プレゼント
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2020年製作/24分/パレスチナ
原題または英題:The Present
スタッフ・キャスト
- 監督
- ファラ・ナブルシ
受賞歴
第93回 アカデミー賞(2021年)
ノミネート
短編実写映画賞 |
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2020年製作/24分/パレスチナ
原題または英題:The Present
短編実写映画賞 |
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2025年1月29日父親ユセフ役である主演サレ・バクリ(Saleh Bakri)はパレスチナの代表的な俳優だと思う。サレの父親(占領模様や人々の経験をドキュメンタリーにしてイスラエル舞台で活躍しているパレスチナ人のMohammad Bakri監督)もサレの兄弟も俳優だが、サレはパレスチナ人のアンマリー・ジャシルの監督の政治問題を含めた作品に数本出ている。舞台俳優でもあるらしい。
この短編を偶然に見つけたが、監督はパレスチナ人じゃないとすぐ思った。やっぱり、ロンドンで生まれ住んでいるパレスチナ系(父親がエジプト・パレスチナ、母親はパレスチナ人)UKだと調べたらわかった。24分の短編だし、うまく説明できないが映画の中の要素が海外からの視点に感じるのだ。 ここはウェストバンクだから、まだ、外国人の撮影の可能性は多いだろうが、ガザ・ストリップや今論争中(はっきりいって、ユダヤの侵略中)のゴラン高原であったらどうだろう。皆無だと思う。
この映画だが、圧巻は最後でベイトゥニアに買い物にいった父親と娘ヤスミン、(Maryam Kanj)だが、父親、ユセフが、ユダヤ兵と口論中に両者のブラインドスポットになって、冷蔵庫を乗せた手押しの台車でチェックポイントを抜けるというところだ。娘は論争の意味を大人ほど理解していないと思う。母親(Mariam Basha)に早くこのプレゼントを届けたいし、家族も本人も冷蔵庫が壊れていて、不便しているのを感じている。私感だが、大人が滑稽に見えて、さすが、娘、何が大事かがよく理解できていると思わせるシーンだ。 このチェックポイントではユダヤ兵士が明確にしているように、パレスチナ人の通行できるところとユダヤ人が(車で)通行できいるところが分かれている。 ここは暇なチェックポイントだ。父親対4−5人のユダヤ兵士全部が加担しているが、舗装道路で狭くはないのに他に通行人がいないのが非現実的なような気がする。チェックポイントはパレスチナ人のためで、そこでユダヤ人通行人を探すことは難しい。
実際パレスチナ自治国とイスラエルとの境には63ものチェックポイントがあるらしい。パレスチナ人は許可書を持ってそれをユダヤ兵士に確認され、オケーをもらって、出入りできる。パレスチナ人はここをスムーズに通りたいから、論争は好まないだろうが、この映画のような論争になる時もある。全身裸にされなかったり、射殺されなかっだけでもまだマシだと思いながら見ていた。問題はチェックポイントがイスラエル政府により取り除けられれば、買い物や通勤がスムーズにできるとか、いうものではない。ここの人権問題はどう取り扱われているのか?シオニズムの侵略に任せておいていいのか? ますます右寄りになっていくイスラエルで、パレスチナ人の力は?
早朝ユセフが家に帰るように見せている、チェックポイントのシーンは強烈だったので調べてみたら、『チェックポイント300』と言ってベツレヘム・チェックポイントともいい、エルサレムとベツレヘムの間の重要な出入り口らしい。