「彼女の放つ言葉に真実が詰まっていた」明け方の若者たち あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)
彼女の放つ言葉に真実が詰まっていた
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見始めた時はごく普通の男女が出会って恋に落ち愛を深めていくありふれたラブストーリーだと思ってました。
それがまさか彼女(黒島結菜)は僕(北村匠海)と出会った時から既婚者であり、その事実を僕は彼女と出会った日の夜既に聞かされていて、期間限定の恋であることを承知の上で付き合っていたと。
鑑賞側である私はそれが分かった時、旅行から帰る日の朝彼女が放った「魔法みたいな時間だったね」という言葉に、僕と彼女が過ごした幸せなひとときの全てが詰まっているような気がしました。
劇中の彼女の言葉に「何だっていつかは終わるよ」という言葉があります。
無邪気に花火を楽しみながらそんな言葉を放つ傍で僕が見せた切なそうな、悲しそうな、どう返していいか分からないといったような表情。
いずれ来る彼女との別れを覚悟しながらも、彼女とずっと一緒にいたいという僕の一途で純粋な気持ちが伝わってきました。
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