劇場公開日 2021年12月31日

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明け方の若者たちのレビュー・感想・評価

全157件中、1~20件目を表示

3.5「街の上で」と「劇場」の中間に位置する“シモキタ・ムービー”

2021年12月31日
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鑑賞方法:試写会

下北沢映画祭からの依頼で企画された今泉力哉監督による“ご当地映画”「街の上で」(2021)を筆頭に、又吉直樹原作・行定勲監督「劇場」(2020)、少し前には魚喃キリコ原作・冨永昌敬監督「南瓜とマヨネーズ」(2017)など、下北沢を舞台に若者たちを描く映画が近年増えている。もっとも本作「明け方の若者たち」の冒頭は明大前だし、途中で高円寺も登場するので、下北沢限定というわけではないのだが、特に印象的なロケーションとして使われているという意味で大雑把に“シモキタ・ムービー”とくくれるのではなかろうか。“サブカルの街”下北沢で、音楽や演劇などの夢を追う(そして往々にして挫折する)若者たちの生きざまに恋愛模様をからめて描くことが、定番化しつつあるのかもしれない。また同時多発的に同じロケーションの映画が作られることは、ある作品の登場人物が別の作品の人物と道ですれ違っていたりして……という妄想を促したりもする。

本作で北村匠海が演じる“僕”と、黒島結菜が扮する“彼女”の関係性は、「街の上で」の回遊するような軽やかさと、「劇場」の突き詰めた重さの中間あたりだろうか。“僕”と“彼女”の恋愛にはある秘密があり、その事実は後半になってから回想シーンで明かされるのだが、この構成は巧みでもあり、ずるいとも感じた。その事実ゆえに二人が逡巡し葛藤したであろう内面を、あまりにもあっさりと、ある種“おしゃれな雰囲気”で流している気がするのだ。この二人の恋愛を肯定的に受け止められるか、そうでないかによって評価も大きく変わるだろう。

松本花奈監督は若干23歳ながらそつなく、手堅くまとめすぎている気もする。オリジナル脚本で撮った作品もいつか観てみたい。

個人的な経験で恐縮だが、二十代から三十前後に下北沢と高円寺に住んでいたことがあり、朝まで仲間と飲み明かす感覚も痛いほどわかる。「街の上で」の評で書いたことだが、かつて当たり前にできていたささやかな楽しみが、昨今はコロナ禍のせいでハードルが上がってしまっていて、今の若い世代は少し気の毒だなとも思う。

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高森 郁哉

2.5原作読了済み。 最後の数分で落ちたので採点はとりあえず…で。 ただ...

2024年3月20日
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原作読了済み。

最後の数分で落ちたので採点はとりあえず…で。

ただ、ほぼ原作通りに進んで行くのでもう一度観ないと…と言った思いには至らない。
(原作と違う辺りは、出来る後輩と悪友を。同僚の1人で賄っていたくらいだっただろうか?)

それは何故かと言うと。彼女に関するストーリー展開が、読みながら「ん?一体どうゆう事?」…となり。その後の彼のグチグチとした女々しさにはウンザリしてしまったから。
映画では彼女の《謎》を分かりやすく処理していていたが、その後の彼のグチグチっぷりは落ちてしまった側がああだこうだとは言えないかなあ〜と💧

黒島結菜の可愛さに多くの男がノックアウトされるのは必死か。

2022年 1月6日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン7

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松井の天井直撃ホームラン

4.0こんなハズじゃなかった……

2024年1月5日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しかったよね、って言い合える相手が居る事は、人生の宝だと感じた。
なんだっていつかは終わりが来るのだから。
そんなの生きてればいくらでも巡ってくる……って実感こめて思っちゃうのは、若者達では無くなってるからかも。
振り返って何も無いより、辛くても痛くても切なくても、自身が経験してきた事は、糧となる。そこに良い悪いなんてどうでもいい。
過ごしてきた過去は確実に在るのだから。
なんか好きな雰囲気で、何回も観返したくなる作品。

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奇妙鳥

2.0何が言いたいのか

2023年9月10日
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現実が辛いのは分かったけど、自業自得。
不倫しておいて振られたから仕事休むのはかなり痛い。
井上祐貴の役は、少しでも良い状況になろうとあがいてて良かったけど、主人公には全く共感できない。

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なこ

3.5何者にもなれなくて

2023年8月5日
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何者かを目指して何者にもなれなくて、それでも少しもがいてみる。刺さりたくなくても刺さる。

主人公と彼女と同僚の尚人がオールで飲み歩き、朝日が顔を出そうとするシーン。彼女が朝日から逃げだそうと走り出し、3人揃って走り出す。あのシーンがすごく好きだった。

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西田

3.0恋愛映画じゃないです。就活してる今観たくなかった

2023年5月31日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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とみ

3.5んん…惜しい…!

2023年5月24日
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泣ける

悲しい

単純

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7092

3.0あまずっぱい青春と突き付けられる現実

2023年5月19日
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鑑賞方法:VOD

気をてらう訳でもなく極めてオーソドックスなカメラワークにシナリオ進展。そうかこれはミュージックビデオなんだ‼️だから映像は音楽をなぞるのか。最後まで名を明かされる事の無い黒島結菜の存在の秘密が若者の恋をより一層甘酸っぱくも切ないものとして結実する。誰でもが経験したことのある世界だけに明大前のその帳が上がる眩しさに目を背けてしまう。

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mark108hello

2.5振り回された先の無い恋愛

2023年4月27日
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鑑賞方法:VOD

北村匠海扮する僕は就職内定の学生の飲み会に参加した。そこで黒島結菜扮する彼女が先に帰って行ったが誘いのメールが僕に来た。

そりゃあ女の子から誘われたらまずは行くよね。この頃は年上でも話はずめば付き合いも始まるさ。夢を語ったりして。学生時代の恋愛は無邪気になれるし、こだわらなくていいよな。社会人になると自由がきかなくなるからね。

まあ彼女がいるだけいいと思わなきゃね。でもとんでもない落ちがあってびっくりだな。振り回された先の無い恋愛は若い者には罪だな。

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重

3.0純愛ものではない

2023年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

最初、「花束みたいな恋をした」的な映画かと思って見始めました。
というか脚本自体、多少そっちの方向にミスリードしているようなところもあると思いますが、実際はそういう話ではなかった、というのがこの映画のプロットの核心にもなっているわけですけど。
北村匠海は、夢を持って社会に出たのに、壁に当たってもがく若者という、ともするとステレオタイプな役柄をそれなりに熱演していると思います。
それに対して、相手役の黒島結菜は、ちょっとミスキャストではないかな?
この役をやるなら、もう少しメンヘラ的な感じだったり、陰と陽、奔放と貞節といった二面性を感じさせるような女優さんでないと。
ちなみに、ラブシーンが思いのほか濃厚で少々驚きましたが、そこでも、黒島さんでは肉体的魅力に乏しいためか、北村匠海の腰の動きばかり見せられ、苦笑してしまいました。

前述の核心とも関連する話ではあるのですが、あれの前後で物語のトーンが変わってしまうため、この映画は結局のところラブストーリーでも青春群像劇でもなく、どこか中途半端なものになってしまったような気がします。
もちろん、原作があるので仕方ないのでしょうが。
それと、要所要所で挿入される音楽の使い方や選曲が非常にチープで、興ざめしました。

女優のキャスティングと音楽の使い方次第では、もっとずっと良い映画になったのでは?

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cooloctopus

4.5黒島結菜、炸裂‼️

2023年4月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

黒島結菜目当ての観賞でしたが…ギャップの壁にぶち当たる若き社会人時代や痛くて忘れられない、いけない恋は胸に刺さりました。生涯の親友と一生忘れないであろう元カノとの出逢いに『あの頃に戻りたい』と思わせられました。黒島結菜の存在感は圧巻でした。
凄く良かったです。

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tuna

1.0面白く無い

2023年3月9日
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鑑賞方法:DVD/BD
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背中にエンジン

3.5マジックアワー

2023年2月15日
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最初は爽やかな青春映画かと思い、自身の大学生〜社会人成り立ての頃の感覚を思い出していたら、まさかの展開。
とても綺麗な顔だちで優しい人なんだけど、彼女に裏切られてから恋愛が苦手になってしまった大学の知り合いを思い出した。彼は立ち直って元気になったかな。
社会人1,2年の頃はまだオールもできて、明け方まで楽しめて、大学生の頃よりはお金があって、マジックアワーという言葉に頷いてしまった。
オール明けの朝って、楽しさの余韻と眠気と、朝の澄んだ空気と、自分たちを置いてけぼりにしたまま1日が始まるような、あのなんとも言えない感覚があるのを思い出した。
大学生までが楽しいんじゃないか、と思いがちだけどいつだっていまにしかない楽しさや良さがあるよなあと思った映画だった。

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のん

5.0本当に現実ってしんどいですよね。

2023年1月16日
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鑑賞方法:VOD

難しい

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スティーブン・セガール大好きな平成生まれ

3.5【72点】若者にあるごちゃごちゃさ

2023年1月5日
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ランニングマン

2.0めめしくてつらいよ

2022年12月23日
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明け方の誰も歩いていない街の
空気感が好きって気持ちはよくわかります。
で、そういう空気感の映画なのかと
思って観たら、全然違った。

おそらく、”こんなはずだった”人より
じゃなかった人の方が圧倒的に多くて、
そんな人たちの大半は、もっと退屈。
んで、こんな退屈な人生はまっぴらだって
行動起こすのが30前後。
そしてさらに”こんなはずじゃなかった”人生に
拍車がかかり、それでもいろんなものに
折り合いを付けながらトータル
プラマイゼロくらいで40前後を迎えてあせる。

っていう人生の、まだ”明け方の若者”の
映画を見たかった。

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にゃろめ

0.5酷評してます

2022年12月12日
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2022/06/17@アマプラ

気持ち悪い、不快

女性、不倫しかけたくせに被害者ヅラ気持ち悪い
男、不倫女との縁が切れただけで仕事休むな
同僚の男、かっこいいのに優しくてずるい

わざとかもしれないけど、ヒロインの演技がちょっと棒読みっぽいのが気になった
セリフもちょっと恥ずかしい感じ

性行為苦手だから不必要に多くて嫌になった

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すずかけ

4.0リアリティ抜群

2022年11月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

最初は、イケてる人たちの上っ面の物語をちょっとシニカルにみる話かと思いきや、思いっきりあるあるの、リアリティ抜群の話で驚いた。今の若い人たちもこういう感じなんだろうね。就職→転職+マルチの感じがいい。ただ、恋愛の部分はもうひとエピソードほしかったかな。

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khapphom

3.5起承てーーーん結!

2022年11月27日
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最初はキラキラした学生が付き合って、就職してすれ違い、お別れするお話だと思ってた。でも全然違った。起承転(てーーーーん!)結みたいに、転が現れたときの衝撃が…。全然キラキラしてないやん。現実味ある、苦しくてしんどいラブストーリーやん。なんだか今の私に持ってこいの映画。そして監督とメインの役者さんたちも同年代で刺激を受けた。

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もっち

3.0青春が終わる。人生が始まる。

2022年11月26日
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デヒョン