鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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戦争は戦地から怨念が現実に侵食
これって、おもしろのん?
アニメで犬神家ごっこしてるだけ。
とってもつまらない。
ラスト近くまで、いろいろな新事実が判明、いろいろな事件が起こるんだけど、
物語が進まないのよ!
わたし、主人公がなにをしたいのか、物語としてどうしたいのかサッパリわからなかった。
犬神ごっこに、童夢テイストと使い古された怨霊のイメージを混ぜ合わせて、
最後は「ハイ、泣いてください」展開。バカバカしい。
アニメ慣れしてないからしょうがないんだけど、キャラクターデザインが好みじゃない。
鬼太郎の父の声も、ちょっと違うんじゃないかと思う。
評判がよく、期待していただけにほんとガッカリ。
なかなか死なないバディ物
昔観ていた鬼太郎の感じではない
犬神家と目玉おやじの意外な関係
題名通り、鬼太郎誕生秘話でした。驚くことに舞台となった哭倉村の雰囲気や、騒動の中心にあった龍賀一族は、横溝正史の傑作を市川崑監督が映画化した「犬神家の一族」の丸写しでした。哭倉村にはちゃんと湖もあって、物語の重要な舞台となるところも同じだったし、冒頭の部分で龍賀家の当主・龍賀時貞の遺言書が読み上げられるシーンも、序盤で犬神佐兵衛翁の遺言書が読み上げられる犬神家と同様。屋敷の中の大きな広間に一族が集まり、上座の壁に当主の写真が掲げられていた構図や、遺言書に不満を持った一族が騒ぎ出すのも寸分違わず一緒でした。さらに物語の一番の鍵となる龍賀家の富の源泉が、日清、日露、大東亜戦争などの戦役で使われた「M」という血液製剤であるらしいという部分も、犬神製薬が戦争中に軍部に麻薬を納品して財を成したことと完全に重なっていました。
勿論本作は鬼太郎物、妖怪物であり、中盤以降ちゃんと妖怪たちが大活躍する訳ですが、横溝正史のおどろおどろしい世界観は、妖怪物一歩手前の世界を描いていたとも言えるので、金田一耕助ファンとしてもこの世界観は中々楽しめました。
内容については、鬼太郎誕生までの物語ということで、鬼太郎は主人公ではなく、後の目玉おやじである鬼太郎の父・ゲゲ郎と、水木しげるの分身である水木の2人が主人公でした。本作の水木は、水木先生のように片腕こそ失っていないものの、南方戦線で散々な目に遭って復員した経歴を持っていました。この辺りは水木先生の「総員玉砕せよ!」からの挿話であり(「総員玉砕せよ!」では水木先生の分身たる丸山は戦死してしまいましたが)、水木が鬼太郎の父と出会い、ともに戦い、そして生まれたばかりの鬼太郎を助けるという流れは、現実と虚構の融合そのもので、かなり胸アツな展開でした。
映像的には犬神家路線を踏襲してか(?)、かなりおどろおどろしいハードボイルドなタッチで描かれており、怪奇物の王道を行っていた感じでした。ただホンワカした感じの鬼太郎に慣れ親しんでいた者としては、意外な感じもしたものの、犬神家のアニメ化みたいな面白さもあってあまり気になりませんでした。
一方音楽としては、「ゲ・ゲ・ゲゲゲのゲ~」が殆ど流れず、これはチト残念でした。まあこの曲を全面に出してしまうと、ハードボイルド路線じゃなくなってしまうので、世界観を統一するためには仕方なかったのでしょうかね。
そんな訳で、鬼太郎ファンとしても犬神家ファンとしても楽しめたので、評価は★4とします。
こちらのテイストを…
狂骨の夢は、癒されるか?
1たす1は、2ですよね。
では、闇に光をたすと、どうなります?。
風に大地をたすと、何になります?。
悔しさに哀しみをたすと、何が現れます?。
水木サンが遺したもの
水木サンが遺そうとしたもの
水木サンの想いを宿したもの
総てが愛おしく思えるのは、何故かしら。水木サンは、ヒトが見えないものを、形にしました。何となく感じるものを映像化しました。元々、鳥山石燕が描いた物の怪を、今に伝える掛橋になってくれました。
水木サンは、南方で玉砕要員になりました。
生還した水木サンを、上層部は歓迎しません。
水木サンを迎え入れたのは、現地の森の人。
水木サン、彼らを土人と言いました。今なら一発退場、NGワードですが、大地の精霊と共に暮らすヒト達への、畏敬と憧憬の想いを込めて土人と言いました。この言葉に、侮蔑の念を抱くヒトのほうが、よっぽど野蛮なのでは?。
水木サン、色んなヒトに傷つけられたから、ヒトを傷つけることは、嫌いだったようです。
幽霊族が狂骨になったように、私達もまた、狂骨になるのかな。恨みを以て恨みを晴らすのが、今の世界。何も龍賀一族や、犬神家の一族だけの話ではない。それがヒトの原罪だとすれば、私達の未来は、小さな丸い玉の中かもね。
ヒトに興味はあれど、同情しない、墓場鬼太郎が好きな私ですが、そんな鬼太郎に、クールな父さんと、優しい母さんがいたとしたら、それは癒されるお話ですよね。
この映画観たら、取り急ぎ、アニメ版「墓場鬼太郎」と、水木サンの大作マンガ「劇画 昭和史」も、ご覧下さい。世界が360度変わります。え?、一周してる?。いいんです。見えないものが、見えるようになりますよ。(何が見えるかは、個人差があります。)
リアルと超自然のギャップ
ここ最近のテレビシーリーズを見ていなかったせいなのか、冒頭の猫娘のビジュアルにびっくりしました。
本作は鬼太郎誕生の物語ということで、ゲゲゲの鬼太郎単行本第1巻に至るストーリー。しっかりと水木先生の描いた設定を踏襲して作られています。
それに加えて本作では水木先生の生々しい戦争体験が描かれており、理不尽な戦争を嫌悪するその心情が読み取れます。ただ妖怪が好きで描かれた漫画といったものではなく、そうしたメッセージが水木作品の中にはしっかり流れていると感じさせる作品です。
ただ、本作が面白いかどうかでいうと非常に難しいところです。冒頭は何だか金田一シリーズの作品を見ているような展開。そこに妖怪の要素が加わりますから、ある意味なんでもありなストーリーで、そんなスーパーナチュラルな内容は、主人公である水木のリアルな戦争体験とのあいだにギャップがありどうしても違和感があるようです。
とはいえ、丁寧に作られたアニメーションというのはわかりますし、鬼太郎が主人公ではない鬼太郎映画ということで、新鮮さもあります。少し童心に帰って楽しめると良いのかなと思います。
100周年に相応しい、練りに練った作品。
大人向け鬼太郎。
水木しげる生誕100周年の水木しげるリスペクト作品!
妖怪大好き!水木しげる先生大好き!
水木しげる先生生誕100周年記念、盛り上がってるね!最高!!!
ということで、観てきました✨✨
入場者特典もパンフも完売!!!
人気すぎ〜〜!!
パンフは読みたかったなぁ〜🥹
確かにこれは、ある層にどハマりしそうな内容ですな…🌹
6期軸で、今までの鬼太郎シリーズの良いところ詰めして「水木しげる」というキャラクターを登場させた感じかな?
犬神家の一族を彷彿とさせるような、不可思議で奇妙な昭和な感じがとっても良い!
この映画の「水木しげる」というキャラクターは、本当の水木しげる先生ではないよ!というのが随所で分かるようになってるのもファン的にはポイント高い!
正直、水木しげるファン的には「この物語を原点と言われるとちょっと違うかも!」っていうところはある。
水木しげる先生の作品ではなく、水木しげる先生の作品へのリスペクトを込めた生誕記念作品って感じ。
改めて水木しげる先生の作品を見たくなりました✨✨
評判が良かったので
作り込まれていて面白かった。
観終わってから人物相関図を見て、気づかなかったところや関係性がわからなかった所がいくつかありました。1度観ただけでは拾いきれなかったです。しかし、水木先生の戦争体験がきちんと織り込まれており、ストーリーもアニメーションも丁寧に作られていることが伝わってきました。鬼太郎父のビジュアルが良い。鬼太郎母、ストーリーとはゆえ悲しいね。
良い話
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