヤングアベンジャーズとか、ガールズアベンジャーズとかウワサされるマーベルズまで、フェイズ4になってから続々登場しているガールズヒーローたちの活躍を観るのを待たなければならない事も、あまりにも気の長い話。
キャプテン・マーベルもかなりシナリオが破綻していたし、その続編が馴染みの薄いガールズヒーローばかりのマーベルズなのだとしたら、誰に感情移入すれば良いか分かりにくい映画になりそうだ。
今後のMCUにはあまり期待しない方がよいかも知れない…
もし出来るならば、今回の映画こそ別バースの出来事として封印してくれないものだろうか…
マルチバース
ドクターストレンジの単独2作目。
単独作だけど一作目以降にもクロスオーバーで色んな作品を経ての作品なので2作目な気がしないw
冒頭のマーベルのロゴがストレンジ多めに変更されてたかな?
内容は
悪夢を見てうなされるストレンジ。
元カノの結婚式に参列直後に謎のモンスターが街を襲う。
モンスターを倒し悪夢に出てきた少女を助ける。
どこから来たかを尋ねると少女(アメリカ・チャベス)はマルチバースを行き来する能力を持っていることが分かる。
マルチバースについて何か知っているか、
かつて共にサノスと戦ったワンダのもとに尋ねるが…
ワンダはスカーレットウィッチに覚醒していて、
邪悪な書物「ダークホールド」の影響で闇落ちした状態になっており、全ての元凶だった…
といった流れで話は進む。
感想は…
いきなり悪夢(悪夢は別ユニバースの出来事)から始まったりワンダが既に闇落ちしているとこから始まったりかなり早い展開でストーリーが進む印象だった。
フェーズ4のドラマ一作目ワンダヴィジョンやアニメ作品のホワット・イフを見ていないと話についていきにくいかも。
要所要所でサム・ライミ節な演出がありMCUではなかなか味わえないホラー感を味わえた。
別ユニバースに存在している子ども達を手に入れる為に手加減無しに襲ってくるワンダはかなり怖い。
予告でも出てきた秘密組織のイルミナティも登場。
メンバーは別ユニバースのキャラ達。
モルド、キャプテンカーター、ブラックボルト、
キャプテンマーベル(マリア・ランボー)、
リード・リチャーズ(ファンタスティック4のメンバー)、
そしてXメンのプロフェッサーX。
サプライズな登場…と思いきやモルド以外全員ワンダによってあっさり殺されるw
割とエグめに…
他のキャラもだけどここまで人が死ぬシーンをはっきり描くのはMCUでは珍しいかもしれない。
ストレンジVS闇落ち三つ目ストレンジの音ゲーバトルや、
ゾンビストレンジ、悪霊…
など今まで描かれなかった演出や表現が沢山見れた。
終盤では我に返ったワンダが全ユニバースに存在するダークホールドを破壊し事を収める。
ワンダの生死は不明だけど死んでる気はしない。
最後は、日常に戻り街へ出るストレンジ。
するとダークホールドを使った代償?で三つ目が開眼し幕を閉じる…
マルチバースという難しいテーマなのに約2時間でかなり綺麗に纏まっていたと思う。
理解し難い部分はあるけど見応えたっぷりな作品だった。
ポストクレジット
・新しい謎のキャラ、クレア(演:シャーリズ・セロン)が登場。
インカージョンの修正が必要とストレンジに告げ開いた時空の先には1作目でも出たダークディメンション。
三つ目を開いたストレンジがクレアと飛び込んで行く。
・自分の顔を殴り続けてたピザボール屋のオジサン。
魔法の効果が切れ第4の壁を突破しカメラ目線で「終わった!」と喜ぶ。
演じているのはライミ作品でお馴染みのブルース・キャンベル(スパイダーマンではリングアナを演じてる人)。
ライト層ですがそれなりに楽しめました
MCU作品はアベンジャーズシリーズ、ドクター・ストレンジ前作、その他単体作品をところどころ観ているくらいの超ライトなファンです。
テレビ作品や原作コミックなどは見ていません。
今作に関しても事前情報全く無しで観に行ったので、まず適役がワンダなことに驚き、さらに結末がなんとも可哀想すぎるな…と思いました。
まぁでも、あれだけ殺してしまっては、救うのは無理なのかな。
今後MCUシリーズにワンダが出てこないとしたら残念。
(とか言って、はっきり死んだという描写は無かったので、出てくるかもですが。)
全体的には楽しめたし、映画館で観て良かったと思うし、ホラー要素も他の方ほど違和感は感じなかったです。
ただ、マルチバースの描き方が若干微妙かな〜。
スパイダーマンは世界が違ってもそれぞれがちゃんとヒーローでわかり合える存在だったのに、
ドクター・ストレンジ(特に2人目と3人目)はどうしてあんなに残念な人たちなんだろう、とか。
イルミナティの方たちもあまりにあっさりやられちゃうし…(「スカーレット・ウィッチは対処できる」って言ってなかったっけ??)
とか、色々気になるところはありました。
あと、テレビシリーズを見てると「より楽しめる」のはいいと思うんですが、「見てないとわからない」までいくとライト層としてはちょっとハードルが高いかな〜σ(^_^;)
ワンダの子どもたちについて本編中でももう少し補完してもらえると、なぜワンダがああなってしまったのか理解しやすかった気がします。
(「『ワンダヴィジョン』を見ろ」と言われればそれまでですが(ー ー;))
これを機にDisney+に入った方がいいのかな。。
まんまと策略に乗せられている気もしますが(苦笑)
広すぎて
ドラマはあまり抑えてないので、繋がりが良くわかんなかったり、わかりづらい描写があったりと、正直視聴者には不親切な作りだったな。
あと、ホラーよりなせいか、人死にすぎ。
…いや。マーベル世界ならもっと死んでるんだけど、死に方の問題かな。
内容的にはマルチバースで話しが広がり、視聴媒体的にもディズニーチャンネルなどでのドラマもあり、正直追いかけづらくなってきた。
出来は良いんだけどね。相変わらずアクションはかっこいいし。
まぁ、キャラクター的に難解になるのはしょうがないとしても、ドラマの流れはあまり引っ張ってほしく無いかな。
今回、イルミナティが個人的にツボでした。あっさり退場しすぎ。
折角プロフェッサーxとか出てきたのに。
ちょっと「おぉ!」と思ったけど…
まだまだ続くだろうし、今後の展開に(メディアも含め)期待かなぁ
キャラの扱い(ネタバレ有り)
まず初めに、今回の感想はガッツリのネタバレですので、未視聴の方は気を付けてください。
今回は
・ワンダの扱いは
・イルミナティの扱い
・
・ワンダの扱い
まず今作を見て感じたのは、「辛い」、、、。
ワンダの扱いはどうにかならんのかなと。確かに、ストレンジほど強力なキャラに対し、対抗できるのはワンダくらいで、悪役として持ってこざるを得ないのは分かります。でも、やっぱり、悲しすぎる。そして、今作のワンダの行動は、ワンダビジョンで一回やったことと同じなんじゃねーかなと。ビジョンを失った喪失感から作り出した「ヘックス」で、ウエストビューの住民に危害を加えてしまい、反省して、解放し立ち去った。今作はビリーとトミーの2人を亡くした喪失感に耐えられなくなりよって、ダークホールドに手を出し、周りを考えられなくなり、責任をとって、全てを自分の手で終わらす。同じことをやってるとしか思えない。
一度、失敗したことを繰り返すほど、ワンダはバカなキャラではないと信じていた身としては、なんだかなーって感じです。そして、死なんでくれ!!ワンダの心境を思うと贅沢な望みではあるのですが、自分の犯した罪に対して、耐えきれなくなって、あの行動に出たと解釈はしてるのですが、そこで踏みとどまって、次は人々のために生きようという道に進んでほしかったと望んでしまいました。
見終わった感想は「辛い!」です。
・イルミナティの扱い
イルミナティの登場は予告で明らかになっていました。しかしどうやろう、キャラの強さを理解できていない人は、なんやこのかませ犬程度にしか映らないのではないでしょうか。そう、キャラを知ってる側からしても、知らない側からしても、もう少し扱いはなんとかならんのかねってこと。知ってる身からすると、あまりにも早くやられすぎている。確かに、キャラを知ってる人からすると、「こんなに強い奴らでも、ワンダには敵わないのか」と思わせることはできるかもしれないが、それにしても、かませ犬感がすごい。知らない人からすると、弱いキャラがなんか死んだくらいにしか映らないのが、もったいなく感じる。
・まとめ
全体を通して言いたいことは、「ワンダビジョン」を始め、過去作を見ていないと、キツイこと。過去作を見ていないと、キャラたちに深みが全くないように感じてしまう。コアなMCUファンはいいかもしれないが、新規のファンを取り込む気がなくなったのかと思ってしまう。MCUの今後の課題は、大きくなりすぎたシリーズをどう進めるのかだと考えます。
ここまで結構辛口になってしまいましたが、ちゃんと楽しめてます笑。ジェットコースターのようなスピード感で進む内容に対し、ついていくのがやっとな感じではありましたが、考える隙を与えないのは得策かもしれませんね。また、「サム・ライミ節」がかなり効いてましたね。ジャンプスケア描写が多く、ライミ感強いなぁーと思い、所々トビー版スパイダーマンを連想させるようなシーンも多くありました。ワンダをうまく、ホラーとして活かせていたと感じました。また、ストレンジ特有の魔術を活かした映像美は凄かったし、アクションもかなり見応えがありました!3DIMXで鑑賞したのですが、ハッキリ言って最高でした。
不思議博士巻之弐/狂気的多層世界
主演のカンバーバッチと監督のサム・ライミが好きなんで期待してたけど、結果はイマイチでした。マーベルファンの人には悪いけど、やはりディズニー製作のマーベルは、商売本位過ぎて好きになれないです。前作は5年も前であんまり覚えてないし、いまさらアベンジャーズを引きずっている内容では、相当予習しとかないとお話しについていけません。マルチバースと言っても、『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』で既にやったネタだしあれほどビックリするような展開もありません。あちら側のアベンジャーズが登場するけど、全くの雑魚キャラ扱いの使い捨て状態でガッカリです。バトルシーンも、相変わらずかめはめ波とどこでもドアの繰り返しばかりで、もう少し工夫してほしいです。一方、ホラー的なタッチがあちこちにあったり、まさかの主人公のゾンビ化なんかは、サム・ライミらしくて面白かったです。カンバーバッチのドクター・ストレンジ役は見慣れてはきたけど、劇中マントを着ていない時のエレガントな雰囲気がいいですね。
蛇足&蛇足
エンドゲーム以降最高のマーベル作品!と感じたのだが・・・・
まだ続くよ!という映像はくどくて余計、余韻が台無しだよ。
と思っていたら、さらにエンドロール後にさらにダメ押し、これいる?
と言うわけで、☆-0.5
とは言え、そこまではとても良かった。
めまぐるしく目を離せないバトルシーンは映像的にもストーリーとしても見事で、
マルチバースのキャラもおもしろくさすがマーベルと思わせられた。
ゾンビ映画は大嫌いだが、ここでの使い方は見事だった。
加えてストレンジの秘めたる想いやウィッチの心模様、
派手なバトルシーン以上にエモーショナルで心に響いた。
2人の心の痛みが私の心にも心地よい疼痛を残しじんわりと染みた。
くりかえしになるが、そのまま終わってくれていたらと悔やまれる。
アメリカは今後も継続して出てくるのだろうか。
新たなキャラクターとして期待したい。
全175件中、61~80件目を表示