ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカットのレビュー・感想・評価
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やっと内容わかった!
2017年に公開されたジャスティスリーグは、強大な敵をヒーロー達が一致団結して戦う話ってことで普通におもしろかったけど、アベンジャーズに比べたらキャラの魅力も内容ももう一つ伝わってこない感じがしてました。
でも、このザックスナイダーカットでは、それぞれのキャラクターの登場シーンがしっかり描かれてて、繋がりや役割が明確になって、ものすごく引き込まれました‼️
4時間越えこ映画なんてなかなかお目にかかれないけど、長さを全く感じず、楽しめました✨✨
ジャスティスリーグ観てる人は、絶対観るべき❗️
ダークサイド閣下にしびれる!…しかし
長い間待ちに待ったスナイダーカット!
ついにダークサイド閣下がお見えになったが
まだ若かりし頃のユクサスとしてのバトル
いささか物足りなかったが仕方ない…
まだ色々と成長が足りなかったよだ
吹き替えはさすがベテランだけあって
申し分ない無いものの…デサード貫禄ありすぎ!
原作よりも凄い大物オーラ出しちゃって
ちょつと驚きました
そして最後の最後に待ってましたジョーカー
バットマンとのやり取りの中
ついに「あの言葉」を言ってもらえて
いつもの軽口も無く真剣にバットを見つめ
時が止まったかのような姿が乙女チック!
もうこのシーンで4時間の感動を
全て持っていっちゃいましたわ
ハーレイの遺言というのも
彼等の関係性を思えば…
憎しみなのか最後に彼氏の願いを
叶えてあげたかったのか
どっちともとれるあたり心憎いわぁ!!
ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット
2017年に公開された同作の製作を途中で降板したザック・スナイダー監督が、当初思い描いていた構想を実現させるため、追加撮影も行って完成させた新バージョン。2017年に公開された劇場公開版には使われなかった大量の蔵出し映像や新規撮影の映像も加え、再編集を施し、約4時間にわたる大ボリュームで描かれる。
4時間02分の苦悩、2017年の公開映画120分の倍、つまらないのも2倍になりました。
これだけ凄い映像をつまらないと言える私にご褒美をあげたい。
何故、この凄いが映像がつまらないか?映像の色が悪い、わざと古風的な色にしているのでしょうが気に入らない。
配役はまるでダメ。魅力の「み」の字もありません。音楽は最悪か。
同じ内容でマーベルのスタッフが作ると1000倍、面白くなります。
この映画を悪く言おうと思いませんが(十分言ってるし)凄い映像です。
でも4時間の無駄です。
描きたかったものを描いた作品
流石に4時間あるだけあって、それぞれのキャラクターがきちんと掘り下げられてて良かった!!
そして、今後どうなるのかめちゃくちゃ物騒すぎる。
marvelに比べて映像をよりビビットにダイナミックに描きたいんだろうなーって思った。
サイボーグのことがきちんと描けてて良かったね!!
最後の特典で監督自身が語ってたけど、ある種の神話性を感じた。
映画とかそういう娯楽って精神的救済なんだなって本当におまう。
78/100
2017年版とは別物
4時間という尺やパートごとに分かれた構成により、映画というより連続ドラマを一気に観たという印象。そのため比べるのはおかしいとも思いますが、2017年公開の「ジャスティスリーグ」とは全くの別作品として楽しめました。
2時間尺では描ききれなかった話の前後や人物描写が加わることで、分かり易さが増して、ラストバトルの迫力が増し、続編への期待も高まりました。ただ、それでもやっぱり個々のヒーローのパーソナルな部分が見え難いため感情移入しきれないのはMCU作品に慣れてしまっているからかな…。
続編を楽しみにしています。
スナイダー版に続きは来るのか
2017年に公開されたジャスティスリーグとは全く別物で、リメイクや新作を観る感覚。4時間という今時ありえない長い時間を全く感じさせない展開。できたらシアターで観たかった!
このまま続編を作らないなんて酷すぎるw
この作品を多くのひとが観て声をあげることでスナイダー監督の重い腰をあげていきましょう!
雰囲気あるけど眠かった
Amazonプライムで自宅で鑑賞。
4時間……。ゆったりとしたテンポで、世界観に浸れるけど、ついつい眠くなってしまいました。
キャラクターは丁寧に描かれてると思った。
映画館で観たのがどんな内容だったかもう詳しくは覚えてなかった。
最後の近未来?のジョーカーのいるチームとか、なんだこれ?ってポカーンでした。
ジャスティスリーグのキャラクターは全体的に端正なたたずまいで好きです。
特にアクアマンとバットマン。
また映画館で新作を観たいなあ。
消化不良解消〜疲れたけどまだまだ観たい!
Amazonプライムで『ジャスティスリーグ・スナイダーカット』
覚悟を決めて4時間+特典映像
いやぁ〜見応えありましたが、画角がIMAX仕様なので、劇場で2部作で観たかった。
劇場版とは、全くの別モノとして観た方が楽しい。
中身もエピソード分けされてるので、1話40分くらいで、6話構成の方が見やすかった気はします。
劇場版では、新キャラの立ち位置も曖昧でしたが、サイボーグのエピソードもたっぷりで、フラッシュ同様に単独作品も観たい。
そしてやっぱりガル様のワンダーウーマンのテーマ曲は、サイコーにカッコ良く、強さと美しさに萌える。
そしてラストエピローグが意味深過ぎる。
単なる夢なのか!?
予知夢なのか!?
マルチバースなのか!?
やっぱりバットマンとジョーカーは、セット!あの会話のエピソードを映像化して欲しい。
MCUもいけど・・・
私的には、DCの悲哀と暗さが、ジャストミートなんですが、スーパーマンのスーツから赤色が消えたのも気になるやん!?
アメコミ好きなら覚悟して観るべし!!
Restore the Snyder verse!
激励、感動、あっと言わせる現代神話。
そして、深厚な父と子供の絆をテーマにした感動作でもある。5/5
自分がスーパーヒーローを好きになった理由を思い出せる英雄物語。
安易にジョークに任せず、
クライマックス時はしっかりクライマックスに行く。悲しい時はちゃんと悲しさを表現する。
しかも、とてもとても映画的に、美しく表現する。
人間の苦痛を経験しないと、人間の神様の偉大さを見えない。
幾らの人間の苦痛を経験しても、悲惨なる世界に直面すること。
強くなればなれるほど、周りを守ること。
信念を貫くこと。
以上のすべてを述べる映画です。
マニア向けとは
因みに、私の評価の★3.5というのはかなりの高評価です。(今まで★1とか5なんて極端な評価付けたことありません)
今回はまず色々な初めてが重なったのですが、昨日大型テレビ(55型)とレコーダーが家に設置され、その記念としてPrime Videoで観たかった本作がレンタルされていたので初めて配信で作品を借りての鑑賞でした。
それと、今回買ったテレビは4K対応という事らしく、今回観た作品がどうなのか分かりませんが、従来映画館で見る映像とは明らかに画質が違っていて、あまりにもクリアなので映画を見ている感覚とはちょっと違いました。
通常劇場で見る映画はデジタル映像であっても、昔のフィルム感(風味)が感じられ、本作の2017年のジョス・ウェドン版を劇場で観た時の画質とは(同一シーンであっても)まるで違う映像に感じられました。この違いを体感しただけでも新たな収穫はあったと思います。
しかし、この違いは受け側の好みで大きく評価は分かれるような気がします。昔のテレビ放送でスタジオカメラで撮ったテレビドラマ放送と、フィルムで撮った映画放送の違いに似た感じで、映像があまりにリアルで生々しいと逆にスケール感が失われる感覚にもなってしいます。画質のどちらが好みかは個人差になってしまうと思います。
後、2017年版との内容の違いについても結局は嗜好の問題になるとは思いますが、簡単に列挙しておきます。
まず、上映時間が倍になっています。基本的なストーリーは変わっていませんが、追加時間の殆どはそれぞれのキャラエピソードの肉付けに費やされ、ドラマパートが増えて奥行きが出て感情移入しやすくなっています。確かパート分けされていたので、短めのテレビドラマを一挙に見ている感じに近いです。
なので完全にマニア向けに寄せていて、気軽に観たい人は2017年版の方が良いのかも知れませんね。しかし本作の場合、ファンの大半がマニアでしょうから、こちらの方を絶対にお薦めします。
更に、本作の場合MCUの“アベンジャーズシリーズ”と必ず比較される運命であり、あちらのサーガ的物語の人気と比較されると、前作はあまりにも軽過ぎていてマニアの不満を買っただけの結果となりましたが、本作ではまさにサーガ感満載の作品に仕上げられていましたので、多くのマニアは溜飲を下げたと思います。
しかし、エピローグから本来ならパート2がなければならない作りなのに、最後の最後に無理矢理それは無いようなダイジェスト予告の様なパートだったので、若干消化不良の様な作りにもなっています。
本作から、一連のMCU作品とDCユニバース作品との最も大きな違いは、プロジェクト推進力が有るか無いかの差という事がよく表れていました。
追記.
本作では特にサイボーグとフラッシュの背景が描かれていて、ラストのフラッシュの活躍も痺れたし、サイボーグの父親の正体も描かていて、確かスーパーガールのドラマシリーズの登場人物と関連ありそうだし、ラスボスの敵との関連性などユニバースの世界観が広がり、ザック・スナイダーがジャスティス・リーグパート2をもし作っていたなら、アベンジャーズのラスト2作に匹敵する大叙事詩になっていたと思われるので、本作を観たら余計にそれが残念でならない。
真のジャスティス・リーグ
前作のジョスウェドン監督よりは遥かに面白かった
が、長い!
ダークサイドやジョーカーは出す必要あったのか 燃え尽きない感じでもやもやする
でも面白かったので満足
4時間があっという間
圧巻の241分。スーパーヒーロたちの過去や苦悩がより深く描かれており、派手なバトルシーンよりも各キャラの個性に寄せた作風だと感じた。あえて4:3のスクリーンにしたのもそのせいかも。必然的に寄りのカットが多く、TVドラマ感が強い。
You are not alone. ザック・・・というよりファンの執念の一作‼️
2017年のジョス・ウェドン版が公開された頃から既に噂に上がっていたザック・スナイダー版「ジャスティス・リーグ」。当時は半分都市伝説ぐらいな話だったのに、ジョス版「ジャスティス・リーグ」の公開時に自分が書いたレビューで「叶わない願いですがザック版観てみたかった」なんて言ってたのに、まさかホントに観れる日が来るとは。4時間でボリューミーだったのですが大いに満足です✨諦めずに要望してくれてたファンとそれに答えてくれたザックに感謝‼️
個人的にそこまで嫌いではないのですが、出演者からは大ブーイングのジョス版。本作を観ると納得でした。そりゃこんだけの物を作ってたらジョス版観て「コレジャナイ」って思っちゃいますよね。このザック版はジョスが撮影したシーンは一切使っていないとの事。フラッシュが戦闘前にビビったり、「ドストエフスキー」なんて場面はなくなっています。なるほど、フラッシュを残念な子ポジションにしてたのはジョスだったのか❗
更にサイボーグは深く掘り下げられた事でキャラクターの印象も変わってます。レイ・フィッシャーがジョスを含むワーナー陣に色々と噛みついてますが、映画をこれだけ改変されてたら(カッコ悪くして更にジョスが撮影中尊大な態度だったら)文句の1つも言いたくなるでしょう。
アクアマンが弱音を吐くシーンも本作ではなくなってましたし、キャラ作りの方向性としてジョスはヒーローでも弱い部分もあるって所を(マーベルでは親しみが持てるキャラクターって事で成功してます)、ザックはヒーローはトコトンカッコいい神話だって所を追及しているように感じました。で、個人的にはザック版の方が面白かったです。
確かに長いですけどね、「バットマンvスーパーマン」の時も3時間あるアルティメット・エディションの方が面白いですし、ザックはじっくりと時間かけた方が面白い作品になるんですよね~。ここまで来れば好きな人しか観ないんだし、もう存分に時間かけて作ってもらって良いと思います。
で、もうザックの方では続編は作られる予定はないんですけど、本作に下手に今後の構想シーンが入ってるから気になってしまうんですよね😣更にネタバレになりますが、これから先の物語としてダークサイドが攻めて来て、ワンダーウーマンとアクアマンが殺られて、更にロイスまで犠牲になりスーパーマンが悪堕ちして、バットマンは残りのメンバーと過去改変を試みる・・・なんて構想があったみたいで。もう公式がバラしちゃってるぐらいなので、そのストーリーを作る気はないんでしょうけど、できるなら最後までザック作品で観てみたかったという想いは尽きません。
・・・でも、ジョス版「ジャスティス・リーグ」の時には「スナイダーズ・カット」ですら夢だったんですから、もしかしたらいつの日か願いが叶うかも✨叶えてザック・スナイダー🌠
DCの時代
2017年に公開された『ジャスティス・リーグ』。
ヒーローたちが集結し、DCユニバースの総決算になる筈だったが…、興行的にも批評的にもチョイコケの期待外れの結果に。
それまでDCユニバースを引っ張ってきたザック・スナイダーが諸事情で監督を降板したのは誰もが知る所。
実はスナイダーは作品をほとんど完成させながらも、スタジオが難色を示し、新たに雇った(まさかの)ジョス・ウェドンが再撮影やカットを行い、事実上“お蔵入り”に。
その時から囁かれてきた声。
“ザック・スナイダー版が見たい!”
スタジオはその声を一蹴。夢か幻のまま…。
が、ファンやスタッフ/キャストの熱望が、実った…!
JW版も嫌いではない。なので、その後止まらぬジョス・ウェドンの撮影現場でのアンチ意見に対しては複雑な気持ち…。『アベンジャーズ』現場でもそうだったのかなぁ…と、疑ってしまう。
それはさておき、
全編に渡ってスナイダー印!
よりダークに! より重厚に! よりエモーショナルに! よりボリューミーに!
話的には同じ。でも、JW版とは似て非なる。全く別作品として生まれ変わった、言葉通りの“ザック・スナイダーカット”だ!
映画一本分の約7000万ドルの巨費を投じ、追加撮影、再編集。
JW版は2時間。
それに対し、このZSCは驚異の4時間超え!
6つのエピソードで章分けし、エピローグ付きの贅沢さ。
追加された2時間分がやはり見所。ヒーローたちのみならず、ヴィランのドラマまでも深く掘り下げられた。
JW版で初登場したのが、フラッシュ、アクアマン、サイボーグ。フラッシュはいいキャラして印象残り、アクアマンはその後すぐ単体作品が作られたが、不憫だったのがサイボーグ。しかし今回、そのバックボーンがじっくり描かれる。JW版以上に機械の身体になった悲しい経緯、科学者である父とのドラマがたっぷりと。最も共感するヒーローになった。
ヴィランのステッペンウルフ。JW版では突然地球に現れて、マザーボックスを狙うただ配置されたようなヴィランの印象だったが、目的もより克明に。支える黒幕の先兵と、何かの汚名返上の為。また今回、黒幕のもう一人の右腕デサードと、クライマックスには黒幕ダークサイドも登場! 想像を絶する壮大な悪の世界があった…!
ヒーローは6人。でも、今回新登場のヒーローが一人。普段は軍人の姿をしているマーシャン・マンハンター。中盤やラストにワンシーンしか出ないが、彼は何者…?
EPにはジャレッド・レト演じるジョーカーが登場。何とも不思議なシーン。あれは悪夢か、それとも現実になるのか…?
アクションはさらに激しさ増し。
第2章でダイアナが語る太古の闘い。地球勢対ダークサイド勢。JW版より過激となり、アメリカではR指定になったとか。まるで、スナイダーのもう一つの人気作『300/スリーハンドレッド』のよう。
アクション・シーンはスナイダー十八番のスローモーションが炸裂しまくり。ケレン味たっぷり、これでもか!と魅せる。
監督共々降板したジャンキーXLことトム・ホルケンボルフが改めて音楽を担当。全編に渡って重厚な音楽が鳴り響く。
そして、クライマックス・バトルは途中から大きく変更。JW版を見ていても全くの別展開だが、まるで未来へ託すかのように、若き2人のヒーローが活躍する。
でもちょっと残念だったのが、JW版でバトル中にスーパーマンが人々の悲鳴を聞き、救出に向かうシーンが無かった事。あれこそがスーパーマンなんだけどなぁ…。
映画の歴史の上で、諸事情で別バージョンが存在する作品は結構ある。
監督のこだわりで幾度も再編集を行ったバージョンも多い。
オリジナルと別バージョン、どちらが好みか。
勿論それは人それぞれ。
でも、これだけは言える。
今回、ZSCを見れて本当に嬉しい!
先述の通り、JW版も嫌いではない。
だけどやはり、敢えてどちらかと言われたら、こちらを選んでしまう。だって、この圧倒的な見応え!
もし、前後編に分けて本作が公開されていたら、DCユニバースの今は…。
いや!
『ジャスティス・リーグ』の後、『アクアマン』『ハーレイ・クインの華麗なる冒険/BIRDS OF PREY』『ワンダーウーマン1984』、間接的な『シャザム!』、単体の『ジョーカー』とヒット作、高評価作続く。
そこに満を持してのZSC。
そしてこの後も、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』、『ザ・バットマン』、『ブラック・アダム』、『ザ・フラッシュ』(←一番楽しみ!)、『シャザム!2』、『アクアマン2』『ワンダーウーマン3』と続々待機。
よく言われるDCはマーベルに比べると…。
そうではない。
今こそ最高の、“DCの時代”なのだ!
アメコミ神話
世界三大オタク監督をご存知だろうか。
諸説あるが、個人的にはクエンティン・タランティーノ、ギルレモ・デル・トロ、そしてザック・スナイダーだと思っている。
前者2名は大の日本カルチャー好きでよく来日しているのですぐ思い付く方も多いと思うが、スナイダー監督のアメコミオタクぶりも作品を鑑賞するとひしひしと伝わってくる。
スナイダー監督の作品は人を選ぶ作風である。
前作「マン・オブ・スティール」や「バットマンVSスーパーマン」は批評家などからの評価がまずまずだったり、マーベル映画の勢いで世間的にもあまり良い待遇では無かったが、玄人のアメコミファンはその圧倒的なビジュアルで世界観を忠実に描いた作風を愛してやまない。
そしてその監督の熱狂的なアメコミ愛とファンたちの思いが一つになって生まれたのがこの「スナイダーカット」だ。
ここまで監督とファンとの距離が近い映画作りが今まであっただろうか。
ファンが声明を集め実現まで漕ぎ着けた映画として、映画史的にも珍事として語り継がれることになる偉業である。
製作されることが決定し、4時間超えの大作になると知ったファンは正に熱狂。作品が完全な形でこの世に出るのは嬉しいし、「ウォッチメン」や「B vs S」のディレクターズ・カット版を鑑賞してきたファンはスナイダー監督は長い映画ほど魅力を発揮できることを知っているからである。
さて、内容についてだが今作は更にスナイダー節炸裂で、より人を選ぶものになっている。前作までのDCEU映画を観てない人はそもそも門前払いで、観てるには観てるけどそこまで好きじゃない人もあまりしっくりこないだろう。
4時間2分というとてつもない長さ
スローモーション満載のアクション
連続性に乏しいカットの連続
ダークで神話的な世界観
新たなヒーローの参戦
待ち望んでいた作品ではあったのだが、流石に鑑賞には疲労感が伴った。しかし終盤になるにつれて興奮冷めやらぬ自分のテンションに気づく。
劇場公開版に比べて登場人物たちに対する愛が半端ない。特に若いヒーローであるフラッシュやサイボーグは観賞前と後とは印象が全く異なる。その他細かなディティールも全て作品に対する愛が成せるものであり、ビジネスライクでアメコミを撮っている監督には絶対に真似できない所業である。
ジョーカーとバットマンとの対面でラストを締め括るのは感涙もの。
当初監督はこのシーンをバットマン役の俳優のベン・アフレックとジョーカー役のジャレッド・レトを自宅に招いて撮影するつもりでいたという。公開用ではなく、自分が監督としてDCと別れを告げるために撮ろうとしたこのシーンは台詞も全てスナイダー自身が考えたもので、それが作品となって観れるというのはこの上ない喜びだ。
映画は先の物語を想起させる展開で幕を閉じ、鑑賞者をもやもやさせるが、一先ずこの作品が完成したことに感謝。
これを待ってた!飛ぶとき
"THE AGE OF HEROES"
キャラクターの掘り下げと充実のアクション、これは大暗黒時代の始まり?新たなるヒーローの時代?スナイダーユニバースの総決算!血も流れる『300』で『ウォッチメン』で『エンジェル・ウォーズ』(?)、ユーモアに渋い選曲なベストアルバム的内容。最初の方の重厚感がすごい、軽く宗教的側面もあるアート映画。
ただ、スローモーションの多用など、いつも通りのバキバキに格好良さげで高まるビジュアルとこれが見たかったという気持ちに乗せられている内に、気づけばいつも通りになっている。そう、身も蓋もないことを言ってしまうと、話の大筋・枠や向かっていくところ自体は映画版と同じ(=つまり敵役はあの地味パッとしないで影は薄いけど案外つぶらな瞳のステッペンウルフ)なのに、おもしろさは確かにパワーアップしている。キャラクターなんかどうでもよくて、話の筋だけ分かればいい人からすると、無駄に尺が長くなっただけかもしれないが、パッと見た感じはそういう人はあまりいなさそうで何より。話が進むほど見たことある景色が広がっていく。俺があの日正義を分断した、仲間を集めて正したい。交通事故に、より強大な悪の駒。野蛮人はベルを鳴らさない、悪は消えず潜んでるから。地球で最もホットだ。パラデーモンが匂いを嗅ぎつけ、そばにいたものを連れ去ってきた。
6章 + エピローグ
4時間にも及び章立てられた本作、遂に見た!!!!!! 本当に見られる日が来るなんて信じられない?信じなさい。どのキャラクターの初登場シーンもしっかりと時間を割いているおかげで、印象的で格好良い。どのヒーローにもしっかりも愛着を覚えることで、作品としての満足度も高くなっている。(見る前から予想できたものではあるけど)ヒーローとしてだけでなく、しっかりと一人の人物として掘り下げられる。例えば、映画版では影の薄かったサイボーグも大活躍。これで、映画版で子供を亡くしたザック・スナイダーからジョス・ウェドンに交代しての再撮のときの劣悪な環境などあれこれでワーナー相手に噛みつき大荒れだったレイ・フィッシャーの心も少しは癒えただろうか。過去を塗り替え、未来を作って生きていく。
"SOMETHING DARKER"
色はもちろん黒で。青空の似合わない初期DCUをすっかりと見放してしまった観客の心も粉々から元通りに戻して侵略征服する、おもしろさの粒子。その塊。これを待っていた!ファンが望むものをしっかりと与えてくれる。
個人的に長い期待に見合っているか、それ以上のワクワクかはさておき、『マン・オブ・スティール(略してMOS?)』『バットマンVSスーパーマン(略してBVS←こっちの方が一般的か)』以上に、そして原点『ドーン・オブ・ザ・デッド』以来のNetflix映画ホラー『アーミー・オブ・ザ・デッド』より、満足できるであろう内容。待ちに待った監督のビジョンの映像化。映画版から引き続き、お家芸・伝家の宝刀(?)寝起きの悪いスーパーマンも見られる。やっぱりフラッシュを目で追いかけるところとかホラーだよな。闇からは何も取り戻せない、取り戻したら何かを失う。ホラーと言ったら、ジョー・モートンの科学者役は自ずと子供時代のトラウマ『ターミネーター2』のハァハァおじさんことダイソンを思い出す。そして今回もトラウマ級な……?大御所ケビン・コスナーにもしっかりと敬意を払っている。そうやって本編の章が進み、物語る残り時間が減っていく度に思う --- これは壮大なる序章に過ぎないのか!そして、それは本筋と決別していくマルチバース化(ex.『ザ・バットマン』『フラッシュポイント』)の中で無事に製作されるのだろうか?グリーン・ランタンとか、冒頭のMCUモロパクリみたいな人数おりすぎムービングロゴの他面々も実現するのか?分からないけどこれは楽しみが増えた、また高まってきた。
暗い空の下も悪くない?これを待ってた!アクション × キャラクター × スローモーション( × ユーモア)
FOR AUTUMN
反生命方程式
6-1-9-8-2
ウィルソン
マーシャン・マンハンター
DCファンにはたまらん作品!! アローバースとかコミックとかちょっ...
DCファンにはたまらん作品!!
アローバースとかコミックとかちょっと知っといた方が面白いかも
自分の好きなシーンはフラッシュの速すぎて時間が巻きもどるところです、発狂しちゃいました笑
DCエクステンドユニバースはもう続けないと思ってたのですが、今作を見る限りまだまだ続きそうなので次回作が凄く楽しみです!
全59件中、41~59件目を表示