泣いたり笑ったりのレビュー・感想・評価
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こんな事、イタリアでも無いでしょ?本当は。
笑っては駄目なのだろうが多いに笑える。
がしかし、
なんかおかしい。話がネジ曲がっている。
さて
それは「階級」を無視しているからだ。
そして、当初の理解出来ない家族達が「労働者階級」の方って事だ。
労働者階級の家族なら、ブルジョアの老人と親戚関係になるんだから、喜ばしいと想像する。
流石イタリアなのかなぁ?日本だったら、遺産相続に於ける殺人事件とかに話は転移していくとおもうが。
ジェンダーの「とやかく」は僕は「ただのジジイ」なのでわからない。でも、もし我が亡父や母がそうだったら、やっぱり僕は受け入れ難い。また、子孫がそうであっても同じ事。どこかで受け入れなけりゃ駄目なんだろうが、ショックである事は間違いない。
それでも、それが「両者の合意に於いて、一番幸せ」と言うなら、認めざるを得ない。
さて
たがしかし、このジェンダーの問題は「婚姻関係が保証されるされないの問題」よりも、女性の地位の低さが問題であると思う。
さて
それ以上は語るまい。
ともかく、僕は22世紀は男が消滅すると想像している。遺伝子的に見ても男性の優位は劣化を辿っている。そこへ「争い」が加われば、遺伝子も「女性ばかりに偏る対策」をとるに違いないと考えるからだ。
従って、
女性は生き残るべきなのだ。男性が起こした争いに巻き込まれない対策を取るべきなのだ。
女性は愛が無くとも生物としての結果は残せる。それを自分自身の為に活用すれば、それが幸せなんだと思う。
だから、残念ながら、男と男の関係は、未だに笑いの対象になってしまうのではないだろうか?
残念だけどね。(僕はドラッグクイーンは好きだが、最近、逆差別かなぁなんて思っている)
さて
以下 完全なフィクション
で、優生思想に繋がるからやってはいけない。
「但し、優生思想は最近まで日本でも残っていた。そして、払拭仕切れていない」それを踏まえて
以下
精子の染色体を相手の女性の染色体に入れ替えて、自分自身「女性」の卵子と受精させて子孫を作る
って
出来ない?
出来る出来ないの問題ではなく、精子同士よりも実現は容易なのだ。
つまり、男がいなくとも卵子があれば、物理的には生殖を司れるって事。
同性婚を認める事は自明の理かもしれないが、売春防止は再度復活させるべきだと考える。
実は普遍的な家族の物語。
男性同士のラブストーリーなのかと思いきや、どちらかというと2組の家族の物語だった。
ユニークで普遍的な家族の物語。
結婚の面白いところ(大変なところとも言う)って、愛し合う個人対個人の関係では完結できないところだと思う。
縁を切っていない限りは、パートナーの家族や親類と否が応でも向き合わなくてはならない。
しかも本作のカップル、カルロとトニに関してはまだマイノリティと言わざるを得ない同性同士の結婚な上に、彼らには娘や息子たちがいるのだ。
この設定がまず面白いなと思った。
同性同士の結婚に対してフラットに考える人でも、自分の親がそうなった時にはおそらく事情は複雑になるよね…。案の定カルロの長男サンドラとトニの長女ペネロペはなかなかその事実を祝福できない。
彼らは最終的に父親の結婚をどのように受け止めるのか(受け止められるのか)は、ハラハラしながら見ていた(私は他人目線なので「何がそんなにダメなんだ!祝福してあげなよ!」と歯痒くもあったが…)。
最初的に2人は父親の結婚を祝福するんだけど、ここの結末は良かったなと思う。
特にカルロがペネロペのもう一人の父親(しかも実の父親では叶わなかった彼女が望んでいた愛情深い父親)になっていき、それに彼女が救われていくところは良かった。
結婚相手との家族との関係は難しい。
異性と結婚した私にも身に覚えがたくさんある。
でも結婚したことで家族が増え、「家族」というものの尊さとままならなさを改めて見つめ直すきっかけになったのも事実。
その意味で、まだ設定に現実味が薄く感じるこの作品は普遍的なテーマを扱っていたんだと感じる。
私も彼らのままならなさが他人事には思えなくて、自分の体験を思い出しながら観ていた。
個人的には後半の人情家・カルロの悲哀が好き。
(前半はトニと比べてカルロは割と幼い印象だったのに、観終わってみると印象が変わってることに気づく。)
しかし、ペネロペ、結婚相手の息子(既婚、子ども有)にキスするのはだめよ!!
見終わった後さわやかな気分になれる映画
二人の小さい男の子が一人はカルロの次男で、一人はカルロの長男の息子であること、トニの娘2人の母親が違うこと、などが始めに説明されないまま進んでいくので、人間関係がわかりにくいな〜と思いながら見ていたが、登場人物ざみんな優しくて良い人だったので嫌な気分になることなく見れた。トニの娘ペネロペが結婚を邪魔していたのは振り向いてくれない父の気を引くためだった、というのは腑に落ちたし、カルロも二人の息子も超良い奴だし(次男が賛成してくれたのはカルロにとってすごく大きかったと思う)、一番悪者になりそうだったペネロペのお母さんが、途中からカルロの人柄を知って結婚に協力的になるのも良かった(こんな人だからトニと性格あったんだな〜)。カルロの長男はあんなに父親思いでいい人間なのになんで同性愛への理解はないのかな?と思ったけど、死んだ母親を否定された気持ちになったのなら無理ないのかもしれない。あと個人的にはプールに浮かびながら子供に人生観を説いているおじさんがいい味出してるなと思った。
バーベキュー場でのダンスシーンは最高だったし、そこから2つの家族が仲良くなっていくのも見ていて気持ちが良かった。そういう描写があったからこそ、娘に「普通のお父さんが欲しかった」と言われた時のトニの悲しそうな表情がより際立っていたと思う。エンドロールの結婚式もみんな幸せそうですごく良かった。
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