劇場公開日 2023年2月3日

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「松竹の時代劇に死角はない。」仕掛人・藤枝梅安 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0松竹の時代劇に死角はない。

2023年2月13日
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鑑賞方法:映画館

「時代劇チャンネル(CS)」では、たまにオリジナル良作品を放送しているので、日頃から 楽しませてもらっているが
本作も、配信で観れば良いかなぁ。。。と考えたものの
映画を主幹するのが、悪の「@@@制作委員会」ではなく、時代劇チャンネルと松竹の2強がタッグを組み、本気でつくった映画故え、
よほどの自信作が創られるものと思われたので、一応 劇場で観る事にしました。

原作があるとはいえ、必殺仕事人 はもう内容が出尽くしているだろうから
本作はオリジナル書下ろしのシナリオだと思うが、"時代劇の松竹"が自信を持って世に出す映画の内容は完璧なまでに面白いのは必然。

考証も完全であり、町人は町人らしく、商人は商人らしく、浪人は浪人らしく、武士も江戸時代の武士らしく
安心して観ていられる。
戦国時代の大合戦の様な 派手さ はないが、教科書に載せても良いくらいの考証力は流石である。
また、撮影や音響も完璧で、ケチのつけようがない。
特に 影を使った明暗は 時代劇にリアル感を与え、NHKの4K画像でなくても、撮影者の技量だけで
芸術的な光の演出を行えていた。

最初の 起こり が使った 小刀は見事な品だった。
流石、松竹は良い小道具を所持しています。

隣に座っていた爺さんは、上映中にポップコーンを大量にぶちまけてしまったせいか
エンドタイトルの途中で、席を立って 帰ってしまったが。。。大間違い
エンドタイトルの後、重要な1シーンがあるので、この映画は明るくなるまで、きちんと鑑賞した方が良いでしょう。

本作を観たら、当然2か月後の次作は非常に楽しみだ。観ます!

YAS!
YAS!さんのコメント
2023年2月16日

だいぶ前ですが、観賞序盤に、飲んでいたホットコーヒーの蓋がはずれて、服がびしょびしょ に成った事があります。
せめてもの救いは、椅子と床を汚す事なく、全てを着ていた冬服上下で受け止められた事と、隣の席にコートを置いていたので、
観賞後は平然と、何事もなかった様にスマートに劇場をあとにできた事です。

YAS!
talismanさんのコメント
2023年2月13日

ポップコーン無しで!

talisman
talismanさんのコメント
2023年2月13日

次作、楽しみに行きます!

talisman