ラプソディ オブ colors

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ラプソディ オブ colors

解説

東京都大田区を拠点に活動するバリアフリー社会人サークル「colors」の500日間を追ったドキュメンタリー。様々な障害のある人、ない人、グレーな人たちが集まるcolorsは、毎月10本ものイベントを開催している。その内容は大学教授による講習や音楽フェス、飲み会など多岐にわたり、年間のべ800人が来場する。自身も障害者でDET(障害平等研修)のトップファシリテーターとして活躍するcolors代表・石川悧々さんと、地域の障害福祉の立役者であるNPO法人理事長・中村和利さんのもとには、個性豊かな人たちが次から次へと集まってくる。そんなある日、colorsが入居する建物の取り壊しが決まり、閉鎖の危機へと追い込まれてしまう。監督は「kapiwとapappo アイヌの姉妹の物語」の佐藤隆之。

2020年製作/108分/G/日本
配給:太秦
劇場公開日:2021年5月29日

スタッフ・キャスト

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(C)office + studio T.P.S

映画レビュー

3.0コミュニティの存在を知ることは重要

2021年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

障がい者、健常者関係なく集うコミュニティを 描いたドキュメント作品です。 このコミュニティに参加している方々の表情を 見る限り、とてもとても充実されています。 どんなに辛いことがあっても、この場では 何も否定されず、疎まれず、叱られることもなく。 ただ、ただ、楽しむだけ。笑い合うだけ。 そこで晒しているのはその方々の全てでは ないのでしょうが、社会で生きているときは 身につけているであろう鎧の何枚かを 脱いでいるように見えました。 とても心地よいのでしょうね。 それは障がい有無ではないのだろうなぁと。 健常だろうがなかろうが、種類の違いは あるでしょうが生きにくいと思うストレスは あるはず。それらを感じさせない場所、時間 とはとても貴重で愛おしいはずです。 だから人は集まり、去ることが悲しくなる。 でも、人は変わっていきます。 それまた障がいの有無にかかわらず。 だから、コミュニティを去っていく人もいます。 けど、それが普通・・・というか一般的。 「○○だから・・・居る」なんていう足枷は 人が集まるコミュニティには不要なんでしょう。 軽やかに楽しめなくなっちゃうから。 しかし、最後の方で「障がい」という点が 人間関係を変えてしまうということが描かれます。 「あぁ、そういう捉え方もあるのか・・・」 障がいがある方と近くなっていくということは こういうことか・・・と学びました。 共通した楽しいことがあるから人が集まる。 なかなかあるようで無い。 このコミュニティに集うことができた方々が 羨ましかったです。奇跡的な場所だったのでは? と思います。 良作でした。

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バリカタ

4.0グレーゾーンはカラフルだった

2021年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

地元大田区に存在した異色のバリアフリーの「場」colors。 密着撮影した監督も巻き込まれ、定義不能のドキュメントとなりました。 あなたは健常者ですか? あなたはマイノリティーですか? 笑って見ていると、いつのまにか固定観念・既成概念がぐにゃぐにゃになっている。 こんな障碍者ドキュ、見たことない! ハチャメチャで雑多な賑わいが世界を救う。 アナーキーな共生社会には、「やさしさ」より「たのしさ」が必要なのだ。 福祉関係者以外の人にこそ、ぜひ!

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たぴおかたぴお

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