劇場公開日 2022年9月23日

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秘密の森の、その向こうのレビュー・感想・評価

全91件中、21~40件目を表示

3.5ごっことささやき

2023年3月28日
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オタキング氏の発言だが「映画は面白いかどうかを見るものであって、これをわかるかどうかって言い出すとアート系になっちゃうんですね。で、わかるかどうかで言い出すとすっごい作り手は楽なんですよ。」というのがある。

これは園子温を語る回から出てきたもので、それはわたしのような園子温大嫌い包囲網にいる人間にとっては頷き筋肉痛が発生するほど禿同な神回になっているのでぜひご覧いただきたいがアート系でも優れたアート系には面白いという見地がある。だから氏は園映画を“頭の悪い人が好きなアート系”と定義したわけなのだった。

──

映画を見て「わかる」から評価を高くする──ことはしたくない。

「わかる」から高評価すると、つまんなくても支持することになり、じぶんの気持ちにあざむくことになってしまいかねない。から。

とはいえPros側に「面白い」と「わかる」しかないのは不便だ。

アート映画には「興味深い」という見地があると思う。

園子温とセリーヌ・シアマを比べたとき、その引き出しのちがいは、中学生が見てもわかる。
情報量や含蓄や着眼点や隠喩や多様性、バランスと達識と経験値と、それら無形のものが画に込められて「興味深い」という捉え方ができると思う。

その点セリーヌ・シアマ監督の映画は興味深い。なんとなくベルイマンぽい感じもある。イルディコー・エニェディというハンガリーの監督の心と体とという映画があったけれど空気感が似ていると思う。前作燃ゆる女の肖像を興味深く見たが、それは面白く見たと同義だと思う。退屈しなかったんだから。・・・。

このアート系を巡る考えの緩衝地帯にいるのが、例えばウェス・アンダーソンだ。

フレンチ・ディスパッチどうでしたか?俺は面白くはなかったぞ。だけど興味深かったかな。でもあざとかったな。だけど頭の良さはわかりすぎるほどわかった。アンダーソンがやった散文と園子温がプリズナーズ・オブ・ゴーストランドでやった散文なんて比べようがない。だけど業界のウェス・アンダーソンわかってますオーラは好きじゃないな。ムーンライズ・キングダムが一番いいな。・・・。

映画を「興味深い」と、捉えたとき好き(好ましい)という立脚点が加わらなければならない。と思う。

「興味深い」だけだと弱いからだ。例えるならカンヌの「ある視点」。あるいはリューベン・オストルンドやミシェル・フランコみたいな。「興味深い」だけの映画はアート映画というより実験映画に区分される。ような気がする

ウェスアンダーソンはまちがいなく興味深い。だが好きかどうかは人それぞれ。だけどムーンライズは好きだった。──という考察において、ウェスアンダーソン評価がアート系映画を巡る各人の考察のバロメータになろうかと思う。

セリーヌシアマには明らかな好ましさがある。燃ゆる女の肖像はいうに及ばずこれも少女時代の多感をファンタジー風につづっている。なんらかの「ごっこ」によって形成期の心象が語られる。抽象的だが興味深く、好ましかった。

ビクトルエリセのミツバチのささやき(1973)という名画をご存知だろうか。すこし大げさに言うとあれを彷彿とさせた。

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津次郎

3.0母娘の関係はまた独特なのか。

2023年3月16日
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母親と娘との関係は、父親と息子との関係とは、また違う人間関係なのかとも思います。そう思ったのは、実は、家内と(まだ子供だった)娘との口論を聞いたときでした。
息子が小学生でも高学年か、中学生くらいになると、さすがに一端の理屈を構えてくることもあるので、評論子と口論のような状況にもなったりもすることがあります。

それでも評論子には「相手はまだ子供」ということが意識の何処かにはあるのですが…。
しかし、同じ年頃の娘と母親(家内)との口論を聞いていると、まったく対等な「女同士」のような言い争いでした。
(母親=家内の目線からは、相手はまだ子供だという意識は窺えないような感じ。)

そう考えると、本作のネリーも、母親マリオンから聞いた、まだマリオンが子供だった頃の話を、自分と同い年くらいの歳の子供として目の前に現れたマリオンに、何の不思議もなく投影・追体験できるという心情も、あながち判らない訳ではないように思われます。

プロレビュアー氏のコメントによると、本作のセリーヌ・シアマ監督は、女性同士の心情を描くことに長けた方であるとか。
そうすると、本作も、ネリーと母親マリオンとの心情を鮮やかに描いた一本ということになりそうです(まだまだ鑑賞力不足の評論子には、断言ができませんけれども。)

少なくとも、シアマ監督の他の作品もじっくりと観てみたいという意欲が啓発された一本になりました。評論子には。

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talkie

2.0で?

2023年3月13日
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鑑賞方法:VOD

単純

難しい

WBA同調圧力に辟易して観賞。

う〜ん…私にはよく理解できなかったなぁ。
観たままなら、あまりに物足りない。
何か深遠なものを見出さなくてはいけなかったのだとしたら、
全くわからなかった。
これから?という感じの時に終わってしまって唖然とした。
思わせぶりで何もなし。
長けりゃ良いってもんじゃないけど、端的に過ぎる。

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みみず

3.0ネリーとマリオンのおうち

2023年3月4日
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梨剥く侍

4.5自然の音が、心を癒やす

2023年2月25日
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鑑賞方法:映画館

早稲田松竹にてなんとなしに鑑賞。
開始早々の社内で横顔を移すカメラワークで、この作品は間違いないと確信。
その流れのままに、どのシーンをとっても、画になるシーンばかりである。

邦題のとおり、「秘密の森」を醸し出す森の様子、そして、劇伴代わりの森の風音。

一曲だけ入るアップテンポの歌がメリハリと子どもたちの心を表現している。

70分ほどの時間が丁度いい。長すぎても退屈であった。

なんとも不思議な作品であるが、癒やされた。

2023年劇場鑑賞36本目

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ひでぼー

3.5優しさに包まれたなら

2022年12月3日
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JYARI

2.0少女の判別に戸惑った

2022年11月19日
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祖母を失い悲しみに耐えかねて姿を消した母と森を探索する少女の出会いを描いた物語。自然の美しい映像が印象的ですがストーリーが曖昧で内容が良く分からなかった。愛らしい少女二人がキュートで魅力的ですが非常によく似ていたので見分けがつかず青と赤の色で判別しました。
2022-210

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隣組

4.0久々に映像だけに浸る

2022年11月16日
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鑑賞方法:映画館

『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマが監督・脚本という事らしいですが、正直言って私はこの『燃ゆる~』の方はあまりピンとこなかったというか、個人的にLGBTものの作品自体に苦手意識があるみたいなので、その種の作品には積極的には手を出さない人間なのです。
で、本作はLGBTものでなかったせいなのかどうかは分かりませんが、やっとこの監督の凄さや才能を冷静に理解出来たというか、私にとってはほぼ完璧な作品でした。

でも公開時は鑑賞を見送ったのに何故再映で鑑賞したのかというと、私が最近よく見るYOU TUBEの、社会学者で映画批評家の宮台真司氏の動画をたまたま見て本作を絶賛していたので急遽観たくなったのです。
この宮台さん、非常に辛口の批評家で社会や政治については、普段自分が思っていても中々言語化できないモヤっとした感覚を見事に言語化してくれるので、最近けっこう贔屓に動画を見ているのですが、その宮台さんが本作については、傑作だと絶賛している割には何が良かったのかは、いつもの歯切れはなくボンヤリとした表現で素晴らしかったという程度だったので、何処がどう良かったのかを確かめたくて鑑賞しました(笑)

で鑑賞して今まさに感想を書こうとしている訳ですが、傑作であることは間違いないのですが、私も何が良かったかを具体的に言語化するのはちょっと難しく、何から書こうか迷っています(苦笑)
暫く考えたのですが、そもそも論で言うと映画(芸術)って元々が言語化出来ないものを映像で表現する道具ではないのか?という事に立ち返りましたよ(爆)
しかし、商業映画・娯楽映画という表現ばかり観ていると説明が無いと分からない人達が増え、そういう人達が本作を観ても説明はほぼ無いので難しいという事になるとは思いますが、言語化して説明し難い微細な感覚や感情をテーマとして扱う作品の場合、如何に直接心に訴えるかの伝達手段として、その最大の武器(表現方法)として存在するのが映像でありアートだと思います。
本作の場合、誰の人生に於いても絶対について回る“別れ”“決別”“孤独”“哀しみ”等々、その時に湧き上がる感情をたった73分で映像表現するセリーヌ・シアマ監督の才能に驚嘆させて貰いましたが、冒頭車を運転する母親の口に後ろから娘がお菓子を入れるシーンからラストシーンまで、ずっと一貫して母と娘の繋がりの作品でした。

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シューテツ

3.5【”こんにちは、さようなら・・、Petite Maman・・。”今作は、8歳の少女を主人公に、時を越えて三世代を繋ぐ、喪失と癒しのファンタジックムービーである。】

2022年11月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

■ネリーは、亡くなった祖母も自宅を片付けるために、両親と森の中の家を訪れる。だが、哀しみから、姿を消してしまう。
 時間を持て余し、独りで森で遊ぶネリー(ジョセフィーヌ・サンス)の前に、”マリオン”と言う、母と同じ名前の同じ八歳の少女(ガブリエル・サンス:勿論、ジョセフィーヌとは双子である。)が現れる。
 そして、ネリーが”マリオン”に自宅に誘われると、そこは祖母の家だった・・。-

ー 資料によると、このファンタジックな作品を撮影している時に、セリーヌ・シアマ監督は迷いが出ると、”宮崎駿監督ならどうするか?”と自問したという。
  現在、愛知県では”ジブリパーク”が絶賛公開中であるが、宮崎駿監督の影響は大きいのである。-

◆感想<Caution! 内容に触れています。>

・出会った少女の名が母と同じ名前の、”マリオン”で、自宅が祖母の家とくれば、この物語が時を越えて、三世代の血のつながった女性の物語だと分かる。

・ネリーと”マリオン”は、仲が良く、森で遊んだり、クレープを焼いたり・・。

・”マリオン”のお母さんは、杖を突いているが、(冒頭、杖をマリオンが貰うシーンがありますね。)若くて、ネリーにも優しい。

■巧いのは、居なくなった母と思われる女性が祖母の家の一室で、背中を向けて寝ているシーンをサラリと映し込む場面である。

・ネリーは”マリオン”に”貴女は私のお母さんなの。”と語り掛けるが、”マリオン”は驚きもせずに、ネリーの母の事をサラリと聞く。

<今作は、ネリーの祖母の家の周囲の自然描写が美しく、且つ三世代の女性達の、世代を超えた喪失と癒しの物語なのである。>

<2022年11月6日 刈谷日劇にて鑑賞>

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NOBU

3.5シュールなファンタジードラマ

2022年11月4日
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 物語の視座がネリーに固定されており、スタイル自体は児童映画のように捉えられる。しかし、実際にはそう簡単に割り切れない不思議な作品である。祖母の喪失、母の不在によるネリーの不安や戸惑い、孤独がリアルに表現されており、大人が見ても十分に堪能できる作品となっている。

 森の中で育まれるネリーとマリオンの交流もどことなくシュールである。そう思わせる最たる要因は、ネリーとマリオンを双子の少女に演じさせた点にあろう。一応着ている物や髪型などで差別化はされているが、同じ容姿の少女が並んで遊んでいるのを見るとなんだか不思議な気持ちになる。

 そして、映画を観ていれば容易に想像がつくが、マリオンはネリーの母親の幼き頃の姿なのである。ネリー自身もそれは知っていて、それでも尚、自然とマリオンを求めてしまう。それは母の不在からくる寂しさなのであろう。

 自分は最初、これは孤独に病んだネリーが創り出した妄想の世界なのではないか…と思った。しかし、どうやらそうではないということが中盤の父親との会話から分かってくる。父親にもマリオンの姿が見え、実在する者としてそこに存在しているのだ。こうなってくると益々このシュールな世界観に惹きつけらてしまう。

 こんな感じでネリーとマリオン、同じ容姿をした少女の交遊が続いていくのだが、やがてそこから一つの真相が明らかにされていく。この計算されつくされた構成にも唸らされてしまうばかりだ。最終的に母娘の絆という所に帰結させた脚本も見事である。

 監督、脚本は前作「燃ゆる女の肖像」が評判を呼んだセリーヌ・シアマ。残念ながら前作は未見なのだが、本作を観る限り演出は淡々としていながらも、ヒリつくような緊張感漂う映像にグイグイと惹きつけられた。また、終盤におけるBGMの使用もドラマチックな効果を生んでおり、中々の手練れという感じがした。

 ただ、個人的には1点だけ気になったことがある。それは、あれだけ祖母のことが大好きだったネリーが、生前の祖母にそれほど執着していなかったことである。マリオンとの交遊に焦点を当てた描かれ方をしているので、祖母の存在が希薄に映ってしまった。これについてはどう捉えたらいいのだろう。少しだけ不自然に感じてしまった。

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ありの

5.0少女2人のやりとりが、心底可愛らしいのです

2022年10月31日
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泣ける

楽しい

幸せ

常識に囚われずに、目の前で起こることに向き合う少女の感性の柔らかさ。
子供を1人の人間として尊重し、内面に土足で踏み込まない大人たち。彼らはかつて子供だった事を忘れない。
淡々と起伏のない物語に、これ程胸を打たれるなんて!

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アメリカの友人

3.5Au revoir !

2022年10月29日
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泣ける

幸せ

萌える

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いぱねま

2.5物足りない

2022年10月28日
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吉泉知彦

5.0母親と仲良くしたかった過去の少女の自分へ

2022年10月27日
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淡々としたトーンで静かに穏やかに展開する

はからずも、なぜか途中から涙が溢れてきてしまった…
周りで泣いてる人なんていなくてちょっと恥ずかしかったけど

子供のころは余裕のない母親に好かれたくて無意識にいい子をやっていた

大人になって母親の未熟さに幻滅したこともあった

今は私が母親に頼られる存在に…

観る直前に母親に逢ってきたところで、もうすぐ母親との別れが近いと感じている者にとっては思わず感情移入してしまう作品でした
娘にしかわからない気持ちだと思います

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kikukuma

4.0この詩的で芸術的な感じ、セリーヌ・シアマ監督ならでは

2022年10月25日
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この詩的で芸術的な感じ、これはセリーヌ・シアマ監督ならでは。そして、フランス映画ならではだなぁ~という感じ。
映像もアート的だし、音楽を使わないのもいい。
不思議な余韻が、残りました。
ネリーとマリオンを演じた子役の双子姉妹の演技も自然で素晴らしかったです。ただネリーとマリオンが似すぎてて見分けがつかないので、青い服=ネリー、赤い服=マリオンと覚えておくといいですね。

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光陽

4.5不思議な魅力のある作品

2022年10月23日
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不思議な出来事なのだけど…
こういうことが本当にあってもおかしくないように思えてしまったし、自分がネリーの頃に起こって欲しかったとすら思えた。
なんだか、とても現実感があったのは派手すぎないシンプルな演出と、森の力と、双子の姉妹の魅力に拠るのかしら。

怖さがなく、なんだか血の繋がりの強さと大切さと温かさを感じました。

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hkr21

4.5“もう一度だけ見てみたかったの”…観終わった後、何とも形容し難いものが胸に込み上げてくる時を映画的瞬間と呼ぶのなら…ラスト「二人」の再会に胸に染々と暖かい何かが溢れてくる紛れもなく正に映画…

2022年10月23日
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鑑賞方法:映画館

※2022.10.24.映画館にて二回目の鑑賞。
①『燃ゆる女の肖像』は本当に素晴らしかった。
本作はそれに比べては小品だが与えてくれる豊かさは変わらない。本当は男には正確に理解は無理なのかも知れないけれども、この映画でも「二人の女性」の絆が心を揺さぶる。
②『燃ゆる女の肖像』では主要な登場人物は全て女性だった。本作では男性である「パパ」が重要な役で出てくるのが前作と違うところ。そして「パパ」は‘わかっていた’のだと思う…
③ネリーが最後にお祖母ちゃんに言う“Au revoir(さようなら)”に微笑み、最後の台詞“マリアン”に胸が熱くなる。

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もーさん

3.0なんかジブリ的な。

2022年10月23日
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フランス奇譚の小ネタなんですが。何かジブリ的やない?トトロ的やない?ちょっとジュニア的、と言うか、女性視点のライトファンタジー、って言うか。3世代、っちゃー3世代が登場します。母親を失う事への畏れ、が縦串。お父ちゃんは、おっとりし過ぎで、優し過ぎて、舌足らず過ぎて、存在感まるで無しです。

この世界観が新鮮だと言う方におかれましては、満足度もそこそこかと推測したりするけれど。いやー、なんか二つくらい足りねーよ。って思ってしまうんだすよ。

秘密の暴露とか。隠されている、繋がりの暗示とか。ダーク系のバックグラウンドとか。

これじゃジブリの出来損ないだよ。
って思うのでした。

物足りなかった。
明らかに。

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bloodtrail

3.5独特な感慨に浸れます

2022年10月22日
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なーるほどこういう話か。まったく予備知識なしで観に行ったので、まず、あれ、子役が似てんな〜なんでわざわざ似てんの選んでんのかな〜と思ったりしたが、な〜るほど、のまさかのファンタジーだった。
シアマ監督といえば〜ではないが、なるほど女同士をこういうことでやるという目の付け所はさすが。娘と母。さらに言うと親子三代か。わかった瞬間からいろんなことがこんがらがりつつ思い巡らせつつ、そしてラスト、さすがにああいったツーショットは見たことのない感慨を覚える。
このような話は、たぶんもっともったいぶって作り込んでもいいところ、この簡素&あっけなさで、ぶっちゃけ途中うとうとしてもいたけど子役の魅力で見せてける。
軽やかなステップでジワッときた。

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ONI

4.0パズル問題漏洩事件

2022年10月22日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

少女がタイムスリップし、少女だった頃の母と交流する話。家族愛がテーマか。
綺麗に濃い内容でストーリー構成も良し。尺もコンパクトにまとまっている秀作。

良い点
・演技と知性

悪い点
・どっちがどっちか分かりづらい

その他点
・出入り自由
・もっと外側も気になるが

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猪古都