シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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せめて初代の1話は見とこうぜ
ライダーオタクの旦那と見に行きました。
予告からして「わかってるオタク向け」の匂いをひしひしと感じたので、YouTubeで無料公開中の初代1話を鑑賞して予習することに。
クモ男に家族を皆殺しにされる本郷のお話ですが、これがウルトラファインプレーでした。
最初の40分ぐらいはまんまこの1話のオマージュだったので、ワンシーンごとに「あっここ進研ゼミでやったとこだ!」状態。かなり楽しめました。
前評判ほどトンチキな映画ではなかったですが、これは予習/履修ありきの作品でもあるので、ガチ初見の人にはオススメしづらいです笑
そして庵野のシンシリーズすべてに出演している竹野内豊と斎藤工のコンビは今回も健在。なんならいちばん出演時間が多い作品となっています。この2人が好きな人は必見。
面白かったです。
CMほど
シンウルトラマンほど、昭和な感じではない作品です。
敵キャラとの戦いは、トントン拍子で進んで行きますが、次々に敵のアジトに出向いて、中ボスを倒して行く感じが、ヤクザ映画で組事務所に殴り込みに行って組長をやるみたいな感じで、違和感があります。
全体的にシリアスな感じではあるのですが、一文字隼人だけ、他のキャラと感じが違いすぎるのも、少し違和感を感じてしまいます。
CMの感じが好きで、見に行きましたが、そこまでCMにような雰囲気では無かったです。
何回宙返りすんねん
『シン』シリーズの題材はすべて朧気に記憶がある程度だったので、観てきませんでした。
今回鑑賞した決め手は、初めて見る浜辺美波の表情。
凛々しさの中に憂いと空虚さを湛え、茶色の革コートを靡かせる様は新鮮だった。
(お風呂に入りたがるのが意外なくらい)
ただ、内容としては駆け足で、感情にフォーカスする割にサクサク進みすぎて深みがない。
怪人の数を減らしてじっくりやった方がよかったし、(意図的だとは思うが)全体的な棒読み感も手伝って、特に本郷がロボみたいだった。
戦闘も、冒頭の血飛沫こそよかったものの、CGを多様しすぎたり暗すぎてよく分からなかったりと今ひとつ。
「なぜ」とか「どうやって」などとツッコむのは野暮な作品なのだろうが、反面妙に理屈っぽい設定説明台詞が多くて、バランスの悪さも感じてしまった。
「人類のため」のような台詞も、回想以外で一般市民が出てこないので現実感がなく、不要。
ライダー好きならもっと楽しめる部分もあったのでしょうか。
ノスタルジーを感じる部分はあったし、アニメ的な演出や画角は面白さを感じた。
とりあえず、浜辺美波のVR映像付きヘルメットは羨ましいです。
怪人は爆発しないで溶ける
大人の仮面ライダーでした。
ショッカーが血しぶきたっぷりにやられるとは、これはPG12ですよね。これだと怪人はどういう風に死ぬのか(血だらけの惨殺死体になる?)と思っていたら、溶けてました。
最初の仮面ライダーを小学1年生の時に見たど真ん中世代なんですが、なかなか面白かったです。コスチュームとかテーマ曲とかBGMとか涙ものです。さすがに「へんしん!」はないかと思っていたら、2号がやってくれたし。サイクロン号は現代的なテイストですごくカッコいい。
オーグは出てくる度に、あ、クモ男!コウモリ男!ハチ女!と心の中で叫んでました。(サソリ女、チョウ男はいなかった気が…) V3での電化製品/道具と動物/昆虫を掛け合わせた機械合成怪人が子供心に妙に好きだった私は、カマキリとカメレオンを合成したというオーグには感動しました(笑)。
俳優はこれでもかと贅沢に使っていましたね。(シン·ゴジラとかシン·ウルトラマンで見た方がいっぱい) ただ、イケてないのはCG。予算がなかったのか、時間がなかったのか。コウモリ男はもう少し何とかならなかったのかな。
ああ、ライダースナックが食べたい。
ライダーの皮をかぶった別の映画
最速公開で鑑賞しました。
浜辺美波さんの可愛さにやられてしまったのと、一文字絡みのエピソードは非常に昂ぶるものでしたが、全体を通して、ストーリーがどうにも腑に落ちませんでした。
矢継ぎ早に怪人が出て来て掘り下げが浅かったのは、上映時間どの兼ね合いもあり、ある程度許容するとしても、大問題は倒すべき対象を見失ったうえ、別コンテンツのお話をそのまま持って来ちゃってること。こういうの庵野ユニバースとか言うわけ?違うだろ。
戦いに苦悩する本郷と人工的な生物兵器のルリ子は、碇シンジ君と綾波を見るかのよう。
(よく考えたら予告編の浜辺さんの髪型で綾波説は類推出来てたかもな。。)
お兄ちゃんのハビタットは人類補完計画そのもの。
庵野さんに任せた時点でこうなることは、制作陣はもしかしたら折込済みだったのかも知れないが、流石に発想が貧困過ぎる。
観てる観客サイドとしては、別にライダーでエヴァをやって欲しかった訳じゃないし、エヴァに特に強い思い入れも無い。そもそも両者に関連性もファン層の被りも特に見い出せないと思っていた。
オリジナルに忠実に、勧善懲悪な【ライダーとショッカーの戦い】で良かったのに、ショッカーは一体どこ行っちゃったの?劇中でまるで存在感がなかった。
あと、ショッカーライダーどの決戦部分がオールCGなうえ、薄暗く、何をしてるのかよく解らないうちにいつの間にか全員やっつけられてるのも大きなマイナスポイント。
キャストが中に入って人間同士で戦いを演じるのが“売り“ではなかったの?
ショッカーライダーは原作ではダブルライダーのハイライトのエピソードのはずなのに中途半端に片付けられたのも非常に残念でした。
もう一回は観に行くと思います。
ただ、何度も観たいか?と言われたら違いますよね。コレジャナイ感が強いです。
新であり、進であり、真の仮面ライダー
前提としてシン・シリーズは全て視聴済み、また仮面ライダーは平成ライダーを齧った程度で昭和ライダーは全く知りません。
・悪い点
粗探ししないと出てこない程度にはない。
強いて言えばCGのクオリティだが、あれは予算の都合やあえて"あの程度"にしている可能性があるので酷評する点にはならないと考えている。チープだとの批判も度々見受けられるが、日曜の仮面ライダーを見たことがあるのかと問いたい。間違いなく、テレビ版よりは良いし、マーベルやアバターのようなレベルのCGを期待したのだろうが、予算がまるで違う。ここを指摘するのはお門違いだと思う。
まず、悪い点はないと思う。
・良い点
【テンポの良さ】
まず、テンポが良い。前半もショッカーからの逃走の最中から描かれており、一息つくまもなく次の刺客がどんどん出てくる。作品を通して無駄と思うシーンはない、あっという間の2時間だと思う。
【庵野監督らしい設定】
作中、プラーナという概念が出てくるがこれが監督らしい。エヴァシリーズでも精神世界の概念は度々出てくるし、ある意味鬱的な要素もそこに盛り込まれている。製作中の段階で大人の仮面ライダーが想定されていると思うので、これくらいダークな設定は必要。昨今の仮面ライダーと違い変身して戦うことでのデメリットがあるのがコンプライアンスの低かった時代の昭和ライダーのようで、原作リスペクトを感じることができる。
【バトルシーンの演出】
これは上述したCGの話に被ってくるが、限られたCGの中で十分に迫力を感じる演出がされていると思う。特にハチオーグとの戦闘シーンは暗闇で虫が動いた時が容易に想像できるような演出だし、後半の量産型ライダーとの戦闘シーンも暗闇で戦っている割にはかなり見やすく、状況が理解しやすい。
総合してかなりの良作。私としてはシンゴジラと並ぶレベルで良かった。次回作があれば是非観に行きたいと思う。
また観たいと思うので星5。
俺はあと何人殺せばいい!教えてくれゼロ!
仮面ライダーのヘルメットにはゼロシステム(のようなもの)が仕込まれてますよ!(笑)
そしたらラスボスが…ゼロだのVス…(笑)
シン・ウルトラマン以上の急展開の連続てのもあって内容としては正直普通でした。しかしながら、各シーンの1つ1つは良いところがたくさんあってアマプラとかで数話に分けて掘り下げてくれたら凄い良かったのかな?と思います。
ブラックサンがションボリだったので、この雰囲気でアマプラで作ってほしかった…
星は3ですけど、良いところもたくさんあって何て評価してら良いか難しい映画でした。
仮面ライダーの歌が流れる時、観客の心がひとつになった・・・気がした(´△`)
そもそもショッカーの目標は意味のあるものなのか?
なぜ仮面ライダーが生まれたのか。
その後に続く戦いの行方とは
など、荒唐無稽さを突っ込んではいけない訳だが、庵野監督はその部分になんとしてでも理屈をくっつけたいんだなあと思った。
人類の行く末を按じるあまり、人間を管理することの必要性を思い立ち、高性能なAIを作ったら「じゃあ世界征服ってか人類みな奴隷」が良いんでね?となったというのがショッカーの創設らしい。つまりはターミネーターと同じか。
仮面ライダーはショッカーによって作られたが、緑川博士の計画で「良心回路」(これはキカイダーか)のようなものを仕込まれたんだよね。でも、原作通り強いだけでは無いキャラクターだ。悩みを抱え強さを誇示できない。
ライダー2号も自分の感情の行方を意識して行動している
さて、大ボスは森山未來(緑川一郎)演じる🦋.*˚オーグ
戦いの初めに白いマフラーをして「仮面ライダーゼロ」を名乗る!
ここは、オリジナル通りなのかは分からない。
ライダー同士の戦いの最中にルリ子はKKオーグに刺されて命落とすが、誰だろうと思ったらクレジットに本郷奏多の名を見つけて、この人しかないと思ったよ。多分正解。キモさがピッタリ。
でもなんだね。シンウルトラマンと同時に撮っていたのかな?役者のダブリやロケ地のダブリが多いと思ったね。
竹野内豊と斎藤工はゴジラとウルトラマンだし、サソリオーグは長澤まさみ、緑川博士の奥さんは市川実日子、どちらも科特隊(禍特隊)
工場での戦いはメフィラス星人とウルトラマンの戦いの場所だし。
やはり、一連の「シン」シリーズは同世代の人には嬉しい仕掛けが多い。
客層は平日ということもありおっちゃん達がわんさか(笑)湧いてて草
ライダー1号が左足を怪我する事実も踏まえ、2号に引き継ぐ流れも納得。こうなればシン・V3までが本来の流れだろうね。
最後に「悪いやつほどよく笑う!」ね(՞˶・֊・˶՞)ドヤッ.ᐟ.ᐟ
想いを紡いでいく
驚いた。ここまでエモーショナルに響いたのは作品を見る前は想像できなかった。本郷猛というキャラはやはりテレビ版の藤岡弘、さんの顔がまず浮かび、とても濃い顔立ちだ、ということは認識している。だからそのイメージのままで映画を鑑賞したのだが池松版はとても優しいキャラ作りとなっている。いや、優しすぎるというべきか。それは作中にも十二分に説明がある。しかしその『やさしさ』が彼の強みでありその優しさがあるからこそ作中最強の敵に勝てたのだとも思う。やさしさが人を結び付け、やさしさが人を強くし、絆を強固なものとし、人の思いをまた人へ伝える。それはまるでリレーのバトンのように手から手へと渡り歩く。
主要なキャラが亡くなっていく熾烈さを見せているのと同時に誰かが亡くなったとしても、メットの中にメモリが入っていて映像で亡くなった人の思いが感じ取れるシーンは持っているものに魂が宿っているというメッセージと解釈できる。それは古くから日本にあったアニミズム的なエッセンスでもあるし庵野作品でいうところの「新世紀エヴァンゲリオン」でエヴァそのものに亡くなった人の魂が宿っているのと同じように思えた。本作ではそれは時にマフラーであったり、メットであったりと身近なものばかりだ。人は死んだらいなくなるが、存在自体はちゃんと残っている。ものにもちゃんとぬくもりがあり、死んでも記憶が宿っているのだ。本郷は残念なことに亡くなってしまうがその彼が持っていたマフラーとメットにはルリ子の思いも詰まっているし本郷の意思も刻まれている。そしてそんな彼らを間近で見ていた一文字にそのすべてが継承される。それが背中に宿りバイクを走らせるというラストは爽快感もあり、そんな彼の成長も感じ、見ている俺も前を向いて生きようというように思えて本当にすっきりとした読後感だった。
一文字は群れるのが嫌いだと最初は言っていたがそんな彼にも仲間ができて気を許していく姿はなんだか今までの庵野監督の過去から現在までの心境を表しているのかなと勝手に推測した。
SHOKERは絶望で構成され相手の怪人たちは絶望を感じ、その絶望を憎しみに変えて強くなった。あるものは愛するものを殺され、裏切られ、力に頼らざるを得ない人たちだ。それは昨今でいう無差別殺傷事件や恨みで人を刺したりする事件があるから人ごとではない。SHOKERの構成員である緑川イチローは人が悲しみを感じさせないように自らの考える幸福を追求した計画を進める。愛する人間を殺されたのも本作の主人公である本郷も同じ心境だ。しかしそんな彼らと本郷は紙一重でありながらも決定的に違うところがあって、それは最後まで相手に手を差し伸べようとする姿勢だと思う。イチローは絶対的な強さを誇り、正攻法ではとてもかなう相手ではない。しかしその戦いの最後はルリ子のメッセージをイチローに伝えることだった。それはやさしさを持っていないとできないことだし、絶望の淵にいる人に唯一できることは手を差し伸べることだ、と感じ取れた。それができる本郷は誰よりも強い。
人は絶望したり悲しみを背負ったり、それは本当につらいことでもその絶望から逃げると生きることへの拒否になる。感情委があるから生きているのであって、人の生き死にを見るから人は強くなるのだと思う。それを最後まで描き切った本作は庵野作品で一番好きな作品だと思った。
個人として、シンシリーズでは一番好きです。
庵野監督は他人の作った3つの娯楽空想特撮を好き勝手に作ることができとても羨ましい。
1)シンゴジラには納得がいっていません。中途半端で終わっていないからです。
2)シンウルトラマンは3つの中で最低です。CGがダサすぎて本家の良さにまるで勝てていないと思う。60年台の円谷に負けている結果。2度と観ないつもりです。
3)シン仮面ライダー
個人的な感想、ネタバレです。
はじまり方が良いです。前置きがないので逆によく思いました。
蜘蛛編。他に出来る人がいないぐらいのクオリティーでした。5星
蝙蝠編。特殊メイクはなかなかの物でしたが、TVの怖さが全く感じられなかった。ギャグに蝙蝠男を使わないでほしい。1星
蠍編。現行漫画の前置きはなく、タレントが血色が良過ぎて全く怖くない。出てくる理由がよく解りませんでした。0星
蜂編。コンセプトはやはりキルビルなのかな?西野さんが血色が良過ぎてオーグじたいが怖くない。TV版のフェンシングの方が好きだな。西野さんの演技が悪くないので3星。
第二号編。当初凸凹感があり配役に不満があったのですが、さすが役者です。4星。
カマキリカメレオン編。ある意味ショックなシナリオ。蜘蛛以来の感動がありました。4星。
黒バッタ編。これは手抜きか、技術不足か?CGじゃなければな、、総合高かったです。0星
チョウオーグ、0号編。ダブルタイフーン、V3のプロトの青いスーツ、中身はイナズマンのオマージュ。てんこ盛り。最初が強過ぎで後で弱過ぎかな、、2点。
本郷、味のある深い演技のできる役者。
一文字、役者とキャラが良かった。
ルリ子、浜辺は綺麗です。5星
この無機質感が他の女の怪人に欲しかった。
サイクロン号、4つ目にする必要があったかは別ですが、またCGが多いけどなかなか良かった。
サントラ、菊池さんの効果音が頭にあるので、何を聞いても全くレベルが低すぎる。
ラスト、庵野さんは原作と石ノ森さんが大好きなんだな!5星
辛いコメントっでしたが、人にお金を払わせて観せるということは評価されることです。
ワザとなのか?
仮面ライダーに思い入れ無しで、「シン」シリーズとして観ました。
庵野秀明監督の作風って、ワザとなのか、ガチでこれなのかって分かりづらい所あるんですよね。
いただけないと思ったのは、アクションですかね。カメラブレ過ぎですよ。
後、CGもワザとなのか、ガチでアレなのか、分からない(笑)演出は、まあ、庵野節?って言うのですかねー。
その為、役者の演技もヘタかワザと分からない(笑)感情抑える演技か、ただ棒演技なのか、特に本郷猛に感じて(笑)葛藤的な感じがしないんですよ。ただ、ルリ子に付き従ってる感じだけで。(苦笑)
ルリ子と心通わす感が余り感じられず、正義の心も親が警察官で殉職して云々と言われても主人公の行動に直結する感が無く。(2号もそうなんですが。)
ショッカー自体も緑川家の家庭の事情が、世界征服にーっていうのも「エヴァ」みたいなもんだし。まあ、良いんですけど。(笑)
個人的に良かったってのが、他の怪人達も仮面ライダーと同型で、仮面被って改造されてるという統一されている所でしょうか。(長澤まさみだけ「おやっ?」って感じでしたが(笑))
後、役者が他の「シン」シリーズと被ってるのは何なんですね。事務所?
血飛沫も最初が凄く、後はそこそこで、しかもアクションがカメラブレまくりなので、残虐感が弱く、その辺しっかり観せて欲しかったかなと。
映画そのものも面白いかと言われると正直「う〜ん」って悩む感じで、面白く無いとも言えないんですよね。まあ、人選ぶかな〜。
引っ掛かる人には良くて、そうじゃない人には、ダメダメでしょうね。
個人的には「シン・ウルトラマン」の方が、全体的に演出や演技の突き抜け方、映像的にも合致してた感があります。
今回の「シン・仮面ライダー」は、最初に書いた通り、「どっちなの?」って感じがあってモヤモヤ感がありました。
個人的に、ワザとどうか抜きにして、「駄目だ」って思ったのがアクションですね。ブレすぎ、分かりづらい。最後なんか、疲れきっての掴み合いでしたからね。(笑)
スプラッター自主制作ライダー
うーん。とりあえず賛否分かれるだろーなというのが第一の感想。
池松壮亮ってこんなに演技下手だったっけな?とかシン・ウルトラマン、シン・ゴジラ時空と世界つながってんのかな?
とか細かい事がどーでもよくなるような緊張感のない戦闘シーン。特にラスボスと肉弾戦、、と言っていいのかレスリングしてんじゃん的な展開に白けてしまった。
良かった点は入場者特典のカードと長澤まさみ嬢の怪演(雑な扱いに草w)です。
アマプラ会員特典で観るならありだと思います
スイカ割りだと思えばいける!
®️12だったのでドキドキしながら鑑賞。
あーーー、確かに。
流行らせてはいけない理念やスイカ割りかな?って位の血液とかは、好き好きかもしれないです。
仮面ライダー○マゾンが大丈夫な人はクリアできると思います。
映画館で、子門真人さんの歌声を浴びることができて幸せでした。
ショッカーてサステナブルなんだ…
とか、
エンドロールでえ?出てた?って驚いて、パンフレット購入してしまいました。
シン・仮面ライダーは闘う!
『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』に続く、庵野秀明による往年の特撮作品を現代リブートする“シン・シリーズ”。
その第3弾は…
迫る地獄の軍団から我らや世界の平和を守る為、
ジャンプ!キック!
仮面ライダー!
庵野が自らメガホンを取るのは『シン・ゴジラ』以来。『シン・ウルトラマン』は『シン・エヴァ』を手掛けていたからもあるが、庵野が自身で監督したかった理由も分かる気がする。
『仮面ライダー』は正義のヒーロー対悪の秘密組織の勧善懲悪ではあるが、その根底には、改造人間の苦悩や葛藤もある。やりようによって深いドラマにもなり、何だかそれが『ウルトラマン』より庵野の作風に通じる。
勿論、庵野のオタク心も加味した上で。
さて私は、ゴジラやウルトラマンはそれで育ったくらい好き。
では仮面ライダーはと言うと…、実はあんまり見ていない。
世代的には『BLACK』『RX』で(『RX』の主題歌は超カッコいいんだよね~!)、見てたのはそれくらい。
再放送とかで『V3』『アマゾン』『ストロンガー』などをちらちら程度。初代に至っては見た事ナシ。
U‐NEXTで初代ライダーが配信されており、去年この『シン』に向けて見始めたんだけど…、2号一文字が登場して藤岡初代カムバック前で止まり、最後まで見てない。何と言うか途中で飽きてしまい、つくづく私はゴジラやウルトラマン派なんだなぁ、と。スミマセン、ライダーファンの皆様…m(_ _)m
ちょっとかじった程度。でもその分、ゴジラやウルトラマンと違ってまっさらな状態で見る事が出来た。
Wikipediaによると、『仮面ライダー』の売りは“特撮ヒーロー×怪奇ドラマ”。ショッカーの改造により人間と生物を合成したグロテスクな怪人が登場。
でも実際見てみると、造形やメイクやスーツや特撮もアクションも結構チープ…。東宝や円谷プロより予算が少なかったであろう事は見て明らか。加えて、演出や脚本や演技などもお粗末な点多々。
ヒーローとしての魅力や面白味は充分だけど、クオリティー面でゴジラやウルトラマンよりハマれなかったのが、自分の正直な意見。
今回の『シン』もそこら辺が不安要素だったけど、ある意味そこが充分にも活かされていた。
現代リブート。だから現代感覚に合わせて、幾らでもシリアスにハードにダークに出来た筈。
今は何でもリアル志向。例えば、バットマンが『ダークナイト』になったように。
でも…もしも、クリストファー・ノーランが『仮面ライダー』を手掛けて、超リアルでシリアスなのを見たいか…?
『仮面ライダー』は(ゴジラもウルトラマンもだけど)、大前提は特撮番組。アナログ感やチープさの残り香があってこそ。
その辺、本作は絶妙。庵野ならではのシリアスさやダークさがある一方、オリジナルのようなチープさやCG感丸出しだけどアニメーションのような画作りもある。
ハリウッドのような全て本物に見えるリアルさとは違うのだ。日本の特撮は、特撮の醍醐味あってこその特撮なのだ。
無論オリジナルよりかは遥かにアップデート。
スピーディーな演出、カット割り、アングルもさることながら、小難しい用語や台詞が飛び交うお馴染みの庵野スタイル。
サイクロンやガジェット類もスマートに。
CGを使ってより改造人間バトルをユニークに表現したアクション。
やはり、ライダーキック炸裂やサイクロンに乗っての疾走は興奮。
伊福部ゴジラ、宮内ウルトラマンと同じく、菊池俊輔の音楽をアレンジバージョンや原曲のまま使用。BGMだけではなく、SEも所々使用。EDのメドレーは激アツ!
もうこれらは“シン・シリーズ”の定番と言っていい。
オリジナルは“○○男”の呼び名だったけど、今回は“○○オーグ”。
クモにコウモリにサソリにハチ…オリジナルの怪人たちが“シン・姿”で登場して、ファンには歓喜モノだろう。
勿論オマージュシーンも。私が分かったのは、対クモオーグ。ダムでの闘いは第1話と同じ。再現したシーンもあった。
かじった程度の私以上に、詳しい方ならもっともっと…いや、全てが見所だろう。『仮面ライダー』に浅いのがちと悔しかった。
尚このオーグたち、公表されてる西野七瀬や手塚とおる以外にもシークレットで超豪華な面々が演じ声も当てており、これは是非ご自身の目で!
やはり大きく様変わりしたのは、作風やドラマ面。
明朗なヒーロー活劇だったオリジナルとは違い、先述した通り改造人間となった故の苦悩、葛藤。
開幕シーン。ショッカー基地から逃走。追う戦闘員と闘う。
その際、超人並みの力で相手を瞬殺。たった一発で相手の顔や身体を潰す。
パワー強化された改造人間なのだからそれくらい出来て当然ではあるが、オリジナルでは描かれなかったバイオレンス血描写は衝撃的…!
自らの力に戦慄する本郷。この力は悪の組織による恐ろしい産物なのか…? それとも…?
自分が緑川博士によってショッカーと対する為に改造された事を知る。
この力は闘う為、守る為。
しかしそれでも本郷は苦悩する。
何故自分が闘うのか…? 何の為に闘うのか…?
闘うのは一人じゃない。取っ付き難いが、常に寄り添い、サポートしてくれる人がいる。緑川博士が息を引き取る前、託された。娘を守ってくれ、と。
闘うべき理由、守る相手。
共に立ち向かいながら、答えを見出だしていく。
池松壮亮の本郷猛は賛否分かれるだろう。
やはり本郷猛と言ったら、藤岡弘、が演じた真っ直ぐな正義感と熱血漢。
“シンジくんタイプ”の本郷なんて本郷じゃない。私も本郷を池松が演じると聞いた時、驚いたもんだ。
しかし主人公像も庵野カラーになった時、熱血漢じゃ合わない。
庵野が常に描くのは、悩み苦しみながら闘いに身を投じ、己の宿命を切り開いていく若者。
複雑な内面で、優し過ぎる新たな本郷を、池松が体現。
その分、周りが彩る。
真面目な本郷に対し、ラフな一文字。この性格付けはオリジナル通り。
当初は敵同士。同じ能力を持ったライダーバトルは見もの。
やがて共に闘う。相棒であり同志であり、友。
そして1号から2号へ。“継承”の物語でもある。
柄本佑が助力。
対するラスボスは、チョウオーグ。正体はルリ子の兄、イチロー。彼もまた改造強化され、変身。仮面ライダー0号。何だか『BLACK』『RX』のシャドームーンを彷彿させた。森山未來が怪演。
竹野内豊と斎藤工が意味深な“○○関係者”役であちらからマルチバース出演!?…と思いきや、そこそこ話に絡み、最後に名前が判明。そう来たか~!
キャストのVIPは浜辺美波だろう。
いつものキュート系じゃなく、クールで出来る“用意周到な女”。
終始彼女の魅力にメロメロ。だから(ネタバレだけど)途中退場した時はがっかり!
だけど、あのビデオメッセージにはまたヤられた。
庵野も狙って撮ったのであろう。彼女のPVと言って過言ナシ。
それは冗談だとしても、彼女こそ真の主役なのは間違いない。
『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』の例を挙げるまでもなく、賛否両論は必至。
本郷もルリ子もまるで別人。
ショッカーも違う。戦闘員は「イー!」と言わないし、死神博士や地獄大使も出ない。
何より作風。こんな暗い『仮面ライダー』なんて見たくない!
…でも、昔のまんまやったって意味はない。
今新たに『仮面ライダー』を“改造”する。何が出来るか、何を描けるか、何を伝えられるか。
賛否の声が出るのは仕方ない。人それぞれの仮面ライダー像があるからだ。
明朗なヒーローとしての仮面ライダーも仮面ライダー。庵野が描く複雑な仮面ライダーも仮面ライダー。
一つのヒーロー/キャラ像から様々な受け止め方があるという事は、それほど魅力に満ちた存在。
庵野は自分の色を出しつつも、娯楽やヒーロー活劇、ファンなら喜ばずにはいられないネタを織り込み、“用意周到”。
仮面ライダーは世界の平和を守る為、人間の自由の為、闘う。
シン・仮面ライダーもそれらと我々の興奮と感動の為、マスクの中に思いを秘め、風を受け、闘う!
キャスト4人による2日間で全国の映画館を回る行脚。
我が福島には、柄本佑が。北海道から南下し、再び東京で合流するというハードスケジュールの中、貴重な話を聞かせて頂きありがとうございました。ご苦労様でした。
トーク終わって、記念撮影。
私は真ん中の通路席に座っており、ちょうどそこに佑氏が!
距離的に2mくらいの至近距離で、ワォ!
ひょっとしたら写真を上げた公式Twitterに写ってるかも?…と思ったら、前の席の人の手に被ってギリ写ってなかった。
ちょっと恥ずかしかったもんね…(^^;
わかるんだかわからないんだか…
仮面ライダー世代ではないので、そもそも「あの仮面ライダーが帰ってきた!」かどうかはわからない。
正直、仮面ノリダーの方が幼心に記憶がある。
と、いう状態で見てみましたが、うーん、良い点と悪い点が交互に襲い掛かってくる。
【好きだった点】
・冒頭、正義のヒーロー的な「殺陣」ではなく、暴力シーンとして描写。すごくリアル。
・孤独相と群生相。バッタだしね。
・さそりオーグが「人間の重火器」で対応可能とした点。
・蜂オーグの二人がかりの剣術。「あらら」が最後はクセになる。
【何を見せられているんだ…、となった点】
・蝶オーグとルリルリの精神世界(?)
・せっかくの群生相とのバトルなのに画面が暗すぎて何しているかわからん。
・二号さん。飄々キャラなんだろうけど 逆に知性が足りなく見える。
・セリフの棒読み具合、演技の棒具合、全体的にヒドくね?
【総評】
庵野監督が「大人になって、カネもチカラも手にいれたから私の好きな仮面ライダーごっこをホンキでやったよ!」みたいな映画。悪くない。むしろ好き。
庵野監督の映画はテンポが良いので見ていて飽きない。
それはそれとして(たぶん、庵野監督が)心の対話的なものが好きなんだと思うけど、見ている方はダレてくる。なぜここにテンポの良さを持ってこられないのか。
仮面ライダーが好きなら見るのも一興。
映像作品として再現性が高い故に寒々しい
昭和仮面ライダーを旧1号からZXまで繰り返し鑑賞してきた者の一意見として、とにかく原点の再現やオマージュが悪目立ちし、良くも悪くも「昭和特撮マニアが予測する初代仮面ライダー」の範疇を越えられない作品であると言わざるをえない。
・予告編の時点で公開されていた「怪奇蜘蛛男」戦の再現。
・石ノ森特撮繋がりで登場する「キカイダー」「ロボット刑事」「イナズマン」のオマージュ。
・蝙蝠男、さそり男、蜂女を踏襲した怪人とその特性。
・バッタオーグ2号との闘いで“脚を負傷する”本郷猛。
・かまきり男とカメレオン男を掛け合わせた「合成怪人」。
・「死神グループ」と呼ばれる科学班。
・原作版「13人の仮面ライダー」の再現。
・本郷を喪った一文字にとっての最初の敵がコブラ男(藤岡弘負傷回)。
・ラスト前に明らかになる協力者の名前が“立花”と“滝”。
・エンドロールに流れる主題歌、副主題歌と最後大写しになる「終」の題字。
など、軽く思い起こすだけでも昭和ライダーを偏愛するマニアなら誰もが手を出しそうな“遊び”が目白押し。
映像ソフトや関連書籍で繰り返し何度も味わってきた身からすると予測が付きすぎて「仮面ライダーが大好きなアナタたちなら、この良さがわかりますよね」と、こちらの好物を過剰に押し売りされている感覚にニヤリとするより先に形容し難い溜め息が出てしまった。
シン・ウルトラマンでは各怪獣や宇宙人、ゼットンからゾフィーまで現代的な感覚にリファインされていて上手いなと感じたが、今作では「元ネタに忠実」が過ぎて却って薄ら寒く感じてしまった。
いちファンとして初代「仮面ライダー」が今もって名作であり続けることに異論は無いが、半世紀前の時代がゆえに名作足りえたこともまた事実だろうと思う。
原点に寄り添い尊重することも素晴らしくはある。ただ、令和の時代に再び本郷猛と一文字隼人、そしてショッカーを蘇らせるのなら、あれから五十年を経た今の世の中に初代仮面ライダーを問い直す“意義”を見せて欲しかった。
幼かった日に私達の心を奮い立たせ、勇気を与えてくれた仮面ライダーの魅力は、映像だけに依存したものだったのだろうか。
己の哀しみを仮面で覆い隠し、罪なき人々の平和を破壊するショッカーの魔の手から、己の身と心が傷付くことも顧みず、人間でなくなりながらそれでもなお人間を守る本郷猛、一文字隼人の精神性にこそ憧れを抱いたのではないか。
蘊蓄を重ねた特撮マニアが鑑賞して悦に浸る、バイアグラのような作品は要らない。
強欲なのかもしれないが、私がもういなくなっているであろう五十年先にも、この作品を観ていた誰かが新しい「初代仮面ライダー」を創り上げているような、そんな“進化”したダブルライダーを観てみたかった。
完成してない
う~ん…、う~ん、これは…。という感じ。
仮面ライダーは好きだし、昭和のライダーを大人の鑑賞に堪える映画にするってのもかなり無理筋だと思うので、多少の粗には目をつぶって好意的に鑑賞するつもりではいたけど、どうしても”完成度が低い!”と思わざるを得なかった。
クモオーグとの戦いあたりまでは、「おおっ!これはいいかも…」と思って観れていた。
戦いも迫力があるし、ライダーの変身後の姿をヘルメットと強化服という設定にしたのも良い。
ショッカーの設定も斬新。人類の幸福の実現を目的として設定されたAIが、「最大多数による最大幸福」ではなく、「最も絶望している人間の希望をかなえる」ということのためにどうこう、みたいな話だったと思う。
で、ロボット刑事のKとか出てくるし、こいつが終盤で重要な役回りになるんだろうなー、という期待感も抱かせてくる。
でも徐々に映画の粗が目立ち始めて、そうすると「この映画は低い完成度のまま公開されてしまったのだ」という気持ちで観るようになってしまい、はじめはあまり気にならなかった本郷の演技もすごく棒読みチックに感じてくるし、ベテラン俳優のはずの一文字の演技だって下手くそに感じてくるから不思議だ。
全体的にすごくエヴァっぽい。ただ、これは庵野さんの作品だからそのことに文句があるわけじゃない。この世界観で完成度を高めていたら、面白くなった可能性はある。でもやっぱり"完成度が低い"。
まず一番言いたいのが設定がブレブレである(少なくともそう見えた)。本郷は風を受けないと変身できない設定のはずなのに、風を受けてないときにも変身している(ように見える)ときがある。変身中は本郷たちもオーグも素顔が異形の顔になっているはずなのに、明らかにそうなっていないときがある。緑川ルリ子と本郷との関係性もなんかブレてる。オーグたちが泡になって消滅する設定はいいんだけど、服とかも泡になるのはどういう原理なのか。泡になる無機物とならない無機物は何が違うのか。チョウオーグとの戦いのあと、本郷のヘルメットは泡になって普通のヘルメットにもどったように見えたけど、立花と滝がもってきた本郷のヘルメットっぽいやつは何なのか。本郷は改造される前の記憶がない設定だと思っていたら、中盤で家族のこと話しはじめて、???となった。
ショッカーライダーとの戦いもちょっと意味が分からなかった。彼らは本郷や一文字よりも高い攻撃力、少なくとも同等という設定のはずだと思うのだが、じゃあなんで彼らに勝てたのか? 作中でそれを説明してないのでは。この戦いはショッカーライダーたちの編隊走行とか迫力あって良かったんだけど、とにかく見にくくて、何が起こっているのかほとんど分からなかった。バッタの群体相という設定だから、見た目をBlackに似せてるんじゃないかと思って一所懸命見たんだけどよく判別できなかった。
CGがひどい。「これCGだよね」って明らかに思わせてしまうとそれは失敗してる。「ギャグなのか」と思えるほどCGが粗いシーンが多数。空中や高速で戦っているときの超人的な動きのCGシーンと、CGではなく普通の人間の力でペチペチ、えいえい戦っているときのシーンにあまりに差がありすぎて、滑稽。敵が死んだときに泡になって、泡が消滅するシーンが何度も出てきたけど、出てくるたびに「Oh! TVクオリティ…」と泣きたくなった。サイクロン号が変形するシーンも同じ。
けっこう複雑な設定や背景を、登場人物たちが早口で台詞だけで説明しちゃってるシーンばかりなのも良くないと思う。戦いの理由とか、それぞれの行動の動機とかよく分からないまま観てると、登場人物たちに感情移入できない。ルリ子や本郷が死んでしまうのってストーリー的にはすごく重くて悲しい出来事のはずなのに、全然悲しい気持ちになれなかった。結局プラーナってなんなん?生命エネルギーとか魂みたいなものか。ルリ子や本郷はヘルメットの中で生きてるってどういうことなのか。この世界観の最重要な概念だと思うので、もっとこれの説明するべきだったのでは。
チョウオーグは、完全変態だとか名前が一郎だとか、イナズマンやキカイダーとのつながりを匂わせておいて、実際は全然関係ないし、仮面ライダーゼロ号とか名乗ったり、ベルトがダブルタイフーンみたいなのが「無意味に意味深」でイライラする。「立花と滝」も、「この名前出しときゃファンは喜ぶだろ」っていう安易なファンサービスみたい。
この映画で一番の欠点は、話が途中なところ。「ここで終わるの!?」ってびっくりした。序盤でルリ子が4人のオーグがいる、みたいなこと言ってたから、「ああ、なるほど。それなら1本の映画でショッカーの壊滅まで描けるな」と思いながら観てたので、まさか続きになってしまうとは思わなかった。
全体的に、大学生の自主製作映画みたいな感じがある。話が分かりにくくて、ちょっと哲学的で高尚な思想が背景にありそうな雰囲気を出してて、映像の芸術性を重視してて、お金のかからない会話シーン多めで、手振れカメラで臨場感を演出してて。そういう感じは嫌いではないのだけど、今回はそれが悪い方に作用してしまったかなと思う。
くそみそに言いまくってしまったけど、この映画への期待値が高すぎてしまったからかも。平成仮面ライダー(特に第一期)は、石ノ森作品を研究しまくって、ほんとうに深いレベルで面白い作品になったものが多かったから、「庵野さんならそれを超えてくるはず!」という願望をもってしまった。
はじめにも言ったけど、この映画のショッカーの設定は良いものだと思う。怪人たちの「絶望の内容」にフォーカスして、1つの1つの戦いを丁寧に展開すれば、非常に面白くなったんではないか(原作漫画の「仮面ライダーBlack」はそういう感じだったかも)。
庵野節炸裂です
初っ端から、「こう来るか~」でした。PG12納得です。また、サーバーを壊す場面は想像の斜め上をいっており、若干笑ってしまいました。
あと、庵野監督といえばの演者のアップシーン。浜辺美波ファンはこれだけでも楽しめます。
原作知ってるともっと楽しめたかもしれないです。
ヒーロー像を改めて問いかける作品
かつて憧れたヒーローは明朗快活で他人を救うため何処へでも駆けつけ戦う、身体のみならず精神的タフネスも超人的、そんな存在であった。仮面ライダーもその中の1人であった。この作品では、仮面ライダーと周囲の人々の裏側を描写することでヒーローも人間なのだ、ということに気付かされた。
冒頭に本郷がオーグメントの強大な力に戸惑いながら、ショッカーを殺める罪悪感に苛まれるシーンは特に印象的だ。
また、本作では一般人のために仮面ライダーが戦うことがない(ショッカーを殲滅することが広く言えば一般人のためだが)。1号とパートナーのルリ子、2号も己のエゴのために戦っているところが人間臭さを感じた。
飄々として自由人であった2号が、終盤に人間的な成長を遂げていたことも人間味を感じるところであった。
完璧超人だと思っていた仮面ライダーの裏側を描くことで、その精神的な揺らぎや成長が光って表現されていた。仮面ライダーに庵野さんの世界観を組み合わせることで新たな作品に生まれ変わっていた。一部CGや言い回しに癖があるところが気になったが、総合的には面白かった。
さらにマニア向けかな
仮面ライダーって子供の頃、ウルトラマンほど見てなかったかな。
スーパーワンが小学3か4年位。初代はなんとなくストーリーを知っている程度。
そんな世代でも、当時の感じがでているのかなと楽しめました。
シン・ウルトラマンよりさらにマニア向けになった気がするので、受け入れられない人は多そうです。
政府側のスタッフや一般人が出てこなくて、低予算映画な感じですね。
その辺も苦手な人はいるでしょう。
その辺も含めて、楽しむ映画かなと思います。
竹野内豊、斎藤工が出ていて、監督が好きなんだな~と思っていたら、エンドロールでビックリ!長澤まさみが出ていたとは!!監督が好きなんですね(笑)
どこに出ていたのかわからなくて、検索してしまいましたよ。
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