劇場公開日 2021年9月23日

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MINAMATA ミナマタのレビュー・感想・評価

全258件中、101~120件目を表示

4.0再びの黒船来航

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

「アウシュヴィッツ・レポート」に続けて観たヘビーなテーマの作品。こちらも人間の尊厳を守るために戦った人々、主人公は言わずと知れたユージン・スミスの物語。史実にどれだけ沿っているのかはわからないが、被告企業チッソがそのまま登場していて好印象。被害者支援団体の内紛、警察権力の介入といったエピソードも挟む一方、悪人顔の國村隼社長が自ら札びら切るとか、LIFE誌が出てすぐに補償を決めるっていうわかりやすい展開は、まあ映画だからしゃあないね。
しかし全体としてよくできた映画だと思う。人間性の回復という重いテーマを扱いながら、ちゃんとエンターテイメントとして成立してる。抑制された演出とカメラ、美術も素晴らしい。音楽は、ラスト・エンペラーが飛び出して驚いたけど、いい感じに坂本教授の味。
「アウシュヴィッツ〜」もそうだけど、今も続いてるぞというエンドロールのメッセージが効いた。そっとしておいてほしい、という声は今も水俣にあるそうだが、世界の耳目を集めたのはユージン・スミスだし、再び光を当てたのはジョニー・デップだし、やはり外圧に弱い日本は黒船が来ないと動けないのかね。

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くーにー62

5.0 ………

2021年10月10日
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 今でも、各企業で違反を暗黙し、公になるまで黙っていると言うケースが多くある。化学しかり、車しかり。製造業でなくても、不動産ら販売業でも。音楽会社でも、スポーツ関係でも。いったら切りがないけど、ただ、この作品の様に、責任を取りようもないものもあるけど、最大限の責任をとるのがその集団の最高責任者だ。
 と思う。
今の日本の政治体制がこれの最たるもんだ
。集団が大きくなればなるほど責任者は責任ではなく頭同士だけで暗黙の了解をとるハッキリいってクソヤロウだ………。
…切りがないので映画の話だけどこの作品
凄いかった。ただの感動作品や娯楽作品じゃない。きめ…や、あな…より代々的にロングラン上映をしていただきたい。

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しおくん

5.0知識としては病名だけは知っていましたが…

2021年10月10日
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実状を見せられて愕然。恥ずかしいです。
水俣病になられた方々とそのご家族に心の平穏があらんことを。

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MrP

5.0映画館でみて良かった

2021年10月10日
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悲しい

知的

難しい

表現が正しいのかは分かりませんが、あの母娘の入浴写真はとても美しかった。

人間の尊厳が詰まってるようだった。
涙が溢れてきた。

尊厳を守るために戦わなければならないのは、やっぱり不幸だと思う。

音楽がいいなぁ、と思っていたら坂本龍一だった。

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105

5.0よくぞ水俣を題材にした劇映画を企画・制作・主演したジョニー・ディッ...

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

よくぞ水俣を題材にした劇映画を企画・制作・主演したジョニー・ディップに脱帽。ユージン・スミスが乗り移ったかのような熱演に魂が震え、共演した日本の役者たちも文句なし。明日、もう一度見ようとスケジュールを調べたら、既に1日2回上映になっている。園子温の糞映画は早く打ち切り、こういう映画こそロングランで上映して欲しい。

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映画の友

世界の公害問題を無くしたい

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

エイリーン役の美波さんの話をラジオで偶然、聞き以前から興味のあった水俣病を
題材にした映画と言うことで、観たいと思いました。ジョニーデップや真田広之など世界的な
俳優を起用して、かなり気合いが入ってる映画だと思って鑑賞に行きました。
映画自体は、まあまあのできだと思います。大切なのは、公害問題をハリウッドを代表する
映画会社が、取り上げた事だと思います。
持続可能な地球環境が、国連でも叫ばれています。
温暖化問題も大切ですが、公害問題も同じです。
今も発展途上国などで、悲惨な公害が続いているようです。
被害者の悲惨さも問題ですが、地球全体が、汚染されれば、先進国も同じ目に遭います。
報道の力で水俣が、救われたように、映画の力で、地球を救えれば素晴らしいと思います。
今後の映画界の方向性を示す映画だと思います。

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真太郎

4.0銀塩写真

2021年10月9日
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ぷにゃぷにゃ

3.0史実なのだが・・

2021年10月9日
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鑑賞方法:映画館

アラ還の自分は小中学校の歴史の中で、水俣病やイタイイタイ病は知っているつもりだった。しかし、あらためて映画を観ると、こんな事があったのだと、当事者には申し訳ないが関心して観てしまった。
ただ、こういう映画に恋愛を絡めるのはどうかと。

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hanataro2

5.0大丈夫、観ても恐くないよ

2021年10月8日
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暗いドキュメンタリーなどではなく、現実を元にしたストーリー映画 工業国は負の遺産を背負っている 人の生命よりも大切なモノはないということ それを蔑ろにした産業なんてあり得ない 水質汚濁防止法ではアルキル水銀化合物の基準値は「検出されないこと」です

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nomohirox

4.0社会派ガチガチでちょっと退屈な映画かと思いきや!

2021年10月8日
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鑑賞方法:映画館

全然違いました。観てよかったです。

セリフ少なめで、ビジュアルに訴える場面が多く、泣きました。
そして、あのはちゃけた海賊だったジョニー・デップが、今ではこんなに熟成されているなんて!
デップのチャーミングなところは残しつつ、見事に繊細で優しい人ユージン・スミスを演じきっていました。

戦後、経済発展を急ぐ日本の陰で、そのために命や人生を踏みにじられた人々がどれほど家族で支え合い、そのことを訴え、闘ってきたか…
胸に迫りました。
でも、そのことを世界に伝えてくれた写真家がいたことは初めて知りました。
徐々に住人に溶け込み、自らも暴力に傷つきながら、人生最後の仕事として、命をかけて水俣の事実を写真に込めてくれたユージン・スミス。
やり遂げてくれてありがとう。

人は全力疾走しているときには、踏みつけてしまったものの存在に気付けないかもしれない。
でも、過ちに気付いたときに立ち止まり、次にどう行動するかが何より大切だと思いました。
人間の手によって、失われていい命なんてこの世界に存在しないはず。
それなのに、現在もまだ水俣病はじめ、環境汚染が原因で苦しむ人達がいる。
そんな現実にも、改めて気づかされました。

ラストに流れた坂本龍一の音楽がまたしみるー
しばしの放心状態となりました

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ぴーちぱい

4.0ギラギラしつつもギスギスしていた時代

2021年10月8日
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丁度自分が生まれた頃の出来事。小学校の頃には四大公害の一つとして学び、自身は慢性喘息持ちだった。
世界に波紋を広げるきっかけとなった写真家の物語。なので、あくまでも視点はフォーリナーとしてのものだから、我々には違和感があったりもするだろう。でも、そう見えていたのだろうな位が丁度良い。我々が見ている海外も、その土地の人からすれば似たような印象だろうしね。
中々に面倒なキャラクターのユージーンさん。そんな彼だからこその巡り合わせだろうし、きっと必然だったのだと思う。相手側も合わせて、少し綺麗にし過ぎなきらいもあるが、ラストテロップではきちんと「終わってない」と伝えている。
苦しさと優しさの共存する、素晴らしい映画でした。

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lynx09b

5.0MITEMITA

2021年10月7日
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泣ける

知的

社会の授業で学んだ時以来で忘れていた水俣公害問題をあらためて考える機会となっただけでも、この映画の存在意義は大きかったと思います。
正義のために未来のために権力に立ち向かい闘わなければならないこともあるのだと教えてくれました。
ぜひひとりでも多くの人にこの映画を観てほしいですね。人間のエゴが生む公害被害という人災は今もなお世界のどこかで繰り返されているのだから。
カメラワーク、映像、音楽、脚本も素晴らしかったですし、ジョニー・デップの演技は上手さを超えて凄みさえも感じました。

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光陽

4.0カメラがあると勇気が出る。

2021年10月6日
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ユージン・スミスのストーリーを真ん中に持ってくることで、水俣の闘争話に多少物足りなさはあるものの、全体がいい感じにコンパクトに収まった感がある。
水俣のことをよく知らない人にも観てほしいし、数多あるドキュメンタリーなどでよく知っている人達にも、デリカシーない撮り方はしてないから安心して観てほしい。
デップがデップに見えなかった。その演技力にも感心した。
プロデューサーとして、勇気を持ってカメラを据えた、そのことにも称賛を。
ジョニー、やっぱり大好きだ。

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胃袋

5.0ユージン・スミスとジョニー・デップ ユージンに迫ろうとしたデップと...

2021年10月6日
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ユージン・スミスとジョニー・デップ
ユージンに迫ろうとしたデップという役者の迫力を画面全体から感じました。

ユージンの生涯で2度にわたり致命的な重傷を負わせたのは、どちらも日本人だった。
マグナムフォトの人気フォトグラファーの左目を失明させたのはチッソの社員。その責任は問われぬまま。

それでも日本人を恨むことがなかったというユージン。
いろいろな意味でこの人と、演じた役者と、問題の深さを探りたくなるきっかけを作ってくれた映画でした。

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okinu-chan

4.0思ったよりいいじゃない

2021年10月6日
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正直退屈な映画かな?と思いつつ熊本出身なんで見てきた🎦ネイティブからすると熊本弁がなんか変とは思うしかなり脚色もあるだろうが事実を元にした話には変わらないし、水俣病はすでに終わったものだと思ってる人多いんじゃないかな?終わってないよ!
日本語字幕付きで耳が不自由な人にも見てもらえる回を見てみました。水俣病の事がよくわかる映画なんで学生さん達若い人達にみてほしいな

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ミケ

4.5愚行と強欲の証明

2021年10月5日
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U-3153

4.0運動の作用

2021年10月5日
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ありきたりの感動話だろうと思い期待していなかったけど、患者、家族、活動家、写真家が目的のために団結し社会を変えていく姿がとても心に響いた。

大勢の幸福のためなら多少の犠牲は取るに足らない、という発言で「今」につなげている。

どうしてこういう運動から現代の私たちは断絶してしまったんだろう?またこういう力を取り戻すにはどうしたらいいんだろう?水俣や足尾銅山にヒントがあるかも知れない。

ユージンが水俣に来た時、無言で一方的にシャッターを切るんだけど、それがだんだん変化していくのも良かった。アイリーンの「手を動かしてもいいですか?」という声がこの上なく優しかった。

幟の「怨」の文字、同行二人の装束など、説明されてはなかったが前知識もあったのでディテールにグッときた。映像の力を感じる。智子と母の撮影シーンも良かった。

演技の面では國村隼が頭抜けている。真田広之が市民側なのが珍しい気がした。

前半のユージンの状況はいまのジョニーデップの境遇をトレースしたようで、それでも演技をしたいという彼の叫びのようだった。それはもしかしたら栄光への名残りかもしれないけど。

実際に当時どうだったかはわからないが、ライフの編集部が半分女性だったのがまぶしかった。

演出や編集はちょっともたつくので映画の出来としてはやや劣るけど、いまの時代に作られるべき映画だと思った。

水俣を世界に注目してもらうためにユージンを誘った設定になっていて、誰がPR仕掛け人?と思ったが実際とは違うみたい。

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hyvaayota26

5.0終わらない戦い

2021年10月4日
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魂を込めた1枚の写真が世界に"MINAMATA"を知らしめた。
時間とともに風化しつつあるこの戦いは、決して終わることない戦い。
今一度この"MINAMATA"を世に問いただす作品を制作してくれた、ジョニーデップに感謝したい。

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上みちる

5.0これは平和のための最後の戦争だ(真田広之)

2021年10月4日
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シャッターを カ シャ ・・

ファインダーの向こうに立つ被写体に食らい付くとき、カメラマンも、自ら命を磨り減らしてシャッターを押していたのだなぁ。
てか、「撮影の代価」として、カメラマンはこちらの命を、撮させてもらう相手に代価として譲渡しているのかも知れない。

結果、早死をしたユージーン・スミスと、モデルになった住民たちのドキュメントドラマ。

【アキコと母親の入浴の一枚】
やはりあれは空前絶後の一枚だと思う。
動画ではないのに、なぜだろう、親子の鼓動と 静かな湯もみ唄と、カメラを構えるユージーンの詰めた息と、そしてユージーンが洩らす声が、印画紙のあちらから、そして手前側からも確かに聞こえてくる。

(写真機のこちらにいる人間まで写し取ってしまうのが、ユージーンの説いた報道写真なのかも知れない)。

映画の頂点は矢張りあそこだった。
入浴の再現ドラマのシーン。
ズームがだんだんと寄って、カメラがゆっくりと右手にパンして、あのモノクロの写真に次第に重なって同化してゆく見事なアングルに、僕はどうしようもなく涙が滴って仕方なかった。

このドキュメント映画に出演しようと決意した一流の俳優たちも、凄まじく彼ら自身も寿命を削って、渾身の演技で応えている。無論音楽も。
⇒水俣の民と、そこに3年住んでカメラひとつで戦ったひとりの外国人をリスペクトして、皆で作り上げた傑作だ。

・・・・・・・・・・・・

僕と水俣の関わりは、
ほとんどないけれど、苦界浄土に触発されて一人芝居「天の魚」で全国行脚していた砂田明さんの舞台を、ほんの少し黒子としてお手伝いをしたことはありました。

丸木位里さん丸木俊さんは、水俣の連作も描いておられるけれど、
原爆の図・丸木美術館のスタッフの方が我が家にお見えになったときには、うちの母が言った ―

「紅茶はお飲みになりますか」
「ええ、いただきます」
「レモンはお使いになる?」
「あ、いえ、けっこうです」
「乙女塚農園のレモンがあるのよ?」
「え“ーっ!? あ,はい!頂きますっ!」

必ずこのセリフ運びになるとわかっていて、お茶目なカマをかけていた母とスタッフ女史のやり取りを
僕もテーブルのこちら側でニコニコと見やっていたものだ。


大企業や発電所は雇用と税収を持ってきてくれる。
地方の町ではそれは喉から手が出るほど欲しいもの。
後代にまで輝いて語り継がれるほどの真摯さと企業倫理が、求められる。

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きりん

4.0あの一枚は、こうして生まれた

2021年10月4日
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泣ける

悲しい

知的

事実に基づいた映画は、そのテーマと描かれる人、時代背景などが鑑賞者に、どの程度知られているか、またどのようなアプローチで描かれるかで作品を見た人の感想は全く変わるはずです。
現在、還暦を過ぎた私も水俣病の恐ろしさやユージン・スミスが著名な写真家だという事は子供の頃からある程度は知っていましたし、写真集MINAMATAが発刊されたのは、私自身が写真を専門的に学んでいた大学生の頃だったから、スミスのいくつかの作品は既に知っていました。
そんな自分にとってのスミスの写真に対する長年の疑問が、この映画作品で鮮やかに解けた気がします。
彼の写真作品には宗教画と同じように、見る者を敬虔な気持ちにさせるものがいくつかあり、それがどのように創作されたかの一旦を感じる事が出来たのは本当に良かったです。
重くなりがちなテーマと著名な人物という二つの題材が重なっていたため若干、急ぎ脚で色々なエピソードを詰め込んだなという印象は否めません。
しかし、デリケートなテーマでありながら、関係者への配慮はしっかりとされているし、何よりクライマックスのシーンの描写が、とても美しく感動的だったのは、今作を一見の価値ありと言えるものにしています。
ユージン・スミスが何故、世界的に著名な写真家なのか?それは単に技術が優れているとか、写真への情熱が強いというだけでは計り知れない人間の心奥の強さを感じました。
アンタッチャブルなテーマでありながら、稀代のスター、ジョニー・デップだからこそ実現した今作の企画は亡きユージン・スミスの残した軌跡が繋いだもの。
日本のマイナスの遺産があった事実を世界に問う、次世代への警鐘です。
こうして、あの力強く美しい一枚が生まれた。
その一枚も今作も描かれるのは生命の尊厳と人間愛。
何より凄い事だと感じたのはスミスの一枚もデップの今作も米国人だからこそ、モノに出来たのだと気づいた事です。障がい者の差別が厳しかった時代に、障がいを持つ我が子の姿を写真に撮られ、それが世界中に配信される事がどれほど辛かったかの母親の気持ちを考えれば、それを可能にさせたユージン・スミスの人間愛の深さを想像せずにはおれません。デップも、また同じです。単に有名人だからというだけで制作出来るテーマではありませんからね。
高度経済成長の時代に犠牲となった弱き人々と、共に闘った写真家の真実の物語。
日本の今日の繁栄の陰には、こんな人々、こんな事があったのを日本人なら常識として知っておくべきだと感じます。キャスト達の抑えた演技が重過ぎないのが良い結果となったと思います。

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ロンロン