「昭和31年」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和31年
原作にもないであろう水木しげる先生が墓場の鬼太郎を生み出す物語。
昭和31年はきっと絶妙な年。第二次世界大戦の傷も癒えぬまま、高度経済成長も未だ見えない。後ろを振り向けば戦争の匂いが漂い、先も見えずにがむしゃらという言葉が似合う頃か。
日本のどこにも山間には村々があり、きっと至る所どこにも妖怪がいたような気がする昭和31年。
水木先生とゲゲ郎の絆と鬼太郎誕生の物語。時弥くんの聞く、川上哲治の2000本安打の件には凄い時代考証と最後の時弥くんの怨念退治には今の時代のあの頃の未来とはかけ離れてしまったことに感涙。
最後の最後にタイトルが出るところ、エンドタイトルでの誕生はカッコよし。
それにしてもネコ娘は暫く見ない間になんとも可愛くなったものだ。
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おじゃるさんのコメント
2024年1月6日
AKIRAさん、共感&コメントありがとうございます。
白黒の鬼太郎も雰囲気があっていいですよね。リアタイ世代ではないですが、第1期のアニメがいちばん原作の雰囲気を醸し出していると思います。