劇場公開日 2021年9月23日

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「本当に怖いのはお化けや幽霊ではなく、人権を蹂躙する独裁監視国家。」クーリエ 最高機密の運び屋 kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0本当に怖いのはお化けや幽霊ではなく、人権を蹂躙する独裁監視国家。

2021年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

フルシチョフといえば、東西の雪解けとか、米ソのホットラインとか、ソフトなイメージを抱きがちだったけど、それは昭和の義務教育の印象操作か。
とにかく、スパイに同情心は禁物だ。運び屋なんて、どんなに煽られても素人がなってはいけなかった。
しかし、配役はバッチリだった。機転のきくビジネスマンであったばかりにCIA に白羽の矢を立てられたウィン役のベネディクト・カンババッチもはまり役だった(タイトルバック近辺で実物の本人が出ていた。実際、頭の回転が良く人当たりの良さそうな紳士だった)一方、ソ連側のスパイ役ペンコフスキーを演じたメラーブ・ニニッゼという人、とてもフレンドリーで好きになってしまった。
当時の女性のファッションの再現も楽しめた。女性は職場でも家庭でもスカートで女性らしく、奥様同士の会話は表面上優しくも、水面下ではちょっと意地悪な腹の探り合い、、、

Kumiko21
talismanさんのコメント
2021年9月29日

モンタナって言ってましたね。悲しい。

talisman
talismanさんのコメント
2021年9月29日

女性の服、アクセサリー(パール!)なども楽しめました、確かに!

talisman