シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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平成以後のライダーと大して変わらんくらい酷い、あんなん上映するなら初代ライダーの映画3作品を連続でリバイバル上映して欲しい
石ノ森漫画版のオマージュが多く、特撮版の再現はほぼ皆無に近い。
ハッキリ言って本編ファンは観ない方がいい。
特撮的には本物のミニチュアを使用したり爆発なんかもCGが無く、アクションは役者が実際にスーツを着て行うというマニアとしてはとても嬉しい要素がてんこ盛り。
アクションの方はかなり批判されているが初代ライダーが大好きな自分としてはあの安っぽい演出が最高だと思う。(まぁアクション監督等は可哀想だと思うけど…苦笑)
キャストもシンシリーズ3作品のキャストを継続したりして世界観が繋がっているのではと考察したくなる醍醐味である。
だが赦せない点としては先ず大量発生型バッタオーグとの戦いがCGになった事、あんなに暗くて分からにくい上にくそ雑なCGを何十分も観せられてかなりイライラした。
ストーリーの方も庵野の石ノ森漫画版こそ原点という勘違いによる漫画版オマージュが酷すぎる、特撮版が原点だから特撮版のオマージュをしろよ。
あと東映の粗大ゴミこと白倉伸一郎が関わっているからかもしれんが勧善懲悪で無いのが理解出来ん、仮面ライダーは勧善懲悪を売りにしているんだからそこしっかり取り入れろよ、これじゃあ看板ぶら下げてるだけであるクソ作品の平成令和ライダーとぶっちゃけ変わらん。
良い点はキカイダー、ロボット刑事、イナズマン等の石ノ森作品要素を取り入れてオマージュしてるのがいい。
でKはショッカーの一員にする必要がないと思う、あとはショッカーの創設者が知らん富豪のハゲ親父なのとTHE FIRSTみたいなライダーの設定なのと改造手術のシーンが雑すぎるなど文句が沢山あるけどキリがないからここで抑える。
まぁストーリーはあれだが特撮や石ノ森作品オマージュとしては優れていたので評価は高いかな?
あとプラークの意味がよく分からん。
盛り上がらなかったけど
良い意味でも悪い意味でも庵野ワールド
血しぶき。
温故知新
オープニングのタイヤにしびれている余韻もなく、懐かしいバイクチェイスに突入。それだけでもうニヤニヤしてしまった。びっくりするくらいなビジュアルのオーグ達に沸き、びっくりするくらい懐かしスタイルのダブルライダーに沸騰。
シンっぽい血しぶきも、独特なライダーの赤色と緑色も、ありがとうございます、っていう感じでした。ルリルリ、サソリオーグ、ハチオーグはかわいくて目を離せない魅力いっぱい。特にハチオーグが光ってました。
ストーリーはライダースタイルを維持しつつ、しっかり庵野監督の作品になっていて、さすがでした。マニア垂涎の作品になってます。
なんでこんなに面白く撮れるのか、本当にすごい。
シンシリーズは思いがけない俳優さんの見たことない個性を引き出すようで今回もいろいろ魅せていただきました。
「真の安らぎはこの世になく」を読んでの鑑賞は味わい深く、1度目より2度目、3度目と観るたびに違うところで楽しめる。
シン・仮面ライダー2号も観たい。
やっぱりもう一度観ようか。
本物のアクション
『シン・ゴジラ』を監督し、『シン・ウルトラマン』を総監修した庵野秀明監督が、昭和の子供向けSFヒーロードラマを、またも映画にリメイクした本作ですが、前2作を遥かに優る、濃密で強烈な思い入れと入れ込みが感じられる作品です。
オープニング冒頭から注釈なしで、台詞のないバイオレンスアクションシーンが次々と展開し、短いカットを小刻みに細かくつないで、いきなり早いテンポで小気味よく物語が進みます。ジェットコースターのように、観客が息つく暇なく一気に物語に引き込まれていくのは、アメコミ映画のようです。
が、ひと段落した後は物語の背景や経緯を説明するシーンになり、急にテンポが間怠くなってしまいます。ロジカルにストーリーを進行しようとして理屈っぽくなり、軽快だったテンポが滞り、観客を冷静に戻してしまうのは如何にも惜しい。よく意味は分からないがとにかくワクワクさせていた陶酔感を一気に冷ましてしまい毀損してしまいました。元来奇想天外でイロジカルな設定なのだから、科学的に辻褄を合わせようとする意義は不要で、観客に一切論理的思考にさせないように突っ走るべきでしょう。
また登場人物が少人数に限定され、而も単純に正義か悪かに峻別できるシンプルな人物設定の一方で、各人のキャラクターは凝りに凝った扮装と暴力性を持ち、各々の人物(怪人?)が非常に濃密に描写されて強烈な印象を観客に与えてくれました。
ただ、そもそもが子供向けのSFアクションである原点を忠実に遵守したがために、敢えて広大で深遠な世界性は加味されず、ストーリーが展開する時空間は極めて狭い領域に設定されています。大人感覚としては、映画としてのスケール感がこじんまりとした感は禁じ得ません。この点はやや不満が残ります。
原作のTVドラマの基本線を守って即物的にストーリーが進んでいきますが、ラスト30分辺りから、急に人間的な情感が盛り込まれ世界観が変質し、役者の演技が肌に纏わりつくような湿潤さに覆われてきました。長回しや寄せアップも増える。そして迎えるラストの池松壮亮扮する仮面ライダーと森山未來扮するチョウオーグのアクションシーン長回しは、2時間の本作の中で唯一の手持ちカメラで撮られたために、混沌とした躍動感と緊張感に満ち、久々に見応えのあるアクション映像でした。やはりVFXを使わず人間同士が生の肉体と肉体をぶつけ合うと、スクリーンにも高い熱量の迫力、互いのギラギラとした感情の昂ぶりがモロに伝播してきて、観客の潜在的闘争心を鷲掴みにして掻き立てます。庵野監督の、アクションへの徹底したこだわりと執着が強く感じられるシーンでした。
『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』が明るい画調のヒューマンドラマだったのに対し、本作は終始暗い画調で人間性が薄く無機質的に演出されたのも、庵野監督の本作への思いの深さの証左だと思います。
それは、エンドロールでのクレジットで、少なくとも5つ以上に名を連ねていたことからも改めて実感します。
鑑賞が苦行
これ好きだわ。それでいい。
これ、なんか良かったわ。好きな感じだわ。自分の感想としてそれでいいわ。自分は庵野ファンなんだろうな。強くそう感じた。チャンネルが合うんだろうな。ただし、手放しで他人に勧められるかと言えばそうではなく人を選ぶので星一つ減らして星4評価としました。
凡作だっていう人がいるのもわかる。別にストーリーが凝ってるわけでもないし、リアルで不自然の無い展開でもない(ツッコもうと思えばいくらでもツッコめる)。チープ感?を感じる人もいると思う。でも、なんか特撮としてこれでいい気がした。
なんか庵野が「カッコイイ」と思う「放映当時の特撮仮面ライダー」を磨き上げた感じ。行ってしまえば金のかかった同人映画。
庵野と同じように「カッコイイ」と思えればこの映画が楽しめる。この演出自分は好きだわ。
好きなものは仕方ない
かっっっっっっっっっっっけぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
バッチバチにキマってる画面のかっこよさ
ただあるいているだけでもたたずんでいるだけでもとにかくかっこいい、かっこいいだけじゃなく悲しさや苦しみを背負ってたたかってるのがにじみ出てて最高〜〜〜〜〜〜!!となりました
5回みたんですけど見れば見るほど物語の情報もまとまってくるしバチバチにかっこいい画がガンガン脳みそに入ってくるので脳汁がめちゃめちゃ出ます
台詞回しもわたしはめちゃめちゃに好きです。
本郷さんが震えながら喋るシーン、全てに優しさと悲しさと決意がにじみでていて、仮面ライダーの悲しい運命を背負いながらたたかっているのがわかる…
庵野さんそしてささえてくださったすべてのスタッフの方々、いつもいろんなこと言われて本当に大変だと思うけどこんな素敵な映画をこの熱量で撮ってくれて感謝しかないです、ありがとうー!
カッコイイ!!
役者の演技すごい良かった!
シンシリーズはゴジラから見て楽しみにして見に行きました
仮面ライダーは子供の頃少し見てたくらいです
役者さんの演技が良かったと思いますね
葛藤して暗い雰囲気で話す池松さんやさわやかな一匹狼の柄本さん マッチしてたなぁ
風景の綺麗さは映画館の大画面で見るから惹きこまれましたね
特に最後のバイクで走るシーンはすごい好きです
ただ・・ゴジラやウルトラマンであった被害を受ける一般市民があんまり出てこなかったので現実に溶け込んだ特撮の世界っていうのが見たかったです。
ショッカーライダーとの戦闘シーンは暗くてよくわかんなかったです
にわかですいません!ただ楽しめました!配信されたらまた見たいです
呪縛
面白いライダー映画
ある評論家が「面白いライダー映画」だが「面白い日本映画」ではなかったと評しました。
私はそれこそ庵野監督への素晴らしい賛辞であると思います。
多くの巨匠が有名になるにつれ業界のドル箱としての役割を負わされ、高尚で高級な「日本映画」を撮らざるを得ないのに対し、庵野監督はいつだって自分の作りたい物しか作りません。
別の評論家が「大衆が出てこない。社会とのつながりが無い」と批判していましたが、本質が見えていない意見だと思いました。
ゴジラ第一作は超越的な国難にさらされた日本国民こそが本当の主役である映画。
ウルトラマンは超科学や巨大生物、人知を超えた存在への憧憬とロマン。
そして仮面ライダーは孤高のヒーローにして異形の化け物が己の存在に苦悩するドラマ。
と、庵野監督は作品毎に異なる本質を理解し、映像化しました。
だからシン・ゴジラは国民映画、シン・ウルトラマンはお茶物TVの延長、シン・仮面ライダーは昭和のチープさを残しつつカルトなヒーロー映画となったのです。
仮面ライダー大衆が出てこないのは当然です。
だって端から見れば化け物同士の殺し合いですから。
私は庵野監督よりやや下の年齢ですが仮面ライダーを初めて見たのは新聞のTV欄の下の広告写真でした。
三つ目の昆虫人間(クモ男)と凶暴な歯を持った化物(それがライダーでした)を見て、この作品にはウルトラマンのようなヒーローはいない、気持ち悪い化け物同士が戦うんだと思ったのを覚えています。
その後番組を見るにつれ、この異形の姿にかっこよさを感じるようになっていきました。
そして漫画版の怪人が組織内の成り上がりや野心を抱いているのを見て人間臭いと思ったものです。(子供心に大人の汚い世界を見させられた気分でした)
庵野監督もおそらくは初期の怪奇番組としてのライダー、2号が登場してからのヒーロー番組、漫画版の暗い大人の世界と重層的な世界を堪能したのでしょう。
孤高のヒーロー、されど打算的な政府と協力せざるを得ない、そういった大人の事情、純粋なヒーローではいられない苦さ。
つまりヒーローでは無く、ヒーローになろうとした男達のストーリー。
本作の本郷と一文字はそれらを表現していたと思います。
トンネル場面のCGがチープと言われますが、別シーンにそうと判らない程の精緻なCGがあることからして本来のクオリティは相当高いものだと思います。
それをあえてチープにしてスピーディな、しかも暗くてよく見えないものにした。これも庵野監督のこだわりだと感じます。(2回目鑑賞では多少目で追えたけど)
この映画が爆発的にヒットしないのはある意味当然でしょうが、伝説として語り継がれていく作品ではあると思います。
爽快感ゼロ
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