レミニセンスのレビュー・感想・評価
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【惜しいっ!】
海進が広る近未来。
この映像を見る限りでは、「天気の子」の実写化は可能だなと考えてしまう。
昼は暑いから、人々は夜起きて働き、昼は帰宅して休む。
そして、過去に囚われて生きようとする人々。
昔は良かったと口癖のように言う人を皮肉るようでもあるけれど、海進が広がって、ああ、あの時、温暖化を防ぐために、こうしておえば良かったなどと考えても遅いのだと言っているようでもある。
それは、この映画のもうひとつの格差社会という設定からも伺える。
そして、レミニセンスは犯罪捜査にも利用される。
これも、当初、人々の幸せを願って考え出されても、結局は、権力維持のために使われるという皮肉だ。
こんな風に書くと、面白そうって思ってもらえるような気もするが、実は、結構惜しい感じが漂う。
なぜだろうか。
(以下ネタバレ)
それは、ストーリーの肉付けなんだと思う。
格差の対比・対立と、過去に囚われて生きることを選択するニックと、もう一つの道、つまり未来を選ぶエミリーの対比も悪くはないと思う。
しけし、格差の対立構図や、サスペンスがありがちのように思えるのと、ニックのメイにのめり込む感じが、しっくりこないというか、説明不足で上手く消化できないし、よって、エンディングの感動が薄れてて、映画のダイナミズムが抑制されてしまっているのだと思う。
面白くないわけではないけど、惜しい作品です。
インセプションではない
海面が上昇して都市がほとんど水に浸かった未来都市で、客に自分の過去を追体験できるサービスを提供するニックが、かつて愛したメイという消えた女性を探す話。
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製作にノーラン監督の弟(インターステラーとかの脚本担当)が入っているので、やたら予告がインセプションだったけど実際は疾走した女を追うミステリー要素とラブロマンスが強め。
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でもメイがニックに残した手がかりはある意味未来を見越して先回りしていたようなもので、『インターステラー』もとい『テネット』に通じるノーラン兄弟という感じ。
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でも終始ニックにイラつく。劇中でも言われてたけどメイに執着しすぎて無理。いっその事メイに単純に騙されてただけでしたで終わってくれた方が良かった~。
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最後ニックは永遠にメイとの過去の甘い日々に閉じこもって一生を過ごすという選択をするのも無理of無理。メイが命懸けで助けた男の子を代わりに面倒見るとかしなさいよ。でも『インターステラー』も愛する女性を探すために再び途方もない旅へ出るからなぁ。
あとはやたらヒュージャックマンによる説明ナレーションがあるんだけど、話が複雑すぎてナレーションを入れることになって嫌々ハリソン・フォードがナレーションを話した『ブレードランナー』を思い出した。
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過去をもう一度体験できるとしたら自分はどの瞬間を選ぶんだろうと考えてて、やっぱり母のいた学生時代を選ぶのかなと思ったけど、逆にそれをもう1回体験すると余計悲しくなるからこの機械使わない気がする。
想像していたものとは別物?
予告編のみの知識での鑑賞でしたが想像していたもの(もっとSFもので事件解決するエージェントが活躍とか)とはとは違った。恋愛先行ならそういう振りが欲しかったが仕方ない。まぁ主役二人が好きなので許します。欲を言えばウルヴァリン的な斬れ味があればもっと良い作品に仕上がったかもですが?
でも結構集客してました。
気になる方はどうぞ映画館で🎦
未練たらしい男のラブ・ストーリー
ヒュー・ジャックマン主演による、壮大なる近未来サスペンスと思いきや…、内容としては、究極の未練たらしい男による切ないラブ・ストーリー。クリストファー・ノーランの元で、脚本を担当してきた、弟のジョナサン・ノーランが製作を手掛けたということで、もっとSFとデジタル・ワールドが融合し、時空を超えたサスペンスを期待していたのに、ちょっと拍子抜け。
舞台は、海面上昇により水没し、残った陸地を巡っての戦争も起き、荒んだ世の中へと変容した近未来。その水に覆われた大都市風景の映像は、かなり細かなところまで、リアルな映像で迫ってくる。
ストーリーは、そうした世の中で、人々は嘗ての豊かだった時代に思いを馳せ、その記憶を時空間映像として映し出すレミニセンス(記憶潜入)によって、一時の安らぎを求めていた。また、レミニセンスによって、瀕死の容疑者の記憶に入り込み、事件発生時に記憶をたどり、事件解決に導く役割も果たしていた。
そのエージェントを務めるのがヒュー・ジャックマン演ずるニック。そして、その前に現れた美しく謎の女性・メイから、レミニセンスによって過去に遡って失くしたカギを探して欲しいと依頼され、それを機にニックとメイは恋に落ちていく。
これまでのヒュー・ジャックマンのイメージは、強くて、逞しい男。しかし今回は、謎の美女・メイに翻弄され、失踪した彼女を、形振り構わず探そうとする、やや未練たらしく、女々しい男を演じている。
ストーリー展開としては、わずかに残る陸地の地主の財産に、ギャングや汚職景観が絡むサスペンスとしの楽しみもあるが、どちらかと言うと、ニックとメイによる究極のラブ・ストーリーの色合いが濃くなっている。
メイ役のレベッカ・ファーガソンは、スクリーンいっぱいに妖艶な美しさを振りまいていた。また、汚職警官役のクリフ・カーティスは、ギャング、テロ、麻薬の売人等、様々な作品で、悪役ボスの顔として地位を固めている。また、ニックを助けるエミリー役のタンディー・ニュートンの献身的な愛が、印象的なラストシーンへと結びつく。
全体的には、クリストファ・ノーラン監督を継承するような、時空を超えた、複雑で摩訶不思議な世界観が展開を期待していたので、スケールが小さく、内容的にも、今ひとつの印象だ。
残念な映画としか。
期待はずれでした。
途中で、あれ?と思いながら。
結局最後まで、悪い予想が当たり続けた。
水没した世界とか
記憶を見られる装置とか
設定凄いのに、ストーリーが
イマイチだと感じましたね
もったいない。
SFテイストのラブロマンス
記憶に潜入するとか、都市が水没してるとか、SFっぽいガジェットがいっぱいですが、話はシンプルなラブストーリです。面白かったです。少し謎解き要素があって良い味付けになってます。伏線の回収はうまいというか、少な目の登場人物がみんな関係者?で、えっ,ドラマとしてイージーすぎないのかとちょっと感じます。良いエンタメ映画です。頭を使う映画ではないです。
映像◎、キャスティング◎、ストーリー△
映像表現とキャスティングは文句無しで良いです。音楽はあまり耳に残りませんでした。なのでまぁ映画としては悪くないと思います。ただ、他のかたがレビューに書いている通り、ストーリーが微妙すぎます。
主人公が好き勝手に動きすぎて、それでいいの?と終始気になってしかたがなかったです。
久々のヒュージャックマンの主演映画で、決して悪い内容ではないのですが、人物の言動の描きかたがどこか雑で、映像はいいのにその良さを生かしきれていない場面が多いのが大きな残念ポイントです。一ヶ所や二ヶ所じゃなく、映画全体でこれが続くため退屈さに繋がってしまっています。
とにかく惜しいとしか言えない映画でした。
レミニセンス=記憶潜入?
思っていたものと違う…というのが率直な感想か。
予告等で劇中のreminiscenceが「記憶潜入」と訳されていたので、てっきり人の記憶に入り込むのかと勘違いしていたことがまず一つ。
その勘違いから『インセプション』を想起してしまい、ノーラン的などんでん返し等を期待するが…。
物語は綺麗にまとまっており、水没都市の情景も美しい。が、もう一捻り、二捻り欲してしまったのが正直なところ。
潜入するなんて謳い文句だから…
捜査官的なアクションかと思いきや…執着心の強い男の物語だった。いろいろ関係が絡んでて面白いけど突き詰めると話がちっちゃい。海水に埋没するマイアミの景色が幻想的で壮大なのにもったいない…残念。
ニコラスケイジみたいになっちゃうよ。
映像にはすごい金かかっています。
でも、それだけ。
話はつまらい。
ヒュー・ジャックマンが出ていなければB級作品レベル。
劇場にもかからない、DVDストレート作品って感じ。
というかヒュー・ジャックマン、よくオファーを受けたよな。
こんな作品出てたら、ニコラス・ケイジみたいになっちゃうよ。
ん〜物足りない…
構成は綺麗ですが、大きな伏線回収があるわけではなく全体的にインセプションやTENETのようなストーリーを期待して行くと正直物足りなく感じる
ヒュー・ジャックマン×レベッカ・ファーガソンはグレイテスト・ショーマンを彷彿とさせる演技で美しかったです
ヒューの肉体は衰え知らずですね
オルフェウスについて、調べてから観た方がいい
過去に囚われた男の物語
全体的に主人公の独白に借りた、説明が多く、
げんなりとする。
インセプションのような物語かと思っていたが、
SFロマンス?というジャンルになると思う。
特に伏線は無く、話が進んでいく印象。
ただし、レビュータイトルにある通り、オルフェウスについて、知っているとラストの印象が変わると思う。
日本人はギリシャ神話に関する、造詣が無く(私もです。)理解が難しいかもしれません。
予測に反しわかりやすくて未来描写が良かった。水没しかけている街の描写、特殊効果が秀逸。
この映画の製作者の兄貴の作品「TENET 」が娯楽映画にもかかわらず、難解で2回映画館で見たが良くわからなかったのを思い出して、戦々恐々としてスクリーンに臨んだ。しかし結論は杞憂であった。
記憶潜入して、過去の出来事を映し出す発想も面白いし、主人公が惚れる謎の女の展開も良い。何よりもリアルで秀逸なのは温暖化か何かで水没しかけているマイアミとニューオーリンズの描写がリアルで特殊効果が良い仕事をしている。ただあんな水位で鉄道は通行不能でしょというツッコミどころはある。
ただ、悪役の麻薬犯のワルのつながり、富めるもの、地主の関係。狂人に近い自分を見失っている初老の母の位置付け、邸宅内とも思われる踊るバーみたいな場所。及び襲われた母娘の関係がよく分からないのが難点。
有料パンフ見て、各人の人間関係わかったよ、やっと。
なんか戦争もあったみたいで、描写が描き切れていないのも気になる。まあ限られた時間だから仕方ない。それから記憶媒体収めた金庫のパスワードだか・・・そりゃないだろうというユルイ理屈。
とはいえ、テンポも良く、基本的なストーリーラインはわかりやすく、近未来の「記憶潜入」装置は荒唐無稽ではあるが、面白い。総合的に満足度が高い人多いであろう。
ただ、最後20分くらい冗長かとも感じた。もっとも自分が終盤、オシッコトイレ行きたくて、行きたくて、真ん中の席で、ポップコーン食ってる奴が複数同列だったから脱出できなくて、ガマン大会と化していたためであるからそう感じたのかもしれない。
そりゃ幸せな記憶だけで生きれれば
まず観終わって、自分ならいつが幸せなピークだったかなと考えてしまった💧
メイより、同僚のエミリーが良かった。健気なニックへの思いと娘への思いが伝わった。
結局、現実を選択しなかったニックは幸せか否か?
地主の息子のくだりの他に意外な結末がもう一つほしかった感じ。
パズルみたいで良かったです
インセプションやテネットとは違う感覚
ばらばらな話が段々とパズルみたいに組上がっていくのでしっかりと話を把握しながら観ていくと面白いと思う
話は意外と分かりやすくてゆったりと進んでいくので理解しやすい感じ
記憶潜入で消えた彼女を追う
普通に面白かった!
人の記憶潜入の仕事をしている主人公が、突如消えた彼女を記憶から辿って行くストーリー。
記憶と現実を行ったり来たり、登場人物が次々と渡り、内容を理解するのが少し難しかった。
オールマイティーにサスペンス好きなら、きっと楽しめると思います。
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