シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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かっこいい日本のヒーロー
もっと大人向けにならんかな
大人向けというがまだまだ子供っぽい、中途半端な出来と感じた。ウルトラマンもそうだったけど難しい用語を使い現実感を強引にはめているよう。まだまだファンタジー要素が強く、これではどうしてもアメリカのマーベル作品と比べてしまう、比べたらいかん!という意見もあるが比べてしまうのだからしょうがない。あんな妖怪みたいな敵ではなくてせめて増強クローン人間とかサイボーグだとか、ひょっとしたら近未来にこんな悪いヤツ出てくるんじゃない?くらいのリアル感で勝負しないと負けてしまう。プラスアルファでヒューマニズムで補いたい。日本映画のCGや特撮の限界を痛感させられた作品。
原作をどこまで崩せるかが課題になるが思いきったアレンジを期待したい。
ただ、遠い昔仮面ライダーを見ていたオジサンからしたら、バイクのシーンや乗りながら変身する所などカッコ良かったし、2号やラストはV3を彷彿させる演出、エンドロールに子門真人など嬉しい場面はあったので見て良かったとは思える。一つ欲をいうなら本郷が改造手術を受けるシーンからスタートして欲しかったかな。
追記
すみません、ラストの緑の仮面はテレビシリーズの1号のでしたね、緑色だったのでこれから新たにV3として戦うのかなと思ってしまいました。でもここは思いきってV3の仮面で演出しちゃっても良かったのかなと思います。(仮面ライダーの往年のファンの諸先輩方に叱られるかな?)
もはや庵野さんを教祖とした新興宗教か。
シン・シリーズ、最高傑作
庵野監督作品の中でも、群を抜く作品と感じました。ショッカーの戦闘員を殴ると戦闘員から血がでる。
石ノ森先生の漫画を幼いころ少し読んだ事がありますが、こういう話だったと思いました。
望まずに改造人間にされた主人公が、悪の組織に立ち向かう。終盤、キルビルのように感じた場面もあり、昭和のクリエイター達の伝えたい事が、今の技術で、再現されたように思えました。
伝えたいことに、技術が追いついてきた、そんな感じを最近のリバイバル作品に感じました。
鑑賞後は、スッキリしました。こういう作品が、今後も増えて欲しいと思いますb
なんかもうひたすらカッコよかった
前提として
・「仮面ライダー」本編は未視聴。
・劇場版の「仮面ライダー」は2作ほど視聴済。
・「仮面ライダー The First」は視聴済。
・「シン〜」シリーズは全て視聴済。
なんかもうひたすらライダーがカッコよかった。
色々と気になる部分はあるんです。
合わない音楽に欲しいところにない主題歌とか、生身のアクションが持ち味なのに多用されまくる甘いCGとか、S.H.O.C.K.E.R.の色々やらなんやらがもう……
言い出したらキリなさそうなんだけど、ライダーのカッコ良さに全部持ってかれた。
特に変身シーン。クソカッコいい!本郷猛も一文字隼人もひたすらカッコいい!!緑川ルリ子はかわいい!!!けれどヒロインはバイクだ!!!!!
思ってたよりグロかったけど本来ならこうなるよな、とか、宙返りジャンプの描写とか、ひたすら笑顔のS.H.O.C.K.E.R.と常に泣いている仮面ライダーの対比とか、改造人間の設定とか、何をもってヒーローの象徴とするかの設定とか、色々好きな部分もあって楽しい。
誰かが言ってたけど、連ドラで見たい気持ちも分かる。
それだけ少し展開が焦燥な感じはあった。
けれど俳優陣の演技は素晴らしく、演技に持ってかれる瞬間が多かった。アクの強い演出から泣けなかったけど、素晴らしいものを観れたと思う。
本当に色々書きたいこと、考えたいことが沢山あるけど、ライダーのカッコよさに全部持ってかれてるので以上にする!
こだわり(アク)が強すぎるので本当に初代「仮面ライダー」が好きな人にはオススメ。
ごめん、俺にこの映画のレビューを書く権利はない
「シン・ウルトラマン」にはあれだけ入れ込んだ自分だが、実際、この映画のレビューを書く権利はないなあ、と思っている。いや、レビューなんだから、観た人がどう感じたか書くだけなので、権利も何もないのだが。
自分は仮面ライダーに思い入れがないのだ。俺は大きな怪獣が好きだった。もともとが恐竜好きから入ったからだろうか。だから、ウルトラマンとウルトラセブンを比べると、幼い頃はウルトラマンの方にやや思い入れがあった。今、お話の面ではセブンのが少し深いなと思っているのにも関わらず、小さい頃はそうだった。ごめん。だから仮面ライダーについて知っていることも少ない。1号は本郷猛。2号は一文字隼人。ショッカーは「イーッ!」 って叫ぶ。親玉は死神博士。ルリ子って誰だ。こんな感じ。なんでこんなに興味がないんだ。自分でもずっと不思議だった。たぶん、子供時代を過ごした、静岡県東部地方に、仮面ライダーを放映する電波が届かなかったことに端を発する。そう、純粋に観られなかったのだと思っていた。この件は末尾にて。
当時最新の「怪獣怪人大図鑑」を買った時も、同じ年に放送されていたい「帰ってきたウルトラマン」の怪獣や、Q〜セブンの怪獣たち、そして映画の怪獣たちのみが関心の的で、蜘蛛男やイカデビルといった仮面ライダーの怪人たちにはときめくことがなかった。俺は、円谷フリークだったんだなぁ、とつくづく思う。
言い訳みたいな思い出話が長くなってしまった。そんな俺が観た、「シン・仮面ライダー」のレビューだ。
庵野監督が 「浜辺さん(美波)をいちばんかっこよく撮れるのは俺だ」 と考えていることは、予告編からにじみ出ていた。その結果がどうだったか、観ないわけにはいかない。結果、たしかにかっこよく撮れていた。さすが庵野監督。でも 「図抜けて」 という感じでもなかった。ごめんね。
シン・ゴジラで石原さん(さとみ)、シン・ウルトラマンで長澤さん(まさみ)、本作で浜辺さん(美波)(と西野さん(七瀬))とキャスティングしてきて、楽しいだろうな、庵野監督。次はどんな作品で誰なんだろう。楽しみだ。
そして今回観て、庵野監督はこういう話というか設定が好きなんだなあと感じた。人類改変、世界を救おうという気持ちに見えるが個人の深い絶望からくるエゴ、背景に流れる讃美歌。そう、これはエヴァンゲリオンと同質の世界。基本的に庵野監督はここに住んでいるのだろうな。ストーリーはおもしろかったと思います。
おまけ1
子門真人はこの頃主題歌を歌いまくっていた人なんだな(「およげ、たいやきくん」 だけの一発屋だと誤解してました。ごめん)
おまけ2
今回も庵野監督いろいろやってたけど少なめ? 脚本、タイトルロゴデザイン、プロモーション映像、ポスターデザイン、特撮准監督くらいだったかなあ
おまけ3
俳優陣、すごいね。そして最も頑張ってたのは、池松さん(壮亮)がいっしょうけんめい、ちゃんと棒読みし続けたことだと、俺は、思いました。
おまけ4 2023/4/8
へええ。漫画の仮面ライダー1号から2号へのバトンタッチは、全然異なる話だったんだね。今回の映画のエンディングはTV版をカバーしながら、テイストだけは漫画版なんだねー。(NHK「100分で石ノ森章太郎 仮面ライダー」を観た印象から)
<俺が仮面ライダーと縁遠かった背景:テレビ静岡と静岡県東部地方に関して>
まず、どのキー局の電波も箱根を越えることはできない。俺たちは、静岡にある地方局の電波でTV番組を観るのだ(それは今も同じ)。そして俺が子供の頃は、ウルトラマンを放送するTBS系列の地方局はSBS静岡放送として既にあったのだが、TBS以外の局の番組を主に流す地方局テレビ静岡は、1968年創立。① あれ? 仮面ライダーの放送開始は1971年だから観られたのではないか? ② あれ?テレビ静岡はフジテレビ系だけど、仮面ライダーはテレビ朝日系の番組だが・・・。
どうやら、テレビ静岡を見るためには、当初コンバーターが必要だったという事実が、我が家への仮面ライダー上陸を阻止していたのかと思う。コンバーターという言葉、たしかに子供の頃に聞いたことがある。なんか箱を買うといろんな番組が見られるらしいとも聞いていた。そして我が家にはそれはなかった。ひとつめのあれ?は「コンバーターを買えない我が家」 という悲しい話だったようだ。そしてふたつめのあれ?は、最初のテレビ静岡はTBS以外の各キー局の番組をまんべんあく扱っていたからだとわかった。テレビ静岡の番組がフジテレビ系だけになるのは、テレビ朝日系の静岡朝日テレビ(当時の静岡県民放送)日本テレビ系の静岡第一テレビの2局が開局する1978年まで待たなければならない。
「終」の入れ方も最高
庵野秀明監督による初代ライダーのリブート作品。
池松壮亮、浜辺美波、柄本佑といった面々が新鮮で、それぞれの立ち位置がどこかエヴァを思わせるのが面白い。
それろライダーのデザインも良いが、サイクロンがすっごい格好良いですね。あとベルトも。
音楽もオリジナルを感じるものから現代風のものまで、交差するように組み上げられているのも良かった。
それと何と言ってもSEが素晴らしいですね。最初の登場時はグッときましたよ。
カットも実に特撮ぽかったりと、オマージュに溢れていました。
アクションも中々で、特にライダーキックは最高な入り方でしたね。
反面、コウモリのムーブ等少し低予算的な荒さも見えました。が、そこまで気になる程ではないかな?
ただ1号対2号はもうドラゴンボールだった…。
後半からは柄本佑演ずる2号が色々格好良過ぎて、託されている感じがすごい出てました。
オリジナルを紡いだエンドロールからの「終」の入れ方も最高。
何だかんだと楽しめた作品でしたよ。
うーん。
シンシリーズ
乗れない…
主人公の葛藤はわかりやすいけれど、まったく共感できなくて…
過去作も予習したものの、思い入れはないので、オマージュしてるのはわかるけど、映画としておもしろいかと言われると微妙。
いいところはたくさんあった。浜辺美波もよい、ライダーアクションも見せ場はある。怪人も一癖ある。だけど全体が合わさるとつまらないのです。ざんねん…
プラーナがハビタットしてパリファライズ?(@_@)?
タイトルなし(ネタバレ)
人類を救うべく結成された秘密組織ショッカー。
しかしながら、その人類救済の方法は常識的ではなかった。
一旦は、ショッカーの目的に賛同の意を示した緑川ルリ子(浜辺美波)と本郷猛(池松壮亮)だったが、具体的手法には合点がいかず、逃走し闘争することを決意するのであった・・・
といったところからはじまる物語で、ま、それ以上でもそれ以下でもない。
人類の救済方法が、一見科学的理由が付いているが、おおよそ妄想的な方法で、緑川ルリ子も本郷猛も新興宗教からの離脱のような感じ。
そこいらあたりは庵野秀明自身の脚本なので『シン・エヴァンゲリオン』に似たり寄ったり。
面白いか面白くないかといえば、ま、面白い。
意図も撮り方も含めて庵野秀明の自主映画拡大版。
ここでいう自主映画的とは以下のことを指しています。
1)少ない予算を効果的に
2)少ない出演者を効果的に
3)作者の思いは100%以上に
このうち1)2)を満足させるためには、
a)際立ったアングル
b)短いショットを魅せる効果的な編集
c)加えて、あっというような音楽(できれば在りもので)
というのが常套手段。
ま、成功しているかなぁ。
加えて、1)については仮面ライダーをはじめとする怪人たちの造形で、基本、全身はライダースーツ(バイク乗りが着る類の)が基本で、それにちょっとアレンジが加えられている程度。
リアルとウソの塩梅がいい感じ。
で、問題なのは3)で、とにかく饒舌。
台詞過多。
説明がないとわからないのかもしれないが、説明しすぎで、そのため池松壮亮の滑舌の悪さと、柄本佑の妙な抑揚が耳障りになったような。
最終的には、仮面ライダーだったなぁ、とも思うのだが、なんだか仮面ライダーはなかったなぁ、とも思うのは、多分に映画の肉体性に関してだろう。
本郷・仮面ライダーによるショッカ怪人(オーグ)への破壊が血しぶき満載の生々しさに加え、終盤登場のゼロ号(エヴァを想起する)演じる森山未來の舞踏的な身体力が生々しすぎて、途中に描かれるライダー同士のCGによる戦いが嘘くさすぎて、演出上の一貫性を欠いている感じが大。
このアンバランスな肉体性は、
ライダースーツを身にまとったにも関わらず素顔のまま、とか
ライダースーツの上のロングコート、とか
にも見て取れます。
そういえば、一部映像しか観ていないのだけれど、庵野秀明のアマチュア時代の『帰ってきたウルトラマン』が、ウルトラマンスーツを来た素顔のままで巨大化した庵野自身という画だった。
ほとんど同じような印象でしたね。
相性が
悪いのだと思う。
シン・ゴジラだけは超絶面白かったが、それ以外はかなりの部分理解できない。
今作もやっぱりよくわからない。
序盤は結構寝てしまったし、それ以降も目がしっかり開いたのは長澤まさみのシーンくらい。
終始ぼーっとしていた。
予告編が終始暗く澱んでいたので、映画館では観なくていいかと思っていた。
だが、レビューの評価がかなり高かったため、心変わり。
予告編通りのどんよりした内容だった。
ある意味、誠実な予告編なのかな。
映像は昭和で、垢抜けない。
当然、意図的なものだろうが、個人的には大いに落胆した。
どんどん安っぽくなっていくウルトラマンに対して、
仮面ライダーはスタイリッシュに変貌してきたと思っている。
最近は観ることはなくなったが、龍騎あたりのそれには目を奪われたものだった。
それらよりは数段カッコ悪いと感じた。
仮面ライダーというよりライダーマンだ。
ストーリーも難解で平坦。
ヒロインの死にすら全く心が動かなかった。
シンシリーズ、一通り終わりだろうか。
次があるとしてもBDでいいかな。
庵かけライダー
「良い」「悪い」が、ないまぜだったなあ。作りは10分に1度は庵野風で、まさに庵かけライダーだった。
面白いとは思うのだけど、子供と一緒に見ていた平成ライダー的なストーリー性は薄かったかな。当然、原テレビ作品へのリスペクトを表現するとこうなんだろうけど、成功している部分と、微妙な部分が混在して、どの立ち位置で見たら楽しめるのだろうと、観ながら焦ってしまう。シンプルに旧作へのオマージュ楽しめば良いのか、新たにクリエイトした部分か、はたまた豪華な俳優陣の活躍か。
一番楽しめたのは、ウルトラマン俳優陣と、浜辺美波かな。斎藤工と竹野内豊の「政府筋」コンビにニヤリとさせられ、その後に長澤まさみがまさかのいでたちで登場。この辺のやりたい放題は楽しかったのは確か。
明確にハマっていたのが浜辺美波。棒読みスタイルのセリフ回しと黒服とボブヘアでスレンダーなスタイルは、リアル綾波レイという感じで、ここも庵かけか。クールな人工物感があって、大写しにも映える。「エクス・マキナ」のアリシア・ヴィカンダーを思い出した。予告編にもあった、銃を構えた正面からのカットは、個人的に本作最高のシーン。
ともあれ、制作側が楽しんで作っていたのが伝わってくるのは確か。
そう言えば、大森南朋はペラペラ喋るので、すぐわかった(♪海老すくい〜とか歌いそうでハラハラした?)けど、
松坂桃李はどこにいた?
どハマり
藤岡弘、と佐々木剛の仮面ライダーしか知らない昭和のおじさんにはどハマり。
今にも天本英世が出てきそうな怪人たち。広がっていかないストーリー。
特撮のアクションも興奮もの。
(最近のマーベルやDC、Disney作品の予告篇なんか CGすごすぎてなんでもありで逆に何とも思わなくなった、チラシさえ手に取らなくなった)
タイトルだけの特報から予告篇、公開が近づくにつれてだんだんと期待値が下がってきて、愈々公開されれば賛否両論のレビュー。
オリジナルに思い入れや愛のない人が作るのも困ったものだけど、マニアックな作品でなく万人受けする作品作ってくれないかなぁと思いながら、期待せずに観に行ったら、入り口で仮面ライダーカードくれた。
もうテンション爆上がり。仮面ライダーカードだ。
(仮面ライダーカード欲しさにお小遣いすべて仮面ライダースナック買うのに使って怒られた少年の日が一瞬で甦えった)
至福の2時間。
エンディングにはまさかの子門真人の主題歌だ。
(ウルトラマンは残念だったからね)
おじさんはどハマりしたけど、面白くなかったって言う人の気持ちはわかります。そらそうだよね。
庵野さん。シン・シリーズはもういいやと思ってたけど、次は是非、「シン・仮面の忍者赤影」作ってください。お願いします。
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