鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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最初から演出と動きが若く手慣れてない感じがイヤだったが、全員20代...
最初から演出と動きが若く手慣れてない感じがイヤだったが、全員20代の人だけで作ったのだろうか?話のキモにしても現代日本の国歌斉唱に起立もできないような人が人から聞いた戦争中の人間を描いたような薄っぺらいキャラクター(当時の日本人手こうだよね的な)作りに辟易する。
確かに原作者水木しげるは戦争体験者であり、自らの不幸もあり日本軍は嫌いになっていたのかもしれないが、作品すべてに対して反日的な要素は見受けられない。個人的には山田長政の事は水木さんに最初に教えてもらった。私が一番危惧するのは、水面下で日本を貶めようとする人間によって、子供たちが日本を嫌いになるような話を当たり前のように受けさせられるこの状況である。
いわゆる慰安婦問題や南京大虐殺や731部隊を信じている人間は戦争時の日本を描いてはいけない。共産主義のプロパガンダがどれほど巧妙か学んで欲しいものだ。
犬神家と八墓村を盛り込んだ鬼太郎誕生秘話
『ゲゲゲの鬼太郎』と言えば、1968年に白黒映像でテレビ放映された時にリアルタイムで観ており、45年以上の時を経ても、今まだ新作が受け継がれていく国民的アニメだ。当時、小学校3年生だったが、あのテーマ曲に乗って、不気味な妖怪たちが現れるのを恐いもの見たさで、テレビの前に釘付けとなっていたことを思い出す。
本作は、そんな鬼太郎の誕生秘話に繋がる、若き日の鬼太郎の親父について、昭和31年・戦後復興の時代背景に、山奥の隠れ里・哭倉村を舞台に描かれていく。その哭倉村は、政財界をも支配しようとする薬品会社の龍賀一族が牛耳っていた。そして一族の当主が亡くなったことで、醜い跡目争いが繰り広げられる中、無惨な連続殺人事件まで起きてしまう。
そこに、血液銀行の男子社員・水木がある血液製剤を得る為の会社の使命を受けて、哭倉村を訪れる。この男は、水木の名前から分かるように、戦争のトラウマに苛まれる原作者・水木しげるを投影したキャラクターとして描かれている。そして哭倉村で、疾走した妻を探してその村を訪れた不思議な男と出会う。それが若かりし頃の鬼太郎の親父・目玉親父だった。
2人は、龍賀一族の跡目争いに巻き込まれる中、水木は血液製剤の秘密を、目玉親父は妻の行方を探すことを目的に結託する。その結果、哭倉村に伝わる魑魅魍魎の妖怪たちと対峙していく事になっていくのたが、そこには、目玉親父の愛する妻とのあまりに切ない夫婦物語と共に、龍賀一族の、欲に目が眩んだ醜悪な業が明かにされていく。
内容的には、思っていたものとは違い、横溝正史の『犬神家の一族』と『八墓村』の様な、昭和初期のおどろおどろしい血縁関係による憎悪や呪いが中心に描かれていた。トンネルを超えた山奥の離村、製薬会社の一族、亡くなった当主の遺影、村に伝わる神社やしきたり、謎の地下へと通じる鍾乳洞…と挙げればきりがないくらい、観たことのあるシーンが数多く映し出された。しかし、そこも逆に、同じホラー作品である、横溝文学へのオマージュとし感じられ、大人も楽しめる鬼太郎ムービーであったと思う。
何もかも素晴らしい
最初から最後まで一瞬もダレることなく見ている側が意味が分からなかったり疲れることもなく、こんなに内容が詰まっていて2時間無いなんてことがあるのかと
見終わった後様々な衝撃でしばらく席を立てませんでした
最終的に5回見に行きましたが、5回目ですらただただ感動しました
映画だけの登場人物は割と多いですが、キャラクターデザインの力なのか?声優さんや脚本の上手さのなせる技なのか?全員すんなり頭に入ってきて、混乱して詰まることが一度も無かったです。ずっとのめり込んで見られました。
水木が村についてただ山道を歩いているだけでなんだかドキドキして注視してしまうし画面は綺麗だしBGMもいいし、更に緊張するカメラワークもあり、開始早々のただ歩いているだけのシーンでもずっと目が逸らせません。そんな「目が逸らせない」状態が最後の最後まで続きます。
ラストにタイトルが表示されるまでまったく目が逸らせませんし、没入感が凄すぎて、タイトルが表示されて劇場が明るくなった後もなかなか立てません。
原作愛の籠った作品
ストーリーの因習村が舞台ということから興味を惹き付けられた。キャラデザも萌えに媚びたものでなくちゃんと原作にありそうなキャラクターデザイン。昭和の雰囲気もとてもうまく混ぜてあった。私的には長田が推しなのだが各キャラの一挙手一投足に想いが込められていてどんな心情なのかよくわかった。普通にアクションシーンの作画が好きだった。エンドロールも聞くだけで切ないストーリーが蘇ってくるようだった。大好きな作品になった。
事前知識なし
二次創作がよく回ってくるので気になりすぎて観ました
これは納得、ifの世界やこの後が気になりますよね。
救われないところも多いけどこれもまたリアル
業が深い……辛いシーンが多い……でもとても心に刺さって余韻が長かったです。また観たいと思える作品でした。
とても良いインプットになりました。
やはり鬼太郎は面白い! 子供の頃、弟と並んでTVで楽しく見ていた。...
やはり鬼太郎は面白い!
子供の頃、弟と並んでTVで楽しく見ていた。私には鬼太郎はノスタルジー。
こんなに奥深い始まりがあったとは。忘れかけていた鬼太郎のルーツを思い出す。墓場から生まれたって、そうゆうことだったのか。悲しくも力強い生命。
人間も妖怪も同じ、生きている。。
すごくよく出来た映画だと思った。細部まで話がわかりやすい。
確かにおもしろが・・・・
良くは出来てる。しかしどこか他で見たり聞いたりした内容・・例えば「千と千尋・・」であったり、例えば「エヴァンゲリオン」であったり・・「バイオハザード」や「八墓村」までも・・・。そして何よりも困ったものがキャラクターの動画のデッサンの狂い方がひどい点である。設定も演出も悪くないだけにもう少しなんか出来たんじゃないかなぁ~勿体ないなぁ~と思うのである。
三白眼がカッコいい件
ゲゲ太郎こと、鬼太郎の親父がカッコいい!
ずっと目が片方ないのかと思ってたら、普通に両目あったのね。隠してるのには理由あり。
ガンダムでもカイさんが好きだったから、三白眼好きなのかもしれない……でも、目玉のおやじになった途端、眼球が大きくなるのは何故かしら?
もっと妖怪が沢山出てくるのかと思ったら、1番怖ろしいのは人間でした。本当に醜悪な人間の欲望や利己的な面が、閉鎖的な村や戦争や高度成長のどこにでもあって、そのためには犠牲はしょうがないだろうという発想に水木共々吐き気&呆然&涙。
テンポが良くどんどん引き込まれたとても面白い映画でした。あと、声優さんが本業なのは、やっぱり良い。
おもしろかったんだけど……
閉ざされた村の古い雰囲気もよく、グロい話もそれなりに面白く、戦争の話など、水木先生へのリスペクトも感じられてよかったのですが、最後に出てきたラスボスキャラがあまりにも漫画チックで、ちょっと萎えてしまいました。まあ、あれはあれで昭和っぽくはあるのですが。
戦中を知り
戦後を見て生きた水木氏が望み描いた未来と
かけ離れた復興を遂げた日本の病巣をアニメにて再現。
そこに、戦中戦後も変わらぬ我が国の国民の心根に根付く
呪文とやらを暗に表に描き出し、
呪術廻戦よりもリアリティ高く表現されている映画だと
思った。
古の中華より戦火を逃れ、平和の國土を作ろうと
後にジパング!と呼ばれる地へと渡海した王が
平和を生み出す為に施した術が陰陽道で
三毒が象徴する意識の神と、骸となれば仏本来の姿となる
人間の業との戦いがこれからの時代の戦いの場である。
と言うメッセージと捉え感想としたい。
いやぁ。水木先生。ありがとうございます◎
2回目の鑑賞です。色紙が頂けました(前回は無かったのに)。隅々まで...
2回目の鑑賞です。色紙が頂けました(前回は無かったのに)。隅々まで丁寧に作ってあります。1回見た後、もう1回最初から見たいと思い、鑑賞しました。1回目では謎が残っていたので、もう1回じっくり見て解決しました。PG12ですが、理解力のある子供でないと難しいかな。子供を連れて行って質問されたら、説明するのが難しいです。戦後日本のおどろおどろしい感じ(八つ墓村や犬神家のような感じ)。そしてなんかコナンに似ています。とにかくすごく力を入れて丁寧に仕上げているのがすばらしいと思います。
消化不良
「泣ける」
「何度も見に行った」
「応援上映盛り上がった」
というネットの評価に踊らされました。
どこで泣けるんだろ…
あそこまでぐろくやれるなら、ゲゲ郎が目玉単体になる過程もちゃんと見せてほしかった
大人が楽しめるアニメーション
ゲゲゲの鬼太郎の誕生直前の物語。
アニメ鬼太郎シリーズを観てなくても楽しめる親切設計。単独作品として、しっかり成り立っている。
五体満足だった頃の目玉の親父と成り上がりたい人間の水木の二人組が、山奥の辺鄙な村で起こる恐ろしい怪異に挑む。
戦後復興中の日本で、なぜか絶大な権力を握っている龍賀一族がキーとなる。しかもその一族が一人ずつ殺されていくミステリー要素が面白い!
あと、内容がエグすぎてびっくり。
思った以上に闇が深い人外の所業。女子供にすら容赦ない…誰が生き残るのか分からない不安感。全くもって子供向けじゃないアニメ😂ゆえに最高。
妖怪が怖いのか、それとも人間が怖いのか?根本的な恐ろしさを体現してくれた。
原作に繋がるエンドロールが粋だなと思った。ゲゲゲの鬼太郎ってやっぱり面白いですね、次のシーズンも楽しみにしてます〜、いつかなー。
国民的アニメを大人向けに製作!
「目で見ようとするから見えない。片目くらいがちょうどいい。」
国民的アニメを大人向けに製作!
【あらすじ】
昭和31年、血液銀行に勤める水木は、ビジネスのために哭倉村へ向かう。そこで行方不明の妻を探す謎の男(鬼太郎の父)と出会う。2人は哭倉村の謎の怪異に巻き込まれていく。
【感想】
ゲゲゲの鬼太郎どころかゲゲゲの女房もろくに見たことない私ですが、評判が良いので観てきました。
映画館に行くと意外と女性のお客さんが多くて驚き、鑑賞後は予想以上にダークな作品で驚きました。
物語は鬼太郎の父と水木のバディで進んでいきます。鬼太郎の父のビジュアルは今時のアニメのイケメンキャラクターとは違う、あくまで鬼太郎の父を思わせるビジュアルです。達観した雰囲気が人とは違う存在を思わせ、人間臭い水木と良いバディでした。
戦後の日本、閉鎖的な村、一族の謎...とサスペンス・ホラー要素が存分に生かした舞台・設定でした。「全部妖怪のせい」のような単純なストーリーではなく、様々な人間の欲望・渇きが渦巻く複雑なストーリーに最後まで目が離せませんでした。
この映画のように国民的アニメのターゲット層を子供から大人に変えて製作するのも面白いですね。
【お気に入りのシーン】
鬼太郎の父が裏鬼道と戦うシーン!
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