THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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26年前のインターハイー会場に堂々到着!! 原作者自らの手で換骨代替された超高校生級アニメーション映画
製作が発表されて以降、一貫して内容情報は伏せたままという異例のプロモーションを展開しつつ公開一月前ぐらいになってようやく声優さんが90年代のTVアニメシリーズから全変更になる旨がアナウンスされて物議を醸してたのも記憶に新しいですが、結局公開まで物語内容は明かされずに半ば地雷覚悟で観に行かれた方も相当数居らっしゃるでしょうし、かく言う僕もその一人でした。
結果としては原作の最終戦におけるIH第2回戦・山王工業高校との試合を現代感覚にアップデートしつつ、まるで原画がそのまま動いているかのような重みのあるCGにて、原作者の井上雄彦先生自身が監督した渾身の一本。
というわけで26年越しの山王工業戦ですが、脚本のみならず監督まで務められた井上雄彦先生の多才ぶりにまずは脱帽、というところでしょうか。
こと絵に関しては、井上先生は如何にして己の理想を筆致で埋めていくかというアーティスティックな側面が強いように個人的には思います。
しかしながら監督というのはそうしたアーティスティックな素材を如何に取捨選択して繋ぎ合わせるか、省いたことによって何を観客に残すか、といういわゆる"引き算"の仕事であり、対極に位置する職人の仕事です。
ゆえに一人の人間がその両方の才気を発露させることはとみに困難であり、結果としてどちらも中途半端になるか最悪のところ没個性的に終わってしまうところですが、本作によって井上先生はその職人的気質も十二分に示された感が有ります。
原作漫画ではこの山王戦だけで一年数か月連載しており、細部に井上先生の感性と拘りが迸っている筈ですが、本作ではそうしたディティールは極力排したうえであくまで刻一刻の時間経過への動機に観客を誘い、結果としてアニメーションでしか表現し得ない一番大事なスピード感が際立っています。
すでに原作漫画を描いた際にアーティスティックな力の激発は済み切っているからこそなのかもしれませんが、かといってただ単に抒情的な面を排除するだけではこうはならない筈で、作品を俯瞰して全体としての一貫したテーマを掴んでからでないと取捨選択は行えない筈です。
それを本作でこなしてしまわれたあたり、井上先生はアーティストと職人の二刀流としてもはや仙人のような領域に達した感すらしました。
バスケバカもいいですね
作者の井上雄彦さんが脚本と監督を務めているだけあって、原作のタッチ...
作者の井上雄彦さんが脚本と監督を務めているだけあって、原作のタッチや雰囲気がアニメーションの作画にそのまま再現されている。
フル3DCGとは違う、それでいて立体感も臨場感も抜群で、漫画のキャラクターが原作のカットやコマ割りそのままにスクリーンで躍動している。
バスケットボールが体育館の床で弾むダムダム音、屋外の地面で弾む金属っぽい音、バッシュのキュッキュッという音、バスケットボールがネットを揺らす音などがリアルに再現されているのも嬉しい。
テレビアニメと声優陣が交代されているらしいけど、そもそもテレビアニメは見た事がなかったので何の違和感もなく見れた。
まだマイナースポーツだったバスケの魅力と人気を一気に押し上げた名作漫画。
約30年の時を経て日本にプロリーグが生まれ、日本人NBA選手が誕生し、オリンピックでメダルを獲得するまでになった日本バスケ。
かつてバスケに青春をかけたひとりとして、今回の映画化が日本バスケのさらなる飛躍と発展となることを夢見る(´ー`)。
原作の山王戦の感動を
アニメ化された山王戦が見たくて劇場鑑賞した者の感想です。
・台詞が少ない
「この場面でこの台詞が最高に熱い」の宝庫が山王戦。
しかしそれは漫画的表現で、あのアニメーションだと台詞より流れが重要視されて台詞は最低限に思えました。
また原作では神奈川の各選手や各監督の良い台詞が出てきますが、それらの登場人物が出てこない。
・映像作品としてのテンポが悪い
山王戦の最中に頻繁に且つ長時間の回想シーンが入ります。
その為、山王戦に全く集中出来ないし感情移入もできませんでした。
「外伝宮城リョータ物語」は別で見たかったです。
・声
安西先生の声に若干の違和感、そして花道の声はかなり違和感。
テレビアニメ版の声優さんの声じゃないとしても、別の声が良かったです。
今作の声は私には合いませんでした。
今の井上先生が書きたい、伝えたいスラムダンクはこれ。
はい、分かります。
昔大好きだった歌をオリジナルの歌手が歌った時に、当時とは違う歌い方で残念に思えてしまう感じでしょうか..
懐古厨、原作厨の戯言です。
失礼しました。
タイトルなし(ネタバレ)
ひいき目なしに評価するとこんな感じだと思う。
昨日やっと見てきた。
スラダンヲタとまではいかないけど、リアタイ世代、定期的に読み返す自分がひいき目なしに評価します。
ちな当時は宮城推し。
とにかく当時は原作好きでアニメも全話ビデオに撮ると意気込んでいたが、あまりの動かなさぶりに5話ぐらいで切った。ドリブルで手だけ動いてるのとかかなりしらけた思い出。
そういうのが嫌で今回自分で演出したというなら井上さんの気持ちは大いに分かる。
◆よかった点 というかまあ…まあね?という感じの点。
・CGは比較的すんなり入り込めた。
・声優も桜木以外は違和感なかった。宮城は得てして今回の人の方がよかったかも。
桜木は思ったよりジャイアンじゃなかったが、前任の先入観なしにしても絶望的にイメージにあっていない。別に、木村昴は嫌いじゃないよ。バイス好きだし。
・観客が棒立ちという意見もあったと思うが、そこはそんなに気にならなかった。
・いわずもがな最後の逆転シーンはやはり神。「左手は添えるだけ」をあえて声出さない演出は最高。原作読んでたら声が聞こえるねあれは。
・魚住まるごとカットは草だった。まあこのご時世仕方ないけどね。(当時でも普通に銃刀法違反だけどw)
・ワンズとか大黒摩季のイメージが強いかもしれないけど、今回のスピード感だと楽曲はあれでOKかと
◆以下、どうしても受け入れられなかった点
・スピード感があってよかったが、盛り上げるための「タメ」とかがなく、あっさり進んでいく感じ。
・とにかく間が悪い。回想挟みすぎ。自分は原作読んで山王戦は特に読むたびに何回も泣くんだが、ストーリーをなぞって高まってきたら回想に入ってすっと涙が引く、の繰り返し。最後の方なんかここはもうこのままいってくれ、回想挟むな挟むなとハラハラしながら見てた。
・上記と被るが、今回の作品は「今の井上雄彦がスラムダンクを作ったら」という作品で、「リアル」を見てるようだった。透明感があってよかったが、盛り上がってるときに回想シーンに入るため、冷めてしまう。
・今回ここまで宮城をフィーチャーした意味が分からない。山王戦は全員にスポットが当たって、それぞれに見せ場があるのに、宮城にスポットが当たりすぎて、他のキャラが薄い、とにかく薄い。名シーンをかなりカットすることになってしまってたし、感動するには原作であったことを思い出さないといけない。
・上記と被るが、宮城の回想シーンに時間を取りすぎたせいで、河田弟がいつのまにか出てきてたり、深津がなぜ「ぴょん」というのか分からない。
そこには原作読んでるんでしょ、言わなくても分かるよね?知ってるよね?という驕りというか甘えが見えた。
・とにかく井上さんが思う通りにやったんだろうな、と言う感じ。ダメ出しや口出しする人はいなかったんだろうな。餅は餅屋じゃないけど、場面によってはここはアニメの演出を手掛けた人に任せるとかというのをした方がよかったと思う。
■総評としては、これでもう山王戦のアニメ化はないのかという喪失感も含めて30点。
井上さんが自らアニメ化してくれた!みたいなのは自分にはない。だから、ひとつの作品としてみた場合、この映画だけで完結するものではなく中途半端。
原作未読の嫁はめちゃくちゃよかったと言ってたので、原作に思い入れがある人ほど受け入れられないんだろうなという気がした。
でも当時と同じ声優であの延長でアニメ化してほしいというのもないので、いっそ今のクオリティで再アニメ化を希望したい。
で、なにがFirstなの?
「音」を、しっかり意識せよ。
原作は読んでIMAXで見てほしい
特に説明もなく試合が始まるので最低限のスラムダンクの知識は必須。
試合には勢いがあり手に汗が握ったが回想シーンが多く、映画全体のテンポは悪い。
旧アニメの声優のほうが好みだったが新鮮なスラムダンクを楽しむという点では結果変えて正解だったと思う。
Mさん(Hさん)
集中しすぎて偏頭痛が
漫画も映画も根っこは同じスラムダンク
井上先生がこんなコメントを書いていた。
「原作をなぞりたくない。やるなら宮城リョータにスポットを」
そんなわけで、彩子さんに惚れて速攻バスケ部に入部した話とは別のストーリーが加えられて、映画は構成されています。
それについて批判してる原作好きの人もいるとは思いますが、さらにこんな事を井上先生は書き残しています。
「漫画もアニメも映画も、根っこは同じスラムダンク」
私はこれを見た時に、スッと映画を受け入れることができました。
オープニングで、5人が鉛筆で書き起こされる場面で早くも涙。「あの5人がここにいるんだ。」そんな気持ちになって昂揚しました。
漫画の世界がそのまま動き出したような、3Dアニメーションの出来栄えが実に見事。
アニメでは表現しにくかった、バスケの試合風景やスピード感、10人それぞれが試合中に動いてる様子など見事に表現されています。
井上先生のタッチもそのまま表現されているようで、本当に満足度が高いです。
原作にあった名シーンが試合の流れの中に、サラッと自然に組み込まれていて、大袈裟に表現しない印象。
映画という限られた時間の中なので、端折られてるシーンや、間が足りないなと思うシーンもあるんですが、この自然体な感じがアニメとは違った、今回やりたかった演出なんだと見受けられます。
映画を見ていると、漫画の各1コマが感情の波と共に脳内で完全に再生されます。
映画では口パクですが、見ている全員が「左手は添えるだけ」を再生してたと思います。
各所にそんな場面が散りばめられています。
「大好きです、今度は嘘じゃないっす」といった場面なども入れて欲しかった。でもそうすると、花道が主役になってしまうから、かなりバランスがとられてる印象。
アニメーションの作り方が素晴らしいので、完全に原作に沿い、時間をたっぷり使ったアニメを放送して欲しいなとも思いました。
長い年月をかけて、井上先生を口説き落とし、新しいスラムダンクを見せてくれたスタッフさんに大感謝です。
本当に素晴らしい作品でした。
事前情報を入れないで見てほしい
漫画は昔に読んだきり。
アニメもリアルタイムで見てました。
まぁ、ほぼ覚えてないけどw
まずオープニング。
事前情報無しで見たら、まずここで鳥肌でした。
そして内容。
宮城視点になり、新しい要素も加わって、新鮮な気持ちで見ることができた。
新装版とか読んでないので、リョータのエピソードが既出のものかはわからないですが、原作ではあまりリョータの話が無かったので、楽しめた。
試合の合間に回想が入ってくるので、作りがドラマ的で、試合のドキドキ感だけでなく、合間のドラマシーンがあることで、試合への想いが入り、これも新しい視点、感情で見ることができた。
この作りは良い。
映像は言わずもがな。
迫力、スピード感、リアルさもあり、現代でスラムダンク作るとこうなるのか、と感心。
音楽も映像と相まって、気分を高めてくれた。
漫画読んでるから、結果とかは知ってるんだけど、それでもドキドキしたねw
全編通して感情が大きく動かされましたわ。
いくつか原作からカットされているシーンもあるけど、時間やテンポを考えたらしょうがないかな、と思う。
唯一個人的に残念、とまではいかないまでも、違和感があったのが、花道の声かな。
アニメ版の印象が強すぎて、もう少しどっしり、低いイメージなんだよね。
今の声優さんが悪い、ということではないんだけどね。
こればっかりは…
ただ、それ以外はそんなに違和感無かったです。
年末にして今年最高がでたな、という感じでした。
何度でも見たいね!
それぞれの成長
いやー良かった
思ってたよりずっと良かったし感動した
ひとつ気になるところを挙げるとすれば花道の声くらいかなー
花道の声だけは本当に違和感があった…
宮城がアメリカ行ってたのは驚いたw
改めてスラムダンクという作品の凄さを感じました
始まって数分で涙が込み上げていました。
小学生の頃に見ていたアニメで、漫画も読んだ作品です。久しぶりで楽しみだなというくらいの気持ちで観に行きました。でも、なんでだろう。年齢のせいもあるのかなぁ、結末は知っていたけど、もうずっとずっと泣いていました。
花道もゴリもりょーちんも、声は違っても当時と違わないままの絵の感じでそこにいるということ、それぞれのキャラクターが懐かしくて嬉しくて。あのセリフがまた聴けて。辿るストーリーはわかっているんだけど、その奥にこんな背景があったなんて、と思ったらもう本当にみんなが実在しているよう思えて当時からの年月なんて感じる事なく入り込んでしまいました。試合のシーンの臨場感と緊張感はとんでもなかったです。
そしてあのラスト。
改めて、スラムダンクって凄い。。
今すぐ漫画を大人買いしたい。一気に読んでそしてまた観にいきたい…!
映画館は予想通りの満席で、その中にリアルタイムじゃないような若い世代がたくさんいる事に驚いたのですが、ぜひぜひ若い世代の方たちに観てほしいなと思いました(*^^*)
賛否両論あるなか一点を除き良かった。
声優陣総入れ換え、ストーリーも前告知無しが賛否両論あった上で見ましたが、漫画アニメ両方見ていた自分にも桜木花道の声以外は違和感泣く受け入れられました。
ストーリー、試合展開知っていてもドキドキ感を感じさせられるほどアニメドラマとは違い動きや描写のリアル感はgoodでした。
ネタバレになるのでそれ以上は控えますが、今回の主人公の生い立ちが詳細に描かれていたのでスターターの残り四人プラス木暮君の生い立ちを描けばあと五回、映画ができそうです。
個人的にはバスケのスピード感がリアルに描かれていて映画として良かったと思いますが、花道の声はただ悪い奴の声で、バカだけど愛すべきキャラクターの花道とはかけ離れていて残念でした。
良かった
「山王戦はない」と勝手に予想していただけに、まさかの山王戦で驚いた
リョータが軸になるとは予想できたけど、まさか過去まで丁寧に描くとは思わなかったし、意外性も含めてとても良かった
ただ、ラストが気になる終わり方だったから、「THE SECOND」に期待したい
地味に感動させるセリフをキャラたちが言うw
ところどころ、漫画で言う名言大袈裟でなく普通のテンションで言っているところが忠実に再現されていて好感持てた。そして、静かに感動した。変に手を加えないところが良いね。
アニメ映画というよりもドキュメンタリーのような雰囲気の映画だった。
迷っている人達に告ぐ、鑑賞せよ!!
バスケ一筋のスラムダンクが見たかった
原作ファンで、めちゃくちゃ期待して見に行きました。
あの感動をもう一度味わいたい!と思って、一生懸命見ましたが、なんか感情移入できず、さらっと終わってしまいました。
ちなみに私はスラムダンクの中でリョータが1番好きです。
超個人的な感想です。
・バスケ一筋のスラムダンクはどこへ行ったのか
(暗いエピソードはいらない)
(沢北は神社に祈ったから負けたの?)
・リョータは「生きているのが僕でごめんなさい」なんて言うようなタイプじゃないと思う
(気が強くて明るくてバカなリョータが見たかった)
・リョータがバイク(原付?)で走るシーンがダサすぎる
・桜木が主役じゃない
(リョータの話を中心にしようとするため、桜木や流川の扱いが軽い 名シーンもさらっと流れていく)
・とにかく暗い
・北沢?沢北じゃねーか…どあほう!
大好きです 今度は嘘じゃないっす
が聞きたかった
・原作と辻褄が合わない部分が気になる
原作とは別物として見るものなんだなぁと思いました。
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