西成ゴローの四億円

劇場公開日:2022年2月12日

西成ゴローの四億円

解説・あらすじ

「ひとくず」の上西雄大が監督・脚本・主演を務め、大阪・西成を舞台に家族を救うため4億円を稼ごうとする男の生きざまを描いた2部作の前編。大阪のドヤ街と呼ばれる西成地区。日雇い労働者の土師悟朗は腕っぷしが強く周囲から頼られる一方で、殺人罪で服役していた過去から「人殺しのゴロー」の異名を持っていた。断片的に記憶を失っていた彼は、かつて自分が政府諜報機関の工作員だったこと、そして妻と娘がいたことなどを徐々に思い出していく。やがて、娘が難病のため心臓移植を必要としていることを知ったゴローは、娘を救うため4億円を稼ぐことを決意する。そんなゴローの前に、工作員時代の同僚だった日向が現れ、闇の仕事を持ちかける。ゴローの最大の敵となるフィクサーを奥田瑛二、元同僚の日向を津田寛治、元妻を山崎真実が演じる。映画プロデューサーの奥山和由が製作総指揮。

2021年製作/104分/G/日本
配給:吉本興業、チームオクヤマ、シネメディア
劇場公開日:2022年2月12日

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(C)上西雄大

映画レビュー

3.5【ヒジョーに泥臭い独特のテイストのアクション映画。マア、主演・脚本が”ひとくず”の上西雄大さんで、制作総指揮が松竹専務の座を緊急動議で放逐された奥山和由だからねえ。後編にも更に期待である。】

2025年7月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

■大阪の西成に住む日雇い労働者・ゴロー(上西雄大)。
 「人殺しのゴロー」の異名を持つ彼は記憶喪失者で、微かに残るのは血だらけの女と娘の姿であった。
 ある日、ゴローは偶然元妻の真理子(山崎真理)と再会する。そして、娘ユウカが難病を患っていることを知り、心臓移植に必要な4億円を稼ぐことを決意するのであった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・上西雄大さん主演の「ひとくず」も泥臭い映画であったが、チョイ沁みるヒューマンドラマであった。今作は、後編を見て観ないと何とも言え得ないが、設定は可なり荒唐無稽である。

・だーが、ストーリー構成はシンプルであるが、この前編ではゴローが、実は政府諜報機関のヒューメントという組織の男であり、元同僚日向(津田寛治:相変わらず良いね)の依頼の元、娘ユウカのために汚れ仕事を引き受けて、4億円目指して金を稼いでいく姿を描いている。

・上西雄大さんは幅広い演劇活動を行っているが、ハッキリ言って演技は巧くない。スイマセン。だが、独特の存在感を醸し出しており、脚本迄手掛けているのだから才人であろう。
 何より、今時(今作はコロナ禍の2021年公開。何故か、フライヤーも手元に有る。)今作のような風合の作品は、邦画界では皆無で有ろう。
 そして、この雰囲気は製作総指揮の、且つて飛ぶ鳥を落とす勢いだった松竹の専務だったが、緊急動議で放逐された奥山和由製作作品の多くに通じるものがあるのである。

<今作は、ヒジョーに泥臭い独特のテイストの、現代の邦画界では珍獣のようなアクション映画なのである。(チョイ、褒めてます。)
 後編のー死闘編―に、期待である。”チャリン!>

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NOBU

3.5昭和ベタベタソング

2024年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

採点3.6
娘の命を救う金額四億円。その娘の為に何でもする男の物語。
監督・脚本・主演は上西雄大、何だかんだ気になる人なんですよ。
スタートは記憶のない西成に住む日雇い労働者。
それぞれの経済状況がアイキャッチで逐一出てくるのが楽しい。
それが随時更新してくのも面白い。
一日の終わりに呑む缶ビールは一本、切実です。
そしてツダカンの登場でグッと厚くなるんですよね。
また監督はあんまりアクションのイメージがなかったけど、結構それっぽく見えて驚きました。
そして後半へ続くエンディングも、これまた昭和ベタベタソング。
物語もテイストも、やっぱり何か好きなんですよね。

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白波

3.5🌀『噛めば噛むほどゴローちゃん好きやねん❤️』クセになる感

2024年8月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

悲しい

楽しい

西成ゴロー 四億円

🇯🇵大阪市西成区釜ヶ崎

🌀『噛めば噛むほどゴローちゃん好きやねん❤️』★彡クセになる感エゲツない。

🔵かーるくあらすじ。
過去に家族を殺して刑期を終え、今は日雇い暮らしをしている。記憶喪失だが喧嘩はめっぽう強い。妻の名前も覚えている。娘の心臓移植手術でかかる四億円を手に入れる為、なんでもする主人公の人情奮闘劇。

◉78B点。
★彡ゆるゆるハードボイルド?
ゴローちゃんの魅力にハマるなんでもあり映画やった。

🟢感想。
1️⃣なんでやねん💢とツッコミたくなる都合が良いストーリー。

2️⃣なんとなく大阪の雰囲気が好きで観たってしまうねんな。

3️⃣安定したゴローの強さ❗️🤛
★彡もはやスティーブンセガールを彷彿させるやないかー

4️⃣心臓の座ったゴローちゃんが愛おしい🥰
★彡どんなにピンチでもリラックスした態度に癒される。ゴローちゃん好きやねん❤️

5️⃣主題歌が長渕風で作品と合っていて痺れる!

6️⃣登場者の金の所持金などわかるテロップが楽しいねんな。

🤑🤛👊🦺🧤🏚️🌃💴🔫💮

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シネマを喰らう

4.0もやもやしない感じがいい

2024年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

映画に求めることは、今の現状の延長線にないもの。
淡々と日常系がダメというわけじゃないけど
そういう映画は自分に余裕がないと観られない。

ある意味、この映画のように設定も状況もぶっ飛んでる方が
映画を観ている感じがして心地いい。

非日常の中にいる人物たちの日常はとても面白い。

上西さんからXにコメントが来たのがうれしかったす。

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