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映画「アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版」 アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版 劇場公開日:2022年4月23日
解説 ルーマニアの鬼才ラドゥ・ジューデ監督が、世界的パンデミックとその後の社会の閉塞感を背景に、人間の「性」をアイロニーに満ちたまなざしで描き、2021年・第71回ベルリン国際映画祭で金熊賞に輝いた作品。コロナ禍のブカレストの街をさまよい歩く女性エミ。名門校の教師である彼女は夫とのプライベートセックスビデオをネット上で拡散されてしまい、夜に開かれる緊急保護者会を前に、事情説明のため校長宅へ向かっていた。彼女の不安といらだちは街の人々が抱える怒りや絶望と重なりあい、猥雑で怒りをはらんだ空気が徐々に膨れ上がっていく。日本では「イメージフォーラム・フェスティバル 2021」で特別上映された後、ジューデ監督自ら追加編集を施した「監督〈自己検閲〉版」を劇場公開。「監督〈自己検閲〉版」はぼかしやカットの追加のみならず、ジューデ監督によるアイロニカルでユーモアあふれるメッセージが本編の所々に映し出される。
2021年製作/106分/R15+/ルーマニア・ルクセンブルク・クロアチア・チェコ合作 原題:Babardeala cu bucluc sau porno balamuc 配給:JAIHO
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2022年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
This critique of the pandemic era feels fresh out of the oven. The film has fun with the disorienting nature of its masked cross-dialogue. The middle of the film is a no-narration alphabet of haiku shots which have little to do with the story. The film is what would be Buñuel's answer to today's mass consumption of pornography. Vaporizing with nowhere to go, its brilliance will be tested by time.
2023年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ベルリン国際映画祭で作品賞を受賞したということだが、私にしてみれば駄作の中の駄作。 無駄な描写が多過ぎて迷走しているな、という印象。
2023年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー 名門校の教師・エミは、夫とのプライベートセックスビデオがネットに流失。 保護者会を控え、エミは事情説明のため校長宅に向かっていた。 彼女の抱える不安やいら立ちは、街行く人々の怒りや絶望と重なり、猥雑で汚れや怒りをはらんだ空気が徐々に膨れ上がっていく。 という内容を三章立てで描いた作品。 特に秀逸なのは、ルーマニアの過去の負の歴史を様々な角度から炙り出した第二章および、第三章の三つのエンディングの描き方である。- ◆感想 ・今作を映画タイトルに釣られて観ると見事に肩透かしを食う作品である。 冒頭の、名門校の教師・エミは、夫とのプライベートセックスシーンは、監督の”自己検閲”とナレーションが流れる音声のみで全く描かれないが、明かに意図的である。 ・面白いのは、コロナ禍により慣れないマスクをしているルーマニアの人々の苛立ちやマスクをキチンと装着していない(顎にひっかけているだけ)姿である。 ・今作は、通常は立派な名門高校の女性教師の夫とのセックスシーンを撮影したフィルムが流出した事を表立った形で描きつつ、ルーマニアの闇歴史(独裁者だった、チャウシェスク及びその夫人が莫大な財産を蓄えていた事が明らかになった際に、即在に夫妻が射殺された件など・・)を仄めかしながら、彼の国の社会の偽善や偏見を皮肉たっぷりに描き出した作品である。 <手元のフライヤーを観ると、今作は2021年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したそうである。 今作は、章立てでストーリー展開がされるが、第二章および、第三章の三つのエンディングを含め、構成が面白かった作品である。>
2022年12月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
2部までで見るのをやめようかと思ったけど、3部が圧巻だった。ルーマニアの民度の低さがありありとわかった。日本はそれ以下だけど。みんながそれぞれ無茶苦茶な矛盾したことを言ってるのも興味深い。代わって反論したかった。ラストバージョンが楽しい。