スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームのレビュー・感想・評価
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甘ったれスパイディからの脱却
MCUのスパイディはとにかく好きになれなかった。理由は大人(トニー・スターク)に頼り切ってばかりの甘ったれ小僧だから。
自力で解決しようとしても、取った行動で状況を余計悪化させてしまい、結局スタークに貰ったスーツのテクノロジーで事態を収拾するというパターンが多すぎて、なんだかなぁという印象しかなかった。要は前2シリーズのスパイディよりも恵まれすぎているのだ。
今回も、自分の行動が原因でとんでもない事態になるわけだが(もっともあの魔術師にも一因はあるけど)、それによってついにスパイディにも本当の意味の悲劇が起こり、あの名台詞「大いなる力には…」が活きてくる。そこへきてのマルチバースなのだから、そりゃ前シリーズからずっと観てきた者ならテンションが上がりますよ。特にクライマックスのあのシーンには涙が出そうになった。ようやく救われたんだね…
どうせならあのキャラもこのキャラも再登場させてくれればよかったのに…と思わなくもないが、そこまで求めるのは贅沢すぎか。
サム・ライミ版スパイディ然り、ダークナイト・トリロジー然り、アウトレイジ然り、3部作のラストは得てして尻すぼみに終わりがちというのが自論だったけど、それがついに崩れた感。まぁ今回のは結構反則レベルだけど。
マーベル作品はDVD買ってなかったけど、久々に買ってもいいかなと思った。
救済と旅立ち(ネタバレあり)
MCUスパイダーマンのシリーズは一貫してピーターの独り立ちの物語であったと感じています。それは、今作NWHでも同じく、突き放すような言い方ですが、ストーリー的にはピーターが勝手に事件を起こしその尻拭いを自分ですると言ったものでした。しかし今作に関しては、歴代スパイディの先輩2人が着いていたことにより、トムホピーターの見据えるべき目標となったと思います。
今作を見て1番私が嬉しかったことは、歴代スパイディ2人の救済が行われたことです。ストーリー自体はトムホピーターの成長物語ですが、同時に過去シリーズの後悔を取り除いてくれました。
トビーピーターは、ノーマンを殺してしまったことをずっと後悔していました。それに、最後には和解ができたものの、きっとオクタビアスが死んでしまったことにも責任を感じていたでしょう。その後悔をトムホピーターの案で2人とも殺さずに終わることが出来ました。
アンドリューピーターはなんと言っても、グウェンでしょう。もう、後悔から8年ほど経つのにも関わらず、あの時の衝撃は今でも忘れられません。MJが落ちた時、トムホピーターが手を伸ばしたが手を掴むことは出来なかった。そのシーン見て、アンドリューピーターがとっさにMJを助けることができた。このシーンで、アンドリューピーターは、トムホピーターに自分と同じ悲しみを味合わせることなく助けれたことに喜んでいながらも、グウェンも同じように助けることが出来ていればと、とても辛い表情を見せました。自分も泣きそうでした。そして、マックスとも、しっかりと話ができ、和解することができました。
この2人の後悔をMCUの世界で取り除いてくれたことで、再び自分の中で止まっていた2つの世界が動き始めたような感覚になりました。これを実現してくれたMCUには本当に感謝しかないです。
そして、最も悲しく、重要であったのはメイおばさんでした。メイおばさんがいたからこそ、トムホピーターは優しい心を持ったヒーローとして活動できてきました。死んでしまったことは本当に悲しいです。しかし、メイおばさんの最後の言葉「大いなる力には、大いなる責任が伴う」、これを聞いて初めてトムホピーターはスパイダーマンになれたのだと私は思います。この先もトムホピーターはこの言葉をを胸に活動をするでしょう。死んでほしくはなかったが、トムホピーターの自立、成長にとっては必要な死であったと私は考えるようにします。
トムホピーターがノーマンを殺そうとするシーンです。このシーンでは、先輩スパイディ2人が止めてくれたことに意味があると感じています。本編で実際に言葉にしていたが、2人ともベンおじさんを亡くし、犯人に復讐を果たすも得たものはなく後悔しか残らないことを知っていたからこそ、トムホピーターを止めることができ、その背中に先輩2人はやはり凄いなぁと私も感じました。そして、感情的であったトムホピーターも、落ち着きを取り戻し、ノーマンを救う決断ができたことも大きな成長であったと思います。
そして最後のシーン。ストレンジの魔術によって自分に関する人の記憶を全て消す決断は、一連の事件を終える前には出来なかったことです。そして、別れの際、MJとネッドにまた会おうと誓うが、その後2人に会うと何も知らない2人がそこにはいた。本当ならここで全てを話し、友達と恋人に戻るはずなのだが、それをせずに帰ってしまう。自分がスパイダーマンであることから、今作では身近な人たちに大きな迷惑をかけてしまった。この先も、迷惑はかけれないし、2人の将来を邪魔したくないことから、このような決断に至ったのでしょう。MJがFFHでピーターが渡した、ネックレスを記憶をなくしてもつけていたことは、嬉しくもあり悲しかったです。
長くなりましたが、やはり僕はマーベルに興味を持ったきっかけであるスパイダーマンが大好きで、それはこれから先も変わらないと思う。トムホピーターはこの先もアベンジャーズを離れ1人での活動となるが、メイおばさん言葉を胸に頑張ってほしいと思う。そして、歴代スパイディとの共演を実現してくれたMARVEL studioには感謝しかありません。掛け合いや共闘するシーン、そして3人でスイングするシーンは、見るだけでにやけが止まりません。本当にありがとう。
感動の嵐
多くは語れませんが、最高の映画でした。
この映画を作ってくれてありがとう(T-T)
色々詰め込まれててどうなるの!?
と途中思いましたがちゃんと終わった 笑
息つく間もないくらい怒涛の展開でした。
可能なら4Dでみて欲しい。
スパイダーマンになった気持ちになれる。
スパイダーマン好きと思う人全てに捧ぐ
最初の3部作のスパイディは見ておらず、
アメイジング・スパイダーマン二部作以降からの
鑑賞となります。
鑑賞前に間違ってウィキペディアを踏んでしまい、
トビーとアンドリューが出てくることは予め
知っていたのですが…知りたくなかった…
後半のネッドが間違ってトビーとアンドリューを
呼び出してしまうところからずっと泣いてました。
スパイダーバースのヒーローとヴィランを勢揃い
させるだけでなく
各作品のスパイディとヴィランに一対一で話合いさせたり
ヴィラン同士のクロスオーバーの掛け合いがあったりと、本当に旧部作の作品に出てくるメインキャストのさながら同窓会のような感じでした。
けれど、やっぱり一番の泣き所はスパイディ3人揃うところですよね。あそこで私もご飯三杯ですよ。
ヴィランさん達もどこか憎めないところばかりだったな…。本当に幸せな作品でした。ありがとうございました。
幸せな時間
テンポなどを重視する人には冗長に感じるかもしれないシーン。
けれどそれらひとつひとつが、初代から見続けてきた人間には
ためいきの出るような幸せな時間でした。
マジで変な声でたし、泣いた。
観客の立場でぐるぐる思い出が駆け巡る映画なんて初めてかもしれない。
辛い別れや想いもあったけど、決して彼は一人ではないと思える流れ。
まだまだ世界は続きますね、ドジっ子スティーブンが今度はなにかまたやらかしてくれるから。
御託はいい。黙って見ろ
最早アメコミという枠組みすら超え映画の歴史そのものを揺るがすほどの試みをやってのけた。
およそ本物とは思えないことがスクリーン上で蹴り広げられ、嘘だろの嵐。
予想はしていた。想定もしていた。
だがそれをも有に乗り越えていくシーンの連発。
妄想でしかなかったはずのことが目の前に現実として突きつけられると、人間は理解しきれないんだなということを体感させられた。
序盤のサプライズも霞んでしまうクライマックスの連続。
もう云々かんぬん述べる必要なんてない。
スパイダーマンの運命が集結する様を見届けて欲しい。
一つの画面で見れる日がくるとは
また今までの順番にちゃんと見返して見たくなった
今までの悪役たちも元気そうでなにより笑
長男、次男、三男みたいで最高かいな
一つの画面で見れる日が来るとは…
スパイダーマンの最後の決意もなかなかで、
ヒーローは孤独だけどその背中はかっこいい
また結ばれる日が来るといいな…!
スパイダーマン!これからもファンです!
MCUから飛び抜けた世界
MCU映画特有の予定調和から一歩飛び抜けた世界観。
MCU作品の最大の短所として、どこまでいこうともMCUの中でしか完結できない、単体の作品では理解が難しく、他作品を抑えることが前提になるという点がありました。
今回のスパイダーマンは前作で戦ったミステリオの策略により、社会的に追い詰められるところから始まりますが、この時点で本格的にスパイダーマンの持つヒーローの悲哀が描かれます
小さな火種から始まり、やがてピーターの細かな選択により徐々に事態は広がっていき、最悪の結果を迎える
自身が善意で決断したことが、メイおばさんの死という形に帰着する報われなさは今までのMCUスパイダーマンでは起こり得なかった展開でした
ホームカミングでも彼の活躍により親しい人間との別れを招きましたが、それ相応の救いも用意されておりました
ですが今回の離別は彼が正しいと判断し強引に決行したことが招いたことであり、ピーターにかつてないほどのダメージを与えます
世界から批難され、肉親まで奪われた彼の前に現れたのは別世界のスパイダーマンたち
それぞれが各々の試練を経験してきたことから三人は意気を合わせますが、それでもピーターの胸の中には拭い去れない怒りがあります
終盤、仇を前にし怒りのままに手を下そうとしますが、それを止めるのは初代スパイダーマン
誰も彼にこれ以上不幸になってほしくないと願うのは、彼らが同じ思いを経験してきているからです
最後にピーターが自身の今までの人生を犠牲にし選んだ場面では、序盤の記憶消失魔術の際にあれやこれやと条件を望んでいた彼の姿はもうありません
全てを失い、ただの親愛なる隣人となった彼は、それでも夜の街を飛び交います
お祭り映画としてのゲストの豪華さもありますが、過去作品への深い理解と、それぞれの作品で報われなかった部分への細やかな救済
あくまで観客を楽しませつつ、スパイダーマンが持つ重く深い等身大なヒーロー像を丁寧に描き続ける丹念さに感歎しつつ、終始笑いながら、そして泣きながら観られる最高の映画でした
MCU作品の枠から抜け出し、スパイダーマン映画そのものの集大成と呼べる作品であり、製作側の愛と本気が伺えます
これまでの他作品が混濁したMCUスパイダーマンではなく、『スパイダーマン』そのものを描いた名作です
全てのスパイダーマン好きのための最高の映画
スパイダーマン過去作及びMCU作品前作視聴済。
過去作を全て見た人にとっては涎垂れ流しな展開の連続。
今年最高の映画はもうノーウェイホームしかない。
スパイダーマン史上最高の映画をありがとうございます。
脚本的に微妙かなぁ。。
主人公の優柔不断発言と、
大義のない敵への治療行為により、
身内のみならず、一般市民を巻き添えにするお話。
縁もゆかりもほぼ無い敵を救済する、慈悲深いヒーロー。
結果として文化的価値のある建造物、橋、ビルの崩落を招き、自家用車も大量に破壊、身内も一名死傷。
なんか、小さなボタンのかけ違いでこんな大きな話にまでしちゃいますか?みたいな感覚は否めず。
新日本プロレスでかつて行われたアルティメットロワイアルのような、
大義はないけど、何故か異種競技の格闘家が集められ、本人もなんだか分からないけれど、大義なき戦いを行っている、そんな錯覚に陥った。
お正月だし、闘っておきますか!
いくぞー、1、2、3、ダーッ!
そんな感じ。
別の角度からみると、エヴァっぽさもある。。。
人類補完計画のような。
主人公とドクターストレンジがロンギヌスの槍を抜くか抜かないかで大揉めしてたら中途半端に世界が捻れてしまいました。どうもスイマセン!
みたいな。
敵を救おうとして一般市民が巻き添え喰らう。
結局のところ誰も望まない紛争を起こして、身内も犠牲にした上に良いこと悪いこと含めて記憶消去。
見方によってはとんでもない巨悪の主人公。
あとは、敵がいきなり大人しく収監されたり、治療されたり、凶暴化したり。お祭りみたいな映画でした。
懐かしの、、、みたいな感覚もありました。
この出演者、スパイダーマン4制作の際、監督だったか制作だったか何かの意向でキャスト全取り替えで出演枠から外れた人だったような、、、とか余計な雑念を感じながら懐かしく鑑賞させていただきました。
なんか、初期スパイダーマン3部作の頃の方がシンプルで好きでした。
ある意味アメイジングの完結編
2で打ち切りになったアメイジングスパイダーマンの区切りををつけるシーンが用意されており、ある意味アメイジングスパイダーマンの完結編といっていいかも。
やっぱりウィレム・デフォーが一番。
ただの同窓会じゃなくて一安心
別次元ということで過去作のスパイダーマンやヴィランを大集合させたのはすごいと思いました
出演交渉や脚本作りや色々と調整するのすごい大変だったんだろうなと
MJを救えなかった世界線のスパイダーマンにこっちのMJ救わせた場面は、思わずウルっときてしまいました
欲張って東映版スパイダーマン出て来ないかなと願ったり……
まぁ、出ませんよね笑
しかし、これではただの同窓会です
昔を懐かしんで思い出話に花を咲かせてるだけ
過去が現在や未来に発展的な関与をすることはありません
このまま終わったら歴代仮面ライダー大集合的な映画レベルの駄作だな、とすごく冷や冷やして観てました
東映版スパイダーマンは出て来なくてもいいけど、その東映に代表される出し殻再利用ビジネスモデルをやったら最悪です
が、MCUにその心配は杞憂でした
最期はピーターパーカーにあの決断をさせることで現在が変化し、未来に話がつながりましたね
やっぱり物語は現在から未来へと話がどんどん進まないと
過去を懐かしんでるだけの物語はテレビ資本以外の邦画だけで結構です
次のドクターストレンジが楽しみです
【”君はマルチバースに詳しいか?”スパイダーマン過去作&ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ版)を鑑賞した方は面白き作品。そうでない方は・・・・・それなりに楽しき作品・・。】
ー 率直に記載する。-
■鑑賞しておいたほうが良い作品。
・トム・ホランド版スパイダーマン全作
・「ドクター・ストレンジ」・・・・ミステリアスな、秀逸な作品である。(2016年度のほうね)
■どんな人が出演しているのか・・、だけでも知っておいた方が良い作品。
鑑賞済みであれば、問題なし。
・アンドリュー・ガーフィールド版スパイダーマン
・トビー・マグワイア版スパイダーマン
◆感想
・と言う訳で、今作は上記作品を全て鑑賞されている方には、面白く(けれど、凄くではない・・。)
2-3作観た方には、それなりに面白く
1作も観ていない方には、そこそこに・・、の作品である。
- 不親切だなあ、マーベル。-
<で、いつもの通りのエンドロールである。
いつも通りに客電が灯るまでは席を立ってはイケマセン。
最初に出て来た”二人”は予想通りである。(鑑賞したばかりだからね!)
嬉しかったのは、その次に出て来た人ですねえ・・。
いやあ、期待しちゃうなあ。>
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