「一律4時間2万円」レンタル×ファミリー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
一律4時間2万円
家族代行等、人間をレンタルするサービスを題材にした3つのエピソードをみせる話。
エピソード1
クソ旦那と離婚してシンマとして娘を育てている女性が、パパに会いたいと訴える娘の5歳の誕生日にレンタルパパを依頼して…。
絆創膏からの娘の行動が少し不自然だったし、ママの心構えのぬるさがちょっと大袈裟だった気もするけれど中々良いドラマだった。
エピソード2
家族代行会社の社長が様々な仕事を受ける様子を取材される体でみせるモックドキュメンタリー。
フリとしていくつか仕事を見せるのは判るけれど、上野とか原宿の件をタラタラ見せるのはいらなく感じたしちょっと冗長だった。
エピソード3
代行の父親を本当のパパだと思っている本当は母子家庭のJKが、母親の死によって真実を知る話。
物語自体は非常に面白かったし前向きで良かったけれど、テンポというか会話の間が悪くて少しマッタリ。エピソード2の延長の様なドキュメンタリー風の空気感にしたかった?そもそもこれがあるならエピソード2はいらなかった気がする。
全体を通しては悪くはなかったけれど、社長を良く画いているのが妙に目立って、結局のところ人間ドラマというより代行サービスの広告の様に感じてしまった。
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