劇場公開日 2021年5月14日

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ファーザーのレビュー・感想・評価

全337件中、181~200件目を表示

5.0私が痴呆になった。

2021年6月19日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Socialjustice

3.5あなたは見たレビューを半分覚えている

2021年6月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

タイトルがなんかマフィアっぽいと思ったが全くそうではない。
痴呆症の父を描きつつ、同時に父の視点でも物語が流れていく、なかなか構成の面白い作品。良作ではないだろうか。

良い点
・演技
・軽くコミカルでもある

悪い点
・もっとオチがほしい

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猪古都

4.5混濁していく認識を描く

2021年6月17日
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鑑賞方法:映画館

舞台を映画化すると、舞台セットを反映させることが多く、それにステージとしての物理的な狭苦しさを感じてしまうこともあるが、本作では映画になることで混乱する様がより効果的描かれている。カメラのパンや編集のカットで、観客も惑わされる。

認証症の人を二人見取ったことがあるが、付き合っているといくつも不思議なことが出てきて、あれはどういうことだったのだろうと思うことがあった。それはつまりそういうことだったのか?と答えになるものがいくつか描かれていた。特に人がわからなくなる様子が興味深かった。

それとイギリス人だと最後まで一人で生きていくことを望むのかと思っていたが、あの状態になると出てくるセリフが聞き馴染みあるもので、同じなんだなと感慨深かった。

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mikyo

5.0混乱は枠におさまりきらず映画のうちの全てを撓めてくる

2021年6月17日
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ピラルク

3.5難しい…。

2021年6月16日
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hkr21

3.0ほんとかな?

2021年6月16日
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こんなふうにほんとになるのかな?
アンソニー・ホプキンスの演技もイマイチに思えた。
娘役のオリヴィア・コールマンが良かった!

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ころ

3.5アンソニー ホプキンスの存在感

2021年6月15日
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鑑賞方法:映画館

認知症の父と娘とその家族の話であるが、父親から見た現実(と思っている)と、実際の現実。
いくつかの繋がり合うシーンがあるが、それぞれが辻褄が合うようであり、また合わないようでもある。虚構と現実を行ったり来たりしているようでもある。
父親の視点のみで描かれているのではないので、見ている方は混乱してしまう。何が現実なのか。
認知症を扱うドキュメンタリーや映画はあるが、今回は、「映画」としての表現が独特であり、見る者は自らの実体験と照らし合わし、それぞれ感じ方は違うのだろうと思った。
私も同様の経験があるが、この映画はいまいち響いてこなかった。一方で、自分がこの父親の年齢に近づき、このような事に自分がならないとも限らず、複雑な気持ちであった。

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M.Joe

3.0自分には難しい作為品

2021年6月14日
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鑑賞方法:映画館

作品の質と言われると、とても上質な作品です。今がどこにあるのか分からず錯覚する感覚を堪能することができると思います。また、他の口コミを観ても分かるかと思いますが、アンソニーホプキンスの演技力には圧倒されます。それだけのために観る価値を感じられる演技力です。

観る人が観ればいい映画なのかもしれませんが、私にとって“いい映画”ではありませんでした。作品のメッセージ性、近い将来自分に起こりうる世界を体験できるような映画ではありました。実際に認知症になってみなければ分からない視点。分からないから“こう見えるんだろう”という予測で映画を作ることはいいと思います。でも、事実が分からないものだからこそ最後にもう少し監督なりの答えを貰えれば、観ている側も腑に落ちて終わることができたんじゃないかと感じました。所々でアンソニー目線ではない、娘アンの視点が交えていますが、時系列はアンソニーの目線で進行していくことが気持ち悪かったです。アンに対して悲観的になる隙を与えないスピード感。感動もしないし、感激もしない。終わった後に観きった達成感もありません。口コミが思いのほかいいものが多く期待して観てしまったせいなのかもしれませんが、この映画を観て第一声に面白かったね。と言うことは無いけれど、観て数日経った今も何か残るものは在ります。

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もっぷこ

4.0認知症疑似体験

Nさん
2021年6月13日
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なるほど、、なにこれどういうこと?わけわからん。あっ、わけわからなくて正解だったのか、、という映画。これが認知症の現実なのだと思うと非常に怖いし、これがもし自分の親に、、と思ったら耐えがたい。。

アンソニーホプキンスは最高でした。カッコいいしかわいいしチャーミングだしせつない。さすがすぎますね。

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N

5.0ファーザー

2021年6月13日
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実際の認知症って本当にこのようになるのだろうか?
考えさせられる映画でした。

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alextm

4.5朝イチで特集していたので、観てきました

2021年6月13日
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ダックスフント

4.0高い演技力、計算された脚本・演出

2021年6月13日
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鑑賞方法:映画館

アンソニー・ホプキンスの演技もさることながら、何よりも脚本が素晴らしい!

少ない出演者とほぼ室内だけで展開される本作は、ホプキンスの一人芝居のようであり、まるでワンカットで撮られた映画であるような錯覚に陥ります。老人が部屋を出入りするだけで観客も虚構と現実の歪んだ時間に引きずり込まれ、老人の脳内を疑似体験させられてしまう見事な脚本と演出。衣装一つにも計算された仕掛けが施され、特に娘の着る鮮やかな青色の服が効果的だったなと思いました。
故・橋本忍の著書の中に「脚本は映画の設計図」という記載がありましたが、まさにこの様な映画のことを言うのでしょう。
観客は混乱するが、決して難解で退屈な映画ではありません。ラストではホームに入所させたばかりの我が母を思い、涙が止まりませんでした。

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Masaya

あなたは誰?ここは何処?私は誰?

2021年6月12日
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鑑賞方法:映画館

記憶の崩壊にさまよう男の話

なんて怖くて恐ろしい話なのか…

予告も前知識も入れずに、ただアンソニー・ホプキンスが賞を取った作品って事だけ知ってたので鑑賞してみた。

心がズンと重くなりました。

最初は頑固な爺さんの話かと思ってましたが次第に違和感が生まれ、徐々に物語の全貌がわかり始めてくると怖くなってくる。
痴呆症?アルツハイマー?病状はわからないけれど、自分の老後にこれが待ってると思うと気が滅入る。
自分じゃなくても、親や家族がこうなった時にかならずこの映画を思いだすんだろうな~。

それにしてもこんな世界で生きていくのは辛すぎる。
アンソニーを通して追体験するこの映画はそんじょそこらのホラー映画より格段に怖い。

自分の城(家)で知らない誰かが生活してる、娘の顔も朧気だし時間もわからない。
大事な腕時計はいつもどこかにいってしまうし、記憶の迷子がここまで心細くて不安でやるせないなんて、救いがなさすぎる。
そんでもってフィクションだけれどフィクションじゃないのがつらい。
物語もさることながら、主演のアンソニーも娘のオリビア・コールマンの演技も素晴らしすぎて本物以上のリアリティを漂わせている。

私は幸いなことにこのような状態を経験したことが無いけれど、未来の不安を掻き立てられた。

身内が介護施設関係の職なので今度、しっかり話を聞いてみようと思う。
多分、老人ホームとか介護施設では日常なんだろうけれど、知らない自分からしたら壮絶な現場なんたろうな。
いや知らないわけではない、似たような映画もTV番組も見たことあるし、知識としては知っている、でも無意識にフィルターを通して見ていたし、直視してこなかった。
劇場と言う直視せざるを得ない状況でのこの体験は衝撃といやな気分とを私に流し込んだ。

私の友人は父親が若年性アルツハンマーを患い亡くなった。
詳しくは聞いてないし聞けそうにもないけれど、いつも明るいあの友人も、人知れず大変な苦労をしていたんだなと思うと、胸が苦しくなった。

救いも希望も無い話だけれど、直視せねばならない現実がこの作品に有る。

知らない世界を垣間見るってわくわくやどきどきがあるもんだけど、こんな世界は知りたくなったし知らないでいられたらそれほど幸せなことはないだろうな。

もしも神様がいるのならなぜこんな事をするのか聞いてみたい。
救いはないのですか?
なぜこんな意地悪をするんですか?

なんてことを思いながら帰りました
とりあえず幸せな今を大事にしたいし、感謝はするけれど、人生のゴール付近にこんな事があるならは、どうすればいいのだろうか。

不安の残る作品です。

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劇中セリフより

「葉がすべて落ちていく」

家族も家も何もわからない、ただ帰りたい。
お母さんに甘えていられたあの頃に…。

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フリント

3.0父の視点で描く異色作

2021年6月12日
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認知症になった父の記憶を中心に描いたヒューマンドラマ。認知症に関する作品であれば介護する家族の視点で描く作品が多く一般的。しかし、この作品は認知症になった本人の視点で描いている点が何とも斬新的で素晴らしい異色作。認知症の恐怖をまざまざとと見せつけられた。
そして、何と言っても主演を演じたアンソニー・ホプキンスにの演技力に尽きる。アカデミー主演男優賞も当然の結果でしょう。
2021-75

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隣組

5.0自分とはほど遠いテーマと思われている方や現実味のない方でもご覧にな...

2021年6月12日
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悲しい

難しい

自分とはほど遠いテーマと思われている方や現実味のない方でもご覧になってみて下さい。
アンソニーの視点になって狼狽し考えさせられる作品です。

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みるとはる

1.0泣ける、感動できる映画とは違う

2021年6月11日
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寝られる

この2時間を一言で言うならば、1800円払ってただイライラさせられ続けた感じです。

名作を予感させる簡潔なタイトルと、想像だけで泣かされそうなポスター画像、極め付けは「アカデミー賞最有力」というアオリに釣られ見に行きました。

序盤は爺さんが主人公のループ物を見せられている感じ。
同じセリフ、同じような動作を何度も何度も約1時間以上に渡り見せられ、心底イライラしました。
認知症のえぐさ、介護の辛さがどれほどなのかを伝えたかったのでしょうが、それがとにかくクドい。
爺さん役、アンソニー・ホプキンス(大好き)の名演技が更に苛立ちを加速させます。

感動して泣いてスッキリしたいという安直な考えで見に行きましたが、アテが外れてしまいました。
金を払って延々と認知症の爺さんの奇行を見せられている自分が情けなくなってきて、違う意味で涙が出てきました。

役者陣の演技とリアリティ、簡潔で分かりやすい翻訳という点では文句無しですが、肝心の起承転結にもやっとしました。

今までで1番退屈で不快な映画だと思ってしまいました。
上映館が少ない理由がわかりました。

ただもう一度言いますがすごくリアルなので、これから介護をする方や、認知症についての見聞を広めたい方などにはいい教材になるのではないでしょうか。

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ぽんぽこ

4.5認知症を疑似体験し酔う新感覚の映画

2021年6月11日
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時間軸と人物関係が入れ違い、観ている方も何が真実なのか分からなくなってしまう。
記憶に迷うシーンはBGMも相まって(羊たちの沈黙なアンソニー・ホプキンスだからなおさら笑)まるでホラーのよう。でもそれほど認知症とは怖い病気なのだろう。それを映像体験で見事に表現している。

そしてなんと言っても、アンソニー・ホプキンスの圧倒的な演技力。アカデミー賞主演男優賞は文句なしだ。
病で記憶や感情がチグハグなのに一貫した芝居。認知症の父を生きていた。

脇を固める俳優たちもそんな彼を見る目の演技が素晴らしい。何も語らなくてもお互いの関係やいたたまれない気持ちが伝わってくる。

生きていくとはなんなのかを考えずにはいられない。人生100年時代、長生きすることが本当に幸せなのか。
健康寿命が伸びることは喜ばしいことだが、長かれ短かれ人生をどう全うしたいかが大事。

そんな命と家族について見つめ直させてくれる珠玉の名作。

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もの語りたがり屋

4.5いつの間にか本人目線になっていきました。

2021年6月10日
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悲しい

『よく分からなくなる』と言われていた作品なので、最初から気合いを入れて観ていましたが、やはり前半『?』となっていたけど、気がつけば アンソニー=自分 になっていました。
辛かったです。

差し伸べた手。
『寄り添う』って、こういうことなんだと分かりました。

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m-hakuba

4.0認知症の人はこんなふうに日常が見えているのだとしたら気が狂いそうに...

2021年6月9日
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泣ける

悲しい

難しい

認知症の人はこんなふうに日常が見えているのだとしたら気が狂いそうになるように感じた。
実際映像を観ていてもどの場面が現実で、どの場面が妄想なのかわからない。
何度か観たらわかるのかもしれないけど、実際の生活は何度も観直すとかできないし。

自分的には親というのは良い意味で絶対的な人なので、あんな風に弱々しい姿を見るのは本当に辛い。
(父が晩年の祖母の病室に入りたがらなかったというのが理解できる。)

上映中に鼻を啜る音がそこかしこで聞こえたが、男性と思われる音も聞こえた。
きっとみんな自分の親や祖父(母)と重ねているのかな?と思った。

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👘

4.5出口のない不条理映画のような

2021年6月9日
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三月☆うさぎ