シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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長澤まさみで遊ぶな!
出オチ感のあるサソリオーグに笑ってしまった笑
意外とエヴァ感はない
微妙にチープな怪人たちがいいね
なにげに怪人たちが豪華でなおかつこの尺でよくあれだけ出したと褒めたいです。
ただ、肝心の話が面白くない、スケールでかいんだか小さいんだかわからないけど駆け足で終わった感があります。
2代目ライダーの存在はよかったね、超善人の主人公より人間性が面白い
画面ライダーもあまりみてこなかったがこんな自由に仮面取ったりはずしたりするもんなの?笑
なんなら他人に被せてみたり笑
変身の意味あるの?って気になりました笑
あとは無理に当時の曲や演出?いれたりしてチグハグな印象でした。それが味なのかもしれないけど
まあ、そこそこ楽しめました
思ったよりマシだった。
特に 最初の15分くらいはめっちゃ面白かった。面倒くさくて脚本的に難しい 前置きを省略して 見せ場から始めちゃったのは良かった。 その後もさほどトーンダウンをせずにクライマックスまで持っていけたのは良かった。 ただ クライマックスはひどい。 ここは 思いっきり予算をかけて最高の CG 見せる場面である。が、 思いっきり予算をケチってただのプロレスになっている。日本映画 死ねと言いたくなった。脚本も冴えておらず ドラマがチープで子供騙しでいけない。ファミリー ドラマにするというのも 安直すぎる。もしかしたら映画 会社から要望があったのか?もうちょっと頑張って欲しかった。
一番 褒めてやれるのはカメラだな。 おそらく 所々でフィルムカメラを使っている。 フィルムじゃないかもしれんがカメラの選択が良くてとても綺麗な絵が撮れていた。あと トンネルのシーンのCG がかっこよかった。・・・CM で使う部分だけ金をかけたのだな・・・・・もっと 優れた脚本家を書き、資本家がもっとお金をかけて勝負に出る気にならないと日本映画を見に行く気にはなれないなあ。
結構好きです
戦うだけがヒーローではない
本郷猛が消滅する展開は衝撃的だけれど、その思いを一文字隼人が引き継ぐラストは良かった。
戦闘シーンも印象深いけれど本郷猛の行動は世の中に対する絶望、そういう事に対する答えなのかなと思う
追記、いろんな人の考え(間違った思想、迷い)を変え正しい方向に導く、それがヒーローなのかなと思った。
変なシーンの釈明も兼ねる考察的なレビュー。
どうしてそこにいるの?と思うような場所で戦う。
どうやってそこに行ったの?と思うような場所に集まって会話をする。
人のいないロケ地ばかり、それは優しい本郷猛が被害を最小限に抑えるためだろう。
対向車が来ない道路は、ショッカーがトラックでふさいでるからだ。
速度違反の取締りに出くわさない理由は、ショッカーが周囲の警察をやっつけちゃったからだと思う。
舞台となる時代は1971年かと思いきや近未来っぽい。レトロ車と今時風な車が混在している。
人口削減や疫病感染などに言及している。ショッカーの世界征服の詳細な計画。
「Let's 世直し!」「Ecstasy! Ecstasy! スーパーecstasy! 」の長澤長澤まさみさん演じるサソリオーグがインパクトが大きかったので、登場シーンの尺が長くなくて良かった。
仮面ライダーの変身システムや生態についての詳細な設定。改造人間はプラーナにより生命を維持できるので食事をしない、らしい。説得力を持たせるためにシチュエーションも交えて映像化してほしかった。
浜辺美波演じる緑川ルリ子が、もし仮面ライダーアマゾンに登場した少年の姉である岡村りつ子のような人だったら、本郷猛はもっとカッコよく見えただろう。緑川ルリ子の見た目は綾波レイだけど、敵陣に堂々と降伏勧告したりして主役よりカッコいい。
終盤、硬派な本郷猛と軟派な一文字隼人のタッグ戦に興奮。
今更ながらエヴァンゲリオンの弐号機や零号機が、仮面ライダーのオマージュだったことに氣付く。
庵野監督らしいカメラアングル、構図に拘った引きの映像が随所にある。
藤岡弘さんの時の仮面ライダーが好きなら是非!
ストーリーが昭和の1号・2号ライダーに基づいている部分が多くてにやりとさせられた。
普通に4人の怪人と1人ずつ闘うところとか、やられた時の泡とか。
とても楽しめました!!
特撮女優浜辺美波
この映画は昭和40年代後半の石ノ森章太郎原作の特撮や萬画を知らないと分かりにくいだろう。ハチオーグの台詞が「人造人間キカイダー」のプロフェッサー・ギルのそれを下敷きにしているのに気がつかなかったのを除くと、このネタはここで使っていると観ていて楽しかった。
この映画の最大の見ものは「用意周到」な緑川ルリ子役の浜辺美波の仏頂面のようでいて豊かな表情と演技。浜辺美波は表情が豊かなのは分かっていたが死ぬシーン以外では感情の起伏を感じさせないのに。こんな演技を見るのは初めてだ。後で観た映画で1時間ほど嫌になるほど仏頂面で演技をしている朝ドラヒロインの先輩清原果耶を観ると余計にそう思う。
緑川ルリ子は藤岡弘の自動車事故による一時的な降板で一文字隼人に切り替わる時に役どころが煮詰まっていないまま終わりなので「仮面ライダーSPIRITS」でも色々と盛り込めるのだろう。まるで無から生まれた新キャラだ。もし藤岡弘の事故がなかったら継続して登場しただろうから無理だろう。
浜辺美波もチョイ役で出ていたNHKのドラマの主人公が池松壮亮なので蓄膿症の犬役のオダギリジョーも仮面ライダーとして出て来るのでは?と思ってしまったが「原作版」の本郷猛と一文字隼人の交代劇までを扱っていると気がつくとないな、と。
次に魅力的なのは西野七瀬が演じるハチオーグ。元々蜂女自体がショッカーお初の女性怪人であり低予算を逆手に取ったかのような着ぐるみで十分に蠱惑的なキャラだがハチオーグはその進化形だ。「仮面ライダー」では魅力的でも一話限りの「切られ役」なので、それほど深く人物像は設定されていないようだが、ここでは裏切り者のルリルリを「SHOCKERに生まれし者はSHOCKERに帰れ」と執拗に誘惑するシーンがすごい。
「原作版」では仲間の流れ弾で偶然、洗脳から解放される一文字隼人は緑川ルリ子のプログラムによって解放されるとは設定を時代の流れに合わせる意味を感じさせる。
緑川ルリ子が本郷猛と一文字隼人に赤いマフラーを巻くシーンが「らんまん」でバッタの顔のどアップに続いて槙野綾が幸吉に赤い襟巻きを巻くシーンの元ネタ?
浜辺美波がヒロインという点は共通している「ゴジラ-1.0」と「シン・仮面ライダー」は逆の順序で公開した方がよかっただろう。山田裕貴と西野七瀬の件は「シン・仮面ライダー」公開の時点では明るみにはなっていなかった。「ゴジラ-1.0」を観ながら本来は敵であるはずの一文字隼人とハチオーグが「用意周到」に大石典子の為に一時的に共闘したのか、と思ってしまったぐらいだ。
多分「原作版」の本郷猛が脳以外は機械化して「復活」するまでに当たる続編は制作されるだろうが「らんまん」は終わっても今度は「光る君へ」での出番の収録が終わるまで柄本佑のスケジュールに余裕がないだろう。それにしても「シン・仮面ライダー」では柄本佑、「らんまん」では奥田瑛二、「ゴジラ-1.0」では安藤サクラという具合に特定の家族と浜辺美波が1年を通して共演するものだ。
浜辺美波が美しい
他のシン関連作とは違う
他のシン関連作と比べて独特な部分も多く、仮面ライダーって異質なんだなと改めて実感した作品。
良い点
①戦闘/変身が格好いい
CGを活用してアニメチックに動く
仮面ライダーはカッコ良かった
②バイクシーンが多い
シリーズが進むほど安全性の問題で少なくなる
バイクシーン、今作ではしっかりと見れます
③キャラクターが良い
シン関連作の特徴でもありますが、
癖の強いキャラクターの掛け合い、会話は
良い。
④音楽が良い
キャラクターと同じくらい音楽もクセ強。
劇場だと顕著だけどBGM大きめ。
いい意味で他シリーズと差別化できてる
エンディング以外は劇伴として最高だった。
悪い点
①暗いシーン問題
擁護できない。映画館で見て暗いって
どういう事。ホラー映画じゃないんだから
はっきりしっかり見せてほしい
②ヒロインの描き方
主人公との関係性の描き方が薄いせいか
中盤シーンでまったく感情移入できず。
好みかもしれないけど。
③エンディングテーマ
好きなのはわかるけど、シンゴジラの時と違い
浮きまくってて違和感しかなかった。
なんだかんだ個人的には最高だった。
俳優陣にあっぱれです!!!
昔のヒーロー物を無理矢理現代風にしようとして失敗したような映画だった。
すごく期待していたけれど、思っていたのと違っていた。
違っていても面白ければいいんだけど、そういうわけでもなかった。
なんか仮面ライダーがかっこ悪い。
仮面ライダーはかっこよさが全てなのにかっこ悪いのではしょうがない。
ピンチになってもいいけど、強さを演出するためのものくらいな感じで、強さを強調して重ねていってもらわないとよくない。
それから悩んだり苦しんだりというのもよくない。
あまり自分の周りのことで悩んだり苦しんだりしないでほしかった。
もう最後の方は浜辺美波さんを守るためだけに戦っているみたいになっていた。
気持ちはわかるけど、守るのは浜辺美波じゃなくて地球の平和だと思う。
女性一人守るためだけのヒーローなんていらない。
でも浜辺美波さんはよかった。
役の内容は改造人間だかなんだかよくわからない役で、弱いくせになんで一人でショッカーにつっかかっていくのかよくわからなかったけれど、キャラはよかった。
浜辺さんは『咲 阿知賀編』の頃から思っていたけど、笑ったり泣いたりしない方がいい。
ひたすらツンケンしている方がいいと思う。
浜辺さんはいろんな役をやっていて、個人的にもいろいろ見てきたけど、『咲 阿知賀編』の宮永照みたいな役はなかったような気がする。
イメージが悪くなってCMの仕事も来なくなるかもしれないけど、また宮永照みたいなキャラの役を見れてよかった。
あとショッカーが何をやりたいのかよくわからなかった。
やっぱりショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社がいい。
わけのわからない宗教団体みたいのでは困る。
それに怪人は世界征服のための手先であって本体ではないし、仮面ライダーと戦うためにいるみたいになっていたのが納得いかなかった。
裏切った仮面ライダーなど無視して世界征服作戦を実行して、仮面ライダーが邪魔しにくるからしかたなく戦うみたいにしてもらわないと、こっちもかっこ悪い感じになってよくないと思う。
ショッカーの怪人もおかしかった。
基本的に仮面を被っているだけみたいな人が多かったけど、それでは怖くないし、気持ち悪くないし、強そうにも見えない。
コウモリオーグは仮面被ってなくてよかったけど、顔はどう見ても豚にしか見えなかった。
サソリオーグの長澤まさみさんは、出てきてすぐ公安みたいな人にやられてしまって超無駄使い。
西野七瀬さんのハチオーグは演技が超下手で、人間だか怪人だかなんだかよくわかない生き物みたいになっていて、こっちも公安みたいな人に銃で倒された。
特殊な弾丸なんだろうけど銃で倒せるなら仮面ライダーいらないし、公安に知られてるならショッカーは秘密結社ではない単なるテロ組織で、政府が戦えばいいと思った。
こういうヒーロー物って、昔は政治的なテーマの物が多くて、現在は個人的なテーマのものが多くなったと読んだことがあるけど、昔のヒーロー物を無理矢理現代風にしようとして失敗したような映画だった。
素晴らしかった!だが反対派?の方々の意見も分かる・・
石ノ森章太郎先生の、漫画での原作に、多感な時期に触れてるか?触れてないか?で評価が分かれそう・・。
昭和な俺的に、子供の頃の再放送(スカイライダーとかスーパー1とか)から、ストロンガー→X→V3と登ってった俺的には、充二分に!面白かった。
最新のゴジラにも、浜辺美波さんが出てて彼女は、あとウルトラマンを制すれば、完璧なのでは?(笑)
俺的にはとても良かったです、良作ヽ(`・ω・´)つ
デートで見る度】☆0
シンゴジラ見たくなる度】☆⑤
シンウルトラマン見たくなる度】☆⑤
オススメ度】☆不明
☆は劇場公開1200円水準で!
西野七瀬さんがアスカで?
浜辺美波さんが綾波!
↑そこだけ分かっとけば、良い。
庵野さんのオナ◯ニーを見せつけられてる感じもしないでも無いけど、俺は評価したい。
案の定つまらなかった
確かに感情がかき乱される作品だったぜ…
メチャメチャ点数に悩む〜。面白かったところは超絶面白くて、テンションもブチ上がるし、6点つけても良いくらい!
がッ!中盤くらいにものすご〜く眠くなっちゃったんだよね~。
見どころは沢山あり過ぎてダム決壊レベルなんだけど、話はつまんないんだよ。自分で書いてて「どーゆーこと?!」と思うけど、私にとってはそれが事実だからしゃーない。バランスの問題?
とりあえず、最初の15分くらいは「ヤバいくらい面白い!」と思ったね。まずさぁ、サイクロンがカッコイイんだよ。バイクがサイクロンに変形するギミック、めっちゃカッコイイ!
あと、ベルトぐるぐる回ってライダーになる時の音カッコイイ!目もビカっちゃってカッコイイ!
最初のクモオーグとの戦闘、シャキーンって両手上げてジャンプからのグルグル(語彙力消失中)、仮面ライダーだ!ってなって胸熱。燃える!
戦闘してる場所が「なんでそこ?」みたいな場所なのも良いよね。いつもそうだもん。
そもそもいきなり雑木林だからね。その後ダムだしね。ガスホルダーが並んでる工業地帯とか、港湾とか、遠くの山に沈む夕陽とか、「日本のどこかであまり人気のないところ」ロケーションを巧みに移動するライダームーブ。
あと敵のアジト、結構気軽に入れちゃうよね。「会いに行ける悪の組織」的な?幹部たちも「あら来たのね。いらっしゃい」みたいなノリだし。田舎の一軒家みたいな、開放感あふれるアジト。
一方で猛とルリ子のセーフハウスは、何もないと言いつつ洗濯ロープとかピンチハンガーとか、結構ガチ目に生活感ある。対比が良いよね。
でもやっぱりセーフハウスなのに知らん人が入り込んでてセキュリティゆるゆるなの。そういうリアリティの無さが仮面ライダーだよ。細けぇことは良いんだよ!
と、楽しく観ていたはずなのに、なんか話に集中できなくて、なんか眠くて、シリアスに話を展開していくシーンが続くと「ダルいなぁ」って思っちゃう。決して用語がわかんないとかではないのに、映画の推進力が弱いんだよね。
展開早すぎて、猛もルリ子も隼人も、ついさっき口にしたセリフと真逆のこと言ってたり。キャラが情緒不安定なのか、それとも手のひら返しがすごい性格なのか。
ショッカー幹部が超豪華で、出て来る度に「おおっ!」とテンションが上がるし、他にもあんな人やこんな人や、ライダー2号やらルリ子の兄やら、とにかく「お前も出てんのかい!」みたいな盛り上がりが、観ている私の気持ちを定期的にブチ上げてくるので「つまんねー」と「面白ぇ!」を行ったり来たり。
登場人物と同じくらい手のひら返し過ぎて、もう手首がグニャグニャですよ。
邪推なんだけど、ホントは3時間くらいあったんじゃないかと思う。それを切りに切って、ギリギリ意味がわかるくらい切りまくって、前後つなげるシーン入れて、なんとか121分にまとめたんじゃないだろうか。そんな気がする。
上映時間なんか気にすんなよ!3時間超えの超大作だって全然問題なし!
…と思っているのは私だけなんだろうか。
エンディング、本郷猛の遺志を継ぐ一文字隼人。考えてみれば、この物語は一貫して「継承」の物語を紡いでいたと思う。
辛いことから立ち上がるために、何かを変えようとして、間違いに気がついて。自分だけでは変えられなくても、より良い世界のために、過ちを正すために、次の世代へ思いを継承していきたい。
緑川弘からルリ子へ。ルリ子から猛へ。そして猛から隼人へ。
メタ的な視点で言えば、政府の男と神永新二も隼人へと物語を継承しているのではないだろうか。災厄に立ち向かう団結力を、互いを理解しようと歩み寄る姿勢を。
と、すると「シン・仮面ライダー2」って充分ありえるんじゃないかなぁ。
そうなったら、結局また楽しみにしちゃう自信がある。
タイトルなし(ネタバレ)
シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオン、シン・ウルトラマンと見たので、つきあい(?)で見てしまった。怪獣の出ないヒーローものにはあまり思い入れはなかったのだけれど。
仮面ライダーと言えば、毎回、ショッカーに作られた怪人が市井の人に悪さをする→仮面ライダーが戦って怪人をやっつける、という物語構成だったと記憶しているが、この映画には市井の人はほとんど出てこない(出てくるが、モブキャラだけ)。基本、仮面ライダーが次から次へと怪人を探し出しては戦うというのを繰り返すスタイルだった。そのせいか、密度は濃ゆいのだけど、まるで大人の仮面ライダーごっこを見ているようだった。
設定も今風に変わっていた。ショッカーの目的が世界征服ではなく、なんだかエヴァンゲリオンの人類補完計画とおんなじような「煮込んでしまえば 形もなくなるもうすぐ出来上り」みたいなものになっていたので、監督の引き出しの数は大丈夫なのかなとちょっと思った。
観客は30人ぐらいいた。予想通りというか、全員わたしと同世代のおっさんだった。しかも、エグゼクティブシートは10~20人ぐらいのおっさんの団体が座っていた。
子供だったら、あれはたしかに真似したくなるよなーというほど高いところから飛び降りるシーンが連発し、しかもサマになっていた。バイクのアクションも見応えがあった。しかし、子供の観客は一人もいなかった。仮面ライダーなのに。
予算不足なのか、CGが雑だったので、15インチぐらいの4:3の昭和のテレビの画面で見るぐらいがちょうどよかったのかもしれない。
作品からムンムンと感じるスタッフ・キャストの皆さんのこだわりと愛が産んだ等身大のヒーローここに参上!続編に大いに期待。
コミュ障で優しすぎる男 本郷猛は秘密結社SHOCKERに誘拐され無理矢理改造手術を受けさせられた結果、望まぬ怪力を手に入れてしまいヒトを超えてしまった存在となり苦悩する。緑川博士とその娘ルリ子の手引きでなんとかSHOKERから抜け出した本郷だったが刺客は迫る。本郷はルリ子から託された赤いマフラーから"仮面ライダー"と名乗り、刺客との激しい死闘に身を投じていく…。
石ノ森章太郎原作の言わずと知れた名作を「新世紀エヴァンゲリオン」でおなじみの庵野秀明監督が構想6年を掛け新たな解釈で令和に蘇らせたシン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース4作品目。本作は流血、殺傷描写が通常の映画に比べて激しいためPG-12指定を受けている(仮面ライダーのPG-12指定作品は〜NEXTに続き2作目)。
具体的に表すとベチャ!グチャッ!ドバッ!と仮面ライダーのパンチ力を誤魔化すことなくそのまま表現した冒頭のシーンは必見。池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、森山未來等々豪華キャストの名演が心を討つ。特にラストファイトの三つ巴の泥試合は仮面ライダー史に残る名シーン。しかし本作は下手すると「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」よりも会話の情報量と専門用語が多く上映中日本語字幕が欲しいと何回思っただろう。庵野作品に慣れていない人には注意が必要である。
あとはトンネルのシーンがかなり暗いのとマシンガンのマズルフラッシュがかなり眩しいため、ソフト化の際の修正に期待。かなり酷評も多くみられるが、僕はこの作品はなにがなんでも肯定してやるよ。ああ、なにがなんでもだ。
ロボット刑事は何のために出てきたの?
幸せから棒を一本取ったら“辛い”になる・・・て言葉によって頭の中で漢字から棒を一本取っても無理があるかな~などと悩ませてくれた。脳内漢字テスト!
石ノ森ワールドを再現させようと試みたことは評価できるし、ロボット刑事やキカイダーマン(Kだっけ?)を思わせるオマージュも良かった。しかし、シンゴジラほどの画期的シチュエーションは見当たらないし、CGがしょぼすぎたかなぁ。早口台詞も二人の若手俳優には向いてなかったような・・・二号である柄本佑は逆に良かった。
子どもの頃、仮面ライダーが流行っていたのは変身ポーズのおかげだと思うけど、今の時代ではもうダサいのだろうか。と考えていくうちに、どの世代をターゲットにしたのかわからなくなる。
ちなみに「赤いマフラーはヒーローの象徴」という言葉はサイボーグ009へのオマージュなのだろうか・・・
内容は面白くなかったけど、庵野秀明氏の「シン」シリーズの次回作への妄想が止まらなくなってしまった。意表をついて「シン・水戸黄門」なんてのはいかがだろうか?
全910件中、41~60件目を表示