THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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原作は反抗期真っ只中の娘が夢中になってる漫画がどんなもんなんか、こ...
原作は反抗期真っ只中の娘が夢中になってる漫画がどんなもんなんか、こっそり見てハマった。思い入れのあるモノ。
脚本監督も井上雄彦ご本人様という事で期待大でした。私は桜木花道目線で読んでた気がするんだけど、あれ?宮城リョータ目線か、ちょっと重くなるよね。誰目線で絵描くかによってかなり変わって来る。けどどのキャラクターも魅力たっぷりで、2nd、誰が主役でも大丈夫。
漫画がアニメになるのには抵抗があるけど絵もテンポも良かった。歌も合ってると思った。
これこそ原作者がアニメで表現したかった「SLAM DUNK」
私は原作漫画のファンですが、旧テレビアニメシリーズのファンではありません(むしろ失望していた)でした。
20年以上の時を経て、ようやく満足のできる「SLAM DUNK」のアニメ作品が観られて幸せです。
蘇る伝説!
原作未読で、本作を見る為にTVアニメを視聴したド素人です。
感想
スラムダンク新参者でも終始感情昂る傑作だった。一方で、山王戦をもっと長時間観ていたいと思う自分も居た。
・物語構成
原作におけるインターハイ、ラストの試合である山王戦と宮城リョータの過去回想を交互に見せて作品としてのクライマックスに持っていく物語構成となっていた。
原作の山王戦は未読ですが、それでも大幅なカットがある事は十分に伝わった。しかし、原作の持つ面白さがリョータの過去編と交わる事で別の満足感を与えてくれたので、とても満足できた。
特に母親からの応援とリョータ自身の限界突破が交るシーンは号泣した。
クライマックスの残り2ゴールは息を呑む迫力で圧倒された。
・CG作画
観る前は少し違和感があったが、実際は日常パートは手書き、試合シーンはCGでした。CG作画が不安要素だったが、終始画面が動いていて、臨場感があった。特にラストの2ゴールシーンは圧巻の迫力で引き込まれた。
・声優変更
最初は違和感があったが、途中で慣れて集中して観る事が出来た。
総評
全スラムダンクファン必見のお祭り映画。衰えない伝説の作品の迫力に圧倒され、原作も読んでみたくなった。
賛否が分かれるかな?という作品
まず、コミックス24巻か25巻まで読んでから行った方が良いと思います。それまでの知識がある程度前提になっています。
SLAM DUNKという作品を題材に宮城リョータの人間としての成長を描いた作品といった感じでした。
声優は所々ん?となる箇所はありましたが、そこまで気にはなりませんでした。
絵はとても良かったです。アニメというよりはカラーで漫画が漫画で描ききれない部分も含めそのまま動くといった印象です(良い意味で)。
ストーリーはコミックス6巻分を2時間で丁寧に描こうとするのが無理があるのかもしれませんが、前半ほぼカットして、後半戦も盛り上がり始めた所で過去がカットインするのを繰り返す形だったので自分には最初から最後まで大きな波が来ることなく終わった感じでした。
なので山王の絶望的な強さも淡々としていて感じにくく残念でした。
また、自分は観賞前日にコミックスの山王戦を読んでから行ってしまった為、余計に映画版を淡々と感じてしまったのかもしれません。
理想的な流れはコミックス25巻→映画観賞→26巻から最後まで読むが、一番良かったかなという気がしました。
ただツイッターやこちらの評価でも感動したといった声も多くあるようなので、賛否が分かれるかな?と記載しました。
secondがあるのか、もしあったときにはこのfirstを見直して起承転結の起だから淡々としていたのかと驚かせてもらえたらなと期待も込めて★3といった感じです。
SLAM DUNKは…お好きですか?
「大好きです 今度は嘘じゃないっす」
この名台詞すらもカットされている映画です。
今、井上先生が僕らに見せたいSLAM DUNKがコレってことなら、それはそれで受け入れるしかない…というのが精一杯の譲歩です。
以下、居ても立っても居られず、この投稿をするためだけにアカウントを作った男の人生初のレビューです。
■内容
山王戦がベースにあると言いたいところですが、実態は宮城リョータの過去をベースに山王戦が差し込まれています。それ程までに本作の山王戦について、没入感は皆無です。
山王戦では、それぞれのキャラクターにフィーチャーしておりますが、ところどころ原作とは異なります。桜木の「大好きです 今度は嘘じゃないっす」カット、木暮の「…2年間も待たせやがって…」カット等…当然魚住も出てこなければ流川と仙頭のシーンもカットされておりますので、赤木が吼えるシーンも流川vs沢北も深みが全くありません。
山王メンバーについても、突然の河田弟出場、一ノ倉への言及がないので三井の疲労が伝わりにくい、深津がまるでモブキャラかのような扱い、沢北の過去カット等。
試合展開もかなりあっさりしており、桜木宮城の開幕アリウープも流す程度であり、きわめつけは流川のチャンスを斜め45度でパスを受けようとした桜木が潰したシーンはカットされておりました。(このシーンがあるかないかで、最後の「左手は添えるだけ」の重みが相当変わると思います)
いくら宮城メインの映画とはいえ、全く満足も出来なければ白熱もしない山王戦でした。強いて何か良かった点を挙げるならば、良くも悪くもリアルになっていたので、分かりにくかった動きが明確化したことくらいです。
■CG表現
賛否が分かれるところですが、少なくともSLAM DUNKらしさは無かったです。メインキャラはそれなりに見ることできましたが、最悪なのは応援先にいるモブキャラ。特に山王サイドは全員坊主で描かれていたので、坊主頭が同じ挙動を繰り返すという、令和の映画とは思えないレベルのCGでした。2010年台前半のパワプロの応援席を彷彿とさせます。
また、安西先生についてはCGとの相性が最悪で、あのデフォルメされた体型×CG=人間ではないナニカになっていました。そのせいで台詞が頭に入ってこず、全く集中出来ませんでした。
■声優変更とキャラクター
全体的に声優変更はさほど気になりませんでした。理由としては声優変更以上に気になる点が多々あったからです。
ただ、序盤桜木には全く慣れませんでした。画面に桜木が映っていて桜木っぽいことを誰が言っているものの、全くシンクロしていないと感じました。
それよりも、キャラ付けのほうが致命的であると感じました。SLAM DUNKといえば、熱血バスケ漫画の中に織り込まれるテンポのいいギャグが唯一無二の作品であると思っていますが、今回の映画のキャラたちは終始「ガチ」の顔をしています。声もギャグに向いていないので、ギャグパートは終始スベっています。そのスベりすらもギャグになっていないので、共感性羞恥に近いものを感じました。
■最後に
新規のファンは置いてきぼり、原作ファンは消化不良。誰のためのなんのための映画だったのか意味不明です。井上先生短編作品『ピアス』を愛する人、CGでバスケを見たい人、これから宮城リョータの同人誌を描こうと思っている人にはオススメです。
また、エンドロール後に宮城と沢北が海外でバスケをするシーンが描かれておりますが、僕が本当に見たい「その後の宮城」は湘北でキャプテンになった宮城でした。
今回の映画を一言で表すと
「自分たちのことを湘北メンバーと勘違いした、
どっかの知らない一般人のCGバスケ映画」です。
二回目、見に行ってきます。
不安あったけど見てよかった
映画前のPVから不安はあってCV変更で正直見なくて良いかなと思ってたけど覆された、始まった瞬間は声の違和感がすごかったけど見ていくうちに内容に引き込まれて気にならなくなった、終わった頃にはCGで逆に良かったのではと手のひらくるくるしてた、ちょっと回想が多いかな?と思ったくらいで後は素晴らしかった。
ここまで凄い作品とは
ラストは息ができなかった。劇場内は、隣の人の心臓の音が聞こえそうなくらい静寂と緊張に支配される。そして、勝敗が決すると同時に、息を吐き出す。声こそ出さなかったが、拳を突き上げて、心の中で大歓声を送った。
井上雅彦が追い求めたリアリズムとは、これだったのか。プレイヤーの激しい動きにシンクロするプレイヤーの影、ガードをすり抜けるドリブル、隙をついて放つスリーポイントシュート、極め付けはダンクシュートで揺れるリング。
井上雅彦の圧倒的な筆力で描かれたプレイヤーの動きは完璧なまでに映像として表現できている。奥行きは感じるが、3Dアニメとも違う。ローアングル、アップ、スローモーションを駆使して今まで見たことがない映像を体験できる。
ジャンプを毎週追っかけていたリアタイ組ですが、花道と流川とゴリ以外は忘れてました。ごめんなさい、リョータに三井。
新しい声優も違和感がないどころか、新キャストの方が好きになった。井上先生、凄すぎる作品をありがとう。
世代の方は1度見て!
事前の声優交代とCGが消化出来ないままIMAXで見ました。
ネタバレはしません。
見て損はないと思います。
でもやっぱり声優とCGがなかなか受け止められませんでした。
でもスラムダンク好きな方はぜひ見て欲しい。
4という評価は制作して頂いたことへの感謝で!
アニメってすごいな。漫画ってすごいな。音楽すごいな。バスケってすごいな。スラムダンクすげーな。
スラムダンク読んだことも見たこともない、ただ人気があってここからバスケを始めた少年がたくさんいたってことだけは知っていた。そんなおじさんでもとても楽しめる作品でした。
アニメにしかできない表現。最近観た「すずめの戸締り」や「四畳半タイムマシーンブルース」とはまた違った表現。アニメってすごいな。
目がちょっと変わっただけで、人物の内面の変化がはっきりと伝わってくる。
ワクワクドキドキする音楽。音の消える、再び始まるタイミングとか上手いなぁ。
全編ほとんどバスケの試合のシーンだけどその合間に挟まれるドラマによって登場人物ひとりひとりの背景がわかってくるので、試合も面白くなってくるし、もっともっと観たくなってくる。
スラムダンク人気あるのがよくわかる。
漫画読んでみようかなって思った。
スラムダンクってすげーや。
最高傑作!新規も入りやすい!絶対見たほうがいい!
新規勢ですがめっちゃ楽しかったです、スポーツを少しでも楽しんでた事がある人ならリアルなバスケの世界観に絶対没入できます!
スラダンファンも必見です!これを先入観で見ないんだとしたら、ぶっちゃけ損だと言い切れる素晴らしい内容だったので、まずは見て決めてください!!
スラムダンクが今のブームです、すずめはもうオワコンかと!w
りょーちん!
当時のアニメを観ていたので
今作のCGに違和感を最初は感じたが
慣れると話に没頭できた
りよーちんの過去と山王(ヤマオー)戦が
交互に描かれる進め方で
今作の主役はりょーちんなのだと分かる。
ただ、それぞれのメンバーの個性も描かれている
原作もジャンプで読んでいて
内容は分かっているのにポロっときてしまった
待ち望んだ山王戦!!!
漫画は2,3回読んでいますが、アニメはほぼ見たことないです。
自分もコートの上に一緒にいるようなめちゃくちゃ熱い気持ちになりました!本当にありがとうございます!
・作画が少し特殊(?)になったり、声優交代が発表されたりと、心配の声、批判の声がちらほらあったようですが、個人的に完全に杞憂でした。
有名作品になればなるほど、増えるので仕方ないですね。ましてやSLAM DUNKですから。
・無理やりマイナス意見を言うとしたら、たまに背景に対して、キャラクタが浮いているような感覚があったり、流川と花道がタッチしたときにBGMがあったことくらいです。
浮いていると感じた瞬間は、キャラが少なく、俯瞰しているとき感じました。つまり、そんなシーンほぼないです。
アニメもあまり見てなかったことがあり、声はまったく気にならなかったです。
BGMに関しては後述^^
アニメーションはとても滑らかで、ほんとのバスケの試合のように観てしまいました。
だから、どんなセリフ言うとか、どんなシュート決めるとか、どっちが勝つとか知っているのに、熱くなって声出そうになりました。
スラムダンクはスタメンの5人が主人公だと個人的に考えているのですが、今作では宮崎リョータ視点が多く語られました。試合中もっとも長くボールを持つからだと思います。
本当に映像化してくれてありがとうございます!BluRay買います。気付いたらパンフレットも買ってました。
ラスト数十秒、無音になりました。そんでスピード感ある、流れるようなアニメーション、ブザービートで花道がミドルシュートを決めて、流川とバチン!てやりました。そこで音楽流れたんですが、個人的には(重要)歓声だけでも"会場感"あって良かったかなーって思いました。
絵のタッチが違うから、声優変わったから、と色々な意見あると思いますが、スラムダンクを知っている、見ている、読んでいるなら、観て欲しいです。
追伸
2回目観た 今まで最高の2回目だった。
ルカワ親衛隊は?
いや~、今のアニメ凄い。実写かと思う場面が何度かでした。内容はオリジナルと違っても文句なしに楽しめました。ただ、ルカワ親衛隊がいないのが残念でした。桜木が猛烈に燃える材料ですから。でも総合的に満足です。
新しきを知るリミックス
公開日まで保たれていた静かなる期待感には、満点解答で応えてみせる。そんな雄彦氏の心意気がしっかりと胸に響き渡る。かの時代、そのアニメーションとは表現が異なる、正に“漫画の世界が躍動”する姿が映し出された、渾身の長編だろう。台詞や擬音も無くした“あの”ゲームセットに向かうラストシーンが、脳裏からスクリーンへ表現されたのだ。新鮮な視点からの新しいエピソードは、キャラクターの個性に一層深みを加えている。そして、楽曲依頼も“そうくるか”の嬉しい方向性で、甘さを押さえられたビターな内容を引き立たせていた。臆病で、だからこそ挑戦し、成長していく、男達とその友情に、改めて青春の息吹きを注入された。
1本の鉛筆、1枚の紙きれさえあれば
映画の制作には、多くのコストと人材が必要だ。アイデア次第で予算をかけずに面白いものを作ることは出来るが、「本当に作りたいもの」を心おきなく作るためにはどうしたって多額の費用と優れた製作陣が必要になる。
ところが「漫画」という手法は、鉛筆と紙さえあれば、どんな壮大な物語をも表現出来るのだ。言わば手のひらの中に世界を掴むに等しい。
OPにて、湘北スタメン5名が白紙の上に鉛筆描きから生まれ、生き生きと歩き出すシーンを見てそんな事を想った。
ウォルト・ディズニーが、手塚治虫が、情熱を傾けた漫画と映画の同一化もついにここまで来たのか!という深い感慨に捉われた。
スラムダンク連載終了から26年。
バガボンドやリアルを経て辿り着いた井上雄彦の絵柄は非常に写実的だ。
どれだけCGを駆使しようとも、元の絵が実写とかけ離れていては、話も「空想上の作り話」という印象を受けてしまう。(その辺りが新海誠の限りなく惜しいラインかもしれないな。いかに背景がリアルであろうとも。肝心の人物がアニメ絵なのだ)
そこを埋める為には、写実的な劇画が最適だと感じる。
令和の世に至り、マンガ・アニメは子供が見るもの、或いは馬鹿が見るもの、という偏った価値観はすでに払拭されたとは思うが、例えば「料理」にも超一流シェフの粋を極めたものもあれば、FCチェーンで不慣れなバイトが作るものもあるし駄菓子の類だってある。
「漫画」「映画」と一括りにしようとするのが誤りであって、その中には格もジャンルも多種多様なものが内包されているのだ。
そんな中で、このTHE FIRST SLAM DUNKは、実に優れたトップクラスの一品だったと思う。
26年の年月が作品に深みを与えている。原作は10〜20代の心情に寄り添っていたが、本作はそこに40〜50代ならではの懐の深い多様な価値観を感じ取る事が出来る。リョータが洞穴にて慟哭する様には心を揺さぶられた。
原作は「楓パープル」がジャンプ誌上に掲載された時から読んでいる。上手い新人が出てきたなーと思い成合雄彦の名を忘れる事はなかった。(自分もティーンズだったくせに上から目線w)
数年後、スラムダンク連載開始時には流川ではなくまったく別の主人公を立ててきた事に驚かされた。だから本作が表面上、エピソード・オブ・リョータに仕立てられていても驚きはしない。
私の中では「スラムダンク」とは「楓パープル」の延長線上であり、「え?桜木花道?誰それ。主人公は流川だろー?」というfirst impressionが消える事はない。だから、湘北レギュラー5名への思い入れは等しく平等。「アイツら」の青春グラフィティ。花道はまぁ多少比重多めのモモタロスくらいの感覚なのだ。
5名の中では1番余白の多かったリョータを切り口(言わば、映画ストーリーを前に進める切り込み隊長)に据えてきたのはストーリーテラーとして秀逸な判断だと感じた。
(リアリティラインを崩すティーンズ向けのギャグは削ぎ落とされている。コアな原作ファンこそキャラの内言語は脳内補完で済ませて、大人の眼で山王戦を俯瞰して欲しい。)
映画鑑賞中には、いつもレビュータイトルに用いたいフレーズが幾つも閃く。今回の候補は
「井上雄彦サイコー!」
「ジェットコースターのようなワクワク感」
「焦らし上手のテクニシャン」
であった。
漫画原作者が監督&脚本を務めるのはかなりレアなケースだ。
アニメ創世記から「漫画とアニメは別物」「アニメ制作に原作者はさほど関与しない」というのが一般的であり、アニメ監督には「原作などレイプしてなんぼ」とまで言う奴もいるほどだ。
しかし、今回、井上雄彦はそれを許さない。自らディレクションをこなし、
「漫画の中のアイツらが、極めて自然にそのまんま動き出し、喋りだす」という事を見事にやってのけてくれた。
制作スタッフ陣にも感謝したい。リアルさを追求するために、バスケ未経験のスタッフはわざわざバスケを習いにいってくれたそうだ。それは監督の指示ではなく、スタッフ達の自発だったらしい。
「漫画そのまんまのアニメ化」という嬉しい未来を見せてくれた彼には
「井上雄彦サイコー」と賛辞を送りたい。
あとの2つのフレーズは実は同じ事を指している。
「クライマックス?」と思わせておいて実はまだまだと焦らしまくるのだ。(笑)
本作は、最強・山王戦を展開しながら、随所に回想を織り込むという構成になっている。
観客はリョータの幼少期を辿りつつ、白熱する山王戦を観戦していく。
様々な葛藤、様々な確執、乗り越えてきたいくつもの壁が湘北を強くする。
王者山王が心を折りにきても、奴らは何度も立ち上がる。
回想シーンのメロディアスな楽曲から、ついに一転して流れるロックサウンド。
「ついにクライマックス!ここからたたみかける!」と思いきや、暫くするとまたドラマパート。
ジェットコースターに例えるなら、そろそろ最高地点に昇り詰めた!と思って疾走を楽しんでいると、またまた更に高い山が見えてくる。
今度こそクライマックス!と思っても、またまた更なる最高地点が、、、。
登山で言えば「やった!山頂踏破♪」と思ったらまだまだ小ピークだったみたいな。後半はそんなピークが次々と連なっています。
そのサディストっぷりには、井上雄彦氏ってよほど焦らし上手なんだろーなーと思うに至った次第です。
(でも、それをレビュータイトルにすると、まるで毛色の違った大人のレビューになってしまうだろうからやめましたw)
ゴホン!閑話休題。
「漫画」というジャンルの大いなる可能性。
格調高い文学作品でも、青くて熱い人生の1ページでも、壮大な叙事詩でも、鉛筆1本で無限の世界を創造し得る「漫画」
それを「そのまんま映画にする事は可能であるのだ」と証明し、希望を見せてくれた本作。
私にとっては非常に価値ある作品でありました。
原作を知らずとも楽しめるけど、湘北バスケ部各メンバーの性格や背景は知っていた方が何倍も醍醐味を味わえると思います。
※オマケ情報
98年の「ピアス」掲載ジャンプ、オークション価格が急上昇してるー。(コミックスに収録されてないから現時点では幻の作品状態だからね。)
所有しなくていいから読んでみたいだけという人は、you tubeに全コマupして下さっている親切な方がいらっしゃるので高額入札せずとも無料で読めますよ〜。
兄が釣りに行く最期の別れになるシーン、リョータが慟哭する洞穴(基地)など登場しています。
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