そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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石原さとみがきれいすぎる
特別何が起きるとかでもない話ですが、複雑な家庭で育った女の子が素敵に成長する物語。不覚にもウルッときてしまったので★4を差し上げましょう。
ただ、石原さとみがきれいすぎますね。劇中で10年以上の年月が経過するのに全く老けたように見えないのはちょっと違和感。尺ももうちょっと短くできたように思います。
号泣・・・心が温まりました。
『そして、バトンは渡された』鑑賞。
*主演*
永野芽郁
*感想*
原作は未読です。
これは心が温まりますね~泣きすぎて目が腫れました。
見始める前は、バトンってどういう事だろう?と疑問に思いましたが、見終わってから、その意味がわかりました。
後半は、見事な伏線回収、そして号泣。号泣。こんなに泣いたのは久々かも。
永野芽郁さんが可愛かった。石原さとみさん、田中圭さん、市村正親さん、大森南朋さんがとても良かった!みんな優しすぎる!
梨花が身勝手で自由奔放に生きる姿が最初は戸惑いましたが、とても素晴らしい作品でした。(^^)
とても感動しました。
結局は人格
好意の受け取り方
原作の印象とは若干違うとは思いましたが、演者さんたちがとても良かった。原作、映画、どちらも号泣でした。
好きな作品だったので、丁寧に作ってあった事が、嬉しかった。
この作品は私にはとても難しく、大人も子供も受け取る側の姿勢が問われる内容かなぁと。
希望するものが手に入らなくても、与えてくれる愛情や役割に感謝し好意として、受け止める事ができるかどうかでその人の人生の幸福度は変わるんだとよ。と、問いかけている様でした。
その事についてこんなに軽やかに表現している作品もなかなか無いかと。この作家さんの力を感じる作品です。
大人の役割としては、子供に何かを選択させてしまったなら、その選択が間違ってなかったと思えるように全力でサポートしたいものです。
面白かった♪ 一方は 複雑な家庭事情で血の繋がらない父娘が一緒に暮...
特殊設定でシンプルに親子愛に迫る
予想以上にナチュラルな作品だった。最近、激しさを追究する作品が多いなか、稀な作品である。笑わせよう、泣かせよう、感動させようというような作為がない分、却って、笑えて、泣けて、感動できる作品に仕上がっている。本作は、何人もの義理の親に育てられ成長していく少女の物語である。ストーリー設定が特殊なので、ストーリー展開はシンプルにしている。ストーリー設定とストーリー展開のバランスが絶妙であることが奏功して、静かに心に響く作品になっている。
本作の主人公は、苗字を4回も変えて、血の繋がらない義理の親たちに育てられ成長した高校3年生・森宮優子(永野芽郁)。彼女は義父(田中圭)を森宮さん呼んで二人暮らしをしていた。将来の不安、良好ではない恋愛、友人関係に悩んでいたが、どんな辛い時でも笑顔を絶やさずに過ごしていた。高校卒業後、彼女は就職し結婚することになり、義理の親たちを訪ねていく。そこで、彼女は意外な真実を知ることになる・・・。
主人公を演じる永野芽郁が際立っている。彼女のイメージが主人公と重なっている。同化している。佇まい、演技がナチュラルで演じているという作為を感じない。特に、恵まれない過去を背負いながら、厳しい現実を笑顔で包み込む時の笑ってはいるが活気がない表情が良い。主人公の人生が垣間見えてくる。また、現在の義父との関係は親密であるが、義父を森宮さんと距離感を取って呼んでいる。親密でありながら義理の親子であるという関係を永野芽郁と田中圭が自然で息の合った会話で表現をしている。
義理の母・梨花役の石原さとみが持ち味を十分に発揮している。破天荒ではあるが優子のために懸命に奮闘するのは何故か。謎多き女性を巧演している。
親子愛を強く感じる終盤は感動的である。
本作は、義理の親に育てられた主人公の姿を通して、親子とは、血の繋がり云々ではなく、互いを強く想い、無償の愛で結ばれた存在であることを切々と訴えている。
1本とられました。
梨花さんが石原さとみで良かった
途中でストーリーは読めます。
それでも、見終わったあとのカタルシスは上等なものでした。
声が出るほど号泣した映画は、初めてかもしれません。
「女性の本質」とは何かと時々考えます。
大仰なことは言えないのですが、単純に「凹である」ということではないのかと。
たくさんのものを受け止める凹。
「なりなりて、なりあわざる処」を持つのが女かもしれないと感じます。
そういう意味で、梨花さんは、「純粋な女性」だと思います。
みぃたんのすべてを受け止め、包み込む。
それだけに全力集中する女性。
確かに自分勝手ではあるのですが、それ以上に魅力的でした。
振り回される男性たちが気の毒だという意見も理解できるんですが、それ以上に、「純粋な女性」と関われる喜びは大きいかもしれないよ……?
だって、「純粋な女性」なんて、そうそういませんから。
どのキャストもピッタリでしたが、梨花さんは、石原さとみ以外演じられないんじゃないかな、と。
観て良かった映画です。
芽郁ちゃんは良い子だねぇ。でもそんな事は、、
原作が好きすぎるのか、、、
余りにも長く退屈なイントロ
巻頭4人の登場人物を紹介し、各々のキャラクターとその環境に個性的な魅力を漂わせ、作品への期待感が膨らませますが、これが本作の大いなる伏線であり、観客を巧妙に騙します。伏線が実に巧妙に仕組まれた作品です。
しかし、そのためのイントロが余りに長過ぎ、主要人物であるミータンと優子の、まるで日記でも綴られていくように、事件も波瀾も起きないまま、物語は極めて淡々と単調で平凡な日常が、約3分の2が経過するまで執拗なほど繰り返されます。少なくとも私は、倦怠感に襲われて完全に辟易し、離席しようかとも思いました。
しかし、この非常に退屈で間怠い長い長いイントロにこそ、残り3分の1の尺の罠が、実に巧妙に仕組まれています。
視聴後の多くの人の講評が滂沱に包まれた感動を論じている、そのエピソードが綴られます。
本作は、永野芽郁がヒロインとしてタイトルロールの筆頭に流れますが、本作は、間違いなく石原さとみ扮する梨花が真の主役であり、物語の核となります。自由奔放で、天真爛漫で、陽気で、大らかで、気儘なマイペースの、典型的ジコチュー女。映像では斯様に描かれて、いつの間にかイントロの中でフェイドアウトしていきますが、その真相とのギャップが、多くの観衆の涙を誘うことになるのでしょう。
総じて高評価で、感動したという声が多いのには納得はいきます。ただストーリー展開には、やや強引で辻褄が合わず首を傾げる箇所が散見され、またとにかく前半の退屈な尺のあまりの長さがあって、後半の裏事情の披露には、少なくとも私は感情移入することは出来ず、多くの人のようには感涙に耽ることは出来ませんでした。
従い役者自身が号泣しているのを、非常に冷静に客観視してしまっていました。
人の子、人の親であれば感動しないではいられない!!
離婚率の多くなった、現代社会ならではの設定にも思えるかもしれないが、親と子に「血の繋がり」がないというのは、なにも離婚だけではなく、戦争や災害によっても起こり得ることではあるし、海外においても2000年代以降、パートナーがいなくても人工授精によって妊娠したいという女性が増えたことや、LGBTがオープンになってきたこともあり、養子をとるという家庭も増えている。日本もそういった家族関係が今後増えていく可能性もある。
あらゆる状況によって、血の繋がらない家族関係というのは、今後増加傾向にあることは間違いない。そこで問われるのが、血の繋がりがなければ「母性」や「父性」というのは、芽生えないのだろうか?ということ。
『MOTHER マザー』(20)『マー -サイコパスの狂気の地下室-』(19)のように、実親であっても、いわゆる「毒親」と呼ばれる親を描いた作品も多く存在している。これも言ってみれば屈折した母性からなるものである。母性というのは、単なる形式的なものでしかなく、重要なのは血の繋がりの有無に関係なく、いかに相手を思いやることができるかだ。
森宮も初めて結婚というだけで、ままならない状況の中、さらに子供がいるということを土壇場で知らされ、急に環境が一変してしまう。「父親」とは何か?ということを常に自問自答しながら、自分なりの父親像を築いていく……。この過程が大切だと感じさせてくれる田中圭の好感度は上がりっぱなし。
ミステリー要素もある作品ではあるが、映画の宣伝においても頑なに隠され、ネタバレ規制をされている「秘密」や「嘘」は、正直言ってしまうと、前半でなんとなくわかってしまう。この秘密が何かを言葉ではなく、表情で感じさせる石原さとみの演技も必見だ。
今作が優れているところは、親と子のそれぞれの視点が絶妙なバランスで交差する点である。観る世代によって感じ方は違うかもしれないが、その時の自分の立場によって、感じ方がまた変わってくる作品だけに、何度観ても楽しめるだろう。
キャストの演技が素晴らしい。その点においては満点。大満足。
家族の愛が溢れるストーリー。
まず、タイトルにした通りとにかく演技がすごい。
ある家族の父娘を演じる田中圭さんと永野芽郁さん。実の親子ではない距離感がなんとも言えなかった。血の繋がらない親子がどのような関係かなんて知らないが、「きっとこんな感じなのだろう」と納得させられるほどの演技力だった。
永野さんは本当にウザがっているように見せつつも親を想うシーンではまるで甘えるような表情。田中さんは剽軽だけれども、真剣な表情で娘にアドバイスしたり、笑顔で助力を加える。状況に応じた表情や声の使い方の豊富さに、驚嘆して作品に集中できないではないか。
そしてある家族の母娘を演じる石原さとみさんと稲垣来泉さん。こちらも血の繋がりがないのだけれど、あからさまな愛情表現をぶつけ続ける石原さんに心酔する。「こんな奥さんが欲しい」と、思考が映画の本筋から外れて明後日の方向に行ってしまうレベル。稲垣さんはやはり前述の方々に比べると経験値の差なのか、表情はすごいのだけれど声の使い方がまだ自然ではない気がした。いや。十分すごい。すごいのだけれど、他の3人がどうかしているのだ。
これらのことから、演者に関しては本当に満点をつけたい——、などと私が評することがおこがましいと思うほどの作品だった。素晴らしい。
ではなぜ満点ではないかというと、ストーリーの構成がよくなかった。
本作は「〈命をかけた嘘〉〈知ってはいけない秘密〉」とキャッチコピーを打っているのだけれど、これらが推測しやすいのだ。恐らく大抵の人が序盤で、大オチの想像は出来てしまうだろう。
「あ〜、そのシーン見せないで! わかっちゃうからダメダメ!」などと心の中で叫びながら鑑賞していた。「伏線」ではなく「ネタバレ」に近いものを散りばめている感覚。正直、もっと分からないように工夫して頂きたかった。「〈命をかけた嘘〉〈知ってはいけない秘密〉」なのだから。
後は、リズムが急に悪くなる。
中盤で1つの感動の山が来るのだけれど、そこまではストーリーに無理があるにしろ進行スピードは悪くない。トントンと場面が切り替わり、時間が流れて行く。その後、ラストの大オチまでが長い。長すぎる。この物語の根幹を成しているのが終盤のシーンなのである程度間延びするのは致し方ないとして、そこに不要なシーンまで詰め込んでいる印象。
例えば永野さん演じる優子は、専門学校卒業後就職するが肌に合わず退職してニートのように過ごす期間が流れる。そしてその設定は以降どこにも掛かってこない。ナレーションで5秒で終わらせられる、特に意味を成さない映像を放映する必要はない。どうも尺稼ぎをしている感覚に陥って、好きになれなかった。
「ネタバレ映像」と「無駄なシーン」をカットすることで、中盤の山と大オチとの間隔、そして全体の放映時間を短縮できていれば、より鑑賞者の気持ちを盛り上げることができる作品だと感じた。
キャストが度肝を抜かれるほどの素晴らしい演技をしているので、この辺りまで気を配れていたら満点をつけていた作品。
PS これから鑑賞する方がいらっしゃれば、それぞれの親の秘密を推測しないでおこう。秘密が分かってしまうと驚きも感動も薄れてしまうので、成り行くまま鑑賞することをお勧めする。
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