仕掛人・藤枝梅安のレビュー・感想・評価
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豊川梅安は色気あって良しです!
原作は読んでないけど昔テレビでやってた仕掛人、仕事人は大好きでした。特に初期の頃のドロドロ.ダークな感じが好きでした(必殺仕事人は名作)。結局、誰も救えない感じとか、善悪混合な感じが良いのです。仕掛も仕事も、結局は根本的にはなーんにも晴れないってトコとか人間社会っぽくて好きなんだよなー。決して仕掛人(仕事人)はヒーローではありません。最近のジャニーズ仕事人は、仕事人にあらずです。
今作は出口がそこそこ見えたり、なんとなーくスーパーマン的なキャラで.ま.エンタメだよなって。
あんまり暗くて重ければ売れないかかなぁ?仕方ないかなぁ?時代劇が好きな年代向けのダークエンタメってとこに落ち着かせている気がします。だからあんまりモヤモヤしません。
なんか、全体的に(良い俳優さんたちばかりですが)影少なめなんですよね。悪い奴は悪い奴にしか見えない、というわかりやすさがそうさせているのかもしれません。また「起こり」が託す理由となる部分はもっともっとえぐくしてほしかった。「仕掛」自体が軽く見えちゃうんですよね。本作で梅安自身、一番大事で重要な仕掛があるんですが、その重みが他の仕掛とあんまり変わらないように映っちゃってるのはよろしくないと思います。
画面作りも結構ドロドロ感少なめなんですよね。かっこいいけど「裏稼業の業の深さ、やりきれなさ」みたいな感じが欲しかったなぁ。何度もですみませんが、TV「必殺仕事人」の光の演出ばりの光と影、欲しかったなぁ。逆光に浮かぶ深い青と黒、そしてスモーク・・・格好良かったなぁ。ま、個人的な好みの話ですがww
けどけど、、あぁ、プロが殺してるなーって感じの梅安の仕掛のシーンは好き。大人の色気感じるところも良いですね。もっともっと俗人感あっても良かったけど。
全体的にそんなこんなで僕の評価は低めです。豊川さんの演技ありでこの評点。ただ、2連作の1作目だからここで評価しちゃいけないのかもしれません。あ、僕は事前情報入れていかなかったので半分見逃しちゃいましたが、エンドロール後に2作目への布石エピソードあります。エンドロールで席を立たずに最後までご覧になった方が良いです。
松竹の時代劇に死角はない。
「時代劇チャンネル(CS)」では、たまにオリジナル良作品を放送しているので、日頃から 楽しませてもらっているが
本作も、配信で観れば良いかなぁ。。。と考えたものの
映画を主幹するのが、悪の「@@@制作委員会」ではなく、時代劇チャンネルと松竹の2強がタッグを組み、本気でつくった映画故え、
よほどの自信作が創られるものと思われたので、一応 劇場で観る事にしました。
原作があるとはいえ、必殺仕事人 はもう内容が出尽くしているだろうから
本作はオリジナル書下ろしのシナリオだと思うが、"時代劇の松竹"が自信を持って世に出す映画の内容は完璧なまでに面白いのは必然。
考証も完全であり、町人は町人らしく、商人は商人らしく、浪人は浪人らしく、武士も江戸時代の武士らしく
安心して観ていられる。
戦国時代の大合戦の様な 派手さ はないが、教科書に載せても良いくらいの考証力は流石である。
また、撮影や音響も完璧で、ケチのつけようがない。
特に 影を使った明暗は 時代劇にリアル感を与え、NHKの4K画像でなくても、撮影者の技量だけで
芸術的な光の演出を行えていた。
最初の 起こり が使った 小刀は見事な品だった。
流石、松竹は良い小道具を所持しています。
隣に座っていた爺さんは、上映中にポップコーンを大量にぶちまけてしまったせいか
エンドタイトルの途中で、席を立って 帰ってしまったが。。。大間違い
エンドタイトルの後、重要な1シーンがあるので、この映画は明るくなるまで、きちんと鑑賞した方が良いでしょう。
本作を観たら、当然2か月後の次作は非常に楽しみだ。観ます!
バイオレンスな映画を見た感覚にはならなかった。 吹き矢と針ですんご...
バイオレンスな映画を見た感覚にはならなかった。
吹き矢と針ですんごい地味だし、簡単に殺す。
主演の風格と作風にはマッチしていたのかな。
あの若者剣士死んだ思ってたけど生きてたんや
時代劇も面白い!とても良かったです!
【時代劇に酔う】
かつては緒形拳や芦屋雁之助、渡辺謙などが歴代演じてきた梅安役を、6代目となる豊川悦司。
高レヴューなのと、トヨエツさん好きなので初めて時代劇を映画館で観てみました。
・・・いい!すごく、いい!
まず、トヨエツさんがめちゃくちゃカッコいい。
本業は鍼医、裏の顔は世の中の悪を成敗する仕掛人。
長身で華があり、色気が素晴らしい上に、【訳アリ】の仕掛に時には迷い、憂える表情がたまらない。
恋人役の菅野美穂もとてもいいし、相棒の片岡愛之助さんも上手いし、なんと言っても天海祐希のオーラ半端なく、凄みさえ感じました。
侍役の早乙女くんの殺陣!大衆演劇出身の彼の殺陣が素晴らしいとは聞いていましたが、当たり役で、見惚れました。
そして、江戸の街並みや風情漂う人々の暮らしぶりなども忠実に再現されていて、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。
インタビューで「時代劇もきちんとつくれば、世界にも通用する立派なカテゴリーです」とトヨエツさんが言っていますが、この映画を観たら納得です。
4/7〜の後編も楽しみです!必ず観ます!
仕掛人、仕置人、仕留人、仕業人、仕事人
必殺シリーズの原点とも言うべき作品ですが、とても楽しめました。改めてWikipediaで同シリーズ沿革を見ると歴史を感じますね。エンドロールに椎名桔平さんの名がありますが、これが次回作に続く案内です。エンドロール終了まで退席されませんように。
美しい仕掛けのための2時間
見せ場となる終盤の仕掛けのために、2時間耐えました。
単調に感じられるカメラワーク、わざとらしくも見える演技。
全体を通して仰々しさ野暮ったさを感じる演出が気になります。
それでも実力派の俳優陣ばかりで、登場人物像には説得力があります。
俳優陣の力なしには、この重厚な人間ドラマを表現できなかったでしょう。
女性が搾取されるエピソードがあり、仕掛けに至るまで胸糞の悪い時間が続きます。
中盤では観にきたことを後悔しそうになるほどでした。
ところが見せ場の仕掛けで一変、あまりの美しさに涙がこぼれました。
この仕掛けシーンのための忍耐の時間でした。
全体として物足りないところは多々あり、人に勧めるには悩ましいところですが、終盤の仕掛けシーンには素晴らしいものがあります。
豊川悦司さんの必殺 仕掛人がめちゃくちゃカッコいい!!
硬派な作りの本格時代劇で見応え満点です
現在でもTVでお馴染みの「必殺!シリーズ」、その1972年に始まった第一作が本作と同じ仕掛人です
TVシリーズは悪い奴らが殺されるプロセスがフィーチャーされているお茶の間エンタメですが、本作は人物に焦点を当てている人間ドラマの色が強いです
現代の日本の時代劇離れに危機感を感じている映画人達が観客に戻ってきてほしいと願い、今の時代に合わせて本気で作っただけあり、映像も殺陣も、そしてキャストも何もかもが一流の上質な薫りに包まれ、時代劇の本気を味わえます
豪華な演技派で固められたキャストの中でも豊川悦司さんの藤枝梅安、坊主と無精髭と和服がむちゃくちゃ似合ってて、すごくカッコよかったです
あと天海祐希さんもすごく綺麗でした、迫力ある汚れ役を観たのは初めてで新鮮でした
最後にエンドクレジット始まっても席は立たないようにしましょう
豊悦さんに誘われて
2.5 内訳 (笑) 俳優の演技は4⇈でもと思いますがカメラアングル=監督がNG、ストーリー展開はほぼ原作・・・セリフもほぼ原作=脚本の方仕事してないような・・・
梅安は原作を全シリーズ読み終えというか途中で池波先生が亡くなって惜しい事でした。
で、私は当初見る気がなかった。
それは梅安のイメージが緒形拳で強烈に残っているから・・・
ところがTVの何の番組か覚えていないけど豊悦さんが同じ感覚だったという。
で、悩んだが監督に・・・(断れない義理かな?)という。
じゃ~観てみようと(笑)
感想・・・可もなく不可もなくです。
豊悦さんは緒形拳さんと違う梅安を好演したと思います。
その他の役者さんたちも今まで見た事ない役柄を上手くこなしたと思います。
問題は他の方もレビューに書かれていましたがカメラアングルの酷さ・・・
ずっと役者のアップばかりであれだけ表情でも役柄をの渾身の演技が迫力にならない・・・それでも豊悦さんがメジロに驚く時の眼は凄かった!
次回作・・・もう取り終えているんだろうね・・・観に行かないかも
だって疲れたんですよ。風景とかなくって町中のしかもアップシーンばかりの
ps
愛之助さんは歌舞伎役者だから仕方ないけど豊悦さんだけは化粧していなかった気が・・・渾身の梅安演じるためにと思います。感心しました。
ぐじゃぐじゃで面白かった
仕置を依頼する複数の筋がぐじゃぐじゃで最後までいい意味で糸が解れなかったけどエンディングできれいに解けた感じ。
エンドロールは最後まで見てほしい。
椎名桔平が超絶気持ち悪かった(笑)
正統派の時代劇
子どもの頃には、たくさんのテレビ時代劇が
ありましたが、この頃では、大河ドラマくらいしか地上波で見ることができません。
こんな、ちゃんとした時代劇を、しかも
大きなスクリーンで見られて、感慨深いです。
役者みんなが上手い!
私は、ジャニーズも大好きで否定はしませんが、この映画に、ジャニーズが出ていないことが、とても良かった
続編もぜひ観たいです
幼稚。 物語、演技、映像が稚拙で全体に噛み合わずチグハグ。 薄っぺ...
幼稚。
物語、演技、映像が稚拙で全体に噛み合わずチグハグ。
薄っぺら。
新必殺仕置人の最終話をまんま劇場に掛けた方が格段に良いだろう。
下世話で不気味で可笑しい念仏の鉄、山崎努を想う。
豊悦天海らに罪は無いが。
後編、見ないかな。
時代劇の良さが詰まった映画だった。
池波正太郎の藤枝梅安とくれば面白いに決まってると思ったけれど、期待を裏切らないクオリティだった。
なんと言っても役者達が素晴らしい。
豊川悦司の静かだけれどちょっとした表情の動きで感情を表す演技は引き込まれたし、悪女を演じた天海祐希は悪さMAXで迫力満点の中、最後になんとも言えない可愛いさを見せてくれた。そして相変わらずキレキレの殺陣の早乙女太一は舞台でも大好きな役者。スピードと華のある殺陣は出てきた瞬間にその場を支配する。相棒の愛之助も実はあまり好きじゃないけれど、いい味出ていた。
わかりやすい勧善懲悪の中に、人の悲しさと喜びを含んだ時代劇だった。そして、池波ファンの人にはあの料理の数々がたまらないだろうなぁ。
必殺かと思ったら
なんの気無しに見た。
テレビの必殺シリーズみたいな娯楽ものかと思ったら大間違い。
本格時代劇だった。筋がしっかりしてるから見てて吸い込まれる。
主演男優がとても良かったです。
お勧め日本映画です。
欲しいものがある世界
合戦バリバリの時代劇を映画館で観たい!と思っているのと同時に、大事にしたい世界。最高でした。
池波ワールド(食が大事)をしっかりしつつ、過去の時代劇の旨味も大事にしつつ、最近オモロイ方向が多かったトヨエツさん、最高でした♪
時代劇新時代。ホントにお願いしたい。映画館で観ることの出来る時代劇が続く事を切に願って。
実に勿体無い。
俳優さんたちはとても良かったと思うし、豪華でした。特に天海祐希さんは群を抜いて良かった。
それ以外は、カメラワークもアングルも演出も音楽も全く良くない。
俳優さんが頑張ってるし、原作が良いから観れますが、兎に角必殺のシーンは緩急もなくダラダラしてて工夫もなく既視感だらけで問題外だし、早乙女くんの折角の殺陣も活きてない。濡れ場のシーンもちっとも色っぽくない。素人にもわかる演出の悪さは、俳優さんの問題じゃなくてセンスの問題だと思う。顔映しとけばいいだろーくらいにしか思ってないのがよくわかる。
最後の椎名桔平さんの演出も吹き出してしまうくらい、稚拙で幼稚な出来で、あれでは失礼だと思う。
昔の時代劇の撮り方をカメラの台数減らして撮ってたら、良いものなんか創れませんし、演者に失礼だと思う。
スペシャルドラマくらいでいいよー。お金の掛け方間違ってます!
日本の時代劇は日本にしか作れないはず?なのだから笑、大事にして欲しい。
邦画もこういうのは最高ですね
もともと幼少の頃に見てた藤田まこと演じる仕掛け人シリーズ大好きだったので、今回もそこそこ期待して行ったのだけど、トヨエツの演じる梅安も良かったわー。
邦画にありがちな変なお笑いの部分もなく、時代劇の良さを十二分に味わえました。
本当にいい映画でした。
エンドロールが流れ始めたら変える人がいたけど、バカだね~
エンディングからつながる第二作目も絶対行きます。
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