ショック・ドゥ・フューチャー

劇場公開日:

ショック・ドゥ・フューチャー

解説

エレクトロミュージック全盛期を目前にした1970年代後半のフランスを舞台に、男性優位の音楽業界で新しい音楽の可能性を探る若き女性ミュージシャンを描いた青春音楽映画。1978年、パリ。若手ミュージシャンのアナは依頼されたCMの作曲に取り掛かるが、納得のいく仕事ができずにいた。そんなある日、アナは見たこともない日本製の電子楽器に出会い、理想のサウンドへのヒントを得る。主演はアレハンドロ・ホドロフスキー監督の孫で、「アデル、ブルーは熱い色」などに出演したアルマ・ホドロフスキー。音楽プロジェクト「ヌーヴェル・ヴァーグ」の活動でも知られるマーク・コリンが監督・脚本・音楽を手がけた。

2019年製作/78分/PG12/フランス
原題または英題:Le choc du futur
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2021年8月27日

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(C)2019 Nebo Productions - The Perfect Kiss Films - Sogni Vera Films

映画レビュー

4.0新たな時代の夜明け感が全身を貫く

2021年8月28日
PCから投稿

映画にうねるようなドラマ 性を求める人にとって、本作の織りなす形はあまりにミニマルに映るかもしれない。だがある意味、そこが肝だ。狭い室内の壁を覆うのは巨大な電子楽器。柔軟運動をこなしたヒロインが、世に放たれたばかりの未知なる楽器と向き合い、スイッチや調節つまみに触れてはガラリと変わりゆく音色やリズムに心を委ね、時おり恍惚の表情さえ浮かべる。こういった機器と人間のコール・アンド・レスポンスを見ているだけで僕らの体が熱狂するのは、そこに最も純粋な形の「芸術の初期衝動」を感じ取るからなのだろう。かと思えば、ひとたび部屋を離れると、社会に漂うのは旧態依然とした業界のあり方や価値観だ。巨大な電子楽器を操るヒロインの姿は、さながら70年代の荒波にもまれても決してくじけずに未知なる次元を突き進む、宇宙探索船のパイロットのよう。今まさに夜が明けようとしている。そのダイナミズムを一点集中的に味わえる作品だ。

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牛津厚信

1.0一向に盛り上がらない

2023年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

寝られる

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odeonza

3.5構成が演劇的

2023年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

構成が演劇的

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obbliga

4.0もしあなたが自分が作るものに自信を持てなかったり「何か惰性っぽくな...

2022年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

もしあなたが自分が作るものに自信を持てなかったり「何か惰性っぽくなってんなぁ」と思うなら、ぜひこの78分の映画を見てほしいっす。
アマゾンは有料だけど、WOWOWに入ってたら無料で見れます。

テクノミュージックがメジャーになる前の70年代のフランスで、日本製のシンセサイザーに出会った女性が、くすぶっていた思いを開花させようとする一日が描かれてます。

映画館でやってた時も、面白そうだなぁ、どうしようかなぁと思って見過ごしていたのですが後悔。でも、自分も同じようにくすぶる気持ちを抱えた夜に出会えた事は超良かったです。

新しい音楽に出会った時の、主人公の霞が取れていくような表情が魅力的です。

音楽も表現も難しい事なんていらなくて、出会った時の喜び、初めて作った時の喜びが超大切!な事を思い出しました。

石野卓球のコメントも素敵です。
「たまらなく自分のスタジオに行ってアナログシンセをいじりたくなりました(特に前半)」

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tatsuyoung