THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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息もつけない2時間!原作ファンこそ必見です
原作連載当時はまだ小さかった、
後追いでスラダンを読んだ33歳です。
宣伝に対する事前のSNSコメントに多少は不安ありつつも、蓋を開けなければ分からない、と当日レイトショーで先ほど見てきました。
展開を知っているのに息がつけない。
普段は鑑賞中に無くなるポップコーンに、
全然手が付けられず、終わっても半分も残っている。
ぼくが、いやぼくたちが観たかったスラムダンクのアニメ映画。
いやそれ以上の、想像を遥かに超えたクオリティの映画体験をすることができたと感じています。
3D表現、作画、撮影、編集、脚本、音楽、etc
あらゆるすべての要素が、ほぼ完璧に仕上がっていたと思います。
(強いて難点を挙げるならば、新規勢が置き去りになるかもしれない、という程度でしょうか)
私にとって、今年1番の映像作品となりました。
スラムダンクを愛する皆さん、ぜひ観てください!
宮城リョータ
THE FIRST SLAM DUNK
初日、レイトショーを鑑賞してまいりました。
このところ、鑑賞マナーが良い皆様とめぐりあえてましたが
私の二つ隣の男性、エンドロールが始まったらスマホ見だして
光が気になりました。
日本映画のましてアニメーションのエンドロールは短いのに待てないのか。
そんな奴はくんなて感じです。
ぷんぷんですわ。
で、肝心のTHE FIRST SLAM DUNKですね。
ネタバレ有りの感想になります。
まず、原作を読んでないと置いていかれます。
原作ファンのための映画と言えるでしょう。
主人公は桜木花道でなく宮城リョータです。
リョータの幼少期からの話を織り交ぜつつ進んでいきます。
他のメンバーの過去話も多少はありますがメインはリョータです。
リョータのお兄さんの話。
お兄さんはリョータのバスケット師匠。
お兄さんが海で死んでしまったこと。
リョータのお母さんとの話など。
全体を通してみれば試合だけでは単調かなぁというところで
過去話が入るのでメリハリがでたかなぁ。
私は試合一辺倒でなかったので良かったと思いました。
そして試合の相手は
湘北高校VS原作最後の対戦相手、山王工業高校
YOUTUBEのカウントダウン予告とかから山王だとか言われてましたが
やはり山王工業高校でした。
2時間という枠の中、試合終了までやったのは良かったですね。
次作に続くはないよなぁと
試合は原作をなぞっているけど前半ははっしょってますね。
でも良いんです。
原作を知っているから頭で補完しつつ進行です。
私は、原作は思い入れがあり1990年の連載当初からジャンプで
最後まで読んでました。
山王戦で終わったのはかなり悲しかったなぁ。
アニメも見ていましたが遅い展開なので最後のほうは見てなかった
です。当時の声優さんの印象がかなり強いので今回、一新されたので
大丈夫かと心配していましたが今回の声優さんも良かったと思います。
花道と流川は、ちょっちうーむでしたけど。
さてさて、現代の手法(CG)で書かれた今回のスラムダンク
とても丁寧に作られていて動きが凄かったです。
只、プレイしている選手は凄い動きだけど観客はのっぺらですね。
スポーツて観客て大事だと思うんですよ。
試合の一挙一動に対してアクションをするてまさに映画を見ている
私たちと同様に感じて手に汗握ってハラハラして興奮してが
無いんです。ここはマイナスだったなぁ。
もちろん、晴子ちゃんとか水戸洋平、桜木軍団、山王高校の応援団
とか書かれているんですけど。
あとは置かれている一枚絵て感じでした。
前半、後半の途中までは結構BGMなしで試合の音だけてなっていた
のでここで盛り上がる音楽があればなぁと思ってた。
しかし後半戦、湘北が反撃するぐらいからめっさテンション上がって
きましたね。
リョータのスピード、三井のスリー、赤木のパワー、流川の負けん気
そして花道のリバウンドとても素晴らしい動きでした。
原作者の井上先生が実際にはこう書きたかったスラムダンクが見れた
ような気がします。
あと花道の「返せ」の演出が残念
「返せ」が軽い~感じがしてしまった。
でね、リョータを主人公にしているから最後の流川から花道への
パスもなんか薄いんですよ。絵、動きはめっさ最高すよ。
ここは、なんか掘り下げて欲しかったけどそれはやはり原作を見て
補完なんだろうな。「左手は添えるだけ」も口パクだったし。
花道と流川のばちーんは、スクリーンで見れて良かった。
これは、良かった。
やはり、このTHE FIRST SLAM DUNKは原作ファンのへご褒美なんだな。
最後は、リョータと沢北で締めると
続きありますかね、井上先生
流川と花道は、どこせめてリハビリシーン欲しかったて感じでしたけど。
そんなそんなで原作をめっさ見ていた私は2時間楽しめました。
只、冒頭でも書きましたが原作読んでありきです。
原作知らずしてふっと入って鑑賞しておぉぉ感動したてのならないかも。
この機会に原作未読の方は読んでからTHE FIRST SLAM DUNKに行くことを
お勧めいたします。
素晴らしい作品
公開初日に観に行きました。周りの観客層は30代から40代の方が多くいました。
声優陣がアニメの頃と変わり不安がありましたが綺麗な映像、それぞれキャラクターの喋る癖など特徴をしっかりとしており満足いたしました!
リピートしたくなる作品なのでオススメです!
FIRST ということはSECONDもあるんやろな! 頼むで
言わずと知れた‥なのだが、いまさらの井上雄彦本人が脚本・監督しての映画化ということでアオリにあおられて期待は高まりMAXで初日に行ってしまったのだがオープニングで予期していなかったチバユウスケ(The Birthday)のテーマ曲がいきなり流れてこの5人が順に登場してくるのだからもう泣けてしょうがない。一番ノーマークのポイントガード7番宮城リョータが主役なのだからほんとやってくれるとしか言いようがないが流川も三井も桜木でさえもうざったく感じるほどリョータがカッコ良く。デジタルアニメの技術が素晴らしいのは分かるのだがここまでペンタッチの良さを見せつけておいてからのそのリアルなバスケットゴールとかの描写はどうなの?コート内のカメラワークは良いのだがいっそ大島渚の「忍者武芸帳」手法でやれば?と思わせるくらいカットごとの描画タッチの違和感が少し残念。続編を期待する。
ページをめくる感覚
連載中はジャンプ発売日が待ち遠しくて、コミックも褪せるほど読んで、自分の中で動いてしゃべって自分なりの音をつけて再生してたんだけど、今日映画館で観て、「わぁ、ほんとに動いてる!しゃべったー!」って、なんだかマンガを読んでいた時と同じでページがそのまま動いてる感じがした。
試合の結果は知ってるけど、シュートが決まる度によしっ!てなるし、空気感にどきどきした。
ボールが弾む乾いた音、バッシュの擦れる音、シュートの音、どれもこれもが懐かしくて新鮮に感じた。
本当に、スラムダンクのある時代に生きててよかったって心から思う。
そして、リョーちん大好きなのでまっっっじでうれしかった♥️
また映画館で観たいと思う。
宮城ルートのスラムダンク?
スラムダンク世代の人間で、小学校時代TVアニメを観てから漫画を見ました。アニメも漫画も繰り返し見ても楽しく飽きません。ただ今回の映画は声優人もすべて入れ替えで、桜木花道の声が最後まで違和感でしかありませんでした。声優発表タイミングが問題になっていましたね、ムビチケメンバー5人分買った人は可哀想な気がします。1回観れば十分です。特典がなければ2回目を観る人はあまりいないのではないでしょうか。
原作を読みたくなります。TVアニメは作画など古いですが、迫力があり音の使い方も素晴らしく何回でも観れます。今回の映画は、宮城ルート、桜木花道が主人公ではない別の物と考え納得するしかない。
山王戦迄の過程が大事で感動を期待していたが、宮城の幼少期からの話で薄れてしまっている。
人類史上最高の映画!カットされてても素晴らしい
めちゃくちゃ面白かった!泣いた!
山王戦のいいシーンがカットされてて不満を持ってる人もいるみたいだけど、次回以降の作品(セカンド、サード、、、)で描かれると思われる。
いい意味で、予想を裏切ってくれた部分もあり、期待に応えてくれた部分もあり、すごく良かった。
ただ山王戦を描くだけでは、工夫がないと思っていたが、みごとその予想を上回ってくれた。
井上さん天才!!
スラムダンクってまだこんな奥深さがあったんだ、、、
ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!!
映画の新作発表があってから
ずっとずっとこの日を待っていた。
CGで描く?声優全員交代?
という不穏な空気もあったが、
実際観てみると、満足度は高い!
宮城リョータを軸に描く山王戦。
でも、いろいろ割り切って描いているので、
賛否両論になりそう。
あくまで、原作を読んでいないと
心情理解や良さが分からないかもしれない。
映画だけの人はどこまで理解できたのだろう。
自分は、ふりかえれば漫画の内容を頭で補完しながら観てたなぁと。
30代40代を中心とした原作読んだファン向けの映画と割り切っている感じ。
井上先生の描く漫画の絵と
バスケットボールのスピード感が
融合した映像。
井上先生は、リアルなバスケットボールが描きたかったのか。
スピード感ある分、各キャラクターの背景や、
心情などはカットされているので、そこは物足りなさを感じる人もいるだろう。
実際、自分自身も、魚住の桂剥きがなかったのは
「うそやん」と半泣きになりそうやった。まぁ、
入れると実際のインターハイではありえない感じになってしまうからなのか。
確かに映画から観てたら「誰やねん!?」ってやるな確かに。
花道が倒れてからの、「大好きです、今度は嘘じゃないっす」もなかったのも個人的にはさみしい。晴子さんたちがベンチに降りてるのも実際ではありえないからなのか。
あくまで、宮城視点なので、各キャラクターの回想シーン等は薄いのが残念。多分、原作ファンなら、割愛されたあのシーンやこのシーンが見たかった!となっているんだろう。
原作の山王戦は、やはり桜木を軸とした物語のクライマックスなので、感動値も高かったはず。晴子さん達と一緒に赤木や桜木を応援することで、ぶわっと涙を誘われていたのに。
とはいえ、あの最終巻の無音の描写を大画面で観れたのは大満足!これだけでも見る価値はあるかもしれない。
いつしかのインタビューで井上先生は、
連載中に描きたくても描ききれなかったこと、
連載が終わった今となってそのキャラクターを考えたらこうだったんだろうなと思うことを描きたい
的なことを言っていたのがまさに今回だったのか。原作では宮城の深掘りは他の四人に比べてなかったので、今回りょーちんを深く知れてうれしさを感じた。「ピアス」のあやこちゃんも出てくること期待したけど、あくまでお兄ちゃんとお母さんでしたか。
今回のクライマックスは、
ドリブルこそちびの生きる道
のところ。
まんまと涙でまくりました。
いや、りょーちんいいね。
実は怖がりやけど、強くみせていたという
新たな視点。また少し印象が変わった。
原作を読み直したい。
ファーストとはどういう意味か。
今回は宮城目線やったけど、
別のキャラクター目線で
原作のストーリーを補完していくのか。
うーん、気になる。
とにかく、ファーストとうたうからには、
セカンド、サードと続けてほしい。
震えながら観ました!!
アニメーションにしか出来ない表現に感動。。ストーリーも試合の描写も、演出にケチの付け所が無いと思いました…
これが観たかった!!と思うけど新しい。ってすごい。
新しい声優さんやCGに私は特に違和感ありませんでした。
逆に水彩で井上雄彦先生が描いたよう!
2時間に収めるエンターテイメントなら試合のカットも止む無しです!
本当に観てよかったです、ずっと手が震えてて2時間で何回泣いたかわかりません。
本当〜〜に面白かった…!!
原作ファンの方が楽しめると思うので、是非これを機に漫画を読む方が増えたら良いなと!
井上先生 ありがとうございます。
まずはこの神漫画を映画化してくれたことに本当に感謝です!
騒がれていた声優交代の件はそんなに違和感なかったです。彩子さんに至っては上方修正。ルックスも抜群。
ただ、花道は難しかったか。ヤマオーは俺が倒すのあの名言は草尾さんに言ってもらいたかったです。
安西先生は白髪仏の声ではなく、白髪鬼の声でしたね笑
リョータの過去と山王戦の二重に展開する話はいいのですが、リョータの過去が暗くてどちらかといえばストーリーはスラムダンクではなくてリアルを見ている感覚です。
リストバンドのくだりもそうですが、結構前から温められてきた話なのかなぁとも思えました。確認しましたが、リョータ最初の三浦台戦からリストバンド2つ付けてますしね。ピアスじゃないんだ‥
試合はスピード感があり、スローにするところとの強弱にする演出が素晴らしく、知ってる話なのに手に汗握る展開。音楽の入りもベストです。
あと沢北かっこよすぎ。
好きなシーン、好きな台詞をカットされているのは観ながら首を捻ったりしましたが、それも仕方ないのかな‥
原作が終わり、四半世紀が経って少しだけ肉付けされた話をみて、やっぱりあの続きが見たいなぁと思いました。
ジャンプでの再連載心待ちにしております。
最初から期待していたが、それを遥かに上回る出来
最初から最後まで退屈だと感じる時間がなく、とにかくスクリーンに釘付けだった。
試合の描き方に見始めこそ違和感を感じたものの、すぐにその違和感はなくなり、
なるほど井上先生が言っていたのはこういう事かと腑に落ちた。
バスケ作品としてスラムダンクを見た時、この映像は完璧に近い出来だと思う。
アニメではなく本当にスポーツを見ているような臨場感だった。
なので絶対に映画館で見るべき作品。
細かい話だが、今作はスラムダンクの映画としては星5だが、個人的な考えとして映画はその作品だけで成り立たなければいけないと考えているので、その点だけがマイナス。
原作とは違う、あくまで映画としてのスラムダンク
あくまでリアルなバスケを表現することに力を入れた映像作品というのを強く意識して見れば、原作ファンの方々は違和感をなるべく減らせるのかなと思います。
というのは、往年のファンの方々は誰しも感じたと思いますが、この展開の次にはこの名ゼリフ、名シーンが出てくるっ!と身構えて見ていると、あれっ、今の片言のセリフだけ?みたいな感じでさっさと名場面が淡々と流れていきます。
特に花道の「返せ」がアッサリし過ぎて緊迫の場面だったのにちょっと呆気にとられてしまいました(笑)
これは試合の流れとバスケのモーションのリアリティを突き詰めた結果と思われ、しょうがないとは思うのですが、やはり原作の1コマ1コマを脳裏に焼きつくほどに見た者としては正直肩透かし感のある場面が多かったです。
ただ、宮城のドリブル突破だったり試合最終盤のクライマックスシーンの臨場感は半端無く、原画とCGが上手く融合されていたと思います!
映画の時間上仕方が無いと思いますが、総じて原作の名場面なのにカットされている箇所や流れが違ったり、やや原作と矛盾しないか?という内容もあり、原作にどれだけ重きを置くかで賛否両論あると思いますが、一見の価値は間違いなくあると思います。まずは新エピソード含めて作って頂いた井上先生には本当に感謝です。次回作も是非とも期待しています。
井上雄彦集大成‼︎漫画は漫画、映画は映画
スラムダンク原作、アニメは幼少期から好きな作品でスラムダンクでバスケを始めた勢です。結論から言うと映画としては大傑作。
基本は原作通りだが宮城視点にした事で2時間の情緒溢れる映画に上手い事消化している、途中の回想シーンで試合のテンポが悪くなるという意見もあるがそれは原作のギャグシーンをカットする事で解消しており、原作の名シーンをカットしすぎというのは宮城視点にした事によりクローズアップされる部分が変わっただけで実は背景で各シーンは行われている。一本の映画にするならこうなる。
新しい表現方法でバスケの試合に参加している様な臨場感、カタルシスを感じるBGM、無音のシーンどれも最高でした。これぞ映画‼︎
リアルとバガボンドを描いてなかったら出来てない作品、当時アニメで山王戦がなかったのはこの伏線だったのかと思う出来栄え。
ただ欠点を言うと最終番から始まる為原作を知らない勢は作品の良さは半分も伝わらないと思う。
声優、主題歌で文句をつけてた原作ファンは観てから言った方がよいですよ。気をつけてくださいね。
the 2ndは?
リアルタイム世代で、原作は何回読み返してるか分かりません。
映画前も一通り読んでから、映画に行きました!
アニメはそこそこに見ている者です
井上先生が描きたかったのだから、仕方ないと思いつつ、
やっぱり、原作にないエピソードは、ほどほどに、
山王戦に集中して、描いて欲しかった
リョータのエピソードは、
HUNTER×HUNTERのゼロ巻みたいに、特典で漫画で読みたかったな😖
CGについては、自分は特に気にならず、
むしろ、スピード感があって、なかなかに楽しめました
声優さんもそこまでセリフが多くないので、あまり気になりませんでした
若干、桜木と安西先生だけ違和感を感じましたが。
1番、物足りなかったのは、
牧や清田、高頭監督、諸星や、彦一姉、山王の控えの女の子、魚住も、試合の解説する面々が一切排除されていて、それが何より残念でした
コートの中だけじゃなく、会場全体の盛り上がりを描いてこそ、深みのある試合になると思うのに😢
直前に読んだ原作ではいまだに何度も泣けるのに、映画ではあまり泣けませんでした
何故無くしちゃったの?時間と予算の問題?
昔の音楽を使わないのも何でなのかな?
今回完全に初見さんお断り作品なのだから絶対昔の曲をみんな喜ぶと思うけどなぁ
魚住の大根が、謎のセンパイバイキンマンになってたり、
沢北がアメリカで流川じゃなく、リョータと対戦したり(これはまぁいいか)原作レイプというか原作自慰というのか
色々書いてますが、一応、三井の俺を甦らせる所やゾーンプレスを打ち破る所等楽しめるシーンもあったので、
井上先生が全く新しい作品を作りたかったのだろうと、自分を納得させ、
the 2ndを待ちます
原作に対する愛がない
作者が映画化しているけど、原作の名シーンが悉くカットされていてショックでした。
この映画を作った人は、スラムダンクに対する愛や情熱がない。
面白い物語を作ろうという熱意は全く伝わらなかった
伝説をこの目で見よ!
映画制作が発表された時からずーーっと楽しみにしていた映画を遂に見ました。
当時からひた隠しにされてきた映画の内容がとにかく気になっていた。
途中から、公開まで教えないつもりだと気づき、どうせなら絶対にネタバレをされることなく、自分の目で確認してやると意気込んでいました。
ネタバレはするよ。ご注意!
・山王戦お披露目
湘北メンバーが書かれ、そこに「神奈川県代表」と書かれていた瞬間、全国大会だと感づき、直後に現れる山王メンバーに震えた。
そしてすぐに試合開始なのには驚いた。
試合開始までの流れを少しもやらないとは。
・宮城が主人公
まさかの宮城視点。知らない家族のお話が始まり、正直ちょっと萎えた。
・試合
漫画だと心理描写とかナレーションとかがあるけど、実際のバスケはそんなの無いわけで、本当のバスケの試合を見ているようなスピード感。
・彩子さん
かわいい。原作からのキャラデザでは一番の出世。
・最後の台詞無し演出
山王戦クライマックスのあの演出。想像を超える迫力になっていて満足。
・ラストカット
映画の妄想をしているときからラストカットは「天才ですから」しか考えてこなかったから、それじゃなかった時点で残念なのよ。
それにしてもこのおまけシーンは予想外。
・FIRSTの意味
なんだったのか。最初は、2作3作作る前提で、1作目という意味だと思ってた。映画の最初は、山王戦の前半という意味だと思った。しかしどちらでもなかった。なんだったのか。
原作の質
のままでした。
素晴らしいの一言です。
私はアニメを見たことはありませんが、花道をはじめ、流川、ミッチー、リョウタなどの声がとても高校生とは思えず、今までマンガを通してイメージしていた花道の声とあまりにも違いすぎ、とても違和感がありました。
とはいえ、冒頭に書いた通りの素晴らしい作品です。
スラムダンクを好きな人やバスケの経験者の期待は裏切らないのではないでしょうか。
あと、映画の後、感想やら知識の交換(?)などの声があちこちで聞かれ、みんなこの映画を好きになったんだろうなと感じさせる、とてもよい風景でした。
追記
2回目の鑑賞。ゆっくりした気持ちで見たせいか、24秒ルールや4ピリ制でなかったりと時の流れを感じました。短パンも心なし長くなったような。
しかし、2回見てもやっぱり感動できました。声も1回目ほどは気になりませんでした。
いやー。すごい作品だ!
続編を期待する人も多いのだろうが、私は山王戦で終わりの方がいいかな。あと、リョータくんもいいけど、主役は花道であってほしいかな。最後のキャストの欄も3番目で(しょうもないけど)寂しい感が。
追記の追記
あの無音のシーンで花道の唇が動いてましたね。2度目に見たときに気づきました。
これは最高に惜しい、『一見さんウェルカム』なスラムダンク
素晴らしい映画だった。
ただし、山王戦に集中すべきだった。
宮城のシナリオは別にすべきだった。
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前評判では声優が〜などと本質でない話で炎上していた期待作。
先に言っておくと自分は原作しか読んでいないので、声優問題はあまり関係無いと思っていた。
さて鑑賞。感想をまとめると以下の通り。
・声優は(自分的に)全く違和感無し。山王の河田(兄)が特にピッタリのイメージで良かった。
・CGベースの作画もこれはこういうもんだ、という感じ。人によってはぬるぬると動く様や、ユラユラとする立ち姿は違和感かもしれない。ジョジョやはじめの一歩のアニメ化は素晴らしいと思うが、それと比べるのはお門違いとも思う。井上雄彦の『表現』『アート』としてどうか?と問われれば、これはこれで良かったと素直に思う。
・名場面、名シーン、名セリフが軽すぎ。遠い距離で呟いていたり、一瞬で終わったり。特に前半戦はひどい。それと三井の『バスケがしたいです』桜木の『天才ですから』が無いのは致命的。
魚住の大根剥きシーンがどうでも良いモブキャラの小悪魔(?)に変えられていたのはもはや怒りしか感じない。
個人的に最も悲しかったのは、桜木の『返せ…』の全身身震いシーンがあまりにあっさりしていたところ。あっさりどころか聞き取れないレベルの軽さ。
・後半戦、三井の名シーン(コート上)、宮城の名シーンは鳥肌が立つほどイケていた。三井の『静かにしろい…』のシーンは映画の山場の一つ。一切の音がなく、観客も音を立てられない程の緊張感〜からのテンションマックス。宮城の『ドリブルこそが…』のシーンは山王2人の隙間から見える宮城の瞳が素晴らし過ぎる演出。
・最後の1分、逆転からの再度追いつかれ〜左手は添えるだけのシーンがこの映画の最も盛り上がる最高の数分間(劇中では1分)。キャラクター全てにスピード線のエフェクト、原作と刹那のオーバーラップ、BGMもMAXビート、これ以上ない最高のお膳立てからの…『左手は添えるだけ』をあえて口の動きだけで表現、からの『流川から桜木へのパス』からの『庶民シュート』からの滞空時間たっぷりとってのゴール。
言葉にならない程の完璧な演出。
・沢北のサイドストーリーは微妙。自主トレ中に神社にお参り(?)するシーンは山王敗北を分かりやすくする為の演出でしか無いし、原作の『這いあがろう…』の後に号泣するシーンは少しガッカリだった。(他のチームのエースならともかく、沢北は流川のように最後まで皆の前では涙は見せないと思っていたので)
・NBA(?)で沢北の相手はコレじゃない感しかなかった。宮城をディスる訳ではなく、であれば流川や桜木もいるはずだろ?と言いたい。
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山王戦だけだと尺が埋まらなかったのは分かる。
スタメンでキャラ背景が薄かった(設定が無かった)のが唯一宮城だったのも分かる。
だからと言って『山王戦に宮城の背景作って混ぜちゃえ』は正解では無いと感じた。
個人的には山王戦に集中し、前夜のやり取りを膨らませるなどでうまく構成して欲しかった。(南が出てくるシーンや海南陵南メンバーとうまく絡ませるとか)
思うにこの映画は『一見さんウェルカムなスラムダンク』だったんだな、と。
予備知識なく観ても宮城の話で起承転結がある。
逆に先述の私の提案した様な話では『誰これ?』みたいになる。
だけども、ありえなくとも、自分は『スラムダンクファン向け』の映画であって欲しかった。
『ピアス』的な話は二本立ての一つにして欲しかった。
冒頭に述べように
山王戦に集中すべきだった。
宮城のシナリオは別にすべきだった。
つくづく思う。
最高に惜しい、『宮城リョータのストーリー』だったと思う。
井上雄彦的「誠実さ」に溢れた映画
世代ど真ん中の40歳。
あの頃小学生だった私は「マンガスラムダンク」にはハマれたけど「アニメスラムダンク」は0.7掛けくらいの気持ちで見てました。
あまりにも美しく、抒情的で、行間を読ませ、それ自体で完結している静止画のスラムダンク。アニメ版はそれに対して、その静止画の口や腕がちょっとずつ動いてるような、なにやら不完全な作品のような気持ちを子供心に抱いてしまっていたのです。
今回、何をするのかは知らないが、30年も経った今、映像的課題をどう解決するんだろう?と言うのがこの映画に接するに当たっての疑問。現代的なテロテロウネウネしたモーションキャプチャーチックな奴であれ再現するのかなぁ?できるの?なんだかなぁ。
ところが見てビックリ、さすが脚本監督井上雄彦ご本人。テンポ、音楽、無音、ズーム、これらの組み合わせでほぼほぼ完璧にエキサイティングな試合を演出していました。(これは「再現」ではなく「リビルド」だと思う)言葉には表せない、音楽でいう「ダイナミクス」に当たる部分がものすごくしっかり演出されていて、見ててストレスや「あーこれどうなんだろ」っていう共感性羞恥を感じない。この作り込みに対する賛辞を送りたいというのが一つ。
それともう一つ、井上雄彦的「誠実さ」ってあるよなぁとすごく感じた映画でもありました。「ここでこれ言っちゃヤボだよなぁ」ってセリフが全然ない。
特に桜木関連ですが、宮城が主人公ということもありますが、ちょっと押し出しが強すぎるというかパンチがありすぎる名セリフ、カットしてんですよね普通に。さすが作者笑って感じですが、でもだからと言ってダイジェスト版のようにはなってない。この辺の力加減の巧みさをすごく感じました。
宮城軸の新エピソードがストーリーとしては中心に置かれていて、まぁスジ自体はそんな大した話じゃないし「これ要る〜?」と言う人も現れておかしくないと思うんですが、これもそんなに嫌らしくない。山王戦に対する視聴者の記憶の積み上げに対して、あまりにも薄くならざるを得ないエピソードだと思うんですが、違和感なく溶け込ませていました。この人、読み切り漫画とかのちょっとしたエピソードなんかも全然嫌らしくないですしね。
その辺、根本的には技術とかじゃなくてもう「気遣い」だと思うんですよね。一言で言うと、気の利いたリメイクだったと言う感じなんです。ファンをがっかりさせないように(でも今らしく楽しい映画に)という作り手側の誠実さがしっかり出ていた良作だと思います。
全1204件中、1101~1120件目を表示