クライ・マッチョのレビュー・感想・評価
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イーストウッド氏の独特なリズム。。
前作品は、なかなか入り込めなかったので期待半分で観ました!
んーー評価分かれそうです…笑 最近観た作品は展開が速い作品が多かったので、まったりな雰囲気は個人的には大変楽しめました。(アメリカンスナイパー、グラントリノに近いイーストウッドの哀愁漂う作品です)
裏を読む・脚本の真意を想像するではなく、単純に主人公に感情移入をし感じて観賞していただくと楽しめる名作だと思います。
なんとなくですが、イーストウッドの意地・アメリカの意地を感じました。(アメリカ映画の一区切りかなと。)
恐らく未来は、原作ありきでオリジナリティの薄い作品が多くなるでしょう…。
とはいえ、本作は大変楽しめ上映時間もちょうど良く、イーストウッドファンは是非ご観賞下さい‼️
これはもうクリント・イーストウッド‼︎
︎思えば2008年、78歳のときの『グラン・トリノ』で自身のキャリアを集大成したイーストウッド。それが最後になってもいいと思ったのは私だけではないはず。
しかし、それからの十数年、クリント爺さんはとどまることを知らなかった。ここにいる90歳のイーストウッドもいいなぁ。もう逝ってしまうまで「最後の作品でいい」とは言わない。
ちなみに70年代初頭から映画を見始めた我々世代の大半は、民放の○○ロードショーで放映された『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』で彼と出会っている。セルジオ・レオーネ監督のいわゆるマカロニ・ウエスタンだった。
まあ、50年以上付き合っているので思い入れもでかいはずだ。果たして思い入れが少ない若い人たちにどう映るのだろう?
初詣
俺の知ってるメキシコは「ボーダーライン ソルジャーズデイ」な世界なわけ。彼の地は、マフィアのボスは部下がしくじると簡単殺すし、抗争相手も殺して吊るす様な場所なわけ。
一方こっちのメキシコの女ボスは御大にフラれて、キー!ってなるけど、御大に危害を加えられない間抜けを送り込む。鶏に突つかれて退散ってなんだそれ?
御大が向かう先々の民も御大を迎い入れる体制が万全だ。
移動したいと思ったら、キーをさしてガソリンを入れた車を用意。宿所の前には御供えの食事。
そんな民に対し、御大は病んだ動物達へ手をかざして癒す。
神かよ、生き神様かよ!
正月早々、イーストウッド大明神に初詣。
今年も良い映画に出会えます様に。パンパン!
まだ撮るか!クリント・イーストウッド!
殺伐とした内容の映画が多いため、こんなハッピーエンドの映画は安心できる。
人間の善意や宗教観を描くより、人間の悪意や、この世の合理的な判断を描くことが、より成熟した作品であるかのように扱われることもある。
クリント・イーストウッド演じるマイクは、少年から神を信じるかと聞かれ、「わからない」と答えた。
しかし、マイクはメキシコとの国境で、少年と別れを告げ、神を信じる女性の元へと“帰って“いった。
やはり、人間は損得という合理的なものより、善意や愛という不合理なものを、心の底では選びたいのではないだろうか。
しかし、現代はそのバランスが崩れ、合理性が勝り、その反作用が世界を襲っているのかもしれない。
クリント・イーストウッドの次回作を楽しみに待ちたいと想う。
ぜひ劇場でご覧ください!
【”人として、真の強さとは何であるのか。”クリントイーストウッド演じる元ロデオ界のスターだった男が口にする言葉が心に響きます。マカロニウエスタン風なメキシコの荒涼とした風景も作品に趣を与えています。】
ー 私は今作を、元ロデオ界のスターだったマイクが、両親の愛を知らずに育った生意気な少年、ラフォを男にしていく様を綴ったロードムービーとして、鑑賞した。
そして、劇中マイクが偶に語る言葉に、唸った。
あの幾つかの言葉は、年齢を重ねないと語れないな・・、とも思った。-
◆感想
・物語はシンプルだ。元雇主ハワードの依頼で、メキシコに住む別れた妻リタと共に住む、息子ラフォを連れ戻してくれ・・、という依頼に渋々応じる元ロデオ界のスターだったマイクと、ラフォとのロードムービーである。
・荒涼としたメキシコでラフォを妖艶で高慢なリタが住む館を訪れ、リタと対峙するシーン。リタの色仕掛けや酒の誘いを袖にして、サッサと館を後にするマイク。
彼の生き方のシンプルさを表している様な態である。
そして、ラフォが居そうな闘鶏場へ、足を運ぶマイク。
・マイクはラフォを連れ、ハワードの元へ向かうが、愚かしき警察や、リタの部下の妨害に会う。
- マイクは、それでも焦らない。悠々としている。
美しき未亡人、マルタが営む食堂に寄り、珈琲を飲み、礼拝所で夜を明かす。
道中、ラフォが自らの闘鶏、マッチョの強さを誇らしげに語る際に、彼に対し、
”若き時の力、強さを誇示しても、尊敬は得られない・・。”と淡々と語る姿。ー
・マイクの周りには、様々な人、動物が集まって来る。
特に印象的なのは、マイクが荒馬を調教するシーンである。
彼の手に掛かると、荒馬が大人しくなり、マイクは荒馬を悠々と乗りこなす。
そして、ラフォにも馬への接し方を教える。ラフォのマイクを見る眼が変わって来るのが、良く分かるシーンである。
・又、マイクは美しき未亡人、マルタが営む食堂にも頻繁に足を運び、彼女の孫娘たちと手話で交流をする。勿論、マルタとも・・。
”カウボーイは自分で料理をするもんだ”と言って、皆に手料理を振舞うマイク。
- マイクの器の大きさ、人としての優しさが、マルタを引き付けたのであろう。ー
・ハワードが、ラフォを呼び寄せた真の理由が分かるシーン。怒るラフォに対しても、”知らなかったんだ”と、淡々と説明する姿。
ラフォを無事に送り届けた時に、ラフォから貰ったモノ。
そして、マイクは、踵を返し、マルタの店に戻り、ダンスをするのである・・。
- 格好良すぎです。-
<クリントイーストウッドは、今作ではかつての様に、マグナム44を撃ちまくる訳ではない。
愚かしき男達に、ストレートパンチを食らわせるだけである。
それでも、観る側に対してクリントイーストウッドは、
”人間の本当の強さとは何であるか”を、鮮やかに見せつけてくれる作品なのである。
荒涼とした、メキシコの風景も作品の趣に、寄与している作品でもある。>
イーストウッド最高のカーボーイ役の映画
イーストウッド氏だからこそ
様々なタフガイを演じてこられたイーストウッド氏。
今作終盤でマッチョとは、のセリフがあります。何故か過去作が頭をよぎり、しんみりとしました。
イーストウッド氏でなければ、このセリフは成立しないと。
しかし、あなたは、昔も今もヒーローであること間違いありません。
作品自体は、好みが別れるでしょうし、手放しで賞賛できるものではないと思います。
ただ、イーストウッド氏のファンであれば、是非鑑賞していただきたいと思います。
終盤のマッチョとは、に、郷愁感に必ず包まれてしまうからです。ローハイド(再放送ですが)子供の頃観て、次の日学校で睡魔に襲われ、荒野の用心棒、この世にこんな格好良い人がいるのかと目を丸くし、ダーティハリーでは憧れの存在に。
映画の世界にわたしを誘ったヒーローです。
雄鶏のかわいさ
ハラハラドキドキよりホワホワとなった。
つい、もっと悲惨なことが起こるのかもと構えてたけど、最後にこんな穏やかな終わりを迎えるイーストウッド作品は久々かも。
慣れてる雄鶏ってあんなかわいいんだね。
スロー・ムービー
映画です
良くも悪くもただのほっこりもの
どこまでも穏やかな映画
恩人に頼まれて彼の息子をメキシコの母親のところから誘拐してこいってお話!超面白そう😃と思ったけど実際は落ちぶれたロデオスターマイクと不良少年ラフォの心の交流を描いたロードムービー
タイトルから漢泣き!男の中の男だって涙を流す時があるみたいなお話を想像していましたが全編通して穏やかに流れていった
穏やかすぎて盛り上がりにかける気もするけれどけっして退屈な映画ではないのがさすがである
ただマイクは最初からナイスガイだしラフォもすぐに良い子の素顔を見せてくれる
だから『落ちぶれた』『不良少年』はいらなかったんじゃないかなと思った。
でもキズのある人間の言葉のほうが重みがあるから必要な味付けだったのかな
ラストはあっさり終わった感じだけどマイクから本当のマッチョを教わったラフォはきっと上手くやっていけると信じたいです
ガンマンに暴力刑事とマッチョ(男らしさ、男臭さ)そのものであったイーストウッドだけど最近は穏やかな作品が多く暴力!殺し!セックス!などの際どい描写はほとんどない
往年の作品ファンには物足りないと感じる人もいるかもしれないけど切なさと優しさに溢れた最近の作品も結構好きです
関係ないけど言いたい一言
本当にアメ公の事グリンゴって言うんだ😃とちょっとテンションあがった笑
車はマニュアル、格好いいイーストウッド
伝説を観に行こう!
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